有名人?
3月のおかんは仕事と学校の合間をみつけて何度か父のところに帰っていた。
その間子供たちだけでお留守番である。
朝はおとたまとご飯をたべ、鍵をかけて登校し、鍵を開けて家に帰って昼と晩御飯を食べ、お風呂に入って寝る。そこまでを子供たちだけでやってもらうようにお願いしておいた。
短縮授業でお昼ご飯も必要だったため、おとたまは家で一番でっかいお鍋に12皿分のカレーを作り、ご飯を炊飯器MAX5合炊いて出勤してくれた。
子供たちにおとたまの携帯を置いて行ってくれたので学校から帰ってきたら病院の私と子供たちとで連絡はとれるはずだった・・・
しかし、帰ったよ~のメールも、遊びに行ってくるのメールもない。
何度か電話も掛けたけど出ないし・・・
だんだん不安になったけど、病院だし電話をかけるには外に出なくちゃいけないし、でもあんまり父のそばを離れるのは不安だし・・・と家で用事をしている母に
「子供たちが電話に出ないので、5時半過ぎたら遊びから戻ると思うので連絡してやってください。」とメールでお願いした。
夕暮れが近づき、父の様子を見てくれるために看護師さんがやってきた。
「お子さん、待ってるんじゃないですか?まだ帰らなくていいんですか?」と話しかけてくれたので
「あ、今日はもう子供たちだけで寝てもらうように言ってきたから・・・遅めの新幹線で帰るんです。」
「え?子供さんだけで??大きいの?」
「5年と2年です、頼りないから不安だけど、何とかなると思います。」
「いやぁ・・・心配やねぇ・・・でもお父さんも心配やもんねぇ・・・どっちも心配やねぇ・・・」と看護師さんは去って行った。
帰り支度をしていると、母から子供たちと連絡が取れたとメールが来た。これからもたびたび子供たちに連絡を取ってくれるらしい。
これで安心や・・・と電車に乗り込みウトウトしていたらケーから
「これからごはんです!」とメールが来た。
「お母さんはこれから帰ります。23時ごろになるので勉強終わったら寝ておくように。」と返信
新幹線に乗り継ぎ、しばらくするとケーからまたメール
「大変だ!ローが吐いた!!」と言うではないか!!
「トイレで吐いたか?それとも部屋か?部屋で吐いたなら触らずに上から雑巾かぶせておいてください。」
何や今頃・・・おなかの風邪か?と心配していると
「明日、学校休んだほうがいい?」とメール
「熱はかってみて!熱がないなら大丈夫や!」ここでおそらく食べ過ぎだな・・・とピンときた私。
「ローは寝ました。僕も腹がいたい・・・」
「う○こ出してこい!」と返信
ほんとに二人とも食べ過ぎなのか?暖かかったからおとたまが作っておいて行ったカレーにあたったのか??
こんな時に限って心配かけよって・・・
心配しながら新幹線は到着し、根性のダッシュで一本早い電車に乗り継いだ!
最寄駅についても猛ダッシュで家に帰ると、寝室からケーがゴソゴソと起きてきた。
「眠れないよ…腹が痛くて・・・」
「トイレで出しておいで!熱は??」
「熱はないよ、ローちゃんもトイレで吐いて一回だけで寝たし。」
「そうか・・・よかったわ・・・」と台所に行ってみると
でかいカレーのなべは空っぽ!
炊飯器のご飯も見事に平らげられていた!
食べ過ぎやん!!
調子に乗ってバクバク食べてしまったらしい・・・
心配させよって・・・
おばあちゃんなんて心配で寝られへんかった!って言うてたし(連絡しなかった私も悪いけど)
翌朝すっきりして起きてきた二人はお土産の豚まんと赤福を食べて元気で登校していきました。
そして春休み
また食べ過ぎて気持ち悪くなられても困るので子供たちとともに帰省した。
子連れで病棟にはいりお仕事をしてる多数の看護師さんの間を縫うように父の病室に・・・
すると
「あ!!」と声が
振り返ってみると前回病室で子供だけの留守番を心配してくれた看護師さんがたっていた。
「もしかして・・・
この子たち、カレー食べ過ぎた子??」
「あ~そうそうでっかい鍋のカレー全部食べた子ですわ。」
「おばあちゃん、心配してはったよ~、カレー腐っててあたったんちゃうやろか?救急車で運ばれてるんちゃうやろか??って・・・」
すべて母から筒抜けだったようである。
君たちの大食い武勇伝は遠く離れたじいちゃんの病院にまで広がってますわ・・・恥ずかしい・・・
もしやお前もか!?
うちの中で唯一真面目でできる子なんじゃないか?と錯覚しそうになることがあるロー。
しかし年齢があがるにつれそれは間違いだと気づくことが増えてきた。
そりゃそうだよな・・・
おとたまの遺伝子をばっちり引き継いでて毎日兄ちゃんのボケを嫌でも見てきたんだもの。
仕方がないとあきらめモードの今日この頃。
と、言いますのも・・・
日曜日の朝着替えているローの隣にいた私。
Tシャツを頭からかぶって腕を一気に出して
「た~んじょぉっ!!」と言ってるのを聞いてしまった。
そんな時は誕生じゃなくって・・・変身っ!って言うんちゃうかなぁ??
と心の中で思いつつ、どうするかと思ってみていたら
本人もどうもしっくりこないと思ったようで
「たんじょう?た~んじょっ?
なにか違うんだよな・・・えっと・・・」
とブツブツ言いながらせっかく着た服を脱いで頭からかぶり腕を一気に出して
「た~・・・
あぁっ!わかった!!
へ~んしんっ!!
そうだった・・・誕生じゃなくて変身だった・・・へへへ・・・」
と一人で笑っていた。
気づくのが遅すぎますから!!
こうして3年生がスタートしたのでありました。
あぁ・・・不安←おかん心の声
何しにいっとんねん!
春休み、ケーは毎日塾にいっている。
春期講習ってやつである。
大手塾に比べたら屁みたいな授業数ではあるが、いっちょまえに軽食タイムがある。
朝から教えてる先生の昼食タイムになっているらしい。
上級生がとってる軽食タイムをずっと憧れていたケーは目を輝かせて報告してきた。
「おかあさん!何する??おやつ、何もってけばいいかな??」
「あんたは昼ごはん食べていくねんからおなかはすかんやろ?」
「いや、でも頭つかったらおなかすくし・・・」←うそつけ!
「おにぎりとかか?」
「うーん、なんだろ?カップめんとか♪」
「あほか!とりあえず明日はこの焼き菓子もっていき!疲れた頭に甘いもん補給や!それで今日塾でみんながどんなもんおやつにしてるかよく観察しておいでや!」と送り出した。
塾が終わって家に帰ったケーは丁寧に誰が何を食べていたかをノートに書いてきていた。←勉強もこれくらい熱心にやってくれ!
「みんな、コンビニに買いに行ってたよ。」というのである。
150円もってコンビニに買いに行ってもいいけど、短時間のおやつタイムを買いもので消費してしまってはもったいないような気もして、ケーと相談の上、家から持っていくことになった。
翌日はミニサンドイッチその次の日はじゃがりこそして大袋のポッキー、プリッツ、チップスター・・・
さすがに毎日だとおやつのメニューも底をついてきた。
買い置きのおやつがないというのでおかんのとっておき!お取り寄せの大福をおやつに持っていかせようとしたら・・・
なにやら指折り数えて考えてるケー
「森田でしょ、田中に斉藤・・・こうきにひろき・・・ぼく・・・
6個いるんだけど!」
茶飲み友達かっ!!!
あんた何しに塾いってるねん!!
みんなが持ってきたおやつを分けっこして食べてるらしく・・・
絶対におやつタイムで満腹になって後半は眠たいはず・・・
塾とは名ばかりのお茶の時間を楽しみに明日もいそいそと塾へむかうケーなのでありました。