2021年11月27日 初回投稿
今回は、小学校受験としては、少し気がはやい考え方ではありますが、小学校の先にある系列校・付属校の高等学校の大学入学試験合格者数を調査し、私立・国立小学校 大学合格者数ランキングとしてまとめました。
第2回は、難関国立大学の合格者数をまとめました。
対象となる大学は、旧七帝国大学(東京大学、京都大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学)に、東京工業大学、一橋大学を加えた9大学としています。
中学受験で外部へ進学することが前提の小学校(国立学園など)や、中学校からは女子高となる共学の小学校(洗足学園、晃華学園など)、中学校からは男女が別の進学先となる小学校(学習院、桐朋、桐朋学園など)、そして系列の大学へ原則進学となる小学校(慶應、早稲田、立教など)など、様々な小学校があります。
このランキングが小学校の良さを表すものではありませんが、小学校選びの際の1つのポイントとして、ご参考にしていただけますと幸いです。
私自身も、子どもの小学校受験の際には、大学合格者数まで検証のうえ、志望校を検討した結果、非常に役立った経験がありました。
■私立・国立小学校 大学合格者数ランキング②難関国立大学編
※2021年1~2月に実施された大学受験の結果から、ランキングを作成しています。
※2021年もしくは2020年に、1名以上難関国立大学の合格者がいた高等学校の系列・付属小学校を記載しています。
【ランキング分析】
東京大学編と同様に、1位~5位までを国立小学校が占める結果となりました。(学芸大学附属系列を1校とカウントすると、1~3位。)
1位の筑波大学附属小学校は、昨年からは合格者数が9名ほど減少しましたが、合格者数64名(27.8%)となっています。
東京大学(29名)に続き、東京工業大学(12名)の合格者が多くなっています。
2位~4位の東京学芸大学附属竹早小学校、東京学芸大学附属世田谷小学校、東京学芸大学附属小金井小学校は、昨年から16名増加し、合格者数は1位となる87名(25.9%)となっています。
東京大学(30名)に続き、北海道大学(18名)、東京工業大学(14名)、一橋大学(12名)の合格者が多くなっています。
5位のお茶の水女子附属附属小学校は、昨年の15名から一気に9名増加の合格者数24名(20.0%)と大躍進となりました。
東京大学(9名)に続き、東北大学大学(6名)の合格者が多くなっています。
6位・7位の桐朋小学校、桐朋学園小学校は、昨年からさらに17名増加の合格者数58名(18.6%)と大躍進となりました。私立小学校では首位の成績となります。(桐朋高等学校の成績となります。)
東北大学(11名)の合格者が最も多く、次いで東京工業大学(10名)、東京大学・北海道大学(9名)となっています。
8位の東京都市大学付属小学校は、昨年から8名増加の合格者数48名(16.8%)となりました。
北海道大学(17名)の合格者が突出して多く、次いで東京大学(7名)となっています。
また2022年4月開校予定の都立立川国際中等教育附属小学校は、合格者数18名(12.1%)で第12位と、こちらも素晴らしい成績となっています。
【昨年からの上昇率ランキング】
1位 お茶の水女子附属附属小学校 +7.18%
2位 雙葉小学校 +6.19%
3位 桐朋小学校・桐朋学園小学校 +5.70%
4位 横浜雙葉小学校 +2.69%
5位 東京学芸大学附属竹早・世田谷・小金井小学校 +2.61%
今後、早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・明治大学などの私立大学についても、最新の2021年に実施された大学受験結果を反映し、順次ランキングを公開していく予定です。
何卒よろしくお願い申し上げます。
※私立・国立小学校 東京大学合格者率ランキングはこちらです。
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