セカンドキャリアとセカンドライフ

2022年10月23日  大圖健弘

 

 「セカンドキャリア」と「セカンドライフ」、お互いよく似た響きの言葉であり、何がどう違うかよくわからないこともある。つい最近までこの二つの言葉は確かに同じ意味の言葉であったかもしれない。

 サラリーマンにとって終身雇用の時代は確かに、その勤めが終われば仕事をする必要も意欲もなくなり、次のキャリアは趣味などで暮らすいわゆるセカンドライフであったかのように感じられる。しかし、人生100年時代の今、そのセカンドライフも多様性を帯びたものに変化してしまった。終身雇用制が崩れつつあり、いわゆる定年年齢の定義も多様化してきた結果、もしキャリアを仕事についていることと定義したとするとセカンドキャリアを過ごす期間は人によると非常に長くなり、これまでと違う意味でセカンドライフはセカンドキャリアと同義語になる可能性も考えられるようになっていたのではないか。つまり、生涯現役で働きたいという人にとって見れば、働いていることがセカンドライフを過ごすことになってしまうことになる。

 また、職業を離れても、学校に行きなおして研鑽を積むなどしてセカンドライフを過ごす人も増えており、研鑽を積むことをキャリアに含めるとすればここでもセカンドライフとセカンドキャリアは同義語になってしまう。

 つまるところ、セカンドライフというのはある年齢以降の人生の暮らし方という意味の言葉でこの中にセカンドキャリアを積み重ねるという概念が包含されるのかもしれない。時代の流れの中で人々の言葉に対する概念が変化していくが、この二つの言葉もそういう意味では社会の中で概念が変化する言葉のように感じる。

 何年か前の企業人が見たらこの二つの言葉の変化をどう思うのであろうか。

 

 

                                                                                             以   上

 

病気との共生

2022年10月22日 鈴木 友之

 

私は、慢性腎臓病(CKD)が40歳台前半で健康診断での数字に出るようになって以来徐々に悪化して来てきた。先月、ついにシャント造設手術を受けた。しかし、人工透析を少しでも先になるように、妻の協力を得て食事療法を徹底している。一方で、人工透析が始まったらどの様な生活になるか、いろいろと調べて思い描き、対策の検討も始めている。

 

人工透析が始まっての問題は時間と地理、この両面を考慮しての仕事と余暇のありかたとなる。時間面では、週に3回、一日おきに4時間の人工透析を受けるためには、クリニックへの移動も含めて実質半日以上の時間が拘束される。地理的移動の問題は、自宅から通院できる場所を確保するのは兎も角として、宿泊込みの出張や旅行は制約が大きくなりそう。特に旅行先で人工透析を受けられるところを探し予約しなければならない。一人旅ならいろいろと柔軟にできるが、仕事での出張は実質無理と視野に入れない。旅行では昼間の多くの時間が別行動となりパートナー以外の仲間とのグループ旅行などは実質無理と、これもあきらめる。海外は、人工透析可能なクリニックを探し予約可能か確認したり、これもやはり難しそう。ポジティブな面が中々思いつかないが、始まったら何か見つけていきたい。

 

思い起してみると、社会人になったのちのライフスタイルが大きく変わった時が既に一度ある。それは、定年退職したときに再就職せずにフリーランスとなり、キャリアコンサルタント・コーチの仕事に移行した時。実はその時は変化を大いに楽しみにしていた。会社時代のように決められた仕事時間に縛られずに仕事と余暇を柔軟に組み合わせて、、、と思ったりしていたが、現実は違った。フリーランスとは仕事がいつ来るか保証がない。常にニーズに応えられるように新たな学びを模索し広げ、仲間とのネットワークも広げて仕事のチャンスを引き出す。余暇はその時々に来る仕事の合間を楽しむことになり、むしろ計画が立て難い。しかし、会社勤めの時代には出来なかった1週間を超える休みを作ることは可能だ。次の依頼が来なくなるリスクを恐れずに、仕事を引き受けなければ良いのだから。仕事受注と余暇設定のバランスのとり方が、会社員時代からの大きな変化と言えるだろう。

 

要は、いろいろな変化がやってくる中で、今までのやり方、ライフスタイルに固執せず、新しい生活の過ごし方を見つけて楽しむ心を第一に、「病気との共生」をモットーにして、あれこれと心配のやぶに深入りしないことにする。

 

以上

セカンドライフ 何をしようか?

                               2022年10月20日
延川和治

長年勤めた会社がとうとう定年となり、これからセカンドライフが始まる皆様へ
永い間ご苦労様でした。 しばらくゆっくり休んで頂いて、来たるべきセカンドライフ、
ご自身の納得を積み重ねられて、大いに楽しまれてください。

一方、まだセカンドライフに何をしようかとお悩みの方、ご相談にのります。
ご自分は、これからどうなりたいですか?

学校を卒業して、初めて仕事や会社を選んだとき、「自分はこうなりたい」がその選択の原点だったと想像します。 そのときも、他のいろいろな条件から、思い通りの仕事、職場につけなかった方も多いことと思います。 また会社勤めの間でも、転勤あり、部署間の異動あり、会社という枠はおなじであっても、その中での人生も、満足、不満足、いろいろであったのではないでしょうか。 あれから40年、45年、いろいろなご苦労のなかで、そのご苦労をはねのけて、ご自分の最初の思いをなんとか実現されてこられたのではと思います。 あるいは、途中いろいろ変化があって、その変化に対応したご自分の思いを、そのときそのとき実現されてこられたのかも知れません。 

セカンドライフを考えるとき、これからの健康状態も気になるし、経済力も気になる。 そして何より、今まで一生懸命働いてきた仕事や会社の枠から離れたとたん、趣味や副業があるわけでも無し、自分で自分のこれからを何を基準に考えていったらいいのかわからない、そんな感じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

やろうと思えば、国を変えて住むこともできる、趣味の生活を送ることもできる、リカレントや学習に没頭することもできる、ボランティア・個人事業主、あるいは顧問などの形で働くこともできる、言わば、なんでもできるなかで、ご自分はセカンドライフになにを求め、何を目指し、これからどう生きていかれるのでしょうか?

戦争とかご自分の力ではどうにでもならない周囲の環境の変化により人生が狂わされる事を除き、いままで会社の中での環境変化にも、ご自分の思いと意思で対応してこられたことを思うと、 環境変化への対応の根底にあるものは、やはり、ご自分がご自分の中にもっておられる「思い」と思えます。 これから、国籍を変える、国内で居住地を変える、違う雇用形態をもつ、会社やご自分の店をたたむ、ボランティアをやる、趣味に生きるなどのいろいろな変化をやろうと思う、作りあげて行こうと思う、その根底にあるのは、ご自分のなかにある「これをしたい、こうなりたい、こうで有りたい」という「思い」ではないでしょうか。

「これをしたい、こうなりたい、こうでありたい」は、自覚されている/されていないは別として、人は皆、ご自身のなかに持っておられるのではないでしょうか。 ご自分のセカンドライフに悩んでおられる方は、このご自分の本当の「こうで有りたい思い」に、まだお気づきになられていない方なのではないか思います。

是非ご自身への自問自答のなかで、あるいは周囲の方々とのお話の中で、あるいは一期一会で出会う人・もの・景色などからも、ご自分がこうで有りたい、やりたいこと、なりたいことの回答に気づかれることがあるかもしれません。

ご自分のご自身についての納得が、ご自身のこれからをつくる大きなエネルギーになる、
これが転換期を経て、セカンドライフを前向きに生きる非常に大きな要素と思います。

ご自身のなかの本当の思いを探しましょう。

 

以上
 

リモートワークを梃子に新しいライフスタイルを

 

2022年9月19日 鈴木 友之

 

新型コロナで不要不急の外出を控えてきたが、今夏は久しぶりに新幹線で帰省した。座席は満席にならずに一人で座れてしたゆったりとした気分で過ごせたが、ふと気づくと、見るからに出張と分かる人で、何人かがひたすらパソコンに向かっている。男女問わず、敢えて分析すれば現役バリバリの若手と推察できる。何やら、予め設定された枠組みの様式の報告書の類に一所懸命に記録しているという印象。それが、二人連れの人たちも3人掛けの席の間一つ空けて黙々とパソコンに向かっている人たちもいた。

 

私の出張時代を思い起すに、特に出張帰りの夕方には一人で、あるいは同僚とおつまみと缶ビールで雑談を、想い出したように出張先での出来事の振り返り、帰社してからの進め方などを何となく話したりしていたことを思い出した。率直な話、そのような自由な時間の雑談は、仕事から離れているようで結構良いヒントになるアイデアが出たりしたように記憶する。今の若手のように、根を詰めてパソコンに向かって報告作成などに集中して余裕なしでは、良い知恵も浮かび上がらないのでは、過重労働にならないか、と心配するのだが、そこは時代の違いだろうか。

 

もう一つ気になこととして、最近のIT大手企業では、オンラインによる在宅勤務を基本にして出社は出張扱いにするといった業務変革を進める動きが出始めてきた。在宅で、とは即ち住むところを毎日の通勤可能圏内にする必要がなく、それこそ離れた山の中の「ポツンと一軒家」でも良いわけで、島の海辺からパソコンわきに置いて釣り糸垂れながら妙案に捻りだす、なんてことも可能だ。こういった自由さは、仕事のベテランが離れたところの同僚や取引先とオンラインで連絡するには良いが、新卒入社間もない駆け出しにとってはどうだろうか。実際、私の知人の子弟に、新型コロナ発生時に新卒入社して以来の在宅勤務をする若者がいる。それこそ仕事面でのネットワークの広がりを構築できないままに成長も貢献も中途半端になっていないか、プライベートな交友関係の新たな広がりはどうか、企業はそう言った面まで配慮しているのだろうか。トライアンドエラーで走りながらより良い結果を出す、それこそITでの「アジャイル開発」の応用だろうか。

 

一方で、リモートワークが有効な良い面も多くある。例えば、オンライン会議や講演システムを利用したリモート会議やセミナーは移動時間と距離に制約されない参加が可能。オンライン診療も一部で始まっている。個人レベルでは、家族に急な看護が必要なときに、仕事内容によってはだが、急遽リモートワークに切り替えて自宅で家族の看護をしながら仕事もしっかりと進めることが可能。昨年の夏に避暑地に行ってゴルフをしたら、一緒になった初老の夫婦は、ご主人が週3日は東京の事務所で過ごし、4日は別荘で朝夕にリモートワークして昼間はゴルフと、のたまっていた。

何ごとも心配し過ぎ、食わず嫌いにならずに利用し、さらに応用して、いままででは思いつかなかったような仕事やビジネス、新しいライフスタイルで自由な生き方を見つけていきたいと思う。

 

以上

リモートワークとキャリアチェンジ

 

2022年9月17日 

大圖健弘 

 

 

 最近リモートワークが大流行である。そもそもDXの進展で在宅ワークや地方でリモートワークが注目されつつあったところに、コロナ禍が発生し、感染予防のために不要不急の外出を控える社会情勢になってきたところから、リモートワークの状況は爆発的に増えた感がある。筆者は仕事の関係上、最近会社のスタッフ部門に問い合わせの電話を入れさせていただくことも多いのだが、多くの会社で担当者が在宅勤務なので電話が取り次げないというお話を頂戴する。もちろん、営業の問い合わせ等を防ぐための一つの言い訳に使っているところもあるのであろうが、こうした流れが企業社会に大きなトレンドとなっていることは間違いないようである。

 このリモートワークの進展がこれからのキャリアにどのような影響を及ぼすのだろう。確かに、社員間のコミュニケーションの欠如や、会社に対する忠誠心の薄弱化等デメリットも多くあるのではないかと考えられる。実際、この2,3年の間に新卒で入った新入社員の多くの方がいろいろな会社でリモートワークによる研修等が進んだため、なかなか同期の人や、会社の同僚と会えなくなってコミュケーション不足を訴えることが多くなっていることを耳にする。

 しかしどうもデメリットだけではないようだ。特にキャリアチェンジをする人にとってみるとメリットも大きいようだ。ここで筆者が遭遇したメリット話を一つ紹介したい。筆者はキャリア相談を受けることも一つの仕事にしているが、この中で最近よく出会う話である。日本の国では首都圏に仕事が集中して職種によってはなかなか地方で就職しづらいことはこれまでよく言われてきた。この状況は今でも変わっておらず、地方の方がキャリアチェンジをしようと考えてもなかなか機会が見いだせないことが多かったようだ。しかし、最近リモートワークが進んできたことにより、東京の会社でも仕事はリモートワークで地方でやってくれればよいという例が出てき始めたとのこと。まだまだ、その例は多くないようだが、こうしたことが増えてくれば、地方の方のキャリアチェンジには非常に明るい話題である。結婚して地方在住であったり、親の面倒をみる必要があったりと、本人の意思にかかわらず地方に居住せざるを得ない人は多くいらっしゃることと思う。こうした人々にとってリモートワークをすることでキャリアチェンジの選択肢が増えることは、労働力の効率的な異動を進めるうえでもすごくいいことと思う。是非こうしたキャリアチェンジが進むことを期待したい。

 

 

                                                      以  上

中高年のリモートワーク 
バーチャルミーティングの秘訣

2022年9月16日
延川和治



コロナ禍を契機にすっかり定着した感があるリモートワーク、働く環境として、最近の求職要件で、給与条件に勝るとも劣らない条件の一つになりつつあるようです。

在宅勤務が出来る、別荘勤務ができる、我々中高年にとっては全くありがたい環境でしょう。 あの混雑する電車での毎朝の通勤の必要が無く、浮いた時間で毎朝の散歩もでき、健康増進にも役立ちます。 元気で社会活動にも活躍できる絶好のチャンスと思えます。

しかし、ご経験のように、いいことだけではありません。 今まで職場で自然に共有していたチームの情報量が断然違います。 集団生活で日常的に、敢えて聞こうとしなくても耳に入ってきていた周囲の人同士の会話が聞こえません。 チーム全体の雰囲気が感じられません。 この無形の情報が、いかにチーム作り、チーム活動に大きな役割があったことに改め気づかされます。 

また、社外の方々とのウエブ面談・ウエブ会議、あるいは社内会議でもそうですが、相手の雰囲気、オーラが、画面かからはつかみにくいです。 この言語以外の重要な無形情報をつかみきれない痛さを強く感じます。 

加えて、極端に言えば、画面の相手は現実・実物とは違います。 背景設定にも影響されます。 相手の明かりの具合、カメラの角度でも違います。 悪く言えば、相手は自分の顔を操作できます。 架空を作ることができます。 逆にこちらの顔も現実・実物とは違うものが相手に写っていることになります。 その違う顔同士の会話になります。

単に情報の伝達が目的のウエブ会議ならまだしも、熱意をもって売りこむなり、決断をせまるなりの、相手の心に訴え、心を変え、決心を得たいときには、やはり最終段階での対面を忘れることは出来ないと思います。

この限界を意識しながら、バーチャルミーティングの効果を最大限に引き出す秘訣は、事前の情報共有とフォローアップにあると私は思います。
バーチャルミーティングで初めてプレゼン資料を見るのではなく、事前にしっかりとメール等で出席者に配布し、事前説明をメールで入れ、読んでおいてもらう、バーチャルミーティング終了後すぐに、相手のキーパーソンにフォローアップの電話なりメールをいれ、理解度、誤解度、を確認、次の行動に進むベースとする、この事前・事後の行動は欠かせないと思います。

このように、中高年の方々が生きてこられた環境と違う環境がどんどん生まれてきています。 これからもいろいろな方向で変って行くことと感じます。 ご自分達が生きてこられた過去に固執することなく、今、そして今後の環境や概念、そして常識の変化を、素直に柔軟に受け入れ、またその変化の中に今のご自身を置いて、その変化への対応を工夫しながら、ご自身の能力・存在を発揮し、前を向いて、社会貢献につなげていくことが正に求められているのではないでしょうか。

人生100年、よろしければ、バーチャルでお話しましょう、ご自身のこれからのキャリア設計について、そして対面でお会いしましょう、その具体的展開について。

 

以上
 

生きがいを感じるとき

 

2022年8月26日 鈴木 友之

 

「このカレーすごく美味しいね、ホテルのカレーみたい!」とは、私に再三リクエストしていた孫娘の言葉。「ホテルみたい」は、彼女にとっては、実際の体験に関係なく使う最上級の表現らしい。ようやくリクエストされるところまで味が安定してきたようだ。

 

定年後に、現役時代には出来なかったことを、1週間以上の旅とか、いろいろなことをやってきた。その一つに料理もある。お酒のあてづくりというよりも持病の対策、野菜は全て湯がいてから調理するといった必要性から、妻任せでは申し訳ないと自分でも始めたこと。特にカレーは、自分好みの味を追求して、ようやく安定してきた。加えて、孫たちみんなカレー大好き、期待される爺ちゃん像と自負している。

 

そうなのだ!

人からも認知されること、達成感や自己成長の実感の手応えには、自己認知だけではなく、人に認知されている、敢えて言えば、人の役に立っている認識が重要なのではないのだろうか。「役に立つ」とは、現実の利益とは限らない。昨年、義父が99歳で永眠したが、それまでの2年近く老人ホームで過ごしていた時も、健康で笑顔でいるだけで、家族だけでなく周りの人たちに安堵と落ち着きを与えていた。義父も自分の存在を認知できていたことだろう。

 

定年後の仕事として、人びとの定年後のキャリアプラン講座の講師も務めている。その中で、コミュニケーション技法の演習を行ったあと、それぞれの定年後のキャリアを考える一つに夢プランを考える時間を設けている。将来のキャリアを具体的に考えるだけでなく、コミュニケーション技法を実践し、その効果を実感できると期待して。

 

参加者一人ひとりの夢プランをグループに分かれてシェアして、後は全員の投票で一押しの夢プランを選ぶ。そのプロセスでは、傾聴し、質問して問題点をあぶり出し解決策を引き出し、笑顔のうなずきに囲まれてより強く実行への意欲を高める。夢プランを発表する語り口には、実際に実行した時をイメージしている表情に楽しさや喜びが溢れている。語られるイメージには、その人だけでない、周りの人との関りも伝わる映像が浮かんでくる。ひとは、一人ではなく、他の人と時間を共有し会話し認知される、そのとき自分の存在を感じる。それこそ「生きがい」を感じるときではないだろうか。

 

以上

生きがい


2022年8月25日
延川和治


学生の頃は剣道、武士道に興味をもち、極めることに熱中、しかし数年後、面を打たれると

網膜剥離が悪くなるからと医者に言われ、断念。 社会人になってからは、海外で活躍することを夢見て商社に入り、欧州に、アジアにと20年間活動していたが、突然の倒産の憂き目にあい、これも挫折。 50才を過ぎてからの求職は、年齢の壁がとても厚く、思い通りには行かなかった。


今自分の半生を振り返ってみたとき、時間的には、やりたいことがやれることに生きがいを感じ、生きがいと共に進むことができていた時間が長いことを理屈では理解するが、断念、挫折、思い通りにいかずの衝撃の強さは、思い出しても、その時間の長さを上回ると感じる。

けど、この衝撃に浸りっぱなしでは生きていけない。
自分のやりたいことをやれることに挑戦すること、一期一会、相対する方々の笑顔を拝見し、収入を得て自分の家族の笑顔も見ることができること、 そして、いくつになっても、この生きがいを感じながら、家族、そして相対する方々の笑顔を作りだして行きたいと思う。
今の時代だけで無く、次の世代がより良い世界になるよう、今自分がいる環境のなかで、今自分にできることで、自分を発揮して行きたい。

自分の思いを表すキーワードはなにか。                     「笑顔」
自分がこれから進みたいところを表すキーワードはなにか。  「世界」
自分にがこうなりたいのキーワードはなにか。               「人の役に立つこと」


これらが、今自分が生きがいを求めるときの第一歩。

あなたは?

 

 

以上
 

 

キャリアチェンジと生きがい

~青い鳥を追い求めすぎるな~

 

2022年8月23日 大圖健弘

 筆者の現在勤めている職場は、高齢者を比較的多く受け入れている職場である。これまでの経験を十分に生かして、業務を遂行していただくことが一つの狙いとなっているところでもあり、筆者を含め、なかなかほかで受け入れてもらえない年齢の方も多く入社している。

 しかし、この職場で少し問題になることが。それは、これまでの経験を生かしてもらうという狙いが、逆に作用してしまい、ともすれば、自分の経験や、考え方を主張しすぎることにより、組織の円滑な運営を阻害する結果を生じさせたり、はなはだしい例では、退職をしてもらうほかなくなるような結果を招く例が出現したりしているのだ。

確かに、ある意味前職である程度成功した方は、その成功体験を生きがいとして次の仕事に移ってきているということがあるのかもしれない。しかし、そうした人たちの集まる職場であっても、その職場ではその職場なりの考え方、目的、仕事の仕方があるはずである。セカンドキャリアに入った人材が自分の生きがいのみを追求して職場に入ってきても、必ずしもうまくいくはずはない。確かに、新しい仕事につくのであるからその中で生きがいを見つけていくことは重要なことだと思う。しかし、その生きがいは、自分が目指したことを実現するのではなく、新しい職場で新しい仲間と、共同する中で新しい生きがいを見つけることにある。

初めから、自分の目指す姿を生きがいとするような所謂「青い鳥症候群」のような仕事の見つけ方は決してうまくはいかない。

セカンドキャリアを目指す皆様にはこのことを十分に理解して新しいキャリアを見つけていってほしいものである。

 

                                                                                        以    上 

キャリア転機

 

 

                                      2022年7月29日 大圖 健弘

 「キャリア転機」てなんだろうと振り返ってみるといささか筆者は考え込んでしまうところがある。確かに筆者はいろいろな職場で仕事をしてきており、いろいろな仲間と多岐にわたる仕事を経験してきた。しかし、それぞれの職場は自己が望んで進めた仕事ではない。筆者のキャリアの前半での仕事の経験は同じ会社の中での人事異動であり、上司からの業務命令により経験させてもらったものである。キャリアの後半では、いくつかの会社を経験しており、今で4社目の会社になるが、それぞれの転職は特に、筆者が希望したものではなく、たまたま、役職定年や会社の定年等外部的な要因に基づくもので、これらの転職機会をもってキャリア転機というには全くおこがましく、会社の名前は違っても基本的に遂行している仕事は大きくとらえると人事管理、労務管理、人財開発あるいは総務法務的業務といった元の会社にいたときの延長上の仕事になってしまっている。

むしろ元の会社にいた時期のほうが、人事関係の仕事以外に法務、契約関係、社外の自治体首長あるいは他社の経営者等の付き合い等、その後の仕事の基礎を築くような仕事を経験することができた。そして、この経験は筆者が、元々いた会社の関係会社に出向しているときに築いたものであり、その会社に出向したときに特に自分が希望して所属する組織に取り入れた機能なのだ。

このように考えると、このことが筆者にとって大きなキャリア転機になったといってもいい経験となっている。つまり、キャリア転機というのは何も自ら希望して仕事を変わることだけから生まれるものではなく、自らが仕事の幅を広げようとする中から生まれるもので、それも必ずしも自己の強い意志で開拓するものだけではないということである。筆者のこの仕事の展開も組織として必要な機能を考えたときに取り入れを図ったものであり、自己の能力、知識の幅を広げるために活動したものではなかった。

その意味では、後で振り返ってみてそれが一種の転機であったと認識できるものである。肩ひじ張って転機をとらえようと身構えるのではなく、いつも仕事の上でのソリューションを模索し、新しいことに挑戦する中で知らないうちに転機を迎えることができるということもあるのではないか。そんな気持ちで過ごす今日っこの頃である。

 

                                                      以 上