花輪駅から歩き始めて程なく。
次の中野駅へ。



中野駅は無人駅で、プラットホームも1枚だけの板駅

(コンクリート製だが)






中野駅のすぐ脇から橋を渡る。

次の小中駅までは、それなりに距離がある。



北向き斜面の道だが、アスファルトの車道だし、

傾斜もさほど無いので歩きやすい。


ただ、川も線路も離れてしまうので

ここからしばらく紅葉メインのゾーンだ。








よく見なかったから分からないが、何かの碑が立っていた。









この先に神社があるらしい。

コスモスも咲いていた。










無人で質素な神社だが、この日の撮影ができる事を感謝して

お参りした。








この辺りには柿の木がそこそこ有った。




花輪駅から神戸駅までの歩きが今回のメインイベント。

つまり、今回のエリアがメインエリアの始まりだった。



写真を撮りながらなので、歩く速度はとても遅い。

そこを考慮した予定を組んでいたが、

実際に歩く距離は分からず。


駅間の営業キロから予想した距離。

もし予定の電車に乗れなかったら、、、。


その後の皮算用は必須では無かったので、

神戸駅に着いたら考えよう。


そんな事を考えながら、焦ることも無く、

成り行きで歩きました。




花輪駅から歩き始めて線路と川から離れ、
渓谷の山々の斜面の紅葉を楽しみながら歩いた。




花輪駅の次の中野駅。1面だけの単線の無人駅。









楓とか、分かりやすい木は少ない。









所々に集落が有り、自然(だけの)風景とはならない。









谷の向きで日向と日影が分かれる。









斜面の起伏でも日の当たり方に違いが。









木守りの柿なのだろうか。

ポツンと残された柿の実。










逆光でわざと虹状の光線を入れてみた。









緑の針葉樹の中で一本だけ色付く木が。









こちらは真っ赤に色付いていた。









途中、神社が有ったので、軽くお参りして

撮影ができる事を感謝する。









社殿は無人で、質素。

脇には猿田彦様の碑も。









楓は赤く染まって、木漏れ日を浴びていた。









かなり集落から離れた所の柿の木。

これは木守りの柿?









斜面の陰陽。










落ち残った哀れ葉、2枚。












今回はわたらせ渓谷に紅葉を撮りに行って来ました。




わたらせ渓谷は栃木県の足尾付近から群馬県桐生市の

赤城山の東麓辺りまで流れる渡良瀬川の渓谷。


いつも日光方面に行く為に通っているのですが、

なかなかいい景色なので、いつか撮る為に行ってみたいな、

と思っていました。


事前にGoogleマップで良さそうな場所をピックアップして、

鉄道と歩きを組み合わせて予定を組みました。

最南の水沼駅から最北は原向駅まで、を予定したが、

予定通りに行くかはやってみないと分かりません。

そんなざっくりした皮算用。


わたらせ渓谷を走るわたらせ渓谷鐵道は

観光を意識してトロッコ列車を走らせたり、

普通電車もデザインが渓谷美に合いそうなデザインにしている。


なので、渓谷の紅葉と鉄道の組み合わせも考えていました。

言わゆる撮り鉄、とまでは言わないまでも、

鉄道風景くらいな感じで撮りたい。




最初は草木湖のみかげ原園地。

朝、日の出の方向的に良くありませんでした。

数枚だけ撮って、午後の帰り前に再来する事にして

鉄道&歩きを始める為に水沼駅へ。





水沼駅の裏手の公園の駐車場に車を停めて駅へ。




わたらせ渓谷鐵道は基本的は単線。

上りと下りの電車の交換をする為に

所々の駅だけ複線になっている。

水沼駅はそう言う駅。


駅の付帯施設に温泉も有り(今は改修中)、

駅前に町もあって大きめの駅だ。


ただし、無人駅で出入り自由だし、

切符の販売も無い。

切符は電車に乗った際に乗車整理券を取って、

降車時に値段表を見て払う。

バス方式。

ただし、切符販売の駅では切符を買って、

降りる時に乗務員に渡す。




こう言うローカル線に乗った事が無かったので

乗る前は不安だったが、バスの乗り方は知っている。

予測はしていたので、すんなり対応できた。



水沼駅の駅前に桜が咲いていた。

???と思ったが寒桜なのだろう。







わたらせ渓谷は川と渓谷の幅が広い。

両脇の山々の斜面はさほど高くも無いが、

丁度いい色づき具合の紅葉だった。





電車の本数は1時間に1本程度。

あらかじめ時刻表をDLして調べておいたので、

乗りたい時刻に駅へ。





普通列車、1両。このデザインが普通らしい。

水沼駅の次の駅、花輪駅で降車。

わずか1駅だがこの区間が長く歩けなさそうだったので。






去り行く電車を見送りつつ数枚撮る。





駅前に出る。

駅舎は新しく綺麗だが、レトロ調でいい感じ。

こう言う所が、観光路線を意識している現れなのだろう。






花輪駅前も町があり、歩いて町を抜けたあたりの踏切の先に

谷間を走る部分を撮れる場所があった。

紅葉の木や光の入り具合などが良かったので、

すぐ脇の車道のガードレールの外から撮影。




その後、すぐに橋を渡って対岸へ。

ここからは鉄道や川から離れる。




その橋の上から。





川からも離れて東斜面の道を歩くが、

綺麗な車道なので歩きやすい。



歩く為のトレッキングブーツも履いてるし、

この週は歩いておきたかったので。

2万歩前後だろうと予測。


登山や山道では無いので、多少の傾斜はあるが行けるだろう。









栃木県の足尾から群馬県の赤城山の東麓辺りまでの
わたらせ渓谷の紅葉を撮りに。

渓谷沿いを走るわたらせ渓谷鉄道も
観光を意識している様で、景色にマッチする。

そんなわたらせ渓谷に行った。



まずは水沼駅。



渓谷の幅は広いが、斜面の木々の紅葉は程よく進んでいた。








ホームから。

基本単線のわたらせ渓谷鐵道。

上下交換の為の交換駅だけ、複線でホームは両側式。









ホームを繋ぐ歩道橋の上から。









観光鐵道としての「わ鐵」マーク。









駅脇の踏切と紅葉。









駅のホームで。

対面のホームのベンチと鉄路。









電車がやって来た。









水沼駅の次の花輪駅で降車。

この辺りは駅周辺に町がある。











走り去って行く車両と秋の空。









駅前に出る。

新しく綺麗な駅舎だが、レトロチック。






花輪駅からは神戸駅まで歩く。

鉄道会社の花輪〜神戸間の営業キロは5.6kmほど。

歩く道はぴったり鉄道沿いでは無いので、

かなりの距離がある。


花輪駅の近くの踏切を通り過ぎれば

ここからは渓谷の紅葉が撮影対象になる。



川と渓谷の幅が広いので、開けた印象が強い。








回数は少ないが、歩く中で線路の脇を通る事もある。

電車が来るタイミングも合わない事が多いが、

ここでは上手い事出会えた。








通り過ぎる電車を周りの景色と共に。








ここから渓谷の道へ。



橋を渡って線路からも離れた道へ。







道しるべとバス停。












雷岩付近で昼食休憩を摂った後、
メインイベントの稜線歩きをスタート。

ここからはとにかく富士山を見ながら歩いて行く。




稜線上には背が高い木は無い。

東側(甲府盆地とは反対側)には少しだけ森の頭が見えているが、

ロケーション的にどうしても西側に目が行ってしまうので、

とにかく眺望が素晴らしい。





眼下の山並みは望んだ通りの紅葉の絨毯。


ではあるが、高圧電線の鉄塔があって、写真的には、、、。

後でレタッチするのも、大変な量の電線が見えるので。


なので、隠せる物があれば積極的に隠していく。






富士山を見ながらの稜線歩きは楽しいが、

飽きてくるのでたまには盆地方面も。





途中、厄介な岩場越えがある。

慎重に歩けばそんなに難易度は高くは無いが、

私の様な初級者は要注意。





盆地の空は霞んでいる?

流石に標高2000mあると、雲も上から見下ろす感じになる。






標高2000mのポイント。行く手が少し見えている。






稜線の道。

よく踏み固められて歩きやすい。

右側の下り斜面側には、所々ロープが張ってある場所もあります。

(写真ではレタッチしている物もあります)





望遠レンズで対面?の山並みを。

北西方面なので、八ヶ岳?辺りかな。





大菩薩峠の介山荘が見えた。

あの小屋の向こう側から下山ルートです。




大菩薩峠に到着。

来た道を入れて撮ってみる。


ここで小休止。

そして下山へ。



下山ルートは、申し訳無いが、面白みがありませんでした。

いつも思うのですが、下山っていつも面白くない。

それでもなんとか撮れるものは無いかと探してはみる。




下り道の影模様などを。




とくに今回は、登りは落葉松が綺麗だったし、

下りではあるが稜線歩きはメインイベントだったし。

それに比べて、下山ルートは落葉樹林で彩りも少ないし、

お昼を過ぎると雲も出てくる(これはいつも)。


写真映えしにくいし、疲れているから発想も湧かない。





でも、途中にこんな小屋があると嬉しい。

ちょっとテンション下がるトタン板とか有ったりするけど、

そこは構図の取り方、現像時のトリミングなどで。







お昼を回っているので、午後の日差し(と言うには早過ぎるが)は

秋っぽくていい。




そんなこんなで、あっという間に下山。

登り時のカット数に比べて少なかったらありゃしない。



なぜか、最後だけiPhoneで。

アスペクト比が違うのと、発色が違うんですよね。

好みの色ではありません。




これで今回の撮影は終了。

その後帰りましたが、その車内からの道中の紅葉が

結構良かった。


写真は一枚も撮って居ませんが。

車を止められる場所が無かったのと、

疲れていて気力が湧いて来なかった。

11月中旬でしたが、前回の増富ラジウムラインといい、
見頃の素晴らしい紅葉でした。


大菩薩峠、稜線歩き編




稜線上には背が高い木はあまり無い。

西斜面には森も有るが、目が行きやすい東、南方面は

大きく開けている。









時々ある落葉松などを入れて、写真に変化を加えてみる。








とにかく、眼下の上日川湖と富士山である。

変化が必要だ。








だからフィッシュアイも当然のように使う。









そして敢えて、富士山を外して、盆地方面。









でもやっぱり、稜線と富士山がいい。









富士山か、否か。

そんな考えに囚われてしまう。

新しい発想が必要だ。









よく有る山陵の段階的なグラデーション。









盆地の空は霞んでいる様だ。









時には岩の塊を超える事も。









秋の空は高い。

標高2000mからでも、この高さである。









大菩薩峠の介山荘が見えた。









介山荘から下山ルートへ。

こちらには紅葉は少ない。









だいぶ降りて来た所の建物。

荷台の車輪?

ススキと共に。









日に透かす。










記事ネタの緊急放流もひと段落ついたので、
ここからは通常運営に戻ります。
(基本、2日に1度=展示館+撮影記で1セット)



今回行って来たのは、山梨県の大菩薩峠。
甲府盆地を取り囲む山陵の内、東側にある山。
大菩薩嶺から下り大菩薩峠へ。
その稜線歩きをしながら、下界の紅葉を撮りたくて。

ただし、山頂である大菩薩嶺には行かず、
落葉松尾根を登って、雷岩から峠へ。
山頂部は森の中で眺望も無くアンテナ設備も有って
写真映えしないし、去年の夏に一回見たので、
今回はもういいかな、と。


登山口は上日川峠。
そこまでの車でのルートはいつもの奥多摩湖〜丹波山〜柳沢峠。

今回の目的地への最短ルートなので、必然的に。



柳沢峠を通りかかると、雲海が出ていました。

夜明け前のグラデーションと相まっていい雰囲気。



登山開始予定が夜明け後で、十分時間があるので、

ここは慌てず車を停めて撮影。


そして上日川峠へ。






案内看板がかなり広域ですが。


左手にある柳沢峠方面から来て、現在地が上日川峠。

ここから登って落葉松尾根で雷岩へ。

右手方面に下って、大菩薩峠(介山荘)から下山。


朝7時30分頃スタートです。






まずは慌てず、上日川峠の登山口前で

朝日の景色などを。


この日の天気予報は1日中快晴。

柳沢峠drの雲海は予想外でしたが、

盆地だからかな?

むしろ快晴で湧き上がった蒸気が、

逃げ場のない盆地に溜まったからかも。






上日川峠のロッヂ長兵衛脇から、

落葉松尾根の分岐地点の福ちゃん荘までは

山道と並行してアスファルトの道もあります。

(一般車侵入禁止、関係者のみ)






福ちゃん荘までは普通に落葉樹林。

時々葉を残して色付いた木がある程度。


福ちゃん荘からは分岐で、落葉松尾根へ。

雷岩直下の急登がキツいですが、

登り切って仕舞えば後は峠への

緩やかな稜線歩き。

しかも方角的に、ずっと富士山を眺めていられる向き。


体力がある前半にキツイ所を終わらせれば、

下山も楽です。





落葉松尾根の始めは緩やか。

落葉松林の紅葉も楽しむ余裕があります。






少しのぼってくると、葉を落とした枝の向こうに富士山。

この時点ではモヤってはいますが、ほぼ快晴。






角度を変えて、甲府盆地方面。

この辺りからだと、盆地北部くらいしか見えません。






向かいの斜面の紅葉。

早くもベストショットの予感。






数少ない近くの紅葉も。






だいぶ上がってきました。

今日のメインイベントの稜線が見えました。






急登部に到着。

振り向けば、この絶景。

しかし、この後見飽きるくらい、これが続きます。






雷岩直下。

こう言う勾配です。

登山道は岩場なので、こんなツルツル滑りそうな

草地ではありませんが。





雷岩から。


なぜ雷岩なのか、言われは知りません。


富士山の冠雪はありませんね。

今年は冠雪が遅かったと聞きましたが、

先日やっと観測されたらしい。

けど、また解けてしまったんでしょうね。





ここで休憩。

お昼には早いですが、食事をしながら

疲労回復をします。


この先、具体的な休憩所が無いので。


結構人がたくさん居ました。

ソロなのは私くらいかも?


皆さん和気あいあいと楽しんでいらっしゃいました。


天気もいいし、陽射しは暖かいし、

紅葉は綺麗だし。

絶好の登山日和でしたからね。










山梨県の甲府盆地を取り囲む山陵の東側にある大菩薩嶺。
そこから南へ伸びる稜線からの下界の紅葉が見たくて行って来ました。





これは柳沢峠からの未明の富士山。

雲海が出ていたので、車を停めて撮影。






登山口である上日川峠近辺から。



朝日の鮮烈な光と紅葉の絨毯に落ちる影。









朝日に透ける。









落葉樹林の中、孤独に主張する。









落葉松林を行く。









葉を落とした木々の向こうに。









見下ろす斜面の彩り。









目の前の彩り。









落葉松の枝越しに見える稜線。









稜線の到着ポイント、雷岩直下から。









こちらは甲府盆地方面。









雷岩から。









高い秋の空。









地球の丸さを感じて。









富士山ばかり見ていないで、他の方角も見てみよう。













山梨県紅葉めぐり編 最終回です。



クリスタルラインに合流すると、
道は渓流からは離れて、山の上の方に上がって行きます。
道幅は狭くなり、斜度もキツくなって本格的な山道に入ります。

ここからは紅葉ドライブのつもりで、
写真は撮らない(車を停められる所が無いので撮れない)
つもりでした。




こんな贅沢な広く綺麗な道は終わりです。



偶然有った路肩に車を停めると、

すぐ上から素晴らしい眺望が待っていました。



まずは落葉松林。






紅葉樹林は終わり?かな。






どどーん!と。大パノラマ。




その後、スマホの電波が届かず

真っ白なカーナビの中、

山道を進み(そもそも迷うべき脇道すら無い一本道)、

木賊(とくさ)峠へ。



山梨県とは言え、県北部。

こんなに大きく富士山が見えるとは思ってもいませんでした。





山に上下と書いて峠なので、越えれば下りです。

さらに過酷な山道を走ります。

対向車が来たらアウトです。

避けられる場所なんてありません。


幸い、バイクとは数回すれ違いましたが、

車には会わずに降りられました。


そして昇仙峡。

クリスタルラインとは、昇仙峡付近で水晶が産出されるので

名付けられたのでしょう。


残念ながら周囲の山肌の紅葉具合を見てスルー。


さらに下って千代田湖へ。



ここは過去に何度か来ていますが、

秋は初めて。

湖自体の景色は分かっているので、

軽い気持ちで散策程度で。




工夫してみる。





下りて来た瑞垣山方面?の山の姿が湖越しに。

湖面にはブイとか。

水鳥も来ています。





柿の木を発見。





その後、さらに下って脇道へ。

矢木羽湖。



小さい人造湖。

北岸から富士山が見えるとの事で、

初めての来訪。

もちろんロケハンも兼ねて。





右上の木は桜の木。

桜の季節が有名だと聞いたが、

なるほど。

来年の春になったら、また来よう。



駐車場の周りに猫がたくさん。


町に近いので散歩の人や釣り人が多いのだろう。

食べ物を貰えそうなんだね。



ここで今回の撮影は終了。

3ヶ所のみ。しかも2ヶ所はロケハンがらみ。


それでもメインが大満足だったので充足させて頂きました。


まだまだ紅葉シーズンは始まったばかりです。

それに今年は紅葉の進み具合が遅い。


埼玉県内を入れれば12月初め位まで行けるかも。

この記事を書いているのはまだ11月11日ですが、

この後も行きたい予定はあるので

上手くいけば連続更新もあるかも。





山梨県紅葉めぐり その3

クリスタルラインに合流後。
木賊(とじゅさ)峠から昇仙峡方面へ。



赤と黄色のせめぎ合いに影の演出。

コントラストを高めに、引き締めて。









クリスタルラインに入ると渓流からは離れて

山を登って行く。

道幅も狭くなり、本格的な山道に入った。


辺りは落葉松が増えて来て、

標高が上がった分、

紅葉の色合いも濃くなった。








ローアングルで落ち葉をクローズアップしてみる。









開けた場所に出た。

深い山の景色になった。









落葉松の紅葉は渋い美しさ。

そこにオレンジの彩りを添えて。









山の名前は知らないが、岩稜の山肌と紅葉の山肌が競うようだ。









木賊(とくさ)峠。

富士山が見えた。






昇仙峡はパスして千代田湖へ。



湖面に浮かぶブイに混ざって、水鳥が佇んでいる。









岸辺の柿の木。







その後、さらに下って矢木羽湖へ。



桜の木に富士山。

岸にはススキ。









だいぶ標高が下がったので、この辺りはまだ紅葉には早い。

せめてススキを入れて。









春になったらまた来よう。