『ジョーズ』以降と言えばコレ

2016年 監督/ ジャウム・コレット=セラ

1975年の大ヒット映画『ジョーズ』が公開されてから現在まで、一体何百本(全然わかんない)のサメ映画が作られたんでしょう。いつの時代も、天才スピルバーグが作った『ジョーズ』と比較され、こき下ろされる事が分かっていながらも作ってしまう映画人。そして、ガッカリさせられる事が分かっていながらもついつい観てしまう映画ファン。サメにはとんでもない魔力があると同時に、つくづく映画界のスーパースターなんだなあと思います。

すっごいきれいな映像がまず見応えあります!安心安全な自宅バケーションですね!そして、孤立無援の戦いをブレイク・ライブリーが、全編出ずっぱり、逃げ場なしの独壇場で見事に演じ切っております!

ワンシチュエーションながら、まったく飽きさせずに見せてくれるのは、ジャウム・コレット=セラ監督。なんとこの方、あのおっそろしい映画『エスター』を撮った方なんですね!うんうん、納得ですよ。岸まで僅か200mだけど、サメが回遊しており岩場を離れられない。その岩場にも満潮が迫ってくる。"現実"に起こり得る"非日常"を見事に描いております!


【この映画の好きなとこ】
※美しい映像、衝撃的な映像を写真添付で紹介しています。未見の方にとってはどれもがネタバレな気がします。本編を心から楽しみたい方は、ここで引き換えされることをオススメします!

◾︎映像と音楽
映像、音楽共に圧巻の美しさ!俯瞰で見せてくれる映像の美しさはため息もの!




◾︎登場!
コレおっそろしいですよね!!こんな見せ方をするなんて天才ですね。
ジャジャーン!

◾︎クジラ
サメに襲われたクジラに乗り避難というアイディアもすごい!こんな映像見たことない。

◾︎セルフオペ
サメに噛まれた脚を自分で縫うんです(医学生です)が、ある意味この場面が最も恐ろしいです!

◾︎スティーブン・シーガル   ※ネタバレ
岩礁に避難場所を移すと同時にやって来た、脱臼して飛べなくなったカモメ。このコがむっちゃカワイイんですよ!
浜辺に人が来た時鳴いて知らせてくれたり
脱臼を治してあげたのに、その痛さから指に噛み付いたり

何だかんだで仲良しになり、このコがいなければ、ナンシーのメンタルはもっとヤバかったはず。カモメは英語でSeagull (シーガル)なので、アクション俳優スティーブン・セガールの名前をもじり、スティーブン・シーガルと名付けるシーンがあるんですが、日本語字幕はまさかのどスルー

◾︎最初の犠牲者
サーフボードを盗もうと海に入った男がサメに襲われるシーン。襲撃シーンを一切映さず凄惨な光景を想像させる演出と演技!!すごい!

◾︎ビデオレター
死を覚悟したナンシーが、家族に向けたメッセージの自撮りをするシーン。泣かせようとして作っている感じではないものの、ブレイク・ライブリーの演技がすごく良くてグッと来ます。
精いっぱいの笑顔を見せるナンシー

ワンシチュエーションながら、緻密な構成でホント素晴らしい作品です!怖がらそうとするだけのキワモノではなく、主人公ナンシーの過去〜現在の葛藤や、亡き母への想いも描かれており、ホラー、パニックのジャンルとは一線を画す、A級のサメ映画です!

エンディングテーマに、ボクの大好きなSia"Bird Set Free"が採用されています!圧巻の映像美と供にお楽しみください!


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