ローマ字
3年生のケー、ローマ字を習っているようだ。
今日の宿題はローマ字で名前を書いてみよう!ってことだったみたい。
うちの名字は「ちっちゃい『っ』」が入ってる。
たとえば
「はっとり」とか「きっかわ」とかね。
ねぇねぇ、この場合はどうするんだろうね?
「hattori」 「 kikkawa」
でいいのかしら?
私がローマ字を習った小学生のころの名前は(つまり旧姓は)小さい文字なんて入ってなかったし・・・
アルファベットとローマ字ってそもそもどこが違うんだろ?なんて考えたらわからんようになってきましてね。
幸い、ケーには何も聞かれなかったので(ほっ)そのまま眺めていたのです。
すると見慣れない文字が目に飛び込んできましてね。
老眼が進んだか??
と思いつつ目をこすってもう一度見てみたわけであります。
すると・・・
ケーの名前を「きっかわ こうじ」ということにすると
KIっKAWA KOUJI
って書いてるの?
見えなかった方のためにもう一度拡大してお見せしましょう!
KIっKAWA KOUJI
よ!!
「ちょいちょいちょい!待て!これはあかんやろ?なんでローマ字の間にちっちゃい『っ』入ってんのよ!!こんなとこで文化の融合はありえへんって!」
「いいんだよ!まだ習ってないから!!」
「いやいやいや、あかんて・・・先生はなんていうてはんのん?」
「習ってない時はひらがなって・・・」
「うそやろ~!そんな適当なこと先生いわはらへんと思うけど・・・お母さんもどうやってきっかわを表現したらいいかわからんねんけどさ・・・ちょっと今度先生によく教えてもらっておいでよ!」
「わかったよ・・・」
と言い、日本と外国の文化が融合した
KIっKAWA KOUJI
と書いたプリントを堂々と持っていったケーなのであります。
↑
絶対先生、涙流してわろてはると思うわ・・・
え!!
「おかーん、ケーちゃん来週あいてる?」
と声をかけられたのは先週のこと。
「え、うんあいてるけど・・・」
「よかった!週末のパレードで太鼓お願い!人数が足りなくてさぁ・・・」
え?まじ??
太鼓と言うのは夏休み死ぬ思いでがんばった祭りの山車に乗ってお囃子の太鼓をするという意味。
私って夏のお祭りのことあんまり詳しく書かなかったっけ?それすらも覚えがないくらい疲労困憊した夏休みでありました。
「え、でも太鼓なんてきれいさっぱり忘れてると思うんだけど・・・大丈夫かね?」
「大丈夫大丈夫!!先生がついてくれるし簡単な曲だけたたくようにしてもらってるからさ!」
ほんまに大丈夫だろうか?あまりにも心配だったので本人に聞いてみることにした。
「ケー、来週お囃子の太鼓叩いてって頼まれてんけど、あんた、覚えてる?」
「え?きれーに忘れたよ!」
「そやろなぁ・・・それは忘れるわなぁ・・・」
あとは先生にお任せすることにしよう!
当日の朝、少し早めに集合して浴衣を着つけてもらって練習するらしい・・・
その時間にケーを送って行った。
パレードで山車をひくと言うことは男人衆もたくさん集めなくてはならない。
子供会の行事と言うより、地区の一大行事なのである。
おっさんばっかり大広間で輪になってお食事の中にぽつんとケーを放りこんだ。
「あ!こーちゃんだ!こーちゃん!こっちこっち!ここに座って一緒に食べよう♪」
思いっきり名前は間違ってたけどバイク屋さんのおやじさんに覚えてもらってたケー、おっさんの輪の中でも楽しく練習できるだろう♪
「では、よろしくお願いいたします。ケー!がんばって!お母さんまた集合時間に行くしな!」
集合時間まで時間がない!早めのお昼を食べて行かねば!
ローにはかわいそうだけど裏方さんとしてつきあってもらわねば!
私は祭りの役員なので山車を引く男人衆とお囃子の演奏者さんたちように飲み物と軽食を用意したり配ったり、バタバタと忙しいのである。
荷物を持って集合場所に行くと、すでにケーたちは山車に乗っていた。
「ケーどない?できそう??」
「うーんと・・・微妙だな。」
「うそん!やばいやん!」
「ま、先生もいるし、なんとかなるさ♪」←絶対に何とかならんと思う・・・
ケーにかかりっきりになるわけにもいかず、飲み物を用意したり迷子を捜したりとこまごまと雑用をこなしいざ本番!
なんとか太鼓をたたいてるようだ。
山車はパレードに出発。それを引っ張るのは裏方の私・・・
パレード終点まできて片付けをしたらもう、腰が痛かった・・・
明後日当たり腕が筋肉痛で上がらないだろうよ・・・
山車に乗ってるだけのケーは超元気!そりゃあんたは腰なんて痛くないだろうさ・・・
来月にもう一度太鼓をたたいたらそれで今年の太鼓は終わりらしい・・・
地域の中で生活するってのはいろんな意味で大変だ・・・と感じたおかんでありました。
あまりにも疲れてご飯を作るのもいやなので夕飯は外食。
ご飯を食べた後、がんばった子供たちとケーキ屋さんでケーキを買おうと言うことになった。
満腹になった子供たちは昼間の疲れからか相当眠そうだ。
「えっと、車で寝た人にケーキはありません!」と宣言する。
「うっ!あぶないあぶない!危うく寝るところだったよ・・・寝たらケーキないんだもんね!絶対がんばらなきゃ!でも無理っぽい・・・瞬きすると危ないよ・・・どうしよう・・・」と不安なケー。
「お兄ちゃん!歌を歌おう!おかーさん!CDつけて!」
とうるさいくらいの大合唱で無事に家まで帰ってきた。
ケーキを食べて祭りの夜は更けていきました・・・
ほんまに疲れた・・・
いいこと
学校から帰ってきたケーがわざわざ私のところに寄ってきて
「おかあさん、今日ね、ちょっとだけいいことがあったよ!」と言った。
「何?何があったん??」と聞くと
「なんと!算数で100点だったんだぁ♪」
「なぬーーーーっ!ひ、ひゃくてんだとぉ!!み、見せて!見せてみ!!」
恥ずかしそうに嬉しそうに出したテストはまぎれもない100点満点!!
おーーーーー!!快挙だ!!
盆と正月が一緒に来た♪
祭りだぁ~~~!!
とおやばか丸出しで喜び、ムツゴロウさんのように
「よーしよしよし!!よくやった!!」と頭をぐしゃぐしゃになるほどなでまわした。
「ロー!兄ちゃん100点やで!すごいなぁ♪」
「ほんとだぁ!100点って書いてある!すごいすごい!!」
とケーを持ち上げる。
一通りほめて落ち着いたところで内容を確認。
いつもよりも綺麗な字で書いてある。
「な!丁寧に綺麗な字で書くと計算間違いしないやろ?これが大事やねん♪ほんで、裏は?
お!文章題・・・ちゃんと足し算なんか引き算なんか掛け算なんか・・・よく読んだらわかるやろ?これも大事!よくできました。」
「お父さんが帰ってきたら一番に見えるところに貼っとくわ♪」
とテストを家の中で一番目立つ壁に貼った。
ごくごくたまにしか持って帰ってこない100点だからね!こんなお祭り騒ぎになるのよね・・・
あら、今回も100点?ま、いつものことだからお母さん、驚きもしなくてよ♪ほほほ・・・
って一度でいいから言ってみたい!
そしておとたまが帰ってきた。
トントントンと肩をたたき、壁を指差す。
「え?なに?おおーーっ!!100点ではないか!!これは額縁に入れて飾らないと!!正月にじいちゃんとばあちゃんに見せに持って帰らないと!!」
と私以上に騒ぎ立て、寝ているケーのところにいってグリグリとケーの頭をなでていた。
そして朝ごはんのときにテストを見ながらケーと語り合っていたなぁ♪
100点一回でこんだけ家族が喜ぶことを知ったケー
これを励みにがんばってくれたら嬉しいなぁ♪
ケーさん、また持って帰ってきてな(笑)