鞍馬寺 経塚巡拝~中編 | 玉置の森のブログ

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修験道のお山を中心に登拝しています(^ー^)

くらま温泉から道のない急坂を登り、ヤマビルの襲撃(^0^;)を受けながら尾根筋に辿り着き、稜線を暫く歩き、一旦鞍部に下りて、登り返します。

印象的だったのは、鞍馬寺僧侶が、ヤマビルを手で取り、ヤマビルも命あるものですから、と山に帰していたのが印象的でした。普通、塩をかけたり、ヤマビルファイターのような撃退剤を使用するものですが、ヤマビルも山で生きる生命、皆さんも献血してあげてくださいね、と笑顔で言われると、何とも言えない雰囲気に(^_^;)

ヤマビルは血を吸うとその場で爆発的に繁殖するので、殺すのが鉄則ですが、鞍馬寺の教えで、山に生きる仲間として共存する考えなのです。


鞍部から急登。竜王嶽(506m)に到着。

⑭御向山経塚【元禄十四年(1701)】

ここから鞍馬寺が見れます。

拡大してみました(^ー^)鞍馬寺の丁度正面のお山です。皆さん、歓声を上げていました。

⑨竜王嶽経塚【貞亨四年(1687)】

勤行の後、お昼となりました。各々お弁当を広げて楽しそうです。私はおにぎりをパクパク( ^o^)

昼食後、今回の巡拝コースで一番の激下り。転ぶ方続出。雨が降れば中止、ということが理解できました。私は最後方を歩き、遅れている方と一緒に歩きました。まぁ、危険です。道らしい道はないですから。写真は山から降りてきた所。叡山電鉄の線路沿いに出ました。ここから鞍馬山山内に。

④フゴおろし経塚【室町時代】※町石

鞍馬山山内に入りました。今度は巡拝コース最大の急勾配を登ります。年輩者が多いので、休み休み行きます。この後、道に迷いました(^◇^;)鞍馬寺スタッフが間違えるくらいですから(^0^;)

②空也平経塚【鎌倉時代】※石造五輪塔

空也上人がここに草庵を建てて籠もっていたそうで、石垣も残っています。非常に雰囲気のある場所でした。

⑥下山内経塚【貞亨元年(1684)】

漸く境内に入りました。大杉権現社にて勤行。しかし、様々な人が集まる鞍馬寺ですが、ここで鞍馬寺僧侶が、集団で参拝?していたグループに優しく注意をしていました。どんな宗派も受け入れる鞍馬寺。どんな祈り方をしても構わないのですが、大きな声で騒ぎ、グループ内の男女が誰彼構わずハグしている姿は見苦しい。それをやんわりと注意されていました。

ハグが悪いは申しませんが、祈りを捧げる方々は、あなた達だけではない事を知るべきです。

僧正ヶ谷不動堂。こちらでも勤行。

義経堂でも勤行。

一番人気?の魔王殿。ここでの勤行が一番、声が揃っていましたね(^o^)

⑰僧正ヶ谷経塚【江戸時代】

魔王殿の本堂の正面にあります。御垣内にありますので、写真はありません。

さて、もう少しです。これからいよいよ、鞍馬山頂上に向かいます。

続く