中高年のリモートワーク 
バーチャルミーティングの秘訣

2022年9月16日
延川和治



コロナ禍を契機にすっかり定着した感があるリモートワーク、働く環境として、最近の求職要件で、給与条件に勝るとも劣らない条件の一つになりつつあるようです。

在宅勤務が出来る、別荘勤務ができる、我々中高年にとっては全くありがたい環境でしょう。 あの混雑する電車での毎朝の通勤の必要が無く、浮いた時間で毎朝の散歩もでき、健康増進にも役立ちます。 元気で社会活動にも活躍できる絶好のチャンスと思えます。

しかし、ご経験のように、いいことだけではありません。 今まで職場で自然に共有していたチームの情報量が断然違います。 集団生活で日常的に、敢えて聞こうとしなくても耳に入ってきていた周囲の人同士の会話が聞こえません。 チーム全体の雰囲気が感じられません。 この無形の情報が、いかにチーム作り、チーム活動に大きな役割があったことに改め気づかされます。 

また、社外の方々とのウエブ面談・ウエブ会議、あるいは社内会議でもそうですが、相手の雰囲気、オーラが、画面かからはつかみにくいです。 この言語以外の重要な無形情報をつかみきれない痛さを強く感じます。 

加えて、極端に言えば、画面の相手は現実・実物とは違います。 背景設定にも影響されます。 相手の明かりの具合、カメラの角度でも違います。 悪く言えば、相手は自分の顔を操作できます。 架空を作ることができます。 逆にこちらの顔も現実・実物とは違うものが相手に写っていることになります。 その違う顔同士の会話になります。

単に情報の伝達が目的のウエブ会議ならまだしも、熱意をもって売りこむなり、決断をせまるなりの、相手の心に訴え、心を変え、決心を得たいときには、やはり最終段階での対面を忘れることは出来ないと思います。

この限界を意識しながら、バーチャルミーティングの効果を最大限に引き出す秘訣は、事前の情報共有とフォローアップにあると私は思います。
バーチャルミーティングで初めてプレゼン資料を見るのではなく、事前にしっかりとメール等で出席者に配布し、事前説明をメールで入れ、読んでおいてもらう、バーチャルミーティング終了後すぐに、相手のキーパーソンにフォローアップの電話なりメールをいれ、理解度、誤解度、を確認、次の行動に進むベースとする、この事前・事後の行動は欠かせないと思います。

このように、中高年の方々が生きてこられた環境と違う環境がどんどん生まれてきています。 これからもいろいろな方向で変って行くことと感じます。 ご自分達が生きてこられた過去に固執することなく、今、そして今後の環境や概念、そして常識の変化を、素直に柔軟に受け入れ、またその変化の中に今のご自身を置いて、その変化への対応を工夫しながら、ご自身の能力・存在を発揮し、前を向いて、社会貢献につなげていくことが正に求められているのではないでしょうか。

人生100年、よろしければ、バーチャルでお話しましょう、ご自身のこれからのキャリア設計について、そして対面でお会いしましょう、その具体的展開について。

 

以上