端くれエンジニア職サラリーマンの実験, 研究シリーズ記事です。
イラスト/イラストAC
今回は、先日6月21日(父の日), 夏至の日に日本全国で起こった
部分日食を自宅からお手軽観測してみましたので記事にしたいと思います。
・ 参考サイト.
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2020/06-topics03.html
* はじめに...
小さい頃から、天体観測が大好きで今も何かイベントが有る際は
積極的に行っていますが「自然の織り成す現象」に強く興味を惹かれます。
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【理系】と呼ばれる分野に進んだのもこんな所が大きですかね。
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** 日食, 月食の簡単な概略図 **
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** 当日の観測風景 **
* 日食観測方法
@ 専用遮光フィルタを用いた肉眼観察.
@ 木漏れ日を通したピンホール法.
2点を併用しました。
正確な時刻を得るために昔ながらの短波ラジオで
標準電波局"WWVH"(ハワイ), 10,000kHzに合わせて
世界標準時を聞きながら観測.
* WWVHの報時アナウンス等はこちら.
+ 注: 直接観測法で使った遮光フィルタ単体やそれで撮った写真は載せません。
私も素人物好きなので大きく言えませんが、これは慣れないと
「目を焼く(失明する), カメラを破壊」する程、危険だからです!
よって木漏れ日ピンホールで得られた日食観測写真のみ掲載します。
@ 木漏れ日法の参考動画.
** 食の途中(16:55頃)の一枚.
ソメイヨシノの葉っぱから漏れた光が三日月状に
欠けているのが直ぐ判ると思います。 **
** 当地での計算上食の最大(17:10)頃はこちら!! **
明らかに欠けている面積が大きくなっています。
++ 参考: 普通の太陽面での木漏れ日. ++
++ 食の最大時頃の風景 ++
金環/皆既日食では無い、部分日食なので余り明るさは変わらず。
当地は幸いな事に、曇天から食の最大時頃に掛けて
「快晴」へと天候が良くなりビッグイベントを堪能出来ました。
なお、次回夏至の日に日食が起こるのは
何と『2802年』なので私の玄孫の孫辺りに託したい...そんな想いを馳せてしまいます。
** 後書き **
Yahooブログで相当昔に紹介しましたが
"天体軌道計算"等も大変興味有る分野で
今回の日食も手計算&計算尺を用い自前で算出しようと
しましたが中々上手く行かず...💦
日食や月食の計算は古代エジプト時代から行われていたとの
研究結果も有りますし、暦を作るため高度な数学, 物理学知識を
彼らが持っていた...コンピュータが無い時代に偉業だといつも思います。
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"計算尺"...以前も紹介していますが
アナログ式コンピュータです。
今や過去の産物でしょうが、工学, 天文, 建築等
様々な分野の計算で幅広く使われました。
私が大好きな"アポロ13", 実話を元にした映画でも出てきています。
(画像お借りしました。)
余談, ジーン・クランツ(エド・ハリス演)...理想のエンジニアですね! かっこいい!!
++ 日食の諸計算で参考にさせて頂いた文献 ++
http://astro.sci.yamaguchi-u.ac.jp/kenta/eclipse/Eclipse.pdf
山口大学の先生が書かれています。
中学, 高校初等数学/物理学の知識が有れば読める為、大変理解しやすいです。