2021年11月26日 初回投稿
今回は、小学校受験としては、少し気がはやい考え方ではありますが、小学校の先にある系列校・付属校の高等学校の大学入学試験合格者数を調査し、私立・国立小学校 大学合格者数ランキングとしてまとめました。
第1回は、東京大学の合格者数をまとめました。
中学受験で外部へ進学することが前提の小学校(国立学園など)や、中学校からは女子高となる共学の小学校(洗足学園、晃華学園など)、中学校からは男女が別の進学先となる小学校(学習院、桐朋、桐朋学園など)、そして系列の大学へ原則進学となる小学校(慶應、早稲田、立教など)など、様々な小学校があります。
このランキングが小学校の良さを表すものではありませんが、小学校選びの際の1つのポイントとして、ご参考にしていただけますと幸いです。
私自身も、子どもの小学校受験の際には、大学合格者数まで検証のうえ、志望校を検討した結果、非常に役立った経験がありました。
■私立・国立小学校 大学合格者数ランキング①東京大学編
※2021年1~2月に実施された大学受験の結果から、ランキングを作成しています。
※2021年もしくは2020年に、1名以上東京大学の合格者がいた高等学校の系列・付属小学校を記載しています。
【ランキング分析】
1位~5位までを国立小学校が占める結果となりました。(学芸大学附属系列を1校とカウントすると、1~3位。)
1位の筑波大学附属小学校は、昨年からは合格者数が7名ほど減少しましたが、それでも合格者率は唯一の10%超え(12.6%)となっています。
2位~4位の東京学芸大学附属竹早小学校、東京学芸大学附属世田谷小学校、東京学芸大学附属小金井小学校は、昨年に続き安定して30名の合格者数(8.9%)となっています。
5位のお茶の水女子附属附属小学校は、系列の高等学校が女子校という条件の中、昨年の3名から一気に6名増加の合格者数9名(7.5%)と大躍進となりました。
6位の横浜雙葉小学校も、お茶の水女子附属附属小学校と同じく、系列の高等学校が女子校(こちらは小学校から女子校です。)という条件の中、昨年の2名から一気に8名増加の合格者数10名(5.5%)と大躍進となりました。私立小学校では首位の成績となります。
7位の暁星小学校は、小学校から男子校となりますが、昨年の6名から3名増加の合格者数9名(5.5%)となりました。
また2022年4月開校予定の都立立川国際中等教育附属小学校は、合格者数4名(4.7%)で第13位と、こちらも素晴らしい成績となっています。
【昨年からの上昇率ランキング】
1位 お茶の水女子附属附属小学校 +4.94%
2位 横浜雙葉小学校 +4.38%
3位 暁星小学校 +1.78%
4位 都立立川国際中等教育附属小学校 +1.33%
5位 洗足学園小学校 +1.14%
今後、他の国立大学や、早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・明治大学などの私立大学についても、最新の2021年に実施された大学受験結果を反映し、順次ランキングを公開していく予定です。
何卒よろしくお願い申し上げます。
※当ブログのもくじはこちらです。下記リンクから、小学校受験の出願倍率、小学校の偏差値などのデータもぜひご覧ください。