ロードバイク GUSTO(グスト) RANGER DISC TL レビュー | オカポンのブログ

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岡本 誠 OKAMOTO Makoto

2023年3月4日、ロードバイクのGUSTO(グスト) 2023 RANGER DISC TEAM LIMITED を購入しました。
購入から2度サイクリング(多摩湖自転車道和田峠)したので、購入プロセスと評価、ロードバイクへの思いを書きます。

ロードバイクの買い替え
2004年11月にワイズロード府中多摩川店にてANTARES(アンタレス)201を購入して18年余り乗ってきた。最初の数年は毎週のように乗っていたが、ここ数年は登山に熱中したせいもあり、年に数回しか乗らなくなっていた。それでも大きな不満はなく、まだまだ乗れるバイクでした。
しかしながらオーバーホールなしで18年経過し、カーボンのフォークやベアリングにガタが来てないか不安があった。また65歳を機に、アンタレスしか知らなくていいのか、自分が本当に乗りたいバイクに乗ろうと考え、買い替えを決めました。
アンタレス

グスト

 

機種候補
買い替えバイクのスペック条件は、カーボンフレーム、ディスクブレーキ、リアスプロケット34枚、この3点。アンタレスは、アルミフレーム、リムブレーキ、リアスプロケット27枚だった。電動コンポはバッテリー切れのリスクがあり対象外とした。
以前はヒルクライムや富士200kなどのレースに出ていたが、今はあまり関心がない。長い距離を楽に走りたい、という気持ちがあり、エンデュランスロードバイクに関心を持った。
エンデュランスではジャンアントのDEFYが気に入った。高性能でコスパの良い台湾メーカーであること、32cという太いタイヤが付くことが魅力だった。ちなみにアンタレスのタイヤは23c。以前は20cを履いていた時もあった。
他に、台湾の台北にサイクリングしに旅行したとき、グストという初耳の台湾メーカーのカーボンバイクをレンタルして、それがとても良かったので、グストにも興味があった。ジャイアントと同じくUCIプロチームが採用していて、高性能でコスパが良いバイクを出している。特徴としては左右非対称のボディカラーがかっこ良かった。

台湾の台北でロードバイクをレンタルしてサイクリング

台北(計画準備、第1日)、LCCとスマホで行く週末海外旅行

台北(第2日、第3日)、LCCとスマホで行く週末海外旅行


自転車屋POP
ジャイアントとグストを扱うロードバイクショップを探し、自宅から一番近い店が川崎市中野島にある自転車屋POPだった。多摩川サイクリングロード右岸を使って行ける。
2023年2月、この店の運天さんにバイク選びを相談した。ロードバイクは基本は店に在庫は持たず、メーカーに発注する。納車に半年待つことは普通にあるそうだ。

機種決定
ジャイアントはDEFYとTCRを検討したが、カラーがどれも地味でピンとこなかった。一方、グストは黒と赤、黒と金と派手で気に入った。グストにエンデュランスバイクはないが、太いタイヤは加速が鈍ると言われ、エンデュランスでなくても良いと考えた。どれにしても納車までに何ヶ月かかるか分からない。またグストで困った点はリアスプロケットのサイズを選べないこと。最大28枚か34枚かのどちらかが納入され指定できない。理不尽な話だがそうらしい。
そこで運天さんが提案してくれたのは、グストのRANGER DISC TEAM LIMITEDが在庫であるので、それにリア34枚をセットしてくれるというもの。グスト RANGER DISC SPORT で検討していたので、コンポとブレーキが105からULTEGRA、ホイールがアルミからカーボンとレベルアップして、価格も286千円から388千円と10万円もアップするが、カラーが好みの金色になるし、2週間後に納入されるので、良しとした。

GUSTO RANGER DISC TEAM LIMITED 2023年は、既にメーカーサイトから消えていました。

GUSTO メーカーサイト
 


販売店での追加変更
ペダルはアンタレスで使っていたSPDを移植する。リフレクターユニットが付いている。

 

アンタレスのハンドル幅は34cmと狭かったが、このサイズはほとんど売っていない。標準の40cmから38cmのハンドルに無償で変更してくれた。
 


他にチェーンとBBをシマノ製(CN-HG701とSM-BB72 41B)に有償で変更する。
またフレームにコーティングをかけ、チェーンステーに保護フィルムを貼った。防犯登録も行い支払総額は401,167円。事前に銀行口座からチャージして、PayPayで支払った。2005ポイント付与。


自宅での追加変更
ロードバイク用品は、できるだけアンタレスで使っていたものを引き継いだ。
空気入れ。流用。


スタンド。スルーアクスル変換アダプターを購入して使えた。軸の幅は力を入れて曲げられる。
 


ライト、斜度計、ベル。アクセサリーホルダーを購入して取り付け。


スマホホルダー。新規購入。
 
 

スピードメーター。センサーがホイールから離れるため、黒い消しゴムをカットして挟んで取り付け。
 

 

バックミラー。流用。ハンドルキャップを外して取り付ける。


ボトルケージ。流用。


ホイールリフレクター。流用。

 

サドルバッグ。アンタレスのはシートポストにメタルベルトで取り付け。シートポストが金属からカーボンに変わったので新規購入。ポンプ、チューブ、パッチ、工具は常駐。


チューブとエクステンダー。カーボンホイールなのでエクステンダーが必要。コンチネンタルのチューブなので、同社のエクステンダーを買って延長した。方式がいろいろありややこしい。


評価
18年前に購入したアンタレス201から乗り替えたグスト2023年モデルの評価です。
・乗り心地
良くなった。フレームとホイールがアルミからカーボン、タイヤが23cから25c、空気圧が8kgから6kgに変更した。どれが効いているのかよくわからない。ともかく長時間乗って振動が以前より気にならなかった。
・進み具合
軽く進む。ボディとホイールの軽量化、コンポのレベルアップもあるが、旧バイクは様々な転がり抵抗があったかもしれない。
・シフト操作
正確で軽い。TIAGRAからULTEGRAへの変更なので当然。逆にフロントをインナーからアウターへ上げる操作が予想より重い。
・登坂力
絶大効果。リアのスプロケットが27枚から34枚に変更。26%トルクアップにより和田峠を足付きなしで登れた。
・制動力
絶大効果。リムブレーキからディスクブレーキへ変更。通常の下り坂を片手左ブレーキだけでコントロールできる。
・総合
フルカーボンと派手なカラーリング、目立つ割にはコスパがいい。満点です。

おすすめバイク
エンデューロバイクの購入を考えた時もありますが、サイクリングで非舗装路や荒れた舗装路を走る比率はパーセント。加速がスムースで速い方が重要だと思いました。ポジションもサドルを前にしてハンドルを上げたので楽になりました。
私は在庫の関係で少し値段が高いモデルを選びましたが、初心者にはGUSTO RANGER DISC SPORT 286,000円をおすすめします。このモデルなら長距離サイクリングにもヒルクライムにも街乗りにも使えます。レベルアップとしては電動コンポぐらいですが、それも充電不足のリスクがあります。安いモデルを買って数年で買い替えるより、このクラスを長期間乗った方が、自転車生活は充実するのではないかと思います。


バイクライフ
グストは見た目が派手で速そうなロードバイクです。また私のジャケットとジャージは以前の会社で作った派手なチームジャージで、これも本格派の速そうな人に見えてしまいます。しかし肝心のエンジンがへたっているので、クロスバイクやマウンテンバイク、時にはミニベロにも追い越されます。以前は頑張って抜き返したりしていましたが、今はそのままのんびり走っています。
かつては一日に300km以上走るとか競技に出るとか、いろいろチャレンジをしてきましたが、今後は車で移動してサイクリングロードを走るとか、散歩がわりに乗るとか、のんびりしたバイクライフを楽しみたいと思います。

以上