​ご相談内容

ますたぁと言います。いつもブログ読みながら

「ギャグすべってんなぁ」と思っています。

塾には今はかよっていません!

最近メンバーが固定してイイネが12前後なので、

多分みんなお前の記事に飽きてると思います。

そんなのどうでもいいですが、コースが落ちました。

どうしてくれるんだ?

ブログの言うこと無視してきたのに!

娘を殴ったら泣いてたぞ!かわいそうに!


  ​マスターアドバイス

あんたが泣かしてんだろうが!

基本、コースは落ちるものです。

というか

基本、宝くじは外れるものですよね?

コースというのは相対的なものであって、

絶対的なものではないことを

もう一回思い返してください。

仮に

御三家最強のSphinxって塾があったとします。

※創作であり実在の塾とは関係ありません。

日本に他の塾はないものとします。

ここに小6が300人いたとします。

全員開成志望で開成合格しました。

あなただけが筑駒受けたとします。

受かるに決まってんでしょ?


こういう話をしてるので、

周りががんばればコースは落ちる。

何もしなくても普通に落ちる。


つまり、

落ちること前提に学習計画や

自宅学習カリキュラム組み上げて

食い止めないと普通に落ちる。


一回考えリセットした方が良いですよ?

がんばってついていけば

ガンガンあがるはずだ!

なぜ?

みんなもがんばってついていってて

ガンガン上がってるんだよ?

つまり平均点が上がる。

相対的にお子さんがミスしたり

足らないなら落ちる。

講師が悪いのでもなければ、

お子さんが悪いわけでもなく。


みんなが走ってるので、

ベクトルが月15度ずれると24ヶ月で

360度1周回って入塾時のレベルに落ちる。

こうなる人は割といます。

なので発想を変えないと目的地に着く前に

墜落します。

堕落か堕天のほうがまだいい。


  ​消極的戦略

というわけで

組分けでは前回の失敗に対して

消極的戦略を検討します。

第一戦略目標は

「落ちないように」するってことです。

どうやったら上がれるのかではなく、

どうやったら落ちないですむのか。

そこで初回組分けの解答討議が必要になります。


​解答討議

一問一問を先に親が分析してください。

組分けはやったほうがいいかな。

マンスリーはいらないです。

最初の一回やればその子の性格と苦手意識、

どう解いてるのかわかります。

このことは先日のご相談に乗ったかたは

思ってると思います。

「なんでわかるの?気持ち悪ッ!」

答案見るだけで

見てきたかのように当てるってのは

私にはよくあります。

膨大なデータから近似させてるんですけどね


みなさんは何が悪くてどこがいけないのか

具体的に発見してください。

ただし、ユニークなもの、です。

試験までの時間が足りない、

復習するまでの時間が足りない、

学校の勉強やらなきゃいけない、

サッカーの、野球の、バレエの、

スイミングの、switchの、

他になすりつけるのは簡単ですが、

みなさん同じルールでやってますよ?

コースが落ちてるなら

我が子のどこかに問題がある。


そしてそれは横で教えてたみなさんも同様です。

もっといえば、

担当にも問題がないとはいいません。

指示が間違えばそうでしょう。

塾屋としてはそういう科目担当を

クソだと思ってます。

平均点でわかるんですよ


しかし、

問題点をいきなり本人に突きつけたり、

そばに置いて本人に言わせるような、

査問会はやめましょうね?


昨日のNHK

ヒューマニエンスQでもやってました。

シーズン2「ドーパミン」です。

快楽という報酬がなければ、

やる気なんて一瞬で消し飛びますよ?

大切なのは入塾から1ヶ月半のランドマークが

目的とする方角とずれてないか?です。


ここで重要なのが科目優先順位です。

苦手科目がある場合、

算数伸ばすより苦手伸ばしたほうが、

対時間的コストは遥かに安上がり

なのです。

特にこの58と48に大きい山があります。

間違って欲しくないのは

私が担当だから理科やれ

言ってるわけではありません。


それより国語社会の方が

致命的バグ抱えてるお子さんが高い。

これが

・漢字が曖昧

・用語が曖昧

・記述が曖昧

でバツになるのはとにかくよくあります。

「てにをは」めちゃくちゃです。

ありすぎでゲロ吐きそうになります。

話す時には親御さん

周囲に空気読んでもらえるから

論理的に話は必要がないんです。

完璧な論理の例はこうです。

水「蒸」気、「函」館、新「潟」…。

こんなので減点されて累積でα落ちとか

採点しながら

よくありすぎて嫌になります。

だから私は間違えやすい漢字を大きく書くんです。



  ​学びの根幹

中学受験どころか医者になるのに

絶対必須な科目ってなんだと思います?

国語ですよ?カルテ書くからです。

なので国立医学部二次は小論文あります。

で、

これ4年と5年でやらないと間に合わないです。

私はアクセス見てます。

すると算数と国語では閲覧数が桁違いなんです。

みなさんこう思ってませんか?

「中学受験の算数は難しいが、国語は楽勝」

これは極めて危険です。




コースダウン連絡するときに

自担当科目だけでなく、

非常勤の先生に任せる前に私は四科みます。

バランス含めて共通因子があるかないか見ます。

余った問題と解説を使って。

ここを怠る人がたまーにいます。

「算数科で算数だけの話しかしない」とかね

こういうのが

四科バランス崩す最大の原因で、

まじめなご家庭が言われた通り

算数に全力注ぎ込んでも、

偏差値58の壁で止まります。

てかその講師の力じゃそこどまりです。

わかる、できる、受かる。

最後の目標の目標のためには、

まず苦手科目の苦手分野を把握してください。

てかお子さんの苦手単元メモろうよ。

テキナンとタイトルだけでいいから。

戦記さんが

合格させられた理由がよくわかりました。

彼は客観的に常に鳥瞰して記録してきた。

昨日の彼の記録が明日の彼の指導に

娘の苦手とやるべきことを

教えてくれてたんです。

と、いうわけで、

夫婦でまずどこにつまづきやすいのか、

共通点を探してください。

計算式や解法に癖があります。

私は組分け一回の答案と、

問題に書かれた計算式で読み解きました。

お子さんと触れ合う、

みなさんならもっと楽。

〇〇が苦手だ、から

〇〇が××なので苦手になっている。


この赤字を探さない限り、

悲劇は二度訪れる。


今度は悲劇じゃすまないかもですよ。

そう、喜劇です。

同じ間違いをして、

夏の間ずっと2ブロックダウンという、ね。


©️お受験のお医者さん