この夏にリリース予定の私たちBAJNA BEATのファーストアルバム「LIFE」。
この「LIFE」は、四年間にわたり音楽活動をしてきた想いを全て詰め込んだ集大成です。
現地でこの国の方々と共にベンガル語で活動をさせていただいている私たちですが、今回のアルバムはバングラデシュの方々はもちろん日本の方にも是非聞いていただきたいという想いで、アルバムのブックレットには日本語の歌詞を添えています。
そして…収録されている全10曲について、どんな曲なのか、どんな思いで制作したのか、もしくはカバーしたのか、
バングラデシュで応援してくれている方々や日本の皆さんにもお伝えしたいと思い、アルバムに収録されている曲を紹介していくシリーズ動画を私たちのYoutubeチャンネルにアップしました。
《BAJNA BEAT The first album "LIFE" Releasing series part5》
今回ご紹介するのは「Prologue 〜mohomoy ei khon〜」という曲です。
この曲は元々、私たちが行うはずであった単独ライブの一番始まりの歌として生まれました。
まだ暗い劇場の舞台や客席に、この歌が流れ、仄かな灯りと共に少しずつ観客の皆さんを私たちの世界にいざなってゆく
少しメランコリックな曲調と三拍子が、夜のサーカス小屋のような不思議さと興奮を生み出してゆく
そんなイメージで。
mohomoy ei khon というベンガル語の名前は、日本語に訳すと「泡沫(うたかた)の時」。
現実と空想の狭間に浮遊するような、そんな感覚を音楽で表現したいと思いこの名前をつけました。
いつものように日本語の歌詞は私、作曲はメンバーの水谷君ですが、ベンガル語の歌詞が素晴らしく詩的に完成したのは、動画内で話しているようにバングラデシュ人の友人のおかげです。
作品づくりの中でも私たち二人ではどうにもならない部分を、いつもこの国の仲間たちや日本からも助けていただき、本当に恵まれた環境にいることに感謝すると共に
国を超えて尊敬できるクリエイターの皆さんと作品づくりができていることに深く喜びを感じています。
そうして出来上がったこの曲ですが、単独ライブがコロナで延期になり、その分アルバム制作に本腰を入れ始めた時に
是非アルバムの一曲目として入れたいと思い、歌詞や長さを調整しました。
プロローグとは、作品の意図などを暗示する前置きの部分。序詩・序幕・序章・序曲などを指します。
多くの場合は物語への入り口であり、古代ギリシア語のプロゴスには、現代のプロローグのような意味が含まれていたそうです。
「LIFE」という人生を描いた作品の始まりに大変相応しいと思い、「Prologue 〜mohomoy ei khon〜」という名前をつけて
いわば人生の光を描いたような「AKASHEY」の前、この世界に生まれる前の混沌にいる感じを表現しました。
是非、動画内でエピソードも含めて聴いていただければと思います。
そして皆さんにはアルバムの中の完全版を一番良い音で聴いてほしいです。
発売は今のところ9月始めを予定しています!
また詳細が決まればこちらでご報告いたします✨
このアルバム曲紹介シリーズ、前回までの記事はこちらからご覧になれます↓
第一回目に日本語字幕の出し方も書いてありますので、このブログを読んでくださっている皆様にも是非日本語で曲紹介トークを聴いていただき、それぞれの曲へ込めた私たちの想いを感じていただければと思います(*^-^*)