与えられて食べる状態を自立と呼べるのか | ヨメトメ戦記

ヨメトメ戦記

同居拒否の鬼嫁と、それはコッチのセリフと吠えるシュートメ。
小多機を使いつつ独居を継続した義母とヨメとの記録です。
※2014年10月アルツと診断。
※2023年12月頃から急激に悪化、要介護2→3の区分変更申請するも却下される。
※2024年6月、10年目にしてついに!!

トメ宅の冷蔵庫は、基本的にスカスカだ。

補充した日はソコソコ食材で満たされているのに、

なんで? というくらいすぐ、すっからかんになる。

「これくらいあれば、3~4日は十分に間に合うだろう」

とコッチが思っていても、想定通りにはいかないのは

以前も記事にした通りである。

 

コメントにもいただいたように、もしやどこかに食べ物を隠したり

気にいらなくて処分したりしているのか? とも疑ったが、違った。

結果的にゴミ袋の中身などから「やっぱり食べたんだ」と判明。

ドカンとまとめ買いするのを止めて、週末は私たち、週の半ばは介護員さん

・と週2回に分割して補充する方法に変更したが

残念ながら、効果なし。

それどころか、食材豊富でウハウハ食べ放題! な日が

2回に増えたといっても過言ではない。

 

先日の定期訪問時も、やっぱり冷蔵庫は空っぽだった。

瓶詰の味噌やシャケフレークが少し残っている程度で

おかずと呼べるようなものは、ほとんどなし。

あとは醤油だのマヨネーズだのの調味料のみ。

あまりにもモノがなくて、すがすがしいくらいだった。

3日前に介護員さんが買い物してくれたはずなのに、

いったい何を食べて生きてるんだろう??

 

食材が空っぽだった件、一度、ケアマネに相談しなきゃな・・

と帰宅したら、タイミングよくケアマネから着信があった。

話を聞いてびっくり。

なんと、購入した食材は「小出し」にしてくれていたのだ!!

 

当初、買った品物はトメ宅の冷蔵庫や食品庫に納めてもらう約束だった。

しかし、それだと「一気食い」が否めない。

心配したケアマネの判断で、その都度、ちょこちょこと、

量を調整してトメに渡すことにしているという。

ひゃーー、ナイス。素晴らしすぎる!!!!

 

確かに、その方法はアリ。

夕方は毎日、服薬支援で来宅してもらっているのだから、

わざわざという感じでもない。

その時に「これ今晩のおかずです」と手渡してもらえれば、

少なくとも食べすぎの心配はなくなる。

だけど、そんな面倒なこと、お願いできるとは思わなかったのだ。

いやあ、やってくれるもんなんだなあ。

 

ただ、ありがたいと思う一方で、モヤモヤもある。

トメはもう、自分で食べたいものを選んだり、用意したりするのは

もう完全にできなくなったわけだが、

それでもなお、施設入所とかじゃないんだ、、というモヤモヤ。

与えられたものを与えられただけ食べるしかない、

そんな状態になっていても、自宅で一人暮らしするって、どうなの??

自分で食べること・食べるものを選んだり、用意したりできないなら

もう「自立」とはいえないんじゃないの?

 

また心の中に、黒いものが膨らんでくる。

100まで生きるだと? こんな状態でも?? 勘弁してくれ!

いい加減に自分の弱さを認めて、受け入れてもらいたい。

とっくのとうに、そういう時期に来ている。

神様ホトケ様、あの世にいったお母さん、お義父さん、

そろそろよろしくお願いしますよ。