大地のように力強く〜鞍馬寺③ | 玉置の森のブログ

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修験道のお山を中心に登拝しています(^ー^)

鞍馬山は、初めてお詣りした30年程前から印象は変わらず、一山道場、って印象。

5年前に巡拝させていただきました、経塚巡拝で鞍馬山の印象はとても良くなりました。



鞍馬寺、鞍馬山は、私にとっては、とても落ち着いてお詣りできる、お勤めに集中できるお山。見守られている感がとてもあるお山であります。


厳しい行場がある訳ではなく、精神修養にピッタリな霊峰だと思っています。

巽の弁財天社。

こちらではお勤めをしっかりとさせていただいています。堂内に水琴窟があるので、お勤めの後、静かに耳を傾けると、いい音色が聞こえますよ。
転法輪堂。

丈六の阿弥陀如来が祀られていますよ。
花手水。

龍神さん🐲がカッコいいわねぇ(◕ᴗ◕✿)
寝殿には、本殿下経塚(石造宝塔)があり、その向こう側、植込に隠れているのが、寝殿経塚になります。

鞍馬寺は、現在も経塚に囲まれて護られています。実際に目の前でお詣りできる経塚は限られていますけどね。

ここも知らない人はスルーしますよね。何の掲示物もないですから。経塚自体、知っている人の方が少ないですからね。
本殿金堂
翌日の竹伐り会式の舞台が設営されていますね。
ようおまいり。今年も来たなぁ。お前、いつも来る時期バラバラやなぁ。ま、四季折々、鞍馬の自然を体感したらエエがな( ╹▽╹ )
残念やなぁ〜、明日が竹伐り会式やねん。迫力あるでぇ〜。ま、それはさておき、しっかりと尊天にお勤め申し上げなさいよ!と言ったかどうか(;´∀`)
この竹が、明日使用される雄竹ですね。

令和4年6月20日最新の竹伐り会式の映像です。3年ぶりの開催。

早く寺社のお祭が通常通りに戻りますように。
うん、豪快に金剛床に乗っとりますなぁ〜。アカンよ、乗ったら(~O~;)
しかし、今日は二組くらい、乗らなかったグループがいらっしゃいましたね。写真だけ撮って、取り囲むようにしただけで、乗らなかったですね。少しは知られるようになってきたのかなぁ〜。

先程の竹伐り会式の映像、竹を伐った僧兵も、金剛床の三角△を避けて走っていたのを見ましたか?(◔‿◔)
虎石。

昨年末、篤志家の方が、ご自分の所有されている山で発見し、奉納されたそうです。

それではお詣りさせていただきます。
本堂金堂内に入り、ロウソク立てが3箇所あり、それぞれに一本づつ立てまして、畳に正座し「鞍馬山勤行儀」に則りお勤めです。

私はこの「鞍馬山勤行儀」が大好きなのです。本当に素晴らしい。得心してお勤めさせていただいております。

特に「鞍馬山尊天幸福への祈り」と「心の書(ふみ)」は素晴らしい。「心の書」は様々な聖地で奏上させていただいております。那智御瀧や大台ヶ原では、必ず奏上しています。

月のように美しく、
太陽のように暖かく、
大地のように力づよく、
尊天よ、あふるるみ恵を與え給え「鞍馬山尊天幸福への祈り」より。
閼伽井護法善神社。

竹伐り式会のルーツのお話で、平安時代、鞍馬寺中興の祖、峯延上人が大蛇に襲われた際、退治され、人夫により大蛇は切り刻まれて、鞍馬山正面に見えます、龍ヶ獄に棄てられました。それが竹伐り式会の雄竹の早切りになります。
このお山が龍ヶ獄ですね。経塚もありますよ。

退治された際に雌の大蛇もいたのですが、尊天にお供えする水を護ると誓った為に、金堂東側に祀られるようになりました。
それでは、奥之院へ向かってまいりましょう。時刻は、この時点で午前10時過ぎ。

ゆっくりお詣りさせていただきましょう。

続きます。