わかるブログ

当方のアメブロ参入は後発である。

2023年の1月17日だった。

最初にやることはフォローだった。

フォローしたら

フォローし返してくれることを期待

ではなくて、

純粋に5年間離れていて、

今の受験におけるニーズと

最新トレンドを知りたかったから。

結果的に1500件とかになった。


どういった悩みがあるのか、

わかろうとするためである。

みなさんのブログを読んでると、

真剣に悩み、考え、入試期だから喜んでいた。

するとこう思った。

「ブログの書き手って孤独なんだな」と。

例えばコースが上がった、算数ができた

基本や中堅らしき学校が受かったなどと

無数の名もなき小さな「ゆうしゃ」の戦いがある

そこではコメント欄はスルーされてて、

イイネは10以下が多かった。

多分、誰も書かないから、

みんな書きにくいんだろう。

合格しました、に

誰もおめでとうも言わないのは

書いてる側からしたら辛いんじゃないか

そう思った。

また私は「二月の狂気」を知っている。

合格と不合格、夢の第一志望に合格できないと

人は苦しみ、人生の全否定になりかけない。

それを知っているから

気休めでいいから言葉をかけようと思った。



お金もらってなくとも助けになろうと思った。

だから受験関係者では珍しく、

ひとつひとつにコメントを残して

声かけしたのである。

私が言いたかったのは単純である。

いまがんばってるあなたは間違えてないし、

それは毎年500人の受験生を指導してきた

SAPIX大規模校在籍者からしても、

みんな悩むところだから、

お子さんに絶望しなくていい。

そういう辛い先輩たちはたくさんいたから

あなたの力不足ではない。

単に中学受験はモンスターなんだよ、

そしてあなたは孤独ではないと言いたかった。


私は読みながら保護者ブログを読んで、

保護者さんが1人じゃないとワカることで

救われるのが

ブログでの交流の最大だと思っている。

が、同じ保護者からの悩みに

「わかります。うちも」だと

解決しないことに気づいた。

特に新4年や新5年は先が見えないから

不安なのだ。


  デキるブログ

そこで相談にお答してると、

共通したお悩みが出てくる。

なので毎回声をかけるより、

ある程度一般的なケースは記事に書くことにした。

コメント欄にあまり長く書きたくないのもある。

例年、毎回、同じことがループするのもある


そこで「親と子でとりくむ」シリーズなる、

FAQ(よくある質問とその答え)集の

基礎ができた。

2人以上の共通した悩みがあれば、

長々コメント書くよりわかりやすくまとめたら

来年度も同じ悩みを解消できるじゃないか。

こうしてこのシリーズは200に近くなった

これが最初であった。


このとき、アメブロには二つがあった。

1 ワカるブログ

つまり、悩む保護者のブログである。

これは共感を集めたり、同じ悩みの保護者がいて

たまーに助けてが聞こえるから、

アンシンシテイイ ト イイニイキ

2 デキるブログ

つまり、デキる保護者のブログであり、

御三家や筑駒などの合格報告があった。

この場合は

みなさんも素直におめでとうございます

と書けるから書かなくてもよかったり、

枯れ木も山の賑わいとばかり

私も一行おめでとうを書いた。

どの学校だろうとたくさんの人に

がんばったね、よかったねと

言われる権利があるから。

難しいのは不合格のときで、

みなさんかける言葉がないでしょ?

私は大手塾屋だから慰めるのは得意なのだ

だから、

まだ大丈夫だよ。こうしてみてね

慰めていた。

この頃に感じ始めたのが、

「目立たない保護者の奮闘には

だれも味方がいないこと」である。

アメブロの裾野は思ったより広く、

有名・αブロガーもいれば、

細々とでも我が子の記録を残して

苦しんでいる人もいる。

御三家早慶にはコメントがついて

すごいね!はつくが、

普通、不合格ではかける言葉がない

中堅や基本にはコメントがなかった。

お母さんたちの孤独を思った。

私自身もイイネ10いけば成功なのだから

我が子に一緒に泣いて喜んで、

「勇気づけ」する変人が1人くらいいても

いいじゃない!と率先して書いた。


質問に答えがなければ必ず書いた。

最初に書いたら「書いてもいいんだ!」と

楽になる。

わたしはファーストペンギンになりたがる。

あなたは孤独じゃないですよ、応援していますよ

だから草の根から声かけした。


すると受験期がおわった。

増えたのはこれから受験やろうかな。

組分けや勉強どうしよう、である。

また、

〇〇に受かるにはどうしたら良いだろう

と先の悩みがちらほら増えたから

これができた



この桜蔭で初の20超え、筑駒で30超えしたので

あ、割とニーズあるんだ。と思った。

ミッション系の複雑な宗派別リストとか、

受験始めるために有名な〇〇行かせたいけど

どんな学校なのかしら。に答えたかったから。


募集要項に書いてないことを含めて、

合格者や卒業生、面談する上で

プロしか知らないことは多いので

それを書いた。

説明会が始まる前だったしね。

早慶の附属係属や進学先とか割と知られてない。

早稲田中は附属じゃない、とか

S主催説明会で草の根学校に率先して行ったから

そこで得られる裏情報も書いた。


  ​ヤレるブログ

このあたりで精神的なアドバイスに加えて、

主にS社テキストやYT予習シリーズでは

4年や5年でわかりにくい単元がある。

理科を好きになってほしいと思った

しかし、

子どもが読むと御三家早慶レベルの知識は

ハードルが高い。

そこで親御さんを感動させ、

子どもに「こうなんだぞ」と言えるようにした

お子さまが読んでもシリーズがわからない

単元や組分けどうしよう!と悩むのが

例年の感覚でわかる。

昆虫嫌いなのは生理的嫌悪+わからないからだ

だから親子の対話を増やしたり、

難しい単元を塾屋が言ってるだけじゃ足りないし

みんな算数は一生懸命教えて

「受験は算数が9割」だと思ってるから、

理科を教えたり、親塾ではやりきれないから

親が調べるのを楽にしてみた。

シリーズやサピテキで追加説明や

わかりにくい単元を先回りした。

こうして中学受験準拠のブログ教材記事ができた

この段階で

具体的に読んだら即効性のある記事にした。

親が読んで子どもと話せばお子さんが

なにそれ!おもしろ!ってなる話を盛り込んだ

あとテキストで引っかかるとこは

SS開成桜蔭を全員受からせたαクオリティの

わかりやすさにしてる

理科やんなくていいだけで楽でしょ?



これに算数がなかったのは

そこは教えられるだろ、ググればいくらでもあるし

だった。

特に3月組分けまでは前の学年だから

旧3年4年は大きな試練は算数になかった。

理科だけマニアックなのだ。

こうして巡回してるうちに

算数はよそのリンクでいいと思っていた。

が、単元に変化が起きる。特殊算である。

てことで面積図の説明をした。

20超えたのでニーズがあるから、

ややこしい特殊算から説明した。

面積とてんびんの違いとか、

〇〇算という和算の特殊な世界から。


  ウカるブログ

こうしてこのブログは

実用性の高い記事の割合が増えた。

つまり親向け指導マニュアルね

親が子どもが困っているときや

親塾でSSコース、Sコース、Mコース、

α1コースではどう教えているかを

Aコース向けに簡単な説明にして

例題の解説をした。



これで

お子さんが

「大変なことをがんばっているな」

とわかるなら

この程度の問題で!」と

バトルが減ると思った

これが間接支援論である。


この時点でも非営利である。

しかし国語は読んでも意味わからん。

金払うからなんとかしてとメールがきたから

一応のシステムを組んだ。

経済的受験弱者を救うから

マッサージ店の半額である。

ここは嫁に相当助けてもらった。

保護者目線、一般目線であるから。


クオリティに対して安いよ?

理由は治験なのと、

ランニングコストを抑えてるから。

塾テナント費とかあるならあんな金額無理だし

交通費負担もさせないからできてる。

これが主軸だが別に算数も教えてる

理科はブログ教材記事読んだら取れるんだろ

取れるから教えろと言わないんだろ、

と思っている。

うちは便りがないのは良い便り方針。

これで何回も個別にコメントしなくて済むから

楽になった。

リンク貼るだけで済むから。

で、春休みに組分け惨敗が多かったので、

最大の夏の組分け対策に着手する

各塾のカリキュラムにあわせて、

引っかかるポイント、典型題、

解答のテクニックを書いた。

4年5年のαクオリティ、

かつオヤジネタで子どもが読むとわけわからん

ように嫌がらせした。

漢字も難しいから、

子どもに読んどけという放任を駆逐した。

中学受験に必要なのは塾と親子愛である。

親塾も念頭にあるから無料だった

このあたりで他の保護者ブログと差別化できた

無料で読めるようにしたわけだ。

S社ざまぁである。


ちなみに前教科長よりレベル上なので、

東京校のα1から3より細かく

かつ最新の過去問から出ている

内容にチューンしてある。

あとはひたすらにテストに間に合う、

単元を扱う前に急いだ。


  終焉

そんなこんなで終わりを迎えたのだが

理由がいくつかあるうち、最大なのは

いい記事を書いたところで、

他の人は150のイイネがついても

うちの記事は20行かなかったからだ。

これは私がブログ初年度なのもある


同時にランキングに上がってしまって、

αブロガーの人たちがよく見えてきたからもある

特に、相談に対して

ロクロク結果の出ない回答をしてるブログや

原典が間違えてるのにそこに気づかず、

受験ニュースを

単に垂れ流すブログは許せてない


ワーキングマザーやお子さんとの

やりとりを楽しくわかりやすく

我が家のことを書くブロガーさんは

数が多くても気にならない。


私が嫌いなのは間違いや嘘を垂れ流す、

受験に直面してないのに、

意味なくランキングが高い人。

それよりいい記事書いてランキングを

超えることが何回かおきた。

5月で1番楽しかった。


ところが5/31に崩壊を迎える。

それまで13000人のアクセスが

突然5000になり、

さらに今では2000も行かなくなった。

スタンスは変えてないから

理由がさっぱりわからん

その前からコメントに困る方もいて、

イイネだけならフォローしなくても、

流れてくるものでいいやと規模を小さくした。


拒否するなら拒否する。

だからアメンバー限定にした。

こっちを拒否する人に

タダで読ませる理由がなくなった。

だってこれ売れるレベルなんだもん。


私は悩む子どもをすくいたい。

だから、子どもとのトラブルには

大人の方が話がわかるから、

大人側に「勇気づけ」してアドバイスして

助けたいと思ってきた。


2003年に「お受験のお医者さん」という

号を掲げた時には偏差値20の子でも、

諦めずに声かけしてエンカレッジすることで

勉強はつまらなく辛いだけじゃない。

楽しいし、

ちょっとしたきっかけで変わるんだよ

を目的としたのでカウンセリングとケアをする。

スーパー受験親に親を変えるだけで、

子どもの成績は伸びていくメソッドを

実践してきただけだ。

みなさんどうしてますか?」や

敵対的な周囲の中でがんばってる

保護者の味方で常にいたかったが、

報酬=アクセス数という基準が消えたので

やりがいを失いました。


大切なのがこういうブログなんだから。

あなたの子どものためを思ってないし、

お子さんを本気でどうにかして受からせたい、

成績あげてあげたい、と思って書いてない。

具体的に何すればいいのかにこだわっても

なんの見返りもなくなった。

これ、なんの参考になるの?

これ読んで

お子さんが御三家行けるようになるの?

アクセス数、不正があったりしない?




ランキング100以内だと

イイネ100以上が当たり前なんだよね


うちは30でひいこら言ってて、

どうしたら心に響く記事がかけるのか

悩みに悩んできた。

これでダメならどうしようもないんだよ

どうがんばっても

多くの保護者の方を助けられない。





だから私はアメブロがわからなくなった。

曰く、不可解。

ランキングがすごいモチベーションだったんだな

そう思わされた。