遅れ通過貨物の発車標・駅放送徹底研究ブログ

遅れ通過貨物の発車標・駅放送徹底研究ブログ

JR西日本岡山支社を中心に、発車標や駅放送を取り上げるブログです。

旅客案内システムの導入準備・試験から、本稼動後の変化まで様々な観点から検証し、普段何気なく見る発車標や、何気なく聞く駅放送が、どんな準備・工夫をされているのか、その奥深い世界を紹介します!

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さて、この記事では、とりあえずの締めくくりとして、津山線・吉備線の発着ホーム9・10番のりばの発車標と、改札の発車標をご紹介します。

まずはささっと9・10番のりばの発車標を確認します。とか言いながら、なんと10番のりばの表示を撮影していませんでした。

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それくらい、代わり映えがしないと言いますか、表示サイクルは路線名日本語→同英語→乗車位置日本語→同英語の繰り返し、つまり今までと同じですし、特急の発着も無し、強いて言うなら快速ことぶきが走っていますが、撮影時には表示なし、行先もほとんど津山と総社のみ、ということで、目新しいのはやはり他ホームでも見られた「当駅止」の表示でしょうかね。

基本表示だけだと、バリエーションが少なく、少しつまらなく感じますが、あくまでもこのシステムはSUNTRASベース、あの表示を忘れていませんか?

そう!接近表示です!

津山線、吉備線とも非電化路線。気動車がディーゼルエンジンを唸らせて走っています。
そんな津山線・吉備線ホームの発車標が、まさか、天下のSUNTRASベースなのに「電車がまいります」なんて表示を出すなんてあり得ないですよね。

もちろん、岡山支社のシステムはバッチリ認識してくれています!

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これは本稼働後の写真ではありますが、ご覧ください、しっかりと、「列車がまいります」と表示してくれています。

しかも、金川行と快速ことぶきが一枚に収まっているので、バリエーションを見せつけることができ、若干の汚名返上。

吉備線ホーム、10番のりばも同様に、「列車がまいります」表示を出しています。

1〜8番のりばでは、「電車」「列車」の両方を出す可能性がありますが、9・10番のりばに限っては電車は絶対にやって来ないですね。

最後に改札の発車標をまとめます。

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おそらく改札発車標は、もっとも変化を感じにくいのではないかと考えられます。

その理由として、
・システム導入による最大の変化、「当駅止」が表示されない
・同じく接近表示が出ない

というものが挙げられます。

改札の発車標では、当然乗れる便のみ表示するわけで、当駅止や通過などを表示する意味はないですよね。同じく、電車がまいります、という表示も出す意味がありません。

ということで、細かい変化を見ていく必要があります。

結果的に、変化した点は、
・種別(一部)、行先、路線名のフォントが、岡山支社のシステム共通のものへ
・時刻のフォント変更
・のりば番号のフォント変更、半角化

が挙げられます。

なお、変態的視点を持って観察すると、種別のうち、快速と普通が、システム導入前より1ドット左に寄っています。「(一部)」としたのは、このためなのですが、もはや気づいたところで人生で得することは全くないので悪しからず。

臨時や特急のフォントは根元から変わってるんですけどね。


岡山駅の改札の発車標は、ご存知中央改札と、新幹線乗換口、そして地下改札の3カ所に設置されています。

瀬戸大橋線・山陽本線下り・伯備線の改札発車標については、中央改札と新幹線乗換口はスクロール専用欄あり、地下改札にはなし、という違いがありますが、スクロール欄を除くと全路線の発車標の横幅は18文字となり、共通です。
横幅が共通なので、当然表示の割付や設定も同じでした。


そうそう、今まで単独で何度か試験稼働していた特急乗車位置標ですが、これも同じく試験稼働していました。

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まだ調整中の張り紙が貼られており、細かく見ることはできませんでした。

次回、またまた岡山駅を取り上げます。ちょっとやそっとでは語り切れないのです。
これまで取り上げていなかった放送についてと、試験時のみしか見られなかった表示など、深く、深ーく掘り下げてみます。

「こんな見方があったのか!」と思ってもらえると、発車標鉄としては本望ですので、頑張って書きます。
それではしばし、更新をお待ちください。
瀬戸大橋線のホームは1面4線という、全国でも珍しいホームです。このホームには、合計で6台の発車標が設置してあり、そのうち3台は5・7・8番のりばのみの表示を行うもので、残りの3台は6・8番のりばに面しているものながら、旧表示では5〜8番のりばの全ての列車の発車を表示していました。

新たな表示では、6・8番のりばはそのまま出すとして、5・7番のりばの案内をどのようにするか、大変気になっていたものです。

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これはシステム連動前の表示。
1・2番のものと同じ横幅ながら、1段少ない4段28文字の筐体です。

種別からのりば番号までが18文字、その右にスクロール欄を10文字分、という割付。

1・2番の試験では、割付はそのままだったので、このホームでも引き継がれるとは思いますが、問題は5・7番のりばの案内です。

SUNTRASでは、発車標の左右ののりばの表示は、乗車位置や路線名を出しますが、発車標が面していないのりばの案内は「○番のりば」という表示を出して対応します。

岡山のシステムでも、既にご紹介済ですね。東岡山駅と倉敷駅で見られます。

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両駅ともに、発車標が設置してあるのりばとは別ののりばから、同じ方面に発車していく場合、この表示を出していますよね。

岡山駅も同じ条件です。発車標が設置してある6・8番のりばのみではなく、5・7番のりばからも同じ茶屋町方面への列車が発車します。

しかし、のりばを矢印ではなく、番号で示す方式の岡山駅。

そんな岡山駅では、5・7番発の便は、それぞれ「5番のりば」「7番のりば」と表示するのか!それとものりば番号を出すのか!全く別の表示の割付になるのか!答えを確かめましょう。

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のりば番号を表示する方式になりました!
はっきり言います!わかりにくい!

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ここから下の写真は、上4枚を拡大したものです。

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なぜわかりにくいと感じるかについてはひとまず置いておき、なぜこのような表示形式を採用したのかはまた別記事で考察します。

表示の特徴は、既報の通り。ここでは省きます。


ただし、1つだけ詳細に解説すべきことがあります。

それは、「別ののりばを発着する非営業列車の表示を出すこと」です。

みなさんが駅で発車標を見る時、どんな情報を求めていますか?発車する順序や種別、時刻、行先など、目的地や運転形態によっても変わってくるでしょう。

しかし、別ののりばに到着する当駅止の情報は正直必要ないですよね。
SUNTRASでも、別ののりばの当駅止は出しません。当然、回送や通過なども同じですよ。

しかーし!岡山駅では表示が出ます。おそらく別ののりばの非営業列車は表示を出さないよう設定できるとは思うのですが、面倒で変えていないのか、システム上出さざるを得ないのか、どちらにせよ少し不思議な表示です。

当然ながら、非営業列車に限らず、ホームが少し離れた7番のりばから発車する各駅停車の表示もあります。

そうそう、時々映っていますが、この時の試験では最下段の各種啓発スクロールも設定されていました。一言一句違いが無かったように見えたので、旧制御機器から流し込んだのでしょうか。

旧表示時代から変わらないのが、最下段に流れる啓発スクロールは18文字分しか使わないということ。

最下段が固定表示になって、その列車がスクロール情報を持つ列車の場合(特急・マリンライナーなら停車駅/車内設備、普通の場合連絡案内)は、固定表示の右側10文字に流しています。

実は、この構造と、瀬戸大橋線の運転形態が、岡山駅の発車標ではのりば矢印を出さず、のりば番号を右側に出すきっかけになったのではないか、と推測しています。

これについては、前述の通り考察編で詳しく見て行きます。

次は、津山・吉備線ホームと、改札発車標を見て行きます。
予備的立ち位置の5番のりば、マリン主体の6番のりば、普通主体の7番のりば、特急主体の8番のりばと、日中は明確に役割が決められている岡山駅の瀬戸大橋線・宇野線ホーム。

5〜8番のりばのすべての列車を案内する発車標が3台、5・7・8番のりば専用の発車標が各ホームに1台ずつ設置されています。

試験に先立ち、発車標が順次更新されて行った岡山駅の瀬戸大橋線ホーム。表示や放送がシステム準拠のものになるのか注目してきました。「システム準拠になる!」と京都駅などを例にして記事を書いたりもしましたからね。
果たして、SUNTRASっぽい表示に変更されるのか!四国方面への行先が見られるけど、岡山システムのフォントに変わっているのか!見てみましょう!


まずは5番のりば。

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おおーー!ちゃーんと当駅止が出てるし、山陽本線ホームと同じシステム連動表示ですね!
放送も山陽本線ホームと同じです(放送については、また今度)

これは四国方面の駅名もシステム連動で表示・放送されることが確実になり、胸が躍ります。
このブログでも、しっかり紹介しますので、まずは5番のりばに着目して、詳しく見て行きましょう。

先ほどの写真は、15時代の撮影です。
 

昔は、

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外が明るい時間帯でも、20時代以降の表示が出ていた岡山駅(この写真は、マリンが運休表示になっていますが、13:47撮影というデータが残っています)。

新表示では、マリンライナーが運休になっているわけでも、当駅止が表示されたことによってまだ表示が出ていない、というわけでもありません。

「発車の時刻に近くならないと表示を出さない」
というなんらかのルールがあるようです


以下の写真は、17:24撮影ですが、マリンは出てません。

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こちらは17:41に撮影しました。
上段の回送は、毎日見られるもので、広島支社の115系が5番のりばに入る少し珍しい光景です。


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2016年3月のダイヤ改正をもって、下関の2ドア車は岡山まで来なくなりました。そのため、この試験時のみ、岡山駅の新表示と広島支社の2ドア車のコラボが見られたわけですね。
そうそう、この岡山駅での試験は、ダイヤ改正の前に行われているものなんですが、ダイヤ改正を境にもう見られなくなるものがたくさんありました。それらについては、また別記事にて丁寧に解説しますね。

そしてしれーっとマリンライナーの表示が出ています。
あまり変化は感じられませんね…前の表示も今の表示も、どちらも半角カタカナですから、要はフォントの違いですね。半角といえば横8ドット、しかもぶつからないよう実際には7ドットしかありませんから、フォントが違えど極端に変わったようには見えませんね。

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マリンの表示ですが、17:24には出ておらず、17:41に出ている、ということは、キリがよさげな発車2時間30分前から表示、ということでもなさそうです。
気持ち悪かったので丁寧に調べてみたところ、マリンライナー61号の前身の58号が岡山駅に20:03に着くようなので、ひとまず到着時刻の2時間30分前から表示される、というのが近そうです。


そのマリンライナー61号のスクロール表示。

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もちろんこれまで見てきたサンライナーややくもと同じく、SUNTRASとほぼ同じ構文。
特急は列車名が赤文字で、号数が緑文字だったので、SUNTRASとは違っていたのですが、マリンライナーの場合は号数字が橙なので、かなりSUNTRASに近いです。現状緑の「号」を赤にすれば完全にSUNTRASにしか見えなくなります…誰も求めていませんが。

[参考]
岡山特急:やくも12号
岡山快速:マリンライナー21号
SUNTRAS:くろしお12

本四連絡のためとはいえ、グリーン車指定席、2階建て車両連結、通過駅も多く、表定速度も新快速に匹敵するのがこのマリンライナー。両数が短く、地味なエリアを走っているためか、大して注目されていない印象がありますが、早朝(4時半過ぎ!)から深夜(1時半前)まで、ほぼ30分ヘッドで爆走しているマリンライナー号にも、頭上の乗車位置標と合わせ、素晴らしい案内装置が整備されましたね。

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そしてこのスクロール!これはSUNTRASの路線で見られる、優等列車から緩行列車への連絡案内です!特に阪和線や学研都市線、JR宝塚線など、複線区間で緩急接続をする路線でおなじみです。

JR神戸・JR京都・琵琶湖線でも、一部駅で緩急接続をやっていますが、どちらかというと先着案内(○○・○○・○○には、あとの新快速が先に着きます。など)の方に重点を置かれているイメージがあります。本数が多いからでしょうかね。

ただ、岡山の場合はどうでしょう。優等列車から緩行列車への連絡案内であることは間違いありませんが、茶屋町で連絡するのは宇野線の電車です。マリンライナーは瀬戸大橋線をそのまま進み、高松へ向かいます。つまり、緩急接続を案内するというよりも、他線への乗り換え案内スクロールとしてうまく使われているわけですね。

関西の場合、他の路線に連絡する便に、この構文のスクロールが使われていたエリアは無かった記憶があります。システム連動前から宇野線への連絡案内はあったので、何かしらのスクロール等が設定されるとは思っていましたが、てっきり緩急接続の案内としてしか使われていなかったこの構文が、まさか宇野線への連絡案内として岡山でも見られるとは思っていなかったのでこれは予想外でした。

あと、スクロールが「快速 高松行」と、列車名・号数を省いた表示になっていますね。連絡案内をするものですから、わざわざ表示するまでもない、ということなのでしょう。岡山で走っている快速はサンライナー、マリンライナー、ことぶきと全てに列車名が付いているので、唯一列車名が省かれるこのスクロールはSUNTRASらしく見えてお気に入りです。

(なお、この記事では茶屋町から宇野線に入る電車があたかも別路線への乗り入れ列車であるかのように書いていますが、正式には岡山〜茶屋町〜宇野が宇野線であり、茶屋町〜宇多津・坂出が本四備讃線、坂出〜高松が予讃線です。そのため、茶屋町からマリンライナーは本四備讃線に乗り入れるため、正確には別路線へ乗り入れるのはこちらなのですが、日中の運転状況や、岡山〜茶屋町〜児島〜高松のルートに瀬戸大橋線という愛称が付いていること、利用者数などを考え、茶屋町〜宇野が別路線のように見える表現をあえて用いています。と、詳しい人に怒られないよう補足しておきます。)


次は7番のりば。

以前は7番のりばホーム中程に発車標が設置してありましたが、置き換えと共にかなり手前に位置変更されました。

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ちょっと見にくくてごめんなさい。

日中は当駅止が出ることはなく、ほとんど115系3両編成が占めるこののりば。
「瀬戸大橋線」の表示がビシッと決まっています。ただし、英語表示はそのままでは入り切らなかったのか、いつしかのBanshū-Akōのように少し文字サイズを下げているようで、若干視認性に難があります。ここは残念…

岡山駅の発車標のなかでも、個人的に「地味」な印象のある筐体がここですね。

そうそう、朝晩はパターンダイヤが崩れるのでマリンライナーが茶屋町で宇野線に連絡していますが、日中は各駅停車が宇野線連絡の役割を担います。
本稼動後の画像ではありますが、面白いスクロールになるのでご覧下さい。

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普通 児島行は、茶屋町で普通 宇野行に連絡しています。

今まで快速電車が普通電車に連絡するイメージしかなかったこの構文ですが、普通電車が普通電車に連絡するように見えて、違和感がありますね。
おそらく、システムの中に連絡案内の構文がプリセットされていて、SUNTRASでは快速→普通の連絡に使っていたものを、岡山支社は「普通同士でも使えるのでは?」とうまく活用したのではないかと思います。

気づいた方はいますか?のりばの番号が全角になっています。本稼動後の写真は2018年2月撮影のものです。いつの間にか変わってるんですが、これは今回は解説の対象外。また別記事にて解説します。


のりば毎の発車標、最後は8番のりばです。特急の発着がメインで、停車駅や車内設備についてひっきりなしにスクロールが流れます。

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しおかぜ・松山行と、南風・高知行。日中はこれらが交互に発車しますので、当然これらの表示で埋まります。

が、夜にはこんな列車が。

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南風23号高知行と、うずしお27号徳島行の併結列車です。

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SUNTRASのエリアで、異なる列車名かつ異なる行先の特急が併結されている例は、嵯峨野山陰線のきのさき・まいづる号が該当します。
岡山支社のシステムでは、「南風・うずしお」のみ、号数を表示しませんが、SUNTRASでは

きのさき○号
まいづる○号

を、1つの表示欄、縦16ドットに収めています。

岡山支社の場合、放送やスクロールでは号数まできちんと案内しますが、パッと見での情報量は低下したと言えるでしょう。
ただし、ホームに駆け下りてきて特急に飛び乗る人はそういないでしょうから、案内に支障が出るレベルでの情報量の低下ではないとも考えます。
この点は、SUNTRASが出来すぎ、と捉えた方が良さそうですね。

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高知・徳島の日英表示。
英語表示については、Bizen-Katakami(備前片上)やBitchū-Takahashi(備中高梁)など、長い駅名の際に使用される小さな字体が使われているようです。

7番のりばとは対照的に、特急車両、それも完成度の高い四国の車両が見られるホームですし、8番のりばは岡山駅で最も華やかなホームではないかと個人的に考えています。


さて、5・7・8番のりばのそれぞれの発車標を見ました。山陽本線でないホームもきっちり新しいシステムで案内されることが分かりましたが、問題はココです。

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5〜8番の表示が全て出るこの筐体!
写真は旧表示時代ですよ。

SUNTRASであれば、左右のホーム、つまり岡山駅のこのホームの場合は、6・8番のりばを矢印で示し、発車標の左右に直接面していない5・7番のりばの表示は別のりば表示(倉敷駅で見た列車名/乗車位置欄に出る「5番のりば」の表示)を出すことで案内します。

しかし、岡山駅の表示は、SUNTRASベースでありながら、左右を矢印で示すのではなく、のりば番号を右端に出す割付。
今までに前例のない割付を生み出した岡山駅は、5・7番のりばの表示をどのように出すのか!

次回、乞うご期待!