簡単に言ってしまえばイエローフェイスとは顔が黄色いオカメインコです。
そういえば、顔が黄色いオカメインコでもっと有名なパステルフェイス(PF)もいますね。
それはともかくこのイエローフェイス、実はそんなに簡単な種類ではないのです。
まずイエローフェイスは、劣勢遺伝のセックスリングドイエローチーク(SLYC)と優勢遺伝のドミナントイエローチーク(DYC)の二種類がいます。
DYCは優勢遺伝で、遺伝子1つでも色として出てくるので、比較的産まれやすいとは思います。
問題なのはSLYC。
こちらは劣勢遺伝である事に加え、親は抱卵や子育てをあまりしないとかいう話もよく聞き、とても繁殖が難しい種類になっています。
じゃあみんなDYCの繁殖をしたら良いやん、と思うかも知れません。
ところがDYCとSLYCを一つにまとめて簡単にYFと言ってますが、二つのYFはちょっと色が違うのです。
SLYCは鮮やかな黄色で、うっすらと全体的に黄色がついている感じなのです。
オカメインコに興味がない人には違いがわからないくらいの小さな違いで、これだけの違い?って思うかもしれません。
しかし、これだけの為に世の中のごく少数のオカメインコブリーダーは苦労してSLYCの繁殖に励んでいるわけです。
オカメーランドもそのうちの一つです。
もちろん同じSLYCでも色の違いはあります。
オカメーランドで出てくるYFというのは基本的にSLYCの事だと思って下さい。
とりあえずYFの写真を載せておきます。
YFCN(イエローフェイスシナモン)
YFEM(イエローフェイスエメラルド)
YFの繁殖ももっと簡単であれば、もっと世間に広まるんですけどね。