結局アルツ。そして、アリセプト中止 | ヨメトメ戦記

ヨメトメ戦記

2014年10月アルツと診断されて以来、独居を貫いたシュートメと、トメ嫌いな鬼嫁の毒吐き記録。約10年踏ん張ったが、2023年12月頃から急激に進行、ついに2024年6月認知症専門病棟に医療保護入院となる(現在入院中)

主治医との面談が終わった。

先生は、突然の予約だったにも関わらず時間を割いてくださり、

丁寧に状況をヒアリングし、直近のCT画像なども再確認してくれた。

 

結果、「典型的なアルツハイマー型認知症」であることと、

「精神疾患とは考えにくい」という所見だった。

 

異常行動も、暴力的言動も、たしかに精神疾患のように見えるけれども

認知症を発症する以前ならともかく

認知症になった人の精神疾患を診断するのは、とても難しいそうだ。

そりゃそうだろうね。

もともとの「性格」が、認知症の進行とともに増幅するのは、ニンチさんあるある。

その点については個人差が大きく、めちゃくちゃ激しく表れる人もいるので、

決してトメのケースが特別にオカシイ訳ではない、と説明された。

ふむふむ。

 

精神疾患だったら・・・とあれこれ妄想していたけれど、

とどのつまりは認知症だったのだ。あーあ。

 

精神疾患ではなかったけれど、介護の現場が困っている状態には違いない。

少しでもトメを落ち着いた状態にして、「安定した状態」にしなければ、

入所への道はますます遠ざかってしまう。

それ以前に、現状の介護サービスの利用が破綻する恐れもある。

ケアマネからの要請もあったように、なにかしらの治療が欲しい。

 

すると、主治医から「アリセプトの中止」を提案された。


アリセプトの長期服用は「怒りっぽくなる」「興奮しやすくなる」という

副作用が知られている。

認知症のくすりには大きく分けると2種類、

アクセル系とブレーキ系があるのだが、アリセプトはアクセル系だ。

トメの認知症は当初、物忘れから始まって、

その後は少し「うつ」の症状もみられたから、適切な処方だったと思う。

 

トメはかれこれ10年近く「アリセプト(ジェネリック変更後はドネペジル)を

服用してきたが、昨年の秋ごろ、容量を10mgから5mgに減らした。

主治医の判断で、長期間にわたる服薬の弊害に備えて減薬した後、

さいわい特に大きな変化がなかったので、継続していたけれど、

もはや今のトメには、アリセプトは逆効果だろう。という医師見解である。

まずは、服用を止めてみることにした。

 

加えて、「ロナセンテープ」を使ってみることなった。

服薬以外に、貼り薬なんて方法もあったのか!

ロナセンテープをググると「統合失調症の治療薬」とある。

トメの今の問題点解決に効果があるのか、まだよくわからないし、

張り薬だと、本人が剥がしてしまうのではないかという不安もあるが

まずはトライすることにしよう。

ダメだったら、ダメで、その時にまた考えるしかない。

 

病院を出てすぐ、ケアマネに報告の電話をいれた。

あいにく新・ケアマネが離席中で、元・ケアマネと話したのだが、

「精神疾患ではなく、アルツの典型だという診断でした」

と報告すると、一瞬、沈黙があった(ように感じた)。

実は、精神疾患の可能性を示唆したのは、その元・ケアマネ。

「私は複数の介護施設を経験して、いろんな方をみてきたのでわかる。

トメさんはただの認知症ではない気がする」

と面談の時に持論を展開してくれたのだ。

場合によっては精神科のある病院への転院も考えてみては、とか

頭がそっちの方向に行っていたし、私たちも「そうかも」と思ってしまったが

そうではなかったのですよ。

 

服薬変更、中止する薬と追加になった薬、その用法用量について連携し

すぐに郵送することを伝えて電話を切ったのだが・・・。

 

「貼り薬ですか・・どうかなあ」とか

「一回一錠? 言われなくてもそういうのはわかってますよ」とか

なんかいちいちトゲのある言い方するんだよね、この人。

でもまあ、直接担当は新ケアマネなんだから、気にしないっと。

 

さて、これで多少は落ち着いてくれるんだろうか。

不安と期待とまぜこぜ状態で、今年もあと10日余りか。

 

まぜこぜ?? 仕事先の平泉で、こんなん食べました。

ラーメンの上にいそべ餅が2個。

ちょっとびっくりしたけど、けっこう麺と餅って合うもんですな。