今回はなぜ中学受験をさせるのか。

どうやって中学受験に立ち向かうのか。

現実に2月首都圏入試を迎えた方も含めて

もういちど、はじめから、ていねいに。


  中学受験のメリット

発端はさまざまでしょう。

子どもがやりたいと言い出した、

行かせたい学校がある、

塾が楽しそう、後を継がせたい、

どの動機でも私は素敵だと思います。

発端が、コインを拾ったことであっても。

物語はそこからはじまっていくものです。

おれの いとしい しと!


  ​困難な道

中学受験は任意制です。

だから好き好んで地獄を歩む道でもあります。

私は後悔、反省しながらやめてほしくない

とは思ってますし、

大手についていけないから諦めるのは

もったいないのでそれを助けるために

私塾を運営していますが、

やめようと思えばやめられるのだ

忘れないでください。

たまーに始めたことが足枷となって、

やめるにやめられないことで

心を壊す親子がいます。


ふつーの習い事と同じだと思ってください。

大丈夫です。塾なんて大したこと言ってません。

大学になれば学部一年でも知ってること、

下手すると高校なら知ってることを

意味もわからず話してるのが大半です。

※少なくとも理科科の大半はそう

理学部の入学ラインに達してない人多数


現にヘチマはなんでヘチマというのかと聞くと

まともに答えられないのでわかります。

サケとマスの違いもいえません。

教えてる側もほとんどそんなもんです。

※このレベル調べあげてくる人が一流


ですから、

一度決めたことだから地獄でも無理に続けなきゃ

は正解ではなく、不正解。

苦しい受験はしちゃダメですよ。

楽しい受験をしましょう。


  ​いつ撤退するか

というのもよく言われます。

一般的な傾向として、

新小4 2月スタート、新小5 2月転塾、

小5夏転塾、新小6 2月転塾が多いです。

ネガティブとは限らなくて、

今までは子どもが小さいから個別だったが

5年や6年からは大手に!という人もいるので

一概に転塾は落ちこぼれではありません。

ステップアップ生のほうが一生懸命で、

結果的にクラスごぼう抜き、

Bスタート、半年で α、SS開成もいました

※当然かなりイレギュラーでおうちの努力です


なので、

転塾とは敗北ではなく、ベネフィット。

お子さんに最適な学習環境を探すことなのだ

私はそう思っています。

けど、できるなら

入塾金とかテキスト無駄払いになるから、

悲しい転退塾を防ぎたいわけです。

といってもノルマとかねえから、

その塾が見限られても知らないけどね


ただ1科目できないだけで

やめるのはもったいない。

あがけるだけあがいてみましょ


  ​夜見る夢を昼観る夢に。

そんなわけで、

親としてはこの学校に入れたい。

そんなぼんやりイメージも

あるのではないでしょうか。

その理想を叶えたい。

親心として自然です。

なんにも恥じることはない。

我が子の未来のために塾に行かせて悪いか。

本人が楽しいと言ってて何が悪いか。

そんなことよりもっと遊ばせてやれ

きみの言う遊びとはスマホゲームのことかね?

あんなものより遥かに学問は面白い。



単純作業ではない知恵比べ。

初見の問題をどう切り込むかが最大の面白さ

え?んな重箱の隅に意味があるか?

東大って知ってる?



これが東大。

ちなみにやり方によっては小学生でも解ける。

これは暗記じゃない。くふう。

つまり知り得た知識から

ケミストリーを起こして解決を求めるもの。

こういう、未知の世界を切り拓くのが

教育と学問と共通テストの向かう方向ね?


  ​走れ 進め 狙え 今を理由にして

もちろん、簡単な道じゃないよ?

でもさ、

薄暗いダンジョンの奥底に

宝箱はあると思ってる。


毎日が辛く見えても、

その先に星はあると思うよ

だから、親子間で感情をただぶつけずに、

いっしょに立ち向かってみないかい?


かくして快進撃は始まった。




©️お受験のお医者さん