英語参考書紹介『マニュアル英文解釈』 | 校舎長ブログ 桜凛進学塾川越校

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桜凛進学塾川越校校舎長辻中によるブログ。

桜凛進学塾出身で現役東大合格した自身の経験を踏まえた効率的な勉強法やノウハウが少しでも全国の受験生の励みになってもらえれば、幸いです。

文型が大切


みなさんは学校の授業で「文型」を習ったことを覚えているだろうか?
 

 

 

第1文型:SV
第2文型:SVC
第3文型:SVO
第4文型:SVOO
第5文型:SVOC


というものだ。

学校の授業だとかなり機械的に扱ってオシマイ!ということも多く、

 

たとえば「助動詞」や「関係代名詞」のような単元に比べたら普段意識する機会が少ないため、結局何が大事かわからないままなことが多いと思う。

でも、実はこの文型の意識って結構大事なのだ!


ぶっちゃけた話、第何文型がどのSV~という数字との対応はどうでもいい。(笑)


 

それよりも、まずS(主語)があって、その次にV(動詞)がきて、それにO(目的語)やC(補語)が続くのだ、という意識が持てるようになると英文の読みやすさが大きく変わってくる。

 


そして、この英文を読む実際の感覚について詳しく書いてあるのが『マニュアル英文解釈』だ!!

 

 

 

 

SV~の何が大事?


文型のSV~がわかると、その文への「てにをは」の付け方がわかるようになる。

実際に英文を読んでいくうえで、内容を掴むためには当然この「てにをは」が重要になってくる。

これはマニュアル英文解釈の中にも書かれていますが、英語の文には「てにをは」がないため、

 

自分で「てにをは」を付けなければいけない

 

例えば

Worms eat leaves.

という英文は
「虫がはっぱを食べる」と訳す。

これはwormsがS(主語)で、leavesがO(目的語)だとわかるから

虫「が」はっぱ「を」と訳せる。

これを逆にして
虫「を」はっぱ「が」と訳したら変だろう。




これくらい当たり前じゃないかと思うかもしれませんが、文のレベルが上がってくると意外とこれが難しい。


・どこからどこまでが主語
・どこからどこまでが目的語



を正しく認識して「てにをは」を付けることが、英文の内容を正しく理解するための第一歩となる。

 

 

 

意外な落とし穴


ただ、実際は文型の基本形通りに簡単にはいかない。

さきほど見たように、文型の基本の形ではSVOというように、

 

 

S(主語)の直後にV(動詞)がきて、その直後にO(目的語)が来ているが、

 

実際の英文はSのあとにはSの説明が、OのあとにはOの説明が来ていることがほとんどだ。



 

例えば

The man standing by the door is reading a book written by Dazai.

という文は、

The manというSの直後には standing be the door というSの説明が来ていますし

a book というOの直後には written by DazaiというOの説明が来ています。





このように、SとSの説明、OとOの説明といった単語のカタマリを正しく認識できることで、複雑な英文も読めることにつながる。


実際の英文の書かれ方に沿って正しく区切れることを目標にしよう!

 

 

 

普段意識すること


このSV~といった文型は普段の意識も大切だ。

英語表現などの授業で「この動詞はSVOとSVOOの文型を取る」といった感じで語法を習うと思うが、あれも実は結構大事。



例えば、みなさんご存じ「make」という動詞は

・「Oを作る」という意味のSVOの形と
・「OをC(の状態)にする」という意味のSVOCの形をとる。




これを知っていれば、英文を読んでいて「make」という単語を見つけたとき

後ろがOであることは確定して最後にCが来るかな来ないかなといった予測を立てられるようになることで、

よりスムーズに文が読めるようになる。

 

 

 

まとめ

 

このように英文のSV~を正しく認識し、単語のカタマリを把握することが、英文を読む精度のカギとなる。

 



「マニュアル英文解釈」では、この実際に英文を頭からどのように読んでいくべきかについて、より詳細に解説されている。


どこからどこまでが主語で、その主語の説明がどこまでである。だからこれが動詞である!という風に、かなり実戦的な感覚を丁寧に書いてくれているので、何度も繰り返し復習して、その感覚を自分のものにしたい。


英単語や文法は一通り習って覚えたはずなのに、英文がうまく読めない、内容が把握できないという方は、ぜひマニュアルを使ってみてほしい。

 

 

 

 

 

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