
「社長をやってみないか?」
先日、僕が担当するお客さんのお客さんの関連会社を訪問した際、その会社の経営者家族と仕事のお話を主にしてた時に言ってくれた言葉です。
何はともあれ嬉しい言葉ですが、そう言ってくれた時は何気に聞き流した雰囲気にしてしまいました。もちろん本気ではない目をしていたし、何よりも僕にそんな器がない、勘違いされてます。
それとあの工場を?と考えると絶対に無理に決っている!です。その工場は従業員5、6名と少人数、どの人も荒くれ者ではありませんが、それなりの・・・。
自社製品を使ってくれているお客さん、(まだ!)使ってくれてないお客さんを訪問し、経営者に面会する機会が多いのですが、最近&これからの方針が二手に分かれる傾向があります。
まず一つは我慢派、今の生産を確実に行い、回復の契機を待つ忍耐型です。もう一つは積極派、競合も収益悪化で資金面でも弱っているので小回りを利かせて新規受注(転注)を狙う攻撃型です。
僕にはどちらが良いかわかりません。ただ一つ言えるのは前者の我慢派(忍耐型)は、この時期に変化を敬遠する傾向にあるので、何事の話にもリズム感が出て来ません。
となると積極派(攻撃型)であれば・・・ではないようです。白でなければ、黒にならない。どうやら灰色が正解かも知れません。この動向、僕には無風~ちょい追い風に感じます。
景気が継続して良くなり賃金が毎年上がる、そんな時代ではないことに誰もが気付いています。多くの会社の人事評価が欧米型とも言える投資型、従来のご褒美型ではなくなってきています。
僕は反対ではありません、むしろ賛成です。昔話“桃太郎”、鬼退治に行く前に犬や猿達にきび団子を上げます。「鬼を倒した後にきびだんごを1個あげよう」では誰も一緒に来てくれません。
猿は鬼を見て怖気づき逃げようとしたので、“桃太郎に切り捨てられてしまいました”、ちょっとキレイ過ぎます!“犬に噛み殺されました”のが適切です☆