鞄職人日記 -2ページ目

鞄職人日記

かばん教室製作過程、かばんの道具作り
VESPA 、R1200GSのこと

錐を納品して仕事納めです

本年は私の削る柄を沢山ご注文をいただきまして

有難うございます

 

今年はスタッフAちゃんのスキルが飛躍的に伸びた年でした

教室のサンプルを作れるまでになったのと

新しい生徒さんを迎えるにあたって、道具の下準備も出来るようになった事

来年はAちゃんのクラスも考えていたりします

画像は旋盤でネンの溝堀をしているところ


私事ですと
週1回のイタリア語レッスンですが10月で一時中断して英語を習いはじめた事
サーフィンは全く行けなかったけど、健康でいられた事
バイクは全く乗れてないけど、自転車を復活させ乗りはじめた事

来年も更に充実させていきたいとスタッフ一同頑張ってまいります。
2017年も岡田鞄教室、岡田鞄道具店をどうぞよろしくお願い申し上げます。
皆さまどうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

ご主人の為に仕立てていたMさんのジッパーブリーフケースが完成しました

教室の見本はフランスのゴートを使っていますが、ノブレッサも良いですね

上品な仕上がりです

 

Sさんの鞄も完成

お着物の時に持てる鞄が作りたいとの事でスタートしました

ハンドルも含め大変良く出来ています

 

H君の道具箱、設計図の段階では違和感のなかったハンドルですが

実際ハンドルを作ってみると本体とのバランスがイメージと違うとなり

ハンドルから作り直しです

来年春頃完成かな

 

 

 

 

Hくんのミニトランクはフレームが出来上がり

改めて図面と照らし合わす

設計図だけでは分からなかった所が少し見えて来たので

作業を進めながら修正して行きたいところ

まぁそれにしても楽しそうな作業に私も作りたくなります

 

Iさんの横長ショルダーは前胴に錠前を付けたところまで

横マチと合わせてから、背胴から来るカブセの長さを本決めして

型紙を修正していきます

 

革裁ち包丁の5回目のサンプルが上がってきました

細かい部分の修正点を改良していただき

しばらく使ってみて問題なければ量産に入ります

革裁ちを企画してはや数年が経ってしまいましたが

良い道具が出来て皆さんに使っていただけないと、道具が無くなってしまいそうなので

お忙しい中、かなりご無理を言って鍛冶屋さんに頑張っていただいております

お問い合わせを下さっている方には申し訳ありませんが

もう少々お待ちください

 

包丁の種類は下記を予定しております

36ミリ青紙スーパー

30ミリ青紙スーパー

20ミリ青紙スーパー(斜刃)

 

36ミリ青紙一号

30ミリ青紙一号

 

それぞれ右利き用、左利き用

槌目仕上げ、梨地仕上げがあります

右利き用も左利き用も同じ金額で出来ると思います

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sさんアルランゴートでの作品

ジッパーの尻止めを最後に付ける手順もある事を学ぶ鞄

良い感じに仕上がってますね

 

Tさんもアルランゴートでの仕立て

美しく出来ています

目数を合わせるのはしんどいですが、この方法が始めてやる方でも綺麗に作れる方法かとおもいます。

 

 

 

 

Thank you for the inquiry.

Until our online shop is fully set up, please submit your order as follows.

Specifications:
Design of handle
1. Select lumber
Evony (¥4,100)
Red sandalwood (¥4,100)
Grenadille (¥4,500)
Purpleheart (¥4,000)
Bloodwood (¥4,000)
Snakewood (¥9,500)

*Price is included blade.

2. Select length
70mm
75mm
80mm
85mm

3. Select shape of handle
To avoid the awl fall out of a table, please select:
Flat
or
Round

Design of blade
4. Select shape of blade
round awl
or
Diamond awl

The length of the blade from a center of the handle is about 27mm.
For example, if you select 80mm length of the handle, the total length of the awl will be 107mm.

Please note that the blade is shaved by hand, so it might have 1-2mm margins of error.

About shipping:
Orders are shipped from Japan via EMS after we packed and weighted them. Please provide us your full name, home address, phone number and e-mail address.
(What is EMS: https://www.post.japanpost.jp/int/ems/index_en.html)

Payment method:
We accept only PayPal

Contact us:
info@okada125.com

*****
Please note - The prices above do not include taxes or duties. (You may want to check with your local customs department for an estimate of these charges as they are payable, by you, upon receipt of the order)
*****
さてアパートに戻り
検品しながら伝票と照らし合わせて間違いがないかチェックをしていると
バネホックひとつの部品が30000個で計算されているではないか...
どうりで割高だと感じた訳だ
現場で気付いていれば話は早かっただろうに...
さぁ何て説明しよう
日本の感覚だと
あっごめんなさいこちらの打ち込み間違いですね...なんていくんだろうけど
そんなに甘くない気がする
サインもしちゃったしなぁ

ここから二日間モヤモヤした時間を過ごし文章を考え月曜日に改めて出向く事にする

やっぱりこういった事は朝一に済ませたいが、もし返金ってなっても釣銭がない
とか言われかねないし
じゃ、この部品だけプラス7000個持っててとかも厳しい
結局ひと段落しそうな11:00を目安に伺う

金具屋さんの向かいのベンチで一呼吸
考えた文章をたどたどしくてもいいからきちんと伝える為に、何度も口に出しては確認し、こう来たらこれで返す的なシュミレーションをし

いざ!

店内に入るとジャコモさんと同じくらいよくしてくれる店員さんが
おっまた来たね!と声をかけてくれた
こんな事は滅多にない
チャンスとばかりに先日購入した...
と言いながら伝票とボタンを出し
説明すると
あーホントだ訂正するよとあっさり
考えた文章の半分も言ってないのに...
考え過ぎだったかな

私の代わりにボスに説明してくれ
納品書を訂正するしキャッシュを戻すと言ってくれた
まぁ当たり前のことかもしれないが何だか嬉しい
ボスは札を投げるようにカウンターに置き
これでいいね(口調強め)
細かいのがないからお釣りは要らないよ
って...何だかなぁ
もっとイタリア語勉強して言い合えないとダメだな
間に入ってくれた彼に礼を言い
ボタン3000個を背中に担ぎ
アパートへ戻る

気温36度
汗だく
















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生徒さん達が先に帰り、広いアパートに一人ぽっちですがミケランジェロ広場が賑やかで眠りたい夜も眠らせてくれません

見送った後、7月にバックルが入荷すると聞いていたので、改めて金具屋さんへ
さすがに6月末はすっからかんだったので今回の仕入れは心配しましたが、増えてて一安心。買い過ぎちゃいました
ボタンの棚に目をやると、懐かしいダンボールを発見
まさかと手を伸ばすと、中はfiocchiのバネホックでした!
あるじゃんfiocchi!ジャコモ〜
アァ...モゴモゴ...モゴモゴ...いつものことながら聞き取れないジャコモさん
最後のストック、頭がリベットとか小売りは出来ないとかとか多分そんな事を言っている
もちろん分かってるさ大丈夫だよ
新しいプリムのボタンもあると勧められたが、僕はこっちが好きなんだ
と毎年同じ会話をする
同じ会話といえば登録してある住所
TABATASHIN....ここで必ず笑うジャコモさん

少々高い感じを受けましたがfiocchiの真鍮ボタンは個人的にあったら買いなので致し方ない
頭がフラットタイプ3000個入荷出来ました







O君はメッセンジャーバッグをミネルバで仕立て中
床でサンプル後なので雰囲気もわかり
良い鞄が出来そうな感じ


Hくんは小さな木枠のトランクに入りました
お道具入れになる予定
ビトン展に行かれた方も多いかと思いますが、私もあれだけ素敵なトランクを見ると
作りたくてウズウズしてきます


Iさんは子供用のショルダーバッグ
実は私が途中で断念して型紙も保留になっていたのを
ほぼ一からですね。完成させてくれました
さすがです
一本目を完成させて、修正ポイントを考えて二本目に入りました

7/13日までは出張なのでメールの返信は出来ませんがご了承ください



パープルハート75mmが3本、80mmが2本
全部菱刃を入れる予定ですが
長さは3タイプくらいあると生徒さんが選びやすくて良いんだけどなぁ
なかなかストックが持てません

さて、今月はイタリア出張
いつもの金具類の他に、オーダーしておいたトランク用の金具の引き取りだったり
棒屋根の業者さんへオーダーもしてこようと考えています

生徒さんとスタッフと4人なので、おもしろトラブルが起きそうな予感…

お道具の打ち合わせで新潟へ来ています
こういう景色を見ていられる環境がやっぱり安心します


いつもお世話になっている職人さんのところへ顔を出して
細かい部分の打ち合わせをさせていただきました


70、80歳を過ぎた職人さんが作って下さっています
後継者がいないので、こだわりのある道具はあと何年手に入るのでしょうか
ホームセンターで売られている道具と
素材、製法までこだわって作られた道具
同じように見えるかもしれないが、全く別物

何年も前からそんな素晴らしい道具達と必要とされてる方を繋げる
通販的なページをと考えていますが、ページを作ったからといって
いつも売り切れ中なのも悲しいし
いかんせん道具のストックが持てないでおります

まぁ諦めちゃうと道具の存在自体が無くなっちゃうので
諦めないでいこう!