オカメインコのドミナントシルバー(DS)は、色が薄くなる遺伝子で、ドミナントシルバーにはシングルファクター(SF)とダブルファクター(DF)があります。
これは遺伝子の数を表していて、シングルファクターは一つ、ダブルファクターは二つの遺伝子を持っています。
色が薄くなる遺伝子のドミナントシルバーは、単純に遺伝子の数が多くなれば色が薄くなる傾向にあります。
またプラチナというのは、ドミナントシルバーの中でも少し色の薄い遺伝子を指す通称名と思って下さい。
言葉で説明してもわかりにくいので、実際にどのように違うかホワイトフェイスドミナントシルバー(WFDS)で見てみましょう。
WFDSDF
(ホワイトフェイスドミナントシルバーダブルファクター)
WFDSSFプラチナ
(ホワイトフェイスドミナントシルバーシングルファクタープラチナ)
WFDSSF
(ホワイトフェイスドミナントシルバーシングルファクター)
WFDSSF
(ホワイトフェイスドミナントシルバーシングルファクター)
上記の4枚の写真は全てオカメーランドにいるホワイトフェイスドミナントシルバーのオスです。
一番上の写真だけがダブルファクターで他はシングルファクターです。
二枚目の写真の子も色が薄いですが、ドミナントシルバーの遺伝子は一つしか持っておらず、プラチナになります。
二枚目、三枚目、四枚目とすべて同じホワイトフェイスドミナントシルバーシングルファクターのオスですが、みんな色が違います。
このように、ドミナントシルバーは同じ種類でも、色が結構違ったりします。
あともう一つ面白いのが、オスは小さい時と大きくなった時とでは色が変わるって所です。
先程出ていた
3枚目の写真の子の小さい時の写真です。
かわいい顔をしてます(^^)
大きくなったら
こんな色に。
全く違う種類みたいで、とってもカッコいい(⌒▽⌒)
オスのドミナントシルバーは色が変わってとても面白いですね。
面白いと言えば、ドミナントシルバーは天然な性格の遺伝子を持っているとか。
ドミナントシルバーの遺伝子を二つ持っているダブルファクターは、確かに他の子と比べたら動きが面白かったりしないでもないかも?(笑)
今回はドミナントシルバーの説明をホワイトフェイスのオスに絞ってしましたが、パステルフェイス(PF)でも同じ事が言え
PFDSDF
(パステルフェイスドミナントシルバーダブルファクター)
の方が色が薄く
PFDSSF
(パステルフェイスドミナントシルバーシングルファクター)
の方が色が濃いです。
ドミナントシルバーは一羽でも色が変化したりするので色々楽しみ方があり、人気があるのがわかりますね(^^)
今回紹介した遺伝については、下記のリンクから個別にも説明していますので参考にしていただけたら良いと思います。