この夏にリリース予定の私たちBAJNA BEATのファーストアルバム「LIFE」。
この「LIFE」は、四年間にわたり音楽活動をしてきた想いを全て詰め込んだ集大成です。
現地でこの国の方々と共にベンガル語で活動をさせていただいている私たちですが、今回のアルバムはバングラデシュの方々はもちろん日本の方にも是非聞いていただきたいという想いで、アルバムのブックレットには日本語の歌詞を添えています。
そして…収録されている全10曲について、どんな曲なのか、どんな思いで制作したのか、もしくはカバーしたのか、
バングラデシュで応援してくれている方々や日本の皆さんにもお伝えしたいと思い、アルバムに収録されている曲を紹介していくシリーズ動画を私たちのYoutubeチャンネルにアップしました。
《BAJNA BEAT The first album "LIFE" Releasing series》
現地でのレコーディング時のエピソード、そしてこのブログでも度々書いていますが日本側で協力してくださっているT's musicの皆さんとのこと、またそれぞれの曲に込めた想いなど全10曲分、心を込めて紹介していこうと思いますので、お時間ある時ご覧いただければ幸いです。
日本語字幕は、パソコンの方はYoutube画面右下に出てくるお花の形の設定マークから字幕→日本語を選択すると
スマートフォンの方はYoutube画面右上に出てくる3点の設定マークから字幕→日本語を選択すると
画面の下に日本語が表示されます。
そしていつも友人・知人から
「応援したいけれどベンガル語でなんて言ってるかわからない(;^_^A」
という意見をよくいただくので、今回は頑張って字幕をつけました(笑)。
今まで制作してきて楽しかったこと、辛かったこと、どちらもエピソードとして話していければと思っています。
初回の今回は、バングラデシュの大人気曲である「Shei Tumi」について。
この曲は、心変わりしてしまった恋人への切ない恋心を歌ったラブソングです。
そして動画の中で詳細を話していますが、Ayub Bachchuさんというこの国の偉大なロックシンガーさんの歌。
Ayub Bachhchuさんは2018年に天に召されたのですが、今でもBachchuさんもこの歌もバングラ音楽界のレジェンドとして国民の皆さんから愛されています。
そんな「Shei Tumi」を、T's musicさんがまた素晴らしすぎるオーケストラで美しくアレンジしてくださって…
日本から音源が届いた時、初めて聞いた時の興奮は忘れられません。
その優雅なアレンジに合うようにと、いつもライブで歌っているバージョンとはまた違う
レコーディングバージョンに男女パート分けやハーモニーのご提案や、歌唱アドバイスも日本側からしていただきました。
わたしは多分生まれて初めてきちんと”ハモる”ということをこの歌でしたのですが、それはそれは、難しかったです。
夜な夜な、ハーモニーパートを練習してレコーディングに臨んだのですが、主旋律を聞きながらだとついそれにつられてしまって…
しかし、主旋律を歌っている相手の呼吸をきちんと見ながら息を合わせて歌うという、声だけではなくユニット活動していく上でとても大事な精神的な部分の心構えも、アドバイスをいただき学ばせていただきました。
バリバリのロックサウンドで男性ロックシンガーが歌う「Shei Tumi」はとても恰好がいいのでオリジナルも是非、聞いていただきたいのですが
今回のアレンジが個人的に私の大好きな美しい世界観すぎて…
舞踏会の幕開けのようなオープニング、物語のように流れていくシンフォニー、そしてラストに向けて盛り上がっていくオーケストラの迫力、本当に素敵な音のダンス!で
特に美しいハーモニーや掛け合いで歌う部分は、男女デュオだからこそできた表現としてとても気に入っています。
今すぐにでもお聞かせしたいくらいなのですが、やはり最高の音質できちんと作品として聞いていただきたいので、YouTube動画ではお話がメインで少しだけ雰囲気を紹介しています。
そんなかんじで、語りだすとつきない制作秘話ですが、大事なことは動画でもお話しておりますので
このブログをご覧の皆様も、是非字幕をオンにしてそんなよもやま話を聞いてみてくださいね。
どうぞよろしくお願いいたします。