外資系企業へのセカンドキャリアの勧め

 

2023.2.23 大圖健弘

  経産省の調査では日本国内には5,000社を超える外資企業があるといわれている。

一口に外資企業といっても①日本企業と合弁の企業、②海外の会社の日本拠点が独立した企業、③そもそも外国企業がその日本法人として設立した事業、④外国人個人が日本で起業した事業、⑤既存の日本企業を外国事業が買収した事業等いろいろな形態の企業が存在し、設立理由も、①日本市場に進出するため、②既に日本で売り上げている物品の補償やメンテナンスを行うため、③既に確保している日本での市場規模を拡大するため、④日本に連絡事務所が必要だから等これも様々な理由が考えられる。

 しかし、共通して考えられるのは、ある程度の規模以上になれば、日本人を雇う必要性が出てくるということではないだろうか。確かに1人2人の従業員規模で仕事を行っていくだけであれば、日本人スタッフは必要ないこともあるだろうが、ある程度の規模になれば日本人スタッフが必要となる。なぜなら、①すべての人材を本国の人材でそろえることを考えた場合、その本国人の駐在コストはかなりのものになり、日本市場に進出するメリットを超えるものになりかねない。②日本の商習慣、法体制等日本社会に精通した人材が当該企業の活動には必要で、それには日本人を雇うことが必要となる等、わたくしたち日本の企業が海外進出することを考えれば、当然わかりうる理由があるからである。

 そこで、セカンドキャリアを外資系企業で実現することの意味がある。少し前までは、外資系企業での勤務というと例えば海外留学から帰国した社会人のステップアップの手段であったり、少し、おしゃれに勤めたい人向けの就職先であったりしており、一般の勤め人には少し無縁のような認識であった方も多い印象であった。しかし、上記のように日本社会に精通した人材を必要とされている会社で活躍できるのは、これまで普通の会社で活躍していた、普通の企業人である。確かに、言葉の壁や、本国との関係における文化の違いへの理解等、乗り越える必要のある部分は大きいものがあることは事実であるが、それを凌駕して余りあるのが、日本企業で活躍して獲得している経験や知識、行動様式である。多くの外資系企業の外国人スタッフはこうした知識がなく、そうした知識、知見をもとに日本人が自分の企業で活躍してくれることを期待しているし、うまく活躍の機会を売られれば、今までのしがらみのない世界で自分の能力を最大限に発揮できるチャンスが生まれる可能性も大きい。

 自分には能力があるのに、発揮のチャンスが無く、歯がゆく思っているそこのあなた、是非チャレンジしてみてはいかがだろうか。

 

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セカンドキャリアを海外で

2022年1月25日 大圖健弘

 

 「セカンドキャリアを海外で経験しませんか」と問いかけられると皆さんはいかがであろうか。

 ・よほど覚悟をきめてかからないと成功しないのではないか。

 ・今更、外国語を学びなおして本当にできるのか心配。

 ・文化の違うところでそもそも自分の経験が生きるのだろうか。

あまり外国で暮らした経験のない、あるいは海外との付き合いの少ない方々ではこうした認識で、まず、拒絶気味に考える方が多いのではないかと思う。筆者もご多分に漏れず、ヘジテートする集団に入ってしまう。

 しかし、少し前、特にバブルのころには、主として東南アジアでセカンドライフを楽しむ方が結構いらっしゃったのではないかということを思い出してしまった。確か、物価も安い、気候も温暖、選べば治安も悪くない、などの理由で年金生活者となられた方がセカンドライフの舞台として海外を選択されていたように思う。

 こう考えると、セカンドライフを楽しめるのなら、セカンドキャリアを海外で見つけ、活躍の機会にすることも充分、あるのではないかと思う。こう述べると「おいおい、単に生活するのと仕事をするのではわけが違うのではないか。そんなに、仕事は甘くないぞ」という意見も出てくるように思う。しかし、考えてみれば、今まで私たちは、なかなか激しい競争世界の中で、いろいろな人と切磋琢磨しながら実績を上げてきているのだ。確かに文化や考え方の違いがあるかもしれないが、仕事の世界は、何かを達成していくという目標に向かって、ベクトルを合わせて協働していくという、働くということの本質では変わらないはずである。又、言語の問題等、解決しなければならないことも多いかもしれない。それを乗り越え、新しい環境で自分を試してみるということもある意味、面白い挑戦かもしれない。

 

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海外勤務の経験を生かす

 

2023年1月20日 鈴木 友之

 

少し前のTVニュースで、円安に絡んで、ワーキングホリデー、略してワーホリが最近盛んになっているとの紹介で、その内容に驚いている。15年位前にワーホリ計画する学生たちの相談対応したころは、①如何に現地で効率良くアルバイトして現地観光を充実させられるか、②帰国してからの就活にどのように活かせるか、の2点に焦点があった。

 

ところが、先日のニュースで知ったワーホリは全く趣旨が違っていた。ワーホリ即ち海外でビジネスを立ち上げる助走路に位置付けている様子。例えば、寿司職人が日本の寿司屋で修行していたが、いつまで経っても一人前に握らせて貰えない。思い切って海外に行き、和食レストランの寿司職人となり任せられ、数年で独立して寿司屋チェーンを展開。更には日本にも店を出す勢い。日本の乗用車メーカーが米国で確立したブランドを日本に持ち帰ったようなイメージだ。日本国内でガラパゴス化したビジネスでは海外への発展性に限りがあるが、逆に海外、特に米国で普及・確立したブランドは、日本も含めてグローバルに展開、発展できる可能性が高い。

 

このような個人の自己責任で海外に出て、自ら活躍の場を見つけるルートには大きく4つある。ワーホリのほかには、海外留学後そのまま現地で就職、転職エージェントの紹介、フリーランス等。いずれのルートにしても、海外に永住する覚悟か、何年か働いて取り組んだ職業での専門性を深めて帰国するのか、しっかりとビジョンをもってチャレンジし、日本と異なる生活文化の中で視点と発想を鍛え、グルーバルなビジネスに広げて欲しい。いまでは昔話となった、ショー化した鉄板焼ステーキビジネスなどは、例外的な成功物語に思っていたが、いまではワーホリからチャレンジする人が沢山出ておかしくないと思えてきた。

 

このような海外勤務の機会は、グローバルメーカーや金融・物流・総合商社といった業種の海外勤務でなくても可能な時代。むしろ一人ひとりが個人でリスクを背負って海外にチャレンジする草の根的な活動から、いっそう斬新な視点や発想は培われると期待する。さらには日本のガラパゴス文化に風穴を開けてしてくれることを期待し、応援していきたい。

 

以上

海外勤務でのキャリア

2023年1月14日
延川和治


海外駐在を終えて帰任された方々の4人に1人が、帰国後転職されているという統計があるとも聞きます。
海外勤務では、出発前在任中の職位レベルを2段階ほど上回るポジションに付かれることが多いと言われます。 そのせいもあり、帰任後の配属先の仕事のレベル、その責任範囲やリーダーシップの範囲の狭さに不満、あるいは報酬レベルがダウンすることへの不満、あるいは海外勤務で経験したことがストレートに活きない帰国後の配属先への不満などが原因と聞きます。

日本で働く事以外に、海外でも働ける実績をつくられ、その自信ももたれて帰国された方々には、ご自身の今後のキャリアの展開幅が大きく広がって目に映ることと思います。
海外勤務のキャリアを今後にどう生かすか、いまの会社で生かすか、生かすには転職する方がいいのか、外資系で働くか、あるいは自立して独立するか、そしてそれらを日本でやるのか、海外でやるのか。

しかしキャリアを考えられるとき、いずれの場合でも、先ずは、ご自分が海外勤務中どのような環境のなかで、どのようなことを成し遂げてこられたのか、実績を洗い直し、確認することが、まず第一歩になるのではないかと思います。
海外勤務を通して自己に芽生えた自信を、はっきりと客観的に、ご自分のキャリア形成の、また他者に対しても訴えられる武器として、確信できるようにしっかり把握することと思います。そして、それをベースとして、今後への展開のビジョン作りを組立始めるのではないでしょうか?

言葉も社会も文化も組織概念も商習慣も違う海外での仕事の経験から、まず相手の理解、その立場や考え方、反応の違いの理解に努め、それらを基に、自分とは同じ感覚では無い相手を、相手の立場に立って、マネジメントし、リーダーシップを発揮していく、という能力が自然自然に、身についてこられているのではないでしょうか。 このサーバントリーダーシップ的能力は、今後どのキャリアに進まれても、大いに力になるものと思えます。

ご自身のキャリアが大きく展開する可能性を秘める海外勤務経験、やはり重要なのは、どのようは背景のなか、何をされてこられたのか、何を創り上げ、何が出来る人材になられたのか、そしてそれらを言葉も社会も事業文化も違う海外で成し遂げてこられたことにあると思えます。

これから海外へと思われている方も、是非海外から帰られた諸先輩の姿や話を参考に、あるいは反面教師に、異文化のなかでも、環境が全く異なるなかでも、事を成し遂げる力が、ご自身の今後のキャリア形成にとっても、とても重要であることを意識され、これからのご自身のキャリア形成に向かわれていかれては如何でしょうか。

 

以上

非正規雇用へのキャリア支援

 

2022年12月29日 鈴木 友之

 

大学のキャリアコンサルタントを務めていた時の相談の一つに、希望の業種・職種で就活して来たが内定を取れないままに希望したい応募先が無くなった。しかし、希望しない企業に応募する気がしない、どうしようかという相談がある。

 

対策はふたつ、一つは意図的に留年して次年度の就活戦線に再挑戦する方法。実際にこの方法で次年度に希望する企業に就職する学生が多くいる。それは就職環境の変化だけでなく面接対応といった個人的なスキル向上といった要素も挙げられる。

 

もうひとつは、まずは卒業してアルバイトで生活費を稼ぎながら、希望する業種・職種での就職の道を探す方法。これについては、その希望する業種・職種だけでなく、意思の強さも含めて話してもらうようにしている。話してもらうにあたり、第一に日本の就職事情を説明している。それは一度アルバイトという非正規雇用で社会人のスタートした後からは正社員への転職が難しいこと。弁護士や公認会計士といった資格取得を目指して勉強するのでない限り、アルバイトで磨ける仕事上のスキルの大半は単純作業や補助的業務で、正社員に求められるスキルにつながる内容が少ないのが実情。第二に、現在の雇用制度において、正規雇用と非正規雇用では給与格差だけでなく社会保険や社員研修、人事ローテーションによる多様な職務経験といったいろいろな側面での差が大きなこと。

 

ところで、最近はもう一つ、新しいキャリの形成方法が生まれ始めているようだ。それは非正規雇用でのキャリアを積み挙げて一つの大きなキャリアにしていく方法、即ち企業に就職しないキャリア形成。ひと昔前に、企業の寿命は30年と言われた時代があったが、最近はもっと短いのが実態に思う。企業自体は存続しても、その事業内容はどんどん変化している。最近では「リスキリング」という言葉が一般化してきている通り、例えIT先端企業でも「リスキリング」を実施し始めている。さらに雇用形態も「メンバーシップ雇用」から「ジョブ型雇用」に変化・拡がり始めている。最近まで再就職市場では50歳が節目の早期退職制度だったが、今では40歳に移動しつつあるように感じる。大手企業の就業規則では兼業・副業を認める方向に広がって来ている。そこには、非正規雇用を越えて個人事業主、さらには多様なスキルの持ち主による集団起業家が多く出てくることが予測される。そのような流れの中で、キャリアコンサルティングの視点とサポートスキルを広げ高める必要性を痛感している。

以上

セカンドキャリアと非正規労働

(非正規労働こんにちは)

2022年12月28日 大圖健弘

 

 非正規労働はどうも旗色が悪い。国政選挙の選挙活動でも地方選挙の選挙活動においても必ず何人かの議員候補者はその街頭演説の中で非正規雇用を問題視し、非正規労働からの脱却をその公約に挙げていたりしている。こうした演説を素直に聞いた私たちは「うん、なるほど、非正規労働は相当悪いことらしい。」と認識を新たにしたりしている。

 しかし、非正規労働ってそんなに悪いことだろうか。

曰く、「雇用が安定していない」、「昇給賞与がない」「技能が身につかない」---。確かに、こうした問題は大きな課題としてあることは間違いがない。

 しかし、一方で非正規雇用はなくならないわけで、そこには何らかの雇用する側の必要性があり、雇用される側の必要性もあるのではないかと考えてしまう。現在、筆者は非正規労働者としてフルタイムで働いており、もうその形態の仕事が5年を超えている。特に今の仕事は官庁からの委託業務の遂行であり、こうした仕事は年度ごと、あるいは複数年度にわたる請負仕事であり、必ずしも長期に亘る受託を保証されているわけではない。こうした業務では、正規労働者をこうした仕事にあてた場合受託できなくなれば、社員を別の仕事に充てなければならず、せっかくそこで培った教務知識や専門性を、捨てさせなければならない状況になる。この場合、非正規労働者をそれに充てれば、受託できなくなった時にその労働者たちを雇用する必要がなくあと腐れない事業運営がなされる。これでは労働者の雇用が安定しないのではと考える人もいるかもしれないが、そこで雇われていた労働者は、その個人が必要な技能、知識を持っていれば次に受託した企業に雇用されることがかなり一般的で、これにより彼らの知識、技能が生かされ、正規雇用で別の仕事をするよりもずっと安定的な仕事ができることになる。こうした仕事のさせ方は、多くの請負の仕事の中では行われていることで、こうした中で非正規労働者は自己の能力を発揮することができている。こうした働き方は、雇用者側、被用者側双方のニーズにマッチした働き方であり、必ずしも悪いことではない。

 実は、私共がセカンドキャリアとして働きを継続することを考えた場合、このような働き方が案外、フィットしているのではないかと筆者は考えている。セカンドキャリアを考えた場合、これまでの経験を生かして仕事をしていくのであるから

①    まず自分にある程度の専門的能力、知識があり、改めて教育訓練を受ける必要が少ない。

②    人にもよるが、かなり年齢を経てからのキャリアチェンジとなり、そこからまた長い期間勤務することが難しいこともあり、勤務年限が限定しており、更新できる方が自分の状況を判断しながら勤務できる。

③    必ずしも昇進等を考えるのではなく、自分の専門性、経験を生かして会社(事業)に貢献するという感覚で業務が遂行できる。

など、非正規労働者として働く方がかえって好都合なことが多い。働きたい、しかし、若い時のような働き方でない働き方を、と思ったら非正規雇用労働者でいることも一つのいい選択肢足りえるのではないだろうか。

 ましてや、現在ジョブ型雇用等の新しい働き方も広がりつつあると聞いている。こうしたジョブ型雇用においても非正規労働で働くという選択肢が必ず存在してくるものと考えられる。こうしたことを考えると必ずしも非正規労働が悪ではなくうまく活用すべき一つの形態ではないかと思えてくる。「非正規雇用こんにちは」と一度考えてみることもこれからのキャリアを考えるキーになるのではないだろうか。

 

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非正規雇用のキャリア/ご自身とご自身の覚悟

2022年12月28日

延川和治

 

最近増加している非正規雇用、就業者の37%にもなってきたとも言われています。 またその給与レベルは正規雇用者の給与の67%という調査報告もあります。

 

会社側からも、個人側からも実に様々な背景要因から生まれて、増加しつつある非正規雇用者ですが、そのキャリアを考えてみるとき、そのキーワードには、やはり、「自分」そして「覚悟」というものに行き着くようにおもえます。

非正規からくる「不安定性」、給与レベルの違いに代表される「非均等性」、これらを打破していきたいと思われる方々には、やはり「自らの思い」を達成すべく、「自らの計画」をたて、「自らの行動」を起こしていく、この「自分」の重要度が高く、そしてそれらができるのは、自分しかいないという「覚悟」が重要と思えます。

 

フリーランスで活躍されている方々は、契約等により、非正規雇用の「不安定性」「不均衡性」のもとでも、これらの「自分」が確立され、その道を歩まれている方々と理解でき、それぞれのワークライフバランスも取られながら、進まれていると想像されます。 とはいえ、これらの方々でも、時代の流れ、事業環境の変化、加齢、それらに伴うご自身の対応、変化、に常時目を配ることは、持続的な成功には必要と思われます。

 

一方、新卒で最初の雇用が不本意ながら非正規雇用となられた方々、正規雇用から非正規雇用に変更となられた方々、家事育児あるいは介護で非正規雇用とならざるを得ない方々等々、これら非正規雇用の方々の、これからのキャリアをそれぞれ創り上げていこうとされるとき、正にこの「自分で考え」「自分で行動する」、「自分」あるいは「自分力」が原点になると思います。

 

ご自分のキャリアの管理をご自分でしなくてはならないのは、なかなか大変ですが、これをしていかないと、ご自分のキャリアを作りあげて行くことができないと、覚悟せざるを得ないのが、非正規雇用の立場と思います。 このとき、是非キャリアコンサルタントを一緒に考えるパートナーとして活用頂ければと思います。

 

ご自分自身で、仕事の目標を立てる。 非正規雇用でも、会社からいわれたことをやり遂げることに加えて、ご自分が目指すことは何か、そのために今何をするか、なんの能力を身につける必要があるのか、これらを先ず考えます。

 

与えられた仕事以外に、ご自分の目指すところに近づくと思える仕事をさせてもらえるよう今の職場長にお願いする。 今の職場になければ、外部に求める。

これが実行のスタートと思います。 能力開発の場は、必ずあると信じます。

 

様々な経験をベースとして、他者に負けない優れたものをもち、成果を出せる人材が多く求められていると思います。

ご自分が創り上げたいキャリアを、非正規という立場に埋もれることなく、ご自分を高めることはご自身でしかできず、ご自身で創り上げるという覚悟と共に、創り上げていくことに進んで頂き、ご不満の現状を打破し、ご自分のキャリアを是非構築願いたく思います。

 

以上

女性にとってのセカンドキャリアの多様性

 

2022年11月27日 鈴木 友之

 

現在、定年を真近かに控える方々を対象にした再就職活動セミナーの講師を務めているが、1回での参加者20名くらいのうち女性は2,3名。皆さん総合職の方々なので、再就職にむかう心構えに男女の違いは感じられないが、一つ特徴的な違いがある。それは、収入と支出の変化を考えるライフプランシミュレーションの時間に現れる。

 

参加者には予め、いま現在の生活費を把握して参加するように促していない。カルチャーショック効果を狙ってのことながら、将に男性のほぼ全員が今の生活費をおぼろげに想像できるにとどまっている。そこで、現状を把握していないという現実を直視していただき、帰宅したら奥さんや家族と一緒に現在の生活費の実態を把握して、これから出てくるいろいろなイベントを考えるライフプランシミュレーションへの動機づけに繋げている。

 

一方の女性は結婚している方、独身の方を問わず皆さんテキパキと大凡の数字を書き出している。女性には日常生活において、しっかりと地に足の着いた生活感覚があるのだろうと理解している。これは将来的なイベントを考えていくうえでも発揮されている。ライフプランとしてこれから起こるイベントには何があるのか、テキパキと項目を挙げておられる。そして何よりも楽しいのは、サラリーマンといった宮仕えでは出来なかったことで、是非実現したいことの一押しを考えてもらうと、今度は夢のある楽しいかつ行動的なアイデアが紹介される。もちろん男性でも時々おられるが、相対的に女性の方が多い。

 

女性の特性として、地に足の着いた生活を確保しながらも、未来への発想力において自由で飛躍することが出来るのが強みなのではと考えている。実際に女性の方々は、安定を求めて再就職するより、一人で、或いは仲間と2・3人で起業している方々が多くおられる。それも、リスクをしっかりと考慮した撤退条件も明確にして、多様性に満ちた発想力と行動力を存分に発揮しておられるようだ。そのような自由な挑戦を楽しまれる姿を、キャリアコンサルタントとしても応援していきたい。

 

以上

女性とセカンドキャリア

2022年11月26日

大圖 健弘

 最近、自分の周りの女性を見ていると、仕事もしながら家庭も持って、なお且つ、学校に通って学びなおしている1人で何足ものわらじを履いている方が、結構存在することに驚かされる。

これまで、自分の同級生や会社の同僚などの中でも、会社に行きながら大学に通う人間はある程度存在した。しかし、それらの人々では、比較的若いころにそれを思い立ち、学びなおした結果大学に転職したりする人が多く、ステップアップのために学んでいるという感じがあった。

 これに対し、学びなおしている女性たちは、これまで、学びたかったが、自己の生活、あるいは家族の生活のために時間的にも余裕がない時代があって学ぶことができなかった時代を経て、ようやく、自分の時間を作り学びなおしているという感じであり、その学びを通して自分の仕事の幅を広げたり、仕事の質を高めていこうとする志向が強いように感じる。そういう意味ではこうした女性の動きというのは、自分の可能性の幅を広げ、ある年齢を超えた時点での自分の働きを豊かにする動きのように思える。そう意味で女性は自分のセカンドキャリア開拓に非常に積極的な存在と感じている。

 自分も含めて、どうも男性はこれに比べて、会社の仕事にかまけてしまって、ある年齢以上になるとこうした自分で自分を切り開いていこうとする気概にかけるところがあるように感じてならない。なかなか会社の仕事以外に活躍の機会を見出せない人が多いことは、サラリーマンに対するアンケートなどによっても現れている。これでは、いくらセカンドキャリアを実り多いものにしようとしてもうまくいかないのではないか。

 是非、女性のこうした行動に刺激を受けて新しいセカンドキャリアを切り開くための努力を私たちも行っていかなければならないと思う。

 

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女性とセカンドキャリア

2022年11月24日
延川和治

 

男性での経験しか無い私には、キャリアについての「女性」の思い、感情、不安などについて、クライアントさんのお気持ちの本当のところを理解させて頂くのは、なかなか大変で、

かつ、お一人お一人環境も違い、体験も違い、お言葉の意味合いも違い、その内容が異なるものだけに、非常に難儀でありますが、カウンセリングに来られたクライアントさんの、お一人お一人のお話をじっくり直接お伺いして、お悩みやその背景を必死に理解させて頂くことは、クライアントさんが男性であれ、女性であれ変ることなく、キャリアコンサルティングにては、同じと理解をしております。

高齢者雇用安定法も変り、セカンドキャリアをお考えになられる、定年を控えた女性の数が増えてきていることは事実と思います。 また出産・子育てなどのあとのセカンドキャリアも増えてきていると思います。

セカンドキャリアをお考えになるときに、いままでのファーストキャリアとの大きな違いは、入った組織の、組織の為に働くように結果的になってしまいがちなファーストキャリアの「組織のなかのご自分」でなく、「ご自分の生きたい道」を掴み見直し、「ご自分の作りたいキャリアを自分で作る」、「ご自分から社会へ打って出る」というスタンスと思います。

「自分」をとりまくいろいろな環境、条件、例えば、出産、育児、子育て、家族、介護などが、

その「自分の生きたい道」にいろいろ条件をつけてくるのが現実と思います。
加えて勤務先の規則、雰囲気、上司関係、異動なども加わり、それぞれが、入社当時「自分の生きたい道」を目指し、進んでいるはずの自分に、様々なプレッシャーを与え、悩み、いつの間にかそれらが「自分の生きたい道」を見えなくし、ひいては「自分自身」もどこかに行き、定年が近くなったときに「自分はまだ働ける。けど何をやったらいい? 社会が年をとった自分を受け入れないのでは?」、あるいは、子育て等を終え時間が空いてふと思うときに、「自分は何だったのだろう」「こんなことをしていていいのか」、「辞めて違うことをやろう」、などとセカンドキャリアを思い始められるのではと思います。

こんなとき、先ず「ご自分が本当は何がしたいのか」を初心に返って、つかみ直して頂くのはいかがでしょうか?
ご自分が前に進める元気や笑顔を感じることは何でしょうか? お気持ちの中のベールを一枚一枚剥がしながら、楽しかったときのこと、感動したときのこと、皆と笑顔を共有したときのことを思い出してみてください。 なぜ楽しかったのでしょうか? なぜそうしたかったのでしょうか? 時間がかかっても問題ないです。 本当は自分はこれをしたいのでは? 

一日10分、毎日お考え頂くのも良いかも知れません。 一つだけでなく、いくつか出てきてもかまいません。 そのなかで一番と思うものを、先ずつかんでみましょう。 

次に、それをどう実現するかです。
その思いのこと、その思いに近いことを実現している人に相談するのが近道と思いますがどうでしょうか。
ハローワーク、仕事センター、人材会社、友人、コンサルタントなども相談相手になりそうです。 経済的な余裕度にもよりますが、パートや非常勤の手もあります。 資金が調達できれば独立されるのも手です。 とくに若い方は、まだ時間が多くありますから、ファーストキャリア中に、ご自身のセカンドキャリアに向けた資格をとられるのも良い作戦と思います。 あるいはNPO,ボランティアもあります。

進めてみるとまた新しいことを感じると思います。
あるいは、やはりこれではないなと途中で思うかも知れません。そのときは、また次のものをやって見ていいと思います。 誰にも遠慮はいりません。 ご自分の、ご自分が進めたいセカンドキャリアなのですから。

いかがでしょう? 

ご自分が生きる道の実現、笑顔あふれるセカンドキャリアへ。
応援します。

 

以上