カレンダー知恵袋〜ABOUT CALENDAR〜 -4ページ目

カレンダーと手帳〜似た者同士〜(1)

一般的な解釈で「カレンダー」と主旨を同じくするツールに「手帳」があります。
正確には、手帳の中にカレンダー機能が備わっているため、実際には手帳の方がより総合的なツールになりますが、どちらも「スケジュール管理機能」を有していることで、世間では似たモノとして取り扱われているようです。

しかし、「カレンダー」も「手帳」も、雑貨店や書店などではシーズンになるとコーナーが設けられるほど流通量が多く身近なツールですが、近い存在ではあるものの様々な意味で明確に区分されているのが現状です。

例えば・・・・

 一般的に「カレンダー」は“日曜日始まり”、「手帳」は“月曜日始まり”が多い

 
手帳は1月始まり、4月始まり、9月始まりなどの区分があるのに対し、
   カレンダーは1月始まりが基本
  (もしくは、カレンダーの4月始まりも存在しますが、意外と人気がない)

 
手帳とカレンダーが連動するものが少ない
  (手帳は手帳、カレンダーはカレンダーとして単体で作られている)

など、結構違いが目につきます。

ただ、これらの特長の違いは、その流通過程や成り立ちの違いによるものが多いと思われますが、ユーザーニーズの多様化の一方で、「カレンダー」と「手帳」に対する作り手と使い手の意識のギャップが顕在化し始めたのでは無いかと感じています。

何故かと言うと、弊社はカレンダーをメインで取り扱っていますが、最近のお客様からのお問い合わせで「手帳」に近い内容のお問い合わせを頂戴する様になったことと、お客様の潜在意識の中で「カレンダー」と「手帳」の垣根が徐々に低くなっていると思われるからです。

このギャップは、まだ表面化していませんが、恐らく何らかの変化が起こり始めると思われます。
ギャップがあるところに機会あり。

明日は、この事についてもう少し詳しく考えてみたいと思います。

まずは名入れ100個から

それはそれは、オリジナルカレンダーで10,000個のお客様からご注文を頂戴すると、かなりのお取り引き金額になります。メーカー側(カレンダーメーカー様、印刷会社様、広告代理店様など)としては利益額が大きくなるので、魅力的に違いありません。
またオリジナルの場合、企画性やデザインの自由度など、作り手のクリエイティビティを発揮するには最適な素材ですし、どのようにコスト優位性を出すのかも考えどころで、やりがいのある仕事である事も間違いありません。

しかし、私が永年カレンダーと向かい合っていて気付いたことがあります。
どのように大きな案件があったとしても、基本は「既製品に名入れ100個」の注文と同じという事です。
私たちが大切にしている気持ちは「名入れ100個」を受注する気持ちを忘れない事。
数に紛れたり、売り上げ金額に惑わされる事無く、13年前の販売開始当時の気持ちを忘れない事。

発売当時はオリジナルの扱いは無かったので、名入れ100個のご注文一件一件が本当に有り難かったこと。
今でもその気持ちを忘れる事はありません。

その気持ちの積み重ねが、私たちの財産であり、私たちの強みです。

「春分の日」と「秋分の日」の日付け

普段、カレンダーを使用していて「春分の日」と「秋分の日」の日付を意識するは少ないと思われます。
しかし、「春分の日」と「秋分の日」は定日ではありません

カレンダーを例年作成されて見える方は既にご存知かと思われますが、いずれも国立天文台が作成する『暦象年表』という小冊子に基づいて閣議で決定され、前年2月第1平日付の官報で発表さて、始めて公的な日付が確定します。

春分の日は「毎年3月20日か21日」、秋分の日は「9月23日」頃で、特定の計算式で算出された日付が採用されるのが通例です。

また、前述のそれぞれの祝日の日付を意識しない理由としては、年を追ってみて見ると同じ日付が連続するパターンが多いからだと思われます。

私は、カレンダー制作に携わるまでこの事実を知りませんでした。
暦は決まり事かと思いきや、結構奥深いものなのです。

あっと、カレンダーを作る方は、「春分の日」と「秋分の日」にもご注意ください!

「元旦」と「元日」の違い

カレンダーデータを多数扱っていると、よく見かけるのが1月1日の「元旦」と「元日」の表記の違い。
どちらも、1月1日についての表記ですが、実際には異なります。

祝日の表記で正しいのは「元日」。
国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)によって法的に定められています。

では「元日」とは、何なのでしょう?
「旦」の文字が“朝・夜明け”の意味なので、“元日の朝”と言う意味です。

ですので、祝日の意味を汲まなければ「元旦」でも間違いないのですが、よく間違える場合が多いので、制作の際には要チェック!!


カレンダー知恵袋~ABOUT CALENDAR~-元日


カラフル感の演出方法

デザインを施す時に「色」は非常に重要な要素です。
同じデザインでも、着色のバランス次第で、その商品の使い勝手が変わってくることが一般的に知られています。

では、カレンダーはいかがでしょう。
カレンダーについては、その永い歴史の中で既にある程度の定説ができています。
例えば、こんな感じです。

 ●日曜日・祝日は「赤」
 ●土曜日に色を付けるなら「青系」
 ●日付は「黒」が、ユーザーに最も受け入れられやすい
 ●特に卓上カレンダーでは、
書き込みやすくするため白地を主体にする

ひとまず、主だった箇所を挙げてみましたが、実際には定説に従うと似たり寄ったりのデザインが出来てしまいます。
一方、これらのポイントを外すほど、使い易さ(カレンダーの視覚情報性)が失われて、ユーザーの理解を得れない作品が出来上がります。

これって、デザイナー泣かせですよね。
しかも、限られたデザインスペースの中に入れなくてはいけない要素が結構あり、使い勝手や視覚性も考慮すると、それはそれは大変です。

いえいえ、もちろん“作る”ことを主体に考えれば何とでもなりますし、大変ではありません。
“使われる”こと、つまりユーザー視点で考えることがポイントです。


<カラフル感演出の事例>

そこで、この参考になる事例を一つ挙げさせて頂きます。
弊社の企業名入れ向け製品「エコリング式カレンダー(ユニバーサルタイプ)<写真>」です。


カレンダー知恵袋~ABOUT CALENDAR~-エコリング表

このカレンダーは、今までの弊社の経験値を結集した“使いやすい”と言われる人気商品ですが、「色」についての特長をお伝えすると、以下になります。

 (1)日曜日は「赤」と土曜日は「青」の基本は踏襲
 (2)曜日枠でカラフル感を演出
 (3)さらに、曜日枠の色は「日本の伝統色(特色)」の近似色で統一感を出す
 (4)文字は読みやすい「スミ文字」
 (5)それ以外は白地を広く取る


です。

カラフル感を演出したい時に、あまりにも色を多用すると視覚情報が複雑になり、使い難くなりがちなので、それを最小限に抑えながら統一性を出す工夫を施す必要があります。

また、理論的なバックボーンを保持した色のバリエーションをワンポイントで使うと、まとめやすくなると思われるので、一度お試しください。


「名入れ」と「オリジナル」の境界

カレンダー制作の歴史の中で、現在の主流は2つです。

 ●既製品に名入れ
 ●オリジナル

上記2つなのですが、実際は「種類の豊富さ」や「サイズ・素材など」のバリエーションにより、非常に複雑化しているように見受けられます。

一方、お客様からすると選択肢は増えたものの、どれが最適かと判断が難しくなりつつあります。

オリジナルは名入れからの派生需要で新たに発生したカテゴリです。
このオリジナルの普及は、特にカレンダーメーカー以外での制作環境が整ったことに起因していますが、そのことにより、市場がその方向性をコントロールできなくなっているのも事実です。

これが、「名入れ」と「オリジナル」の境界が見え難くなりつつある原因の一つです。

また、徐々に低価格を売りにしたオリジナル作成企業様も出現し始めており、今まで「名入れ」のウリであった価格優位性(大量生産によるコストダウン)も見直しを迫られています。
それにより、さらに「名入れ」か「オリジナル」かの選択が難しくなっています。

この問題は、ユーザーのデメリットを招くだけでなく、私たち制作側にも大きな打撃を与えかねません。
今、あいまいになりつつあるこの2つの方向性を、私たちが整理してユーザーに示さなければ、恐らくはカレンダーの衰退を招くのではないかと危機感を抱いています。

名入れカレンダーは「不易」、オリジナルカレンダーは「流行」

“不易”とは「不変なもの」と言う意味で、“流行”とは「俳諧で、時代とともに絶えず変わり新しくなるもの」という意味です。

名入れカレンダーの基本形は、カレンダーの長い歴史の中で既に確立されており、これが大幅に変わる事はありません。およそ、皆様の頭に思い浮かんだものが基本形です。

一方、オリジナルカレンダーの基本形は無く、その時代やニーズによって絶え間なく変わり続けるものです。

しかし、これらの二つのカテゴリは相反する流れを作っているように見えますが、根源的な本質は同じです。

カレンダーを作る際に気をつけなくてはいけないのが、いずれの思考にも偏らないことです。
例えば、「使いやすさを優先させてデザインを犠牲にする」とか、その逆もしかりです。

近年のオリジナル製作環境の広まりから「オリジナル偏重」の傾向が高まっていますが、実際の基本は「名入れ」の要素です。

したがって、不易と流行を巧くマッチさせて作り上げていくことが、実は最も使われるカレンダーとなるのです。

デザインの範囲

カレンダーデザインの範囲は、主に用紙サイズにより決まります。
その用紙サイズは、カレンダーの種類や形状により決まります。

一方、カレンダーのデザイン要素(日付や曜日などの表記)は経験則から80%程度決まっており、それ以外の20%程度の部分で如何に表現できるかが、一般的なカレンダーデザインの考え方です。

しかし、非常に多くのカレンダーが商品もしくは企業用の販促・広告ツールとして世の中に出ている現状では、いかにデザインの趣向を凝らしても、オリジナリティを演出するのは至難の業です。

それは同時に、私たち制作側に突きつけられた課題です。
例え、リング式カレンダーの様な新たなデザインカテゴリが出現して一時的に緩和できたとしても、すぐに同じような飽和状態に陥ることは目に見えています。
そこでしのぎを削らなければ、私たちの仕事はオペレーション主体となり、いずれは“価格”の波に飲み込まれて淘汰されていくことと思われます。

そこで重要なのが、デザインの範囲を超える事。
前述した“用紙サイズ”や“カレンダーの種類・形状”は、デザイン範囲の限界を設定するだけで、“本質的なデザイン”を限定する物ではありません

その“本質的なデザイン”は恐らく万能薬ではありませんが、デザインの根本を成す物として全てに通用するものであると思われます。

ただ、その存在は理解しているものの、それについての答えは未だ追求途中です。
その命題も、このブログで皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

六曜の一般化と、その「次」に来るもの

最近の卓上カレンダーには六曜(六輝)<大安・仏滅などの表記>が標準で付記されていますが、これは5~6年ほど前からの流れです。
卓上カレンダーが一般的になり始めた10年前頃には「六曜付きの卓上カレンダー」はほとんど見当たらず、その当時から六曜を付けていたマルチ卓上カレンダーは、「六曜が付いているから」と言う理由でお客様が選ばれる事が多かったです。

それから数年ほどして、ユーザーの「六曜」に対する認知の広まりとともにニーズが高まり、一般化して今に至ります。

一方、それまで「六曜」を付ける事が一般的でなかった理由は、以下の様に考えられます。

 卓上カレンダーの源流である「壁掛け」に付記してない物が多かった事
  (日めくりでは一般的)
 
書き込みスペースを裂いてしまうため
  (書き込みスペースをより広くとりたかったため)
 
作り手・使い手とも必要要素とてしての認識が乏しかった

などがあります。

そして、今日の記事で「六曜」をテーマにした理由は、まさにここにあります。
いえ、決して卓上カレンダーにおける六曜の歴史をお伝えしたかったのではなく、この一連の流れは次につながるヒントになるからです。

つまり六曜に続き、次に一般化しそうなものを考えて先に取り入れることは、現在の普遍化しているカレンダーデザインにおける、差別化の重要なファクターになりえると考えられるからです。

これだけ普及しているカレンダーの中で、それを見つけることは至難の業ですが、このブログでもそのファクターを皆さんと一緒に考えて行きたいと思います。

類語辞典〜表現の幅が広がります〜

企画書やデザインを作成する際に、文章を考えないといけない事が多々あります。
コピーライターならまだしも、文章のプロではない私たちは、その時、ボキャブラリーの壁にぶち当たります。

自分が持ち合わせているボキャブラリーでは、一本調子になりがちで、面白みに掛けたり、伝達力が弱まったりしがちです。一方で、出来上がった文章の言葉を変えすことは、ニュアンスや意味を変えてしまう場合が多く、ファーストインプレッションからの変更は、結構失敗してしまいます。

自分が思った事を文章にして人に伝えるのは非常に難しいものです。

そこで今回ご紹介するのが類語辞典

類語辞典(るいごじてん)とは、同じような意味を持つ言葉をまとめた辞典です。<Wikiより引用>

一般的な、同義語や類義語の類いはもとより、ニュアンスや意味をより包括的に捕らえて教えてくれる辞書です。
これを使うと、一つの単語でも違う言い回しで同じ意味の言葉を探す事ができ、非常に便利です。
私は普段、この辞書を重宝しています。

「言葉が思い浮かばない時」のリーサルウエポン!
是非お試しください。

■Weblio|類語辞典<シソーラス・同意語辞書・同義語辞典>
http://thesaurus.weblio.jp/


カレンダー知恵袋~ABOUT CALENDAR~-weblio