猛暑の8月
平成14年8月。関西出張(京都旅行?)もひと段落して、猛暑の8月に突入しました。
仕事面では、以前として、
・スタッフ管理
・業者との交渉、協調、
・カプセルホテルの予約販売
が続いていました。この時期、ネット上で宿泊予約サイトが多数出現してきました。その中で、10社との契約を結び、カプセルホテルの予約・販売という手法を始めました。しかし、施設のハード面が予約に対応していない、スタッフの不慣れなどで、お客様に不便をかけていたのも事実でした。
その度に、お叱りの言葉もあれば、安くて快適という両方の意見を貰っていました。
館内のクレームでは、ヤクザ関係から脅されたり、スーツを着た状態で、サウナの中で20分も正座して、お客様に謝罪をしたりと、精神的に少し狂い始めた時期でもあったと思います。毎日、夕方になると、頭痛が起きる。イライラするといった症状が出てきたのでした。
また、会社の方針に従わないノムさんの退職も決まり、一つ一つ問題も解決をしていました。
しかし、ノムさんが辞める際、スタッフにどんな言葉を残して辞めていったのか、不明なので、スタッフが自分の事をどう感じているのか?という不安、考え、気持ちが大きくなったのも事実でした。
他人がどの様に自分を思っているのか?という、考えが頭から離れなくなった時期でもありました。
また、同期に入社した友達も、(兵庫のホテルに一緒に行った奴)部署が違うために、自分の仕事が終われば帰れる。しかし、自分の場合は、対お客様があるので、自由に帰ることができない、なのに、給料も変わらない、ボーナスも奴よりも低いという劣等感を感じるようにもなりました。
仕事のストレスを解消してくれたのが、真紀でした。ぴょんの家は目黒。真紀の家は埼玉の草加。距離にして30km。行く度に路駐している状態ではないので、駐車場を目黒と草加の2箇所に借りる契約をしたのでした。そこまで、お互いに必要としている状態でした。ある意味、草加で駐車場を借りた段階で、ぴょんは完全に真紀を信頼し、信用し、楽しい時間を過ごしていけるという期待があったのでした。
8月26日は真紀の誕生日。その前の週末に、二人で千葉の房総に1泊で旅行に行きました。家族風呂のある旅館に泊まり、初めて幸せを感じた時でした。本当の誕生日は、彼女が泊まり勤務だったので、休憩時間に簡単にご飯を食べるという質素な誕生日祝いだったのが、かわいそうでした。
関西出張
真紀と付き合うようになり、生活スタイルが一変しました。金曜の夜は、新宿で彼女と待ち合わせて、一緒にぴょんの自宅に。ぴょんは着替えて、車で彼女の家に帰るという週末の過ごし方でした。彼女は、東京よりの草加市に住んでいたので、早くて40分くらい。30kmくらい離れているのが、もどかしかったですね。
平日も、仕事を早く終わらせて(と言っても、北千住12時前の電車に乗れれば、早い方、週に2回くらい彼女の家にお泊りもしていました。
そんな中、施設の認知度UPを図るために、3組に別れて、名古屋、大阪、長野に出張で行く事になりました。新入社員の男の子とペアで行く事になり、ぴょんはノグと2人で大阪に行く事になりました。
水曜の夜に東京を出て、木曜日は大阪市内の企業回り。金曜日は、午後半休を取っていたので、兵庫のホテルへ。夏休みの忙しい時期に突然行ったので、ゆっくりとみんなと話をする時間は無かったのが残念。でも、しっかりと、姫とは話をするという感じでした。
その後、真紀を大阪駅まで向かえに行き、六甲山から大阪・神戸の夜景を見たり、京都のお寺回りをしたり、新世界を案内したりと出張で大阪に行ったのか、遊びで行ったのか、非常に疑問でした。(笑)
出張の次の日、出勤して五郎ちゃんから言われました。「何社回った?企業名は?」と。ぴょんは、「出張報告書で提出します」と答えたのですが、どこの企業を回ったのか忘れていました。真紀と一緒の旅行のつもりでいたので、真紀と一緒に行った場所は覚えているのだけど・・・・・
と、気がついたら、彼女との初旅行はそういう形で関西旅行になったのでありました。
この頃は、幸せで仕事中も彼女の笑顔を見ると元気になるし、イライラも無くなるし。頭痛も一時的に無くなったのが良かったです。そんな激動というか、個人的に忙しい7月も終わり、暑い8月に突入したのでした。
運命の七夕
平成14年7月。自分の大きな仕事の一つである、スタッフの管理もなんとか、信頼を得られる様になり、コミュニケーションが取れる様になってきました。
真紀とは、毎週土曜日にデートをするようになりました。2回目のデートは、八景島の水族館に行きました。その前の週に、水族館に行きたいね。と、話をしていたので。そして、待ち合わせは浅草。八景島なのに、浅草で待ち合わせというのが、渋い!!
車で行き、途中でご飯を食べて、彼女を送って行ったら、深夜2時半くらいでした。ぴょんは、冗談抜きで眠くて、お願いして泊まらせて貰う事にしました。勿論、床にね。
初めて入った、彼女の部屋。自分の予想と反して、家庭的な感じで良い印象を受けたのを覚えています。
翌日、池袋に行くというので、帰る途中、彼女を池袋まで送っていったのです。池袋に着く寸前、彼女に付き合ってと話をしました。本当に好きな人には、嫌われて傷つく自分を考えてしまい、ちゃんと伝えられないのが、ぴょんの欠点。今でもそうであります。その時の返事は、NOでした。「社内恋愛はできない」というのが、理由でした。
その後、実は、イトキンとデートする予定でしたが、なんだか落ち込んでしまい、デートをドタキャン。羽田空港の近くの公園で砂浜で飛行機を見ていたのを覚えています。
そして、3回目のデートの約束ができました。次の土曜日でした。この時は、彼女の好きな映画をレンタルで借りて、泊まる口実を作って会いに行ったのでした。鎌倉ドライブ、そして、平塚の七夕祭り。人ごみが多い事を利用して、手を繋いで、迷子にならないようにと。その後、茅ヶ崎の海に行きました。波の音。風が強い夜の海。ぴょんは、夜の海が大好き。その時、彼女は、キスをされると思っていた様でした。
が、勇気の無いぴょんは、何もできずに、彼女を家まで送っていき、口実を理由に泊まる許可を得たのでした。そして、今度は同じベッドで寝て、やっと、付き合う事ができたのでした。
仕事は、7月に入り、業者の入れ替えや新規契約などの仕事が接客よりも多く、スタッフには迷惑をかけた感じです。そんな時に、1人の女性スタッフが退職の話をしてきました。戦力として今後の人員計画の中に入っていたので、止めたのですが、家族の事を考えると退職届を受け取るしかありませんでした。
「ぴょんの様に現場を知らない若造が、今日から上司です。と言っても受け入れられるはずが無い」という思いが強かったのを覚えています。「自分のせいで、彼女は退職したのか?」と、自問自答する事が多くなりました。
また、ノムさんの問題も残ってました。会社の意向に反して、自分のスタイルを崩さず、扱いにくい人になっていました。五郎ちゃん&ぴょんVSノムさんの件は、スタッフも知っている事であり、スタッフ30名をまとめるのが大変な時期でもありました。ノムさんの意見、ぴょんの意見が違うと、スタッフもどっちを信頼、命令として受け止めるか悩むと思いますから。そして、ぴょんは、1日10分でも良いから、スタッフと話をする事にしました。不満、要望、改善点、他のスタッフの事など。可能な限り、解決していく事を約束していきました。
ぴょんに相談すれば、早く解決してくれるという信頼を得ることが先決だと、ぴょんの中で思った事でしたので。
また、この頃は、支配人室に事務所があり、20畳ほどの部屋に経理スタッフと運営スタッフ15名程度で仕事をしておりました。簡単なミーティング、意見の交換などはその場でできるので、時間の短縮に繋がるので時間の無駄にならないし、冗談なども言いながら、和気藹々と仕事をしていく事ができたのでした。
本社では平社員。現場ではアシマネ
1ヶ月ぶりの投稿です。桜も満開になって、春になってしまいましたね。
毎日、山手線最終内回り。新宿1時発の品川行きに乗るぴょん。目黒までの10分間が至福の時でした。そして、翌日は9時に出勤。体が本当にいくつあっても足りないという感じでした。
集客方法の大まかな詳細を総支配人から説明され、それを実行に移すのは自分1人。そして、現場からは、「アシマネなのに、何故お客様の前に立たない!」という不満の声。とにかく、集客を増やす事で、スタッフがどんな師恩があるのかを説明し、1日10分でも良いから、1人1人と話すことに徹しました。
話す事で、彼女、彼らの問題点を抽出でき、自分では思っていない、現場の声を拾うことができるからです。そして、支配人事務所で仕事をしていれば、支配人から仕事の注文も入り、大変な状況が続くのでした。そして、今まで取引をしていた業者に対して、条件の変更を会社側から提案し、その説明。
大まかなその頃の仕事内容は、
・お客様のクレーム処理、現場の管理
・集客方法の確立
・カプセルホテルの館内売上の管理(自販機など)
・新入社員の研修
・別の部門の仕事の相談、対応法など
以上が自分の仕事でした。この時点で、8年間毎年、減収減益。30億あった売上が1億づつ減っていく現実に、どう対処するかが鍵でした。
落ちていくものを上げる事は辛い反面、これ以上落ちないという自信さえあれば、なんとかなるものです。
それはまた、後日に・・・
平成14年6月時点(赴任1ヶ月)での問題点は、
・マネージャーとの考え方の違い。
・スタッフからの不満(現場を知らない人が責任者になったこと)
・売上等のデータ整理。PDCAの「P」の部分の立案。
・趣味で、新入社員で入ってきた奴らの天狗の鼻を折る事。(毎年の楽しみ)
しかし、この時にプライベートでも良い事がいくつかありました。
・出会い系で会った子といきなりHしちゃったこと。
・イトキンとデートをして、楽しい時間を過ごした事。
・新入社員で入った真利を好きになり、デートをはじめたこと。
特に、新入社員と先輩社員という特権を使って、2人で仕事をする事で、ぴょんの事を知って貰う良いチャンスだったのであります。そして、イトキンと真利とどっちに告白するかを悩んでいたのも、仕事の忙しさを忘れさせてくれる楽しい時間でした。
こんな状態ですが、本社に戻れば平社員。同期で入った奴らは自分のペースで仕事をしているのを見て、自分の仕事は自分のペースで無く、お客様のペースという部分なのに、給料が一緒というのが納得いかない事でした。(ボーナスは、一応、差が出ていた様であったが)
この頃になると、支配人の五郎ちゃんとも仕事の事で話が合い、また、考え方が一緒という事で、非常に上司に恵まれた(味方が強い人)という思いでした。
この頃になると、同じ建物の中にある中華料理屋でランチを食べる様になりました。店長とも仲良くなり、ランチの時間も仕事を忘れさせてくれる唯一の時間でありました。
そして、警備員さんとの談笑。とにかく、人と話す事で、コミュニケーションが生まれる事が楽しい時期でもありました。
最初の仕事
しかし、この年は、ワールドカップがあったので、外国のメディアがカプセルホテルというものに興味を持ち(日本で安く過ごす為に)、その広報でした。英語で質問されても、答えられない自分が情けない・・・
そして、苦情、クレーム処理。財布を盗まれた、ホモに体を触られた、泥酔して、他のお客様に迷惑をかける、ホームレスの方を断る(人権侵害になるので、口頭で約束して宿泊してもらうのですが、他のお客様からの苦情が多く、板ばさみでした)洗っても、臭いが落ちないのが問題でした。
とにかく、目新しいこと、板ばさみ、胃に穴があきそうでしたが、その前に、頭痛が出てきて、また、毎日飲む様になったのです。
そして、新入社員の研修も任され、自分の仕事が出来るのは、夜だけでした。
居酒屋と一緒。新宿1:00に出る、山手線最終内回りに乗るために、歌舞伎町の中を走って、駅まで行くのでした。それよりも早く帰れる時は、今度は、泥酔した人の中を、歩くのですから。こっちは仕事、あっちは遊び。羨ましいと思いました。それで、給料は自分が高いかというと、そんな事はないのですから。山手線でたった10分座れる時間が、自分にとって、1日の疲れを感じるのと、仕事をしている!!と、実感を与えてくれたのでした。