Guten Tag!!!
ロシアW杯が終わって早1週間が経ち、残念ながらまさかの
グループステージ敗退に終わったドイツ代表の選手達は、
各所属クラブへの復帰の前に休暇を与えられていると思いますが、
ここでたった3試合だけですが、ドイツ代表のロシアW杯での軌跡を、
ドイツの負け様を記そうと、マッチレポートをUPしたいと思います。
まずは、グループステージ第1節、メキシコ戦からになります。
結果から言うとこの試合は、0-1でメキシコに敗れ、
W杯前回大会王者が初戦で敗れるという波乱の一戦となりました。
さて、試合の方ですが、
2014年ブラジル大会を席捲したボールポゼッションで以て
ドイツがパスを回しながらメキシコ陣内へ攻め入ります。
ドイツのビルドアップの起点はボアテング、そしてそこから
高いポジションを取るキミヒにボールが渡ります。
ただ、メキシコがゴール前をガッチリ固めているので、
FTのヴェルナーが右に流れてボールを受け取り、
空いた中央のスペースにミュラーが移るという動きで
局面を打開しようと試みます。
対するメキシコ、上記のようにドイツの攻撃に対して
ガッチリ引いてゴール前を固め、簡単にドイツがPAへ
侵入するのを許しません。
また、自陣内でドイツからボールを奪うと前線に残った
ハビエル・エルナンデス、ロサノ、ベラにボールを送って
カウンターに移行し、一気にドイツゴール前へ攻め込みます。
特にドイツの右SBキミヒの後方が狙われやすいですが、
後方に残ったフンメルスとボアテング、そして
GKノイアーを中心に何とかこらえます。
そんな展開がしばらく続いていましたが前半35分、
エジルからパスを受けて中央でボールを持ち込もうとした
ケディラがインターセプトされ、そこからメキシコのカウンター。
センターサークルでチチャリートとエレーラのワンツーから
再びチチャリートが飛び出すとそのままゴール前へ持ち込みます。
ボアテングがマークについていましたが、反対サイドから
どフリーのロサノが上がってきた為、チチャリートはロサノへパス。
ロサノのマークに下がってきたエジルをキックフェイントで振り切り
狭い方のニア側へ右足を振り抜くとボールはネットを揺らし、
まさかまさかのドイツがメキシコに0-1と先制を許します。
前半はドイツがビハインドを負ったまま終了。
後半に入っても前半と似たような状況となります。
ドイツも数回、中央での崩しからシュートまで持ち込みますが
決定的なシュートは放てず、オチョアにセーヴされてしまいます。
ドイツは後半15分になってケディラに代えてロイスを投入。
エジルに位置にロイスを入れてエジルをクロースと同列にし、
エジルが比較的自由に展開できるような状況をつくります。
前半までのエジルはファイナルサードでの窮屈な位置で
ボールを受け、そこからボールを出すのが困難な状態でしたが、
ちと後方であるとはいへ、パスを出しやすい環境になり、
前線のミュラーやドラクスラー、ロイスにもボールが渡り、
ドイツのポゼッションは上昇し攻撃が活性化されますが、
PA内をガッチリ固めたメキシコの守備ブロックを
なかなか崩すことができません。
その為一旦ボールをサイドに流しメキシコDF陣を揺さぶり
再び中央にボールを戻しますが、PAを固められている為、
PA外からのクロースのロングレンジシュート等
フィニッシュの術が限られてしまいます。
しかも、ドイツはポゼッションが上昇したとしても
メキシコにひとたびボールを奪われたら、
そこからのメキシコのカウンターの脅威が
なくなった訳ではない為、試合の流れを取り戻した
訳でもありません。
終盤になってプラッテンハルトに代えてゴメスを、
ヴェルナーに代えてブラントを投入するドイツですが、
自陣内での守備が強固なメキシコを最後まで
崩すことができず、ドイツは1990年イタリア大会以来
続いていたグループステージでの初戦勝利の
記録が途切れてしまいました。
ゴール▼ドイツ
ゴールなし
▼メキシコ
前半35分:ロサノ
■出場メンバー
◯ドイツ
GK:ノイアー
DF:キミヒ、ボアテング、フンメルス、プラッテンハルト(→ゴメス)
DF:キミヒ、ボアテング、フンメルス、プラッテンハルト(→ゴメス)
CMF:ケディラ(→ロイス)、クロース
OMF:ミュラー、エジル、ドラクスラー
FW:ヴェルナー(→ブラント)
監督:ヨアヒム・レーヴ
〇メキシコ
GK:オチョア
DF:サルセド、モレノ、アジャラ、エレーラ
DF:サルセド、モレノ、アジャラ、エレーラ
MF:ラジュン、グアルダード(→マルケス)、ガジャルド
ST:カルロス・ベラ(→アルバレス)、ロサノ(→ヒメネス)
FW:ハビエル・エルナンデス
監督:ファン・カルロス・オソリオ
では、Tschuess!!!(V)o¥o(V)