これを見逃していたという衝撃
もう、ヤバいです!綺麗事で収める事はしないけど、リアルなハッピーエンド!鮮やかすぎてスタンディングオベーションでしたよ!大拍手しました!この年の、あらゆる映画賞の作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞総ナメにしただけありますね!
1979年 監督/ ロバート・ベントン
離婚、親権を巡る夫婦と、巻き込まれる8歳の少年の物語ですが、まず一番惹きつけられたのが、大胆な省略方法。これは、ボクの大好きな北野武監督初期作品を思わせるほどのもので、心を鷲掴みにされました!シーンの省略だけでなく、状況説明のための野暮なセリフもバッサリです!すごい!監督誰!?って思い調べたら、なんと『俺たちに明日はない』の脚本家なんですね!省略後の回収も鮮やか!お見事ですよ!いやー興奮しましたよ!
もちろんドラマ部分も見応え充分!家庭を顧みない仕事人間が、やがて芽生える父親としての自覚。一度は家を出るも、子どもへの愛を再認識した母。そんな両親に振り回されるも、現実を受け止め健気に生きる子ども。この過程と変化が実におもしろく、しかし、なかなかリアルで見応えあります!
この作品が制作された当時のアメリカは、離婚裁判が社会問題化していたそうですね。ひとつの夫婦のあり方、ひとつの家族のあり方を提言してくれる素晴らしい作品です!!
【この映画の好きなとこ】
◾︎時間経過
不慣れな頃は、キッチンで大騒ぎしながら作っていた朝食も、それぞれ新聞、本を読みながら無言の着席。このワンシーンだけで、月日の経過を示す見事な演出!
◾︎仕事人間からの…
昇進目前に、まさかの契約失敗で上司から叱責を受けるも、息子ビリーから会社に電話が入ると、アイスクリームを買って帰る約束をするテッド。ビリーへの愛情が仕事に勝ってきた事を物語る。
◾︎学芸会ハロウィンパーティ
前説を担当するビリーは、緊張でセリフが飛んでしまうもテッドが大声でフォロー。思い出したビリーが前説を続けると、テッドも一緒に口ずさむ。親子で一生懸命練習したんだね 。
◾︎テッドの新しいオフィス
まだ使い始めていないオフィスながら、壁にはすでにビリーの写真が!もうラブラブじゃん!
◾︎マーガレットの証言
友人としてジョアンナに離別を提言したマーガレット。まさか裁判での証言証拠になるとは思わず、裁判官の制止を振り切って証言する姿に熱くなります。
メリル・ストリープのこの演技大好き!
◾︎最後の朝食 ※ネタバレ
裁判に敗れ、親権は母親の元に。以前は、コーヒーカップにパンを二つ折りに入れて無理矢理作ったフレンチトースト。今ではこんなに手際よく作れるようになった2人なのに別れなくてはならない。無言で作る最後の朝食に泣けます。
◾︎ラストカット ※ネタバレ
「ビリーの居場所はここ。私は連れていけない。ビリーと二人で話させて」とのジョアンナの言葉にはもう嘘がなく、どんな結末になるかは提示されないけど、夫婦2人が子供を最優先に考えた最高の結論が出される事は明らか。結末を観客に委ねる幕切れに大拍手!鳥肌でした!鮮やかすぎ!
もう、ヤバいです!綺麗事で収める事はしないけど、リアルなハッピーエンド!鮮やかすぎてスタンディングオベーションでしたよ!大拍手しました!この年の、あらゆる映画賞の作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞総ナメにしただけありますね!
原作、映画ともにジョアンナが非難されがちなようですが、それまで家庭を顧みなかったテッドも同罪ですよ!2人とも悪くて子供に罪はない。こんな凄い映画があったなんて!素晴らしいシーンの連続で圧巻です!一回だけでは観たりない。繰り返し観直しますよ!てか、Blu-ray買いますよ!
こんな凄い映画なんで今までスルーしてたんだろ
未見の方、今日観てください!!
アカデミー作品賞こちらも












