場所は埼玉県さいたま市、荒川に掛かる治水橋。
遠くに富士山も見え、冬至が近いこの時期に
ちょうど日が沈むタイミングの場所です。
空のグラデーションは太陽を中心に円弧状になるので、
地平線の下にある太陽の位置が
グラデーションのかかり具合に大きく影響します。
なので、日没の位置が大事ですし、
冬至がその日没の位置の最南端になるので、
場所選びにも重要なのです。
この日の日没は16:30過ぎ。
そこから15分ほど過ぎた頃。
空にまだ紫がかった場所があります。
本番はまだまだです。
念の為、縦構図でも撮っておきます。
空の高い所(太陽から遠い所)から暗くなっていくので、
上空はもうかなり暗くなっています。
車のライトの軌跡はシャッタースピードで調整するのですが、
これがなかなか難しい。
空の暗さに合わせてシャッタースピードが決まるので、
十分な明るさがあるとシャッタースピードが速く、
奇跡が短くなって中途半端になってしまいがちです。
なので、車が通るタイミングも大事です。
日没から約30分後。
ようやく紫がかった場所が無くなり、
黄昏の空になりました。
ただ、車のライトの軌跡が中途半端です。
車の通りが途切れた瞬間を狙ってみました。
向かい側の赤い軌跡はテールランプの軌跡です。
1台だけ通りましたが、完全に車の通りが無くなる事はなかったので、
これが精一杯です。
そして最後。
日没から45分。
ここまで来ると、もう黄昏時では無く、
逢魔時(おうまがとき)ですね。
実際、暗いです。
道路が明るいのは、丁度私の真上に街灯があったからです。
雪の時期にはまだ早いですし、
一年に一度の冬至の前後ですし、
天気次第ではありますが
2、3ヶ所は行きたいです。







