今更…2018FIFAワールドカップロシア大会グループF ドイツvsスウェーデン | Day Dream Believer

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Guten Tag!!!
 
 
ロシアW杯が終わり、残念ながらまさかの
グループステージ敗退に終わったドイツ代表の選手達は、
各所属クラブへの復帰をした直後くらいだと思います。
ここでたった3試合だけですが、ドイツ代表のロシアW杯での軌跡を、
ドイツの負け様を記そうと、マッチレポートをUPしたいと思います。
次は、グループステージ第2節スウェーデン戦になります。
結果から言うとこの試合は、2-1でスウェーデンに逆転勝利、
グループ突破への望みをつなぐ一戦となりました。
※もちろん結末は分かっていますが…。
 
 
さて、試合の方ですが、
予想通りドイツがパスを回してボールをキープしながら前進、
しかしドイツはメキシコ戦とは異なり、
後方からの組み立てに対し前線でロイスが裏へ飛び出す動きを
見せるなど前節から工夫を加えて攻め入ります。
これに対して最終ラインと中盤の4+4のブロックを形成して
引いて守るスウェーデンは、たとえドイツにサイドから
クロスを上げられたとしても、ゴール前の競り合いに勝てる
自信があるからか、とにかくゴール前(中央)は固めてきます。
そしてドイツからボールを奪ったら、高い位置を取るドイツの
両SBの裏を突いてカウンターに移ります。
それでもドイツは前線のミュラーが自陣PAまで戻っての守備を
見せるなど、メキシコ戦に比べ守備の意識もしっかり
してきたと思われます。
 
 
ただ、今節は頸椎を痛めて欠場したフンメルスに代わって
リュディガーが出場していますが、センターサークル付近で
トイボネンに圧力をかけられるとパスミスを犯し、
そこからスウェーデンにカウンターを許してしまいます。
幸いにもシュートを打たれる前にボアテングの寄せ(ファウル?)で
ボールを奪い返すことができ、事なきを得ますが、
ドイツは今節でも相手のカウンターに苦しめられることになります。
 
 
そんな中ドイツにアクシデント。
ドイツが中盤でボールを失うと、拾いに行って失敗してピッチに
倒れたルディの鼻にトイボネンのかかとが接触し、
ルディは鼻血により一時ピッチを離れざるを得なくなります。
しばらく待ってもルディの出血は止まらず、ドイツは仕方なく
クロースと同じくパスを散らすタイプのギュンドアンを投入します。
しかしこの直後に試合は動きます。
前半32分、中盤でクロースのパスをベリがカットすると、
そこから一旦右サイドのクラーソンに流し、
クラーソンから裏へ抜け出たトイボネンにボールが渡ると、
トイボネンは冷静に、ゴールから飛び出たノイアーを
あざ笑うかのようなチップキックでゴールネットを揺らし、
スウェーデンが0-1と先制。ドイツはまたもビハインドを負う
展開を強いられてしまい、前半は終了。
 
 
後半に入ると、
ドイツは高さの活かせるゴメスをドラクスラーに代えて投入、
FTの位置に入っていたヴェルナーが左に移り、
ゴメスがトップに入ります。
すると、この交代策が結果として現れます。
後半3分、中盤のクロースから左に開いたヴェルナーに
パスが通ると、ヴェルナーが縦に仕掛けてPA付近から
マイナスの低空クロスをゴール前に送ります。
ゴメスがニアサイドで相手DFを引き連れ潰れ役になって倒れた
後方から走り込んできたロイスが左ヒザに当ててボールを
ゴールへ押し込みます。これでドイツが1-1の同点に追いつきます。
前半には見られなかったサイドアタッカーの縦への仕掛けが
奏功した攻撃だったといえると思います。
 
 
その後のドイツは、最終ラインのボアテングとリュディガーが
スウェーデン陣内に入ってパスを供給するようになり、
そこから左のヴェルナー、右のロイスに回しては
中央で高さのあるゴメスにクロスを送る攻撃パターンが
主となります。
特にスピードのあるヴェルナーが仕掛けたところが
スイッチとなり、ドイツがスウェーデンゴール前に
畳みかけますが、全員が自陣に引くスウェーデンDF陣は
あまり慌てることはなく、徹底してゴール前を固めて
ドイツのシュートを枠外へ弾きだします。
ドイツはまた、スウェーデンにボールを持たされている訳ではなく
あくまで主導権を握ってボールをキープしている為、
スウェーデンにインターセプトされたとしてもカウンターを
受けにくいパス回しでより優位に立ちます。
 
 
そんな勝ち越しムードの上がってきたドイツに再び問題が!
後半37分、スウェーデンのFWベリを止めに入ったボアテングが
ファウルを犯してしまい、これがこの日2枚目の警告となり
レッドカードで退場となってしまいます。
それまでリュディガーとクロースと3枚でビルドアップの起点を
構成していたドイツですが、左サイドで高い位置を取っていた
ヘクターを最終ラインまで下げて対応せざるを得なくなってしまいます。
しかし、ドイツはヘクターに代えてブラントを投入し、
1人少なくなっても攻撃的な姿勢を変えません…が、
クロースのクロスからゴメスが打点の高いヘッドを叩き込むも、
オルセンのセーヴィングに遭い、勝ち越すことができません。
 
 
5分も設けられたA/Tも残り1分となった終了間際、
ドイツが左サイドのPAの少し外でFKを得ると、
サイドからなので上げると思われましたが、
これを、ドイツ失点の原因となったパスミスを犯した
クロースが直接ゴールネットを揺らし、
遂に…遂にドイツが2-1と勝ち越しに成功します。
ゲルマン魂を見せたドイツが薄氷を踏む思いで
スウェーデンに勝利しました。
 
 
サッカーゴール
 
▼ドイツ
 
後半3分:ロイス
後半45(+5)分:クロース
 
▼スウェーデン
 
前半32分:トイボネン
 
■出場メンバー
 
◯ドイツ
 
GK:ノイアー
DF:キミヒ、リュディガー、ボアテング、ヘクター(→ブラント)
CMF:ルディ(→ギュンドアン)、クロース
OMF:ミュラー、ドラクスラー(→ゴメス)、ロイス
FW:ヴェルナー

 

※後半37分、ボアテングが2枚目のイエローカードで退場。

 
監督:ヨアヒム・レーヴ
 
〇スウェーデン
 
GK:オルセン
DF:ルスティグ、リンデロフ、グランクビスト、アウグスティンソン
MF:クラーソン(→ドゥルマズ)、ラーション、エクダル、フォルスベリ
FW:ベリ(→キーセ・テリン)、トイボネン(→グイディッティ)
 
監督:ヤンネ・アンデション
 
 
では、Tschuess!!!(V)o¥o(V)