嫌われる勇気 - フィロソフィ「本音でぶつかれ」 | 自分軸で生きるー経営・起業・人生の羅針盤ー 

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仕事・起業・経営・人生、あなたは「他人軸」で生きていませんか?誰かがこう思うから、ではなく、自分軸を育てて、人生の羅針盤を作りましょう。京セラの稲盛和夫氏のフィロソフィ、合気道・華道等の日本文化、私の海外経験から情報発信をしていきます。

こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、標記のテーマと関連して、

稲盛氏が「京セラフィロソフィ」の中で

次のようにお話をされています。

稲盛氏のお言葉は「」で引用させていただいています。

 

「責任を持って仕事をやり遂げていくためには、

仕事に関係している人々が、お互いに気づいた欠点や

問題点を遠慮なく指摘し合うことが必要です。

物事を「なぁなぁ」で済まさずに、

絶えず「何が正しいか」に基づいて本音で

真剣に議論していかなければなりません。

欠点や問題に気づいていながら、

嫌われるのを恐れるあまり、

それらを指摘せずに和を保とうとするのは

大きな間違いです。

ときには口角泡を飛ばしてでも、

勇気をもってお互いの考えを

ぶつけ合っていくことが大切です。

こうした中から、

本当の意味でお互いの信頼関係も生まれ、

より良い仕事ができるようになるのです。」



これは、日本人には特に苦手な内容だと思います。

ですが、下記の点に注意しながら、お互い気付きを

得られるような話し合い(コミュニケーション)を

していきたいと思います。

 

1 愛情に基づいた発言をする

2 感情を伝える

3 相手に判断を任せる



 

一つづつ説明します。

 

1 愛情に基づいた発言をする


「ただし本音丸出しで議論をするにしてもルールがあります。

まず、相手の欠点をあげつらったり

足を引っ張り合うようなことでは当然いけません。

たとえそれが事実であっても、そのような言動は御法度です。

必ず『みんなのためによかれ』ということに立脚した

本音でなければならず建設的で

ポジティブな議論でなければなりません。

そのような議論であれば、必ずと言っていいくらい

創造的な結論にたどり着けるはずです・・・・

大企業の中には付き合い上手でおべんちゃらを言い、

建前のきれいごとを並べて平穏無事にしていれば

出世できる、というところもあるようです。

しかし中小企業では毎日毎日が修羅場ですから、

建前論で済ませられる仕事なんてあるわけがない。

その中で会社を伸ばして行こうと思えば、

本音をぶつけあわなければなりません。

とはいうものの、

これはなかなかやれるものではないと思います」

→ 稲盛氏は、よく経営者に、

あなたは従業員に対して愛があるのか?

ということを問うておられました。

また、「大善は非情に似たり」、とも言われます。

相手にとって本当のいいこと、

相手の人生がよくなるために、

自分がとれる行動は愛をもって

相手の行動の過ちを伝えることなのだと思います。



 

2 感情を伝える


「例えば、京セラフィロソフィーの根幹にあるものは

『人間として何が正しいのかということであり、

それを貫いていくことが大切だ』

と私が言うと、みんなも分かったと言ってくれます。

しかし、だからといって本音でぶつかるかというと、

やっぱりみんな周囲に気を遣い、

こんなことを言ったら大変なことになるかもしれない、

と二の足を踏んでしまうのです。」

「あなたのこういうところはよくありません、改めた方がいい」

というと、相手は裁判で裁かれたような気持ちになり、

反発します。素直に受け入れることができません。

また、上から目線でものを言われ、

馬鹿にされたと感じる人もいるでしょう。

あるいは、「自分が悪い」と責められているようで、

罪悪感を感じる人もいます。

相手を中心に話すのではなく、

自分の感情を中心に話すようにします。


「私は○○さんの将来のことを考えたのだけれども、

受け入れてもらえないようで、私はとても寂しく感じたのです。」

「私は、○○さんには嫌われるかもしれない。

そう思うと怖いです。でも嫌われても、

○○さんの人生が良くなればいいと思うので、

この言葉をお伝えしますね。」

「あなたが、○○してくれたら、私はとても嬉しく感じます。」


 
このように、自分の感情を中心にして、

その感情を伝えるようにすると、

相手が受け入れやすくなります。



 

3 相手に判断を任せる


「人格も素晴らしく有能な上司が、

あまりにも仕事に熱中しすぎて体を壊してしまい、

会社をちょくちょく休むようになったとします。

本当ならば休まれている間は仕事が滞るわけですから、

その副官として仕えている部下としては、

状況を会社に報告し、善処しなければならないはずです。

しかし、そのことを報告すれば上司は

任を解かれてしまうかもしれない、

それでは体を壊してまで事業を

立派に育ててきた上司がかわいそうだ、

そのような人情論で部下は事実を隠してしまう。

ところがそれが後々、その事業部にとって

非常に大きな問題となるケースもあるわけです。

そのようなことがないように、本音でぶつかるのです。

口角泡を飛ばしても、

事実をさらけ出して議論し合うことが必要です。」

→ このような例で、「どうして伝えなかったのだ?」

とこの副官を問い詰めると、よけい意固地になり、

本当のことを言わないかもしれません。

「あなたは、事実を告げることも、黙っていることもできる。

事実をつげたら、どんなことになるのか?

その結果をみて自分はどう思うのか?

事実を告げなかったら、どんな結果になるのか?

それをみて自分はどう思うのか?

あなたはどちらも選ぶことができる。」

と最終的な判断をその人に任せるようにすると、

真剣に考え、本音で話すことができるのではないか、

と思います。

「最終的にどうするか決めるのはあなたです。

でも私はあなたと一緒に考えることはできる。

あなたが考える、気持ちを整理する

手伝いをすることができる。」

このように話してみると、

本人が、自分で納得がいく行動をとれると思います。

そう考えてみると、本音で語れる環境を作るには、

役員も含めた、すべてのスタッフに対して、

こうした内部カウンセリングや心のケアも

必要になると思います。

さらに、最悪の事態にならないように、

トップや管理する側は常にフォローができる

体制を整えておくことも必要です。



 

さて、まとめますと、

本音で語ることは大切です。

そのためには、相手に愛を持つ姿勢、

相手を責めるのではなく、

自分の感情を伝えるトレーニング、

相手に選択してもらう姿勢が必要になります。


 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 


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