いわいびと | カウンセリングルーム樹喜(きき)                   @奈良・大和郡山         

カウンセリングルーム樹喜(きき)                   @奈良・大和郡山         

息の道(呼吸)で、自分と出逢い、自分とつながる...

✩心理カウンセリング
✩ボイスアート
✩パステル和アート
✩OHカード




 

本日はボイスアートのグループセッションに参加していて、

 

次のような話になりました。


 

自分が「からっぽ」の状態で、喜びにあるとき、

 

たとえ他人のことであっても、本当に心から喜ぶことができます。

 

それは言い換えると、

 

他人の喜びを、自分の喜びのように喜ぶことができる、ということです。


 

そうでないときは、

 

「おめでとう」という言葉を口にしていても、心の底では、

 

他人の喜びを、どこか羨んでみたり、心底喜べない...そんなことになります。


 

つまり、自分の心のどこかに「からっぽ」になりきれないなにか、

 

例えば執着であったり、比較であったり、欲であったり、そんな何かがあるとき。


 

「からっぽ」の世界とは、

 

つまり、自分よりほかの他者や外界に囚われない「静寂」の世界。

 

自分の心のうちにあるものです。

 

満たされ、静かで、喜びに満ちた世界なのです。


 

その世界にいて、また他者の喜びを我がことと同じに喜ぶ...

 

それはまるで、お祝いや祝福をしているようだね、という話になったのです。


 

そして、祝い合う...そんな風にいるひとのことを、

 

「いわいびと」と呼んでは?という話になったのでした。


 

「いわいびと」というと、《斎人》《忌人》と漢字をあてて、

 

神職を司る人のこと、と出てきます。

 

他者の喜びを我がことと同じに喜び、祝い合っている、

 

そのことは、神職を司る人があげる祝詞(のりと)のようでもあります。


 

そのような「いわう」言葉の持つエネルギーは、

 

世界を静かで、喜びに満ちたものに包んでくれそうです。


 

いわいびと...本来の意味とは違うかもしれませんが、

 

なんだかステキな響きの言葉だな、と思ったことでした。

 

 

 

カウンセリングルーム樹喜のHPはコチラ