令和五年ウエサク満月祭 |  ソラいろのタネ ソラ〜宇宙〜のアトリエ

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ソラ〜宇宙〜のアトリエ 主宰
SPACE・SOLA〜宇宙〜 プロデューサー 
繪と写真と言葉という表現を通して、
誰もが幸せを感じて生きるための気づきやきっかけを届けています。
豊かな世界を共に創るためのスペースをプロデュース。

 

 

 

 

 

古より続く祈りの心を今に伝える、倭会主催の「令和五年ウエサク満月祭」に参加させて頂きました。

 

斎主は、飛鳥時代より連綿と続く祭祀を継承する、倭 瑠七さん。

 

日々、世界平和を願って祈りを続けてこられた方です。

 

 

場所は、新緑の美しい、カルガモの赤ちゃんも生まれたばかりの、だいすきなここ。

 

目白庭園赤鳥庵

 

 

 

 

 

※満月祭のフライヤー作らせていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

五月は、だいすきな季節。

 

そして、だいすきなこの場所で、だいすきな方たちと。

 

お昼は講座の時間をもちました。

 

 

第一部は、倭 瑠七さんによる「倭の祈りの講座」

 

美しく涼やかなお声で、祈りの本質を見事に言葉にされていました。

 

写真を撮りながら聴いていて、頷くことしきり。

 

そして、心に染み入るように言葉がすぅーーっと入ってくる。

 

瑠七さんのお声には、不思議な力が宿っています。

 

 

倭社中のみなさんの真摯な眼差し…

 

素晴らしい師に出会えることは、人生の宝。

 

この出会いからみなさん、一歩一歩、変わって行かれたのだろうなぁ。

 

お一人お一人のその歩みのなんて尊いこと。

 

今まさに、そんな方が増えている。

 

 

それも、まさに、時ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瑠七さんのお話を聴きながら、外を見るとかるがも一家の姿が。

 

それを見守るみなさんの眼差しのなんとあたたかなこと。

 

 

目白庭園の風物詩です。

 

かるがもの赤ちゃんが水面を走るように飛ぶ姿が可愛くって。

 

練習してるのね。

 

がんばってね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第二部は、有り難いご縁をいただき、「写経会〜観音のこころ〜」を開かせていただきました。

 

三つの時の「死」との出会いと、目覚め。

 

四つの時の観音さまとの出会い。

 

そこから教えていただいた、観音様の眼差しと、そのこころのお話が、みなさまの心に届いたと、

 

そんな風に感じる、真摯な眼差しでした。

 

 

不思議なことに、ツールはすぐに揃っても、お伝えする内容は、当日まで定まりませんでした。

 

いつも、それは自然に「降ってくる」のですが、この日もそうでした。

 

そして、それは、第一部の瑠七さんのお話と、ちゃんと続いていました。

 

 

講座の途中、瑠七さんがお話くださったのですが、

 

どうして「わたし」がこのような時間を与えられているか・・ということ。

 

 

私たちの生まれ育った日本というこの国は、古より、かみほとけの守り給う国。

 

私たちは、神様と仏様の見えない力の守りと導きによって、今ここに生を受けている。

 

 

私たちだけでなく、これまで生まれた者、これから生まれくる者、

 

この日本という国とそこに息づくすべての命、生きとし生けるすべてが。

 

 

かみほとけと共にある。

 

 

それは、いわゆる宗教ではない。

 

むしろ、呼吸するような、世界との響き合い。

 

 

その響き合いを取り戻すことが、まずは日本人に求められているのでしょう。

 

そして、今、それに気づいて、自らの意思をもって、無意識レベルであっても、

 

取り戻そうとしている人が多い。

 

 

幼い頃から私が受け取って、この日お伝えしたことは、

 

たぶん、そのままの響きだから、共鳴してくださったのだと思います。

 

 

真摯な眼差しを、本当にありがとうございました。

 

心より感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして、穏やかに、豊かに、時は夕べへと。

 

ウエサク満月の輝く、夜へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

令和五年 ウエサク満月祭のはじまりです。

 

 

世界平和への願いをこめて

 

ウエサク満月に共に祈る

 

 

〜遥かより、祈りの心、今に伝えて〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日は入りて、

 

明かりを灯して、

 

祈りの設え美しく

 

 

月を待つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウエサク満月祭の始まりに、お集まりいただいた皆様にむけて、

 

お釈迦様のお話をさせていただきました。

 

 

お釈迦様は、美しい満月の日に成道されたと伝わっております。

 

成道とは、簡単な言葉でいうと、悟り。

 

 

この世界の真実の姿を見極められたということでしょう。

 

そして、人がその人生を生きるにあたり、とても大切なことを説かれました。

 

 

それは、わたしは、人として生きる「基本」だと思っています。

 

悟りとは、到達地点ではなく、むしろ、始まりの時。

 

 

中でも大切な教えの一つに「縁起の法」があります。

 

その「縁」について、簡単にお話をさせていただきました。

 

 

これが、仏法(真理のおしえ)へのきっかけ・・「ご縁」となればよいなと願いつつ…

 

 

 

 

 

祓いの祝詞も清々しく響き…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月映しの儀のための神聖なる水が運ばれ…

 

水音がここちよく響きます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

斎主 倭瑠七さんによる月映しの儀

 

何度拝見しても、幻想的で。

 

精妙なエネルギーが満ち溢れます…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

倭社中の方によるクリスタルボウルの音色が会場をやわらかくホールドしてくれていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

倭社中の皆様による舞奉納。

 

この日は一段と美しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰もが、生まれながらに、タネを持って生まれてきます。

 

けれど、そのタネは滋養を注いで、育てないと育ちません。

 

 

もしも美しいその花を咲かせたいと思うなら、

 

ここで一つ。お伝えしましょう。

 

 

自我。エゴ。

 

自分さえよければ良いという心。

 

「私が」「私の」という、

 

考えや、執着の心。

 

 

そこから速やかに離れることです。

 

人生や命という長いスパンでみると、そこに執着している時間はもったいない。

 

 

(え?どうやって?というかたは、ぜひ茶話会へ。)

 

 

人には、その生を受けた理由があります。

 

「しあわせに生きること」はもちろんですが、

 

 

命って、自分だけのしあわせで満足するほどちっぽけじゃないの。

 

 

自分だけではなく、まわりと。

 

自分だけではなく、みんなと。

 

 

それは、エゴからではなく、

 

「利他」の心から生まれます。

 

 

世界が平和であるためにも、

 

気候変動も含めた地球規模のこのかつてない変革期を速やかに、

 

なるべく穏やかに移行させるためにも、

 

 

まず、わたしたち一人ひとりから、利他の心を起こしましょう。

 

 

自分と同じように、どの命も尊くて、

 

自分と同じように、どの人生も、どの人も、たいせつに。

 

 

ふわっと、ハートを、こころをまわりへと広げてみてください。

 

幸せはそこにこそあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

令和五年ウエサク満月祭

 

素晴らしいご縁に、心から感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

五月五日

 

奇しくも、祖父、釋秀の誕生日でした。

 

そして今日、五月六日は命日。

 

おじいさまありがとう。