生徒の英語力を上げる英語の授業を作るには何が必要かと常に考えていますが、最近はこの2つ(「リテリング」「フリートーク」)を取り入れてはどうか、と考えています。

 

中学校や高校で英語の授業を変えてみようかな、と考えている方はぜひ一度ご検討ください!


英語を身に付けるにはいろいろなやり方があると思いますが、大切なことの一つが、「インプットからアウトプットへの流れを作る」ことだと思います。聞く・読むを通じて頭に入ってきた英語を話す・書くを通じて産出することで、英語が頭の中に残ることが期待できます。

その具体例の一つがリテリングだと思います。リテリングは教科書本文などを自分の英語でアウトプットする活動で、この10年で実践例がかなり増えてきました(「リテリング(retelling)」暗唱・reproduction・穴埋め読み」をご参照ください)。具体的な指導例を紹介する書籍も出ていますし、中学校の英語の検定教科書(開隆堂のSunshine)には 'Retell' を単元の一部としているものもあります。

リテリングを単元の最後に置くことで、学習者が教科書本文を頭の中に取り込み、よりよく定着する助けになると思います。また、アウトプットを前提としたインプットになるため、前述の「インプットからアウトプットへの流れ」ができると思います。

フリートークは学習者にテーマを与えて自由に話してもらう活動です。原稿は用意しません。詳しくは下記を参照してください。

「フリートーク」のススメ

現行の学習指導要領の重要なキーワードの一つが「即興」だと考えていますが、それを実現するのが、フリートークだと思います。

なお、フリートークは、いわゆる「フレーズ暗記」とセットで行うと効果的だと思います。その点は下記をご参照ください。

フレーズ暗記の必要性
 

繰り返しになりますが、英語の授業を変えてみようかな、と考えている方はぜひ一度ご検討ください!