谷川岳の西黒尾根を登りました | オカポンのブログ

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岡本 誠 OKAMOTO Makoto

2023年7月22日、谷川岳を西黒尾根から登りました。オキの耳に登頂した後は天神尾根を下りロープーウェイで下山。標高差1300m、岩場が多い、しんどい登山でした。

2022年10月に山梨百名山を踏破 したので、今年からは日本百名山に登っています。谷川岳の西黒尾根は、八ヶ岳の赤岳の真教寺尾根に匹敵する難易度の高い山でした。
 

ヤマレコ 谷川岳・西黒尾根


YAMAP 谷川岳・西黒尾根


計画

日本百名山の中で未登頂で近い山を検討し、谷川岳に登ることにした。

谷川岳の最寄り駅の土合駅は日本一のモグラ駅。改札とホームの標高差が70m、462段の階段があり、一度行ったみたかった。
谷川岳はロープーウェイを使って登る人が多いが、それでは登頂したとは言えないと思い、西黒尾根から登ることにした。
以上から土合駅の周辺での前泊は必須で、BookinComから天神ロッジ(8,550円ツイン)を予約した。

メモ
・額を怪我した
前泊の天神ロッジにて登山の朝に転倒して額を床に打った。オーナーに借りたUSB-Cケーブルを返そうとカウンターに行く手前で段差に気付かずに前へバランスを崩した。紙スリッパを履いていたので足元が滑って立て直せず、そのまま額を大理石の床にぶつけた。眼鏡が心配だったが問題なかった。左手の中指も痛めた。登山中、左手で鎖を掴むのに支障が出た。後日、腫れてきた。
4月の開門岳でも転倒 している。その時も額を地面に打ち付けている。同じような事故、怪我が今年2度目だ。気をつけたい。
4月の転倒では3つの反省をしている。1.眼鏡のスペアを持つ、2.止血用のガーゼと包帯を持つ、3.岩場はヘルメットを付ける。どれ1つ守られていない。自分が情けない。
・登山のスピードが遅い
自分の登山のペースが遅い。西黒尾根は中級コースなので上りで追い越されるのは当然だ。しかし下りの天神尾根は初級コースにもかかわらず、多くの人に追い越された。追い越した人はほとんどいない。山サイトの記録を見ると、ヤマレコは1.1~1.2倍、YAMAPは90~110%と、少し遅いだけだ。上りはそこそこでも下りが遅いように思う。ストックを付きながら降りるので遅いのか。脚の筋力が衰えてバランスを取りにくいのか。左膝を少し痛めていた影響か。とはいえ転倒はほとんど下りで発生する。ここまで書いてなんだが、あまり気にせずマイペースで下ろうと思う。
・岩場の登山はショートパンツがいいか
今回の登山は岩登りが多かった。足を大きく上げようとすると、ロングパンツが膝でひっかかることがあった。ショートパンツだと虫に刺されたりは草の棘が当たったりする。岩場の登山はショートパンツにロングソックスがいいのか。あるいは滑る素材のロングパンツがあるのだろうか。
・靴裏が濡れて岩場で滑る
今回の登山は雨の後のため、朝は岩場が滑って苦労した。昼には岩も乾いてグリップするようになったが、岩の手前の水たまりなどで靴を濡らしてしまって岩にかかると滑る。岩場はグリップの強弱の差が大きく悩まされた。
 
写真記録
土合駅へ行く列車を調べる。前泊で時間があるので新幹線を使わない。13時40分に自宅最寄り駅だが、途中の昼食を考え1時間早く出発した。


大宮駅ナカの玄米食堂あえんで里山定食(1,290円)をいただく。

 

電車を待つ間、高崎駅の周辺を散策することにした。

 

群馬県知事選挙が行われていた。

 

高崎市役所の21階展望台に行く。

 

谷川岳は遠くて見えない。

 

群馬県庁は前橋。県も市も高いビルを建てる。

 

次に高崎駅の西側、高崎市タワー美術館の「大江戸の賑わい」を見る。

 

寂しいことに入場無料。

 

内容はイベントホームペーシを見て下さい。公式サイト
 

水上駅。ここで乗り換える。


土合駅にはICカードリーダーがないので、車掌から切符を購入する。Suicaは使えた。

 

土合駅に到着。ここは下りホーム。上りは地上にある。

 

涼しい。

 

462段。

 

途中複数箇所、休憩ベンチがある。

 

上った。

 

無人駅。閑散としている。

 

土合駅の外観。

 

上り線の踏切。

 

駅から徒歩10分。天神ロッジに到着。

 

ボーダーコリーのロッキーがお出迎え。

 

館内はゆったりしておしゃれ。

 

オーナーのKIEREN MCNAMARA(キーレン・マクナマラ)さん。他にスタッフ

はいなかった。

 

部屋は3階304のツイン。

 

下は川が流れている。

 

秋は紅葉がきれいかも。

 

まず風呂に入る。

 

食堂。

 

夕食は別料金。2000円+ビール700円。ガッツリ系で美味かった。

 

翌日のお弁当を頼む。こちらもガッツリ系800円。

 

翌日に備えて充電。スマホ、デジカメ、スポーツウォッチ、骨伝導イヤホンの4点。

 

ところがスマホ用のUSB-Cケーブルを忘れて大ピンチ。オーナーにお願いして一晩貸してもらって窮地を凌ぐ。

 

4時過ぎに起床。弁当は汁がこぼれそうなので無理に食べてしまった。ストックを伸ばそうとしたら曲がったのか伸びない。歯でストックを噛んでなんとか延ばすことができた。

 

USB-Cケーブルを返そうとカウンターに行く手前で段差に気付かずに前へ転倒。額を大理石の床に打ち付ける。

 

左手の中指も痛める。後で腫れた。

 

5時33分、登山には支障がなさそうなので出発。写真をよく見ると額から血が流れているが、この時は気付かなかった。

 

5分ほど歩くと谷川岳インフォメーションセンター。

 

車は30台ほどとまっていた。

 

谷川岳ロープーウェイの土合口駅。土日は7時、平日は8時からの営業。

 

6時1分、西黒尾根登山口。

 

いきなり急登。

 

少し穏やかな所でもこんな感じ。

 

このような急登が続く。

 

7時36分、視界が開け岩場となる。湿度は高く霧がかかる。

 

鎖場。夜の雨で濡れていて滑る。

 

岩場の尾根道。

 

鎖場は複数箇所。濡れて滑り、左の指を痛めたので、苦労する。

 

花を眺めて休憩。

 

標高は1500mぐらいだが雪渓があった。

 

トンボが多い。

 

岩場に黄色ペンキでルートが示されるようになる。

 

一瞬、雲が切れて登ってきた尾根が真下に見える。

 

まだまだ続く急登の岩場。

 

手を使わないと登れない。

 

岩場の稜線が続く。

 

下る人がいる。自分には無理。

 

少し勾配が穏やかになる。

 

ザンゲ岩。

 

遂に道標を発見。肩の小屋だろうか。

 

天神尾根を上る人達が見えた。

 

頂上のトマの耳を発見。

 

肩の小屋が見えた。

 

頂上、トマの耳は大混雑。オキの耳まで行く。

 

谷川岳オキの耳で記念写真。額の流血が酷い。本人も気付いてないのだが、写真を撮ってくれた人も何も言わなかった。

 

オキの耳も大混雑。休憩せずに下る。

 

トマの耳を望む。

 

振り返り、オキの耳を望む。

 

天神尾根を下る。最初は階段。西黒尾根とは大違い。人の数も10倍以上いる感じ。

 

階段は終わり、鎖場も現れる。西黒尾根のような急勾配はない。

 

ロープの急坂では渋滞が発生。

 

天神尾根の終盤は木道。滑りやすく注意が必要。

 

ロープーウェイの出発駅・土合口駅が見えた。

 

ゴールのロープーウェイ天神平駅が見えた。

 

天神平駅は目の前。

 

靴の泥を落とす。

 

登山しない人達が来ている。

 

ロープーウェイ天神平駅。以上で登山は終了。

 

下りのロープーウェイは1800円。数十秒おきにゴンドラが出ている。

 

2Lのウォーターバッグをリュックに入れていたが、1.7Lは飲んでいた。

 

ロープーウェイで土合に降り、谷川岳ベースプラザのインフォメーションの女性が額の怪我は大丈夫か、と言われて初めて額の流血に気付いた。

 

血糊を洗い流し、先の女性から絆創膏をもらって対処する。

 

靴の替えはないのだが、蒸れて臭いので足を洗う。

 

ペットボトル3本を飲み干すがゴミ箱はない。これは酷い。水上駅の土産物屋まで持って行って自販機横のリサイクルボックスに入れたのだ。

 

谷川岳ベースプラザから水上駅までバス。

 

15:10 のバスに乗る。Suicaは使えた。

 

水上駅前。

 

水上駅からの上り列車は1時間おき。

 

列車事故で送れたが20時過ぎに帰宅できました。

以上