ST(魚と日本酒・新板橋)

以前紹介した事のある、大人の隠れ家的日本酒バーSTさん。
ここには基本的に夜に酒を呑みに来るのだが、実はランチタイムにとてもお得な……というか、お得過ぎて笑ってしまうような定食を提供しているのだ。
日本酒と魚がメインのお店だけあって、ランチも基本的に魚メニューが中心で、刺身やフライや煮付けといったラインナップが並んでいる。
しかしその中でオレがイチオシしたいのは、日本人なら誰でも知っているけど、日本酒の専門店で出て来たら 「おいおい!」 とツッコミたくなる "とある料理" だったりする。(それが何かは後述)

まずは無難にミックスフライ定食をチョイス。
今回はメインのフライの他に、刺身・小鉢(納豆と長芋)・けんちん汁(具沢山過ぎて思わず笑う)、それに日本人の魂である白米が付いてなんでかしらないけど800円程度という不思議な価格設定。
ここにも板橋特有の 「算数が出来ない料理人」 がいたか!
で、メインも当然だが、こっそり脇に置かれたけんちん汁の美味さがおかしな事になってるっていう。

刺身もホタテにアジにエビと、それぞれちゃんとしたクオリティなので嬉しいのなんの。特にホタテが柔らかくて甘くてもうね。

そしてフライの内容も憎い。ランチ定食のフライでイワシやカキなんかが出て来るのは普通だと思うが、この日はホタテと穴子まで乗ってきた。
しかもフライが美味いのは当たり前として、卓上のソースがトキハソースっていう。
※トキハソース
滝野川(板橋駅の近く) にある地元で愛されている有名なソースメーカー。板橋駅の東口から明治通りに抜ける途中にある。
地元民からすると、こういうさりげない所にドキドキする!

はい、そしてオレ様がSTランチでイチオシなのがこのシーフードカレーです!
日本酒にもの凄い力を入れているお店で食べるシーフードカレーっていう違和感がたまらん!

しかもこのシーフードカレーは、魚介が色々と入っていてワタの風味も効いており、さらにちょっと辛口という大人味。ベースはお家カレー的なルーなんだろうけど、入ってる具材のバランスが凄すぎる。ワタと貝から出る風味のヤバさをぜひ体験していただきたいなと。
またかなり濃厚な味なので、カレーをちょっぴりすくってご飯をバクバク食べるという、育ち盛りの中学生男子的な食べ方になってしまうのがメタボ的に恐ろしい。
このカレーにも小鉢や刺身が付いてきて、さらにご飯のお替りが無料で、それで800円程度っておかしすぎるだろ。殺す気か!
■総評(今回はランチの評価)
味:☆☆☆
値段:☆☆☆
品揃え:☆
店の雰囲気:☆☆
接客:☆☆
遠征:☆
デート:☆☆
DQN率:?
備考:素材が良くて、味付けも抜群で、おかずの盛りもよくて、ご飯がお替り自由で、800円という価格設定……これだけ良心的なランチを提供する店は、コストパフォーマンスを絶対視される板橋でも滅多にない。この域まで行くと、ランチタイムは道楽でやってるんじゃないかとすら思えてくる。(恐らく儲けは出てない気が)
場所も都営三田線の新板橋駅からすぐなので、もしかすると昼の休憩時間に三田線で1~2駅乗ってくるという荒業もアリなんじゃなかろうか。電車賃入れたって安いし。
というわけで、お店の儲けを考えたら良質な日本酒バーである夜の部を押したいのだが、ランチメニュー(カレー含む) はランチタイムにしか出していないので、夜にしか行った事がないという人は一度くらいランチタイムに行ってみて欲しいなと。
■ST(魚と日本酒)
住所:板橋区板橋4-4-3
TEL:03-3964-7470
営業時間:11:30~13:30(月~金のみ) 17:00~24:00
定休日:日曜・祝日

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<過去紹介分>
大きな地図で見る
今回ご紹介するのは、板橋メタボの代表格ことロザリーが定期的にアップしている日本酒と魚がウリのステキなお店。都営三田線新板橋駅から程近い、新・中山道沿いのSTさんでございます。

店内はカウンターのみのスッキリ清潔な雰囲気で、女性ひとりでも気楽に入れそう。分類するなら充分おしゃれ系に寄ってるような気がする。
例えるなら、麻布とか恵比寿辺りの知る人ぞ知る隠れ家みたいなイメージである。

この店のメニューは仕入れの内容次第でガラっと変わるそうな。基本的にグランドメニューという概念がなく、あくまで仕入れありきで考えてるみたいね。(従ってどうしても当たりの日とイマイチの日が出ちゃいそうなんだが)

席につくなりとりあえず小生を注文。グラスビールを飲みながらメニューとにらめっこしていると、お通しなのかそら豆とベビーコーンが出て来た。軽く茹でただけ的なシンプルメニューなのにシミジミ美味い。
小生ごときじゃ収まりつかんわぁ。

お通しに続いて岩ガキも速攻で登場。ツルっとしつつ、噛んでみると心地よい歯ざわり&舌ざわり。磯の香りも存分に味わえて最高。
うわもう小生じゃマジ話になんね。ジャパンを持てぃ。

ジャパン来たよジャパン。しかも一緒に仕込み水まで出してくれたよ。チェイサーとして申し分なし。
ところで、カキをジャパンで流し込む快感ってどういう言葉で表現すりゃいいんだろうな?
某山岡が 「ちょwww白ワインとカキとかwww無理だからwww日本酒と魚介の相性に勝てるわけねえじゃんwww」 なんて言ってたのを思い出す。

でもねえ、ジャパンと言えばやっぱ刺身ですよねえ。
この店の刺身は1人前1,500円(上の写真がまさに1人前) と、額面はまあまあ我慢どころって感じなんだけど、内容がちょっとステキ。こう言うのもなんだが、その辺の居酒屋とはまるで質が違う。(他のブログの記事なんかを読む限り、基本的に6~7種類くらい乗ってくるみたいね)
あまり他と比べてどうこう言うのも角が立つので嫌だが、魚が自慢と言っておきながら、頼んでみたら別に大した事ない店ってあるじゃん?
でもこの店はそういうエセ(笑) じゃない。ほんとに仕入れがしっかりしてると感じた。

ジャパンの減り具合がおかしな事になること請け合いの穴子の白焼きさん。塩・わさびだの塩・レモンだのお好きな味でどうぞ。
つうかこれじっくり焼かれてて卑怯な味だよなあ。白身の魚のような淡白さもありつつ、干物みたいな香ばしさとかスナッキーな感じもあって、酒を飲まずにいられない。

酒と魚ばかりじゃナニがアレなので、口直しにさっぱりもずく酢。ここのはあまり酸っぱくなく、むしろお上品なお出汁で食べる感じだった。口直しとしてこれはこれでアリだ。

THEほや。
独特の香りといい、食感といい、外見の地球外生命体的なグロテスクさといい、かなりマニアックなポジションにあるけど外せないのよねえ。こいつをチュルっと口に運びつつ、ジャパンでクイっと流し込むみたいなねえ。
ほんと大人になってよかった。

すでに満腹感を感じていたものの、どうしても食べたかった山菜の天ぷらを頼んでみた。やっぱね、ジャパンとテンプーラの相性の良さって凄いわけですよ。食べ合わせは悪そうだけど。
あとさりげなく塩も美味いね。これだけでジャパンのアテに出来ますわ。

このままじゃキリがないので〆に向かおうという話になり、とりあえずガッツリしたジャパンではなく、食後のジュース的な梅酒に切り替えてみた。
左は日本酒で漬けたヤツで、右は赤ワインの。他にも焼酎、マンゴー、白ワインと、色々な梅酒が置いてあった。
てか赤ワイン梅酒うめー。ジュースとしてうめー。

本日の〆メニュー第一弾は長芋漬けさん。わさび醤油っぽい味付けで実に食べ易い。

そして見てほら!STさんの〆メニューといえば "わさび飯" さんである!
これは北海道の食べ方らしいんだが、たっぷりの山わさびを釜で炊いたご飯の上に乗せ、そこにさらに海苔なんかを散りばめて醤油をかけて食べるというメニューである。

わざわざ食べ方の指南が書かれた板まで用意されていた。

しかしボクらがまず最初にやった行動はコレなわけで。
わさび飯用の海苔の小鉢の中に踊り込む長芋さん。まるで砂場の砂鉄のような有り様に。
でもこれが美味いんだから仕方ないのよねえ。

正しいわさび飯さんの姿。
実はこの写真を撮る前に、汁カップルが2人揃って長芋with海苔、もしくは海苔をダイレクトに食すといった狂った行動を重ねてしまったため、わさび飯にする用の海苔がなくなるというアクシデントが。
あんだけテンコ盛りで海苔を出してもらったのに、お店の人に 「海苔足しましょうか?」 なんて言われてるようじゃ人としてダメだと思った。
しっかしアレだね、話は変わるけどこのわさび飯ってのはガチで辛いね。あまりの辛味の鋭さに涙が出たわ。ほんと辛い。辛いってか痛い。
しかしただ辛いだけじゃなく、普通のわさびよりも繊維質を強く感じたり、例えるなら生姜のような自己主張があったり、そして辛味以外の香りも鮮烈でちょっと面白い。
これ生卵を落として、卵かけご飯の亜流として食べてみたいなあ……。
いやぁ~散々日本酒を呑み散らかしていい気分になってたのに、最後の最後で冷水をぶっかけられた感じであり、心なしか酔いが少し覚めた気がしないでもない。(まさかそれが狙いか!?)
■総評
味:☆☆☆(日本酒好きなら存分に楽しめると思う)
値段:☆☆
品揃え:☆(仕入れの内容によるが、基本的に少数精鋭)
店の雰囲気:☆☆☆(間違いなく大人の隠れ家)
接客:☆☆
遠征:☆
デート:☆☆
DQN率:×
備考:この辺りには日本酒と魚料理の名店が何軒かあるんだけど、この店なら間違いなくその中に並べられる。仕入れの内容次第でメニュー構成がガラっと変わってしまいそうなんだけど、ポテンシャルはかなり高いんじゃないかな。今回は殆どが塩物で、コッテリした味のメニューがなさ過ぎた感じなんだけど、別の日のメニューには唐揚げだの煮付けだの色々とあるみたいだったし、恐らく 「日替わり故の……」 というヤツなんだろう。まあランチもやってるみたいだし、メニューの大多数が日替わりってのもあるし、マメにちょこちょこ通って楽しみべきなのかもね。言ってみればここは居酒屋というよりも、日本酒BARとして使った方がいいんじゃないかなと。ガッツリ食事をするってんじゃなく、日本酒をより美味く呑むために軽く何か摘むみたいなね。幸い二次会三次会向けのお店なら、ここから徒歩数分のJR板橋駅周辺に色々とあるので、そういった意味では便利なお店だと思う。気の利いた肴とハイクオリティな日本酒を楽しめる大人の隠れ家として、高く評価したいお店である。
■ST(魚と日本酒)
住所:板橋区板橋4-4-3
TEL:03-3964-7470
営業時間:11:30~13:30(月~金のみ) 17:00~24:00
定休日:日曜・祝日
梅田(和食・区役所前)
板橋区役所のすぐ近くに、10年以上営業を続けているすっぽん料理で有名なお店がある。
しかし典型的板橋区民のオレ様は、基本的に貧民であり、その割に外食が大好きという救われなさを持ち合わせているため、すっぽんだのふぐだのは敵だと考えているわけでございまして。
しかもこの店は 「割烹オーラ」 をぷんぷん漂わせていて、中々おいそれと入れる雰囲気じゃないっていう。
いくら板橋価格という単語があるとはいえ、和食の素材はマジメにやってるお店ほど高く付くため、ここみたいに敷居を下げた造りにしてあっても、入ってみたら地獄を見るというケースがありまくりなわけで。
しかし梅田は高いメニューは高いが、それでもすっぽん1匹コースが9800円(2~3人向け) 程度と、実はかなり勉強価格だったりする。
「額面は高いけど、この値段で文句言うなよ」 という、これも板橋価格の正しい姿なのだ。
それにこのように枝豆だの〆サバだの酒盗など塩辛系の珍味各種だのと、お値打ち価格で楽しめるメニューも色々と用意されているので、フラっと入って軽く酒を呑む事も可能。
特に〆サバなんかは基本を心得ている料理人ならではの加減で日本酒によく合うステキなお味。
当然日本のフォアグラことあん肝も素晴らしい完成度。こういうちゃんとしたあん肝を食べると、初期美味しんぼの山岡四郎の言動にも納得がいくというもの。
柔らか過ぎず、固すぎず、ほのかな甘味を感じる風味で、こいつはぬる燗をちょいちょい引っ掛けながらヤリたいねえ。(どこのジジイなんだオレ)
どうしても我慢できず頼んだゆり根の掻き揚げ。
どことなく芋を思わせるほこほこ系で、さっくりした衣の具合との相性が素晴らしい。ほんのりした甘味と大根おろしのコンビネーション技もかなりの威力で、食欲というか酒の消費速度を加速させやがる。
そして雑炊。
誰がなんと言おうと、割烹系の店の〆といったら雑炊。
こいつがまたお上品だけど旨味ばっちりってな出汁が効いてて、そこに舞茸だの梅干だの半熟卵だのが加わっちゃってもうね!
よーしパパ余ってた酒盗を乗せちゃうぞ!
みたいなね!
これがマズイわけねえだろ!
この写真を見て美味そうと感じねえボケナスは今すぐ縄で首吊って死ね!(テンションおかしくなってきた)
そしておにぎり。
誰がなんと言おうと、割烹系の店の〆といったらおにぎり。
なにこのデジャヴ。
もうね、この 「THE手作り!」 といったフォルムがたまらない。これなんですよ、日本人の心といえばこれなんですよぉぉほぉぉぉ!
<さだお先生が頭から煙を噴き始めたためしばらくお待ちください>
だがしかし!
梅田が凄いのは夜だけじゃない!
なんとこの店は超お得なランチもやっているのである!
しかも絶品の和食メニューが800~900円程度で存分に味わえるのだ!!!
さわらの照り焼き定食800円。
ご飯、味噌汁、漬物、ひじき、さわら照り焼きと、涙が出るほど正しい日本食の姿がここにある。
しかもこいつが皮目をほどよく焼いていて、踊り出したくなるほど素晴らしい香ばしさが!
照り焼きというから、もっと甘ったるい系なのかと思いきや、甘さ控えめで風味重視な味付けでござった。なんかもう語尾がおかしくなるくらい美味かった。
しかも付け合せに栗ってのが泣かせるよね。
刺し盛り定食950円。
夜に出て来るような立派なお刺身が、海老2尾、赤身、まぐろ、カツオと乗って来る素晴らしさ。昼にがっつり食べたい時には割高感が否めないが、それでも今回はカツオの余りの美味さの前に文句が出ず。
なんかこう旨味が凝縮してるっつうか、ただ柔らかいだけとか、脂っぽいだけの魚を有り難がる幻想を打ち砕いてくれるというか。
やっぱ肉も魚も赤身っすよ。赤身の美味さでこそ品質を計るべきなんですよ。
■総評
味:☆☆☆(これぞ和食)
値段:☆~☆☆(額面は高いが大人の店と割り切ればお値打ち)
品揃え:☆☆(意外とあれもこれも揃ってる)
店の雰囲気:☆☆
接客:☆☆
遠征:☆☆
デート:☆☆
DQN率:?
備考:以前はこのすぐ近くに 「彩膳ちくら」 という和食の名店があったんだが、新潟に移転してしまったため、和食成分が欠乏している地元住民も多いように思われる。しかし区役所周辺は、梅田のように腕利きの料理人が経営している良心的な和食の名店がいくつも転がっている夢のような土地なのである。
この梅田は夜は大人の隠れ家的な良心的な割烹で、昼は近隣のサラリーマンや区役所職員なんかが群がるランチの聖地という素晴らしいお店。
若い人にはあまり向かないと思うが、気の利いた肴でちょちょいと酒を引っ掛けたい人なんかに力一杯オススメしたい。
ただし、酒のバリエーションがそんなに多くないので、その点だけは我慢どころか。
■梅田(和食)
住所:東京都板橋区板橋2-61-16
TEL:03-5375-5329
営業時間:11:30~1:30(ランチ) 17:00~22:30(LO)
定休日:日祝?(要確認)
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しかし典型的板橋区民のオレ様は、基本的に貧民であり、その割に外食が大好きという救われなさを持ち合わせているため、すっぽんだのふぐだのは敵だと考えているわけでございまして。
しかもこの店は 「割烹オーラ」 をぷんぷん漂わせていて、中々おいそれと入れる雰囲気じゃないっていう。
いくら板橋価格という単語があるとはいえ、和食の素材はマジメにやってるお店ほど高く付くため、ここみたいに敷居を下げた造りにしてあっても、入ってみたら地獄を見るというケースがありまくりなわけで。
しかし梅田は高いメニューは高いが、それでもすっぽん1匹コースが9800円(2~3人向け) 程度と、実はかなり勉強価格だったりする。
「額面は高いけど、この値段で文句言うなよ」 という、これも板橋価格の正しい姿なのだ。
それにこのように枝豆だの〆サバだの酒盗など塩辛系の珍味各種だのと、お値打ち価格で楽しめるメニューも色々と用意されているので、フラっと入って軽く酒を呑む事も可能。
特に〆サバなんかは基本を心得ている料理人ならではの加減で日本酒によく合うステキなお味。
当然日本のフォアグラことあん肝も素晴らしい完成度。こういうちゃんとしたあん肝を食べると、初期美味しんぼの山岡四郎の言動にも納得がいくというもの。
柔らか過ぎず、固すぎず、ほのかな甘味を感じる風味で、こいつはぬる燗をちょいちょい引っ掛けながらヤリたいねえ。(どこのジジイなんだオレ)
どうしても我慢できず頼んだゆり根の掻き揚げ。
どことなく芋を思わせるほこほこ系で、さっくりした衣の具合との相性が素晴らしい。ほんのりした甘味と大根おろしのコンビネーション技もかなりの威力で、食欲というか酒の消費速度を加速させやがる。
そして雑炊。
誰がなんと言おうと、割烹系の店の〆といったら雑炊。
こいつがまたお上品だけど旨味ばっちりってな出汁が効いてて、そこに舞茸だの梅干だの半熟卵だのが加わっちゃってもうね!
よーしパパ余ってた酒盗を乗せちゃうぞ!
みたいなね!
これがマズイわけねえだろ!
この写真を見て美味そうと感じねえボケナスは今すぐ縄で首吊って死ね!(テンションおかしくなってきた)
そしておにぎり。
誰がなんと言おうと、割烹系の店の〆といったらおにぎり。
なにこのデジャヴ。
もうね、この 「THE手作り!」 といったフォルムがたまらない。これなんですよ、日本人の心といえばこれなんですよぉぉほぉぉぉ!
<さだお先生が頭から煙を噴き始めたためしばらくお待ちください>
だがしかし!
梅田が凄いのは夜だけじゃない!
なんとこの店は超お得なランチもやっているのである!
しかも絶品の和食メニューが800~900円程度で存分に味わえるのだ!!!
さわらの照り焼き定食800円。
ご飯、味噌汁、漬物、ひじき、さわら照り焼きと、涙が出るほど正しい日本食の姿がここにある。
しかもこいつが皮目をほどよく焼いていて、踊り出したくなるほど素晴らしい香ばしさが!
照り焼きというから、もっと甘ったるい系なのかと思いきや、甘さ控えめで風味重視な味付けでござった。なんかもう語尾がおかしくなるくらい美味かった。
しかも付け合せに栗ってのが泣かせるよね。
刺し盛り定食950円。
夜に出て来るような立派なお刺身が、海老2尾、赤身、まぐろ、カツオと乗って来る素晴らしさ。昼にがっつり食べたい時には割高感が否めないが、それでも今回はカツオの余りの美味さの前に文句が出ず。
なんかこう旨味が凝縮してるっつうか、ただ柔らかいだけとか、脂っぽいだけの魚を有り難がる幻想を打ち砕いてくれるというか。
やっぱ肉も魚も赤身っすよ。赤身の美味さでこそ品質を計るべきなんですよ。
■総評
味:☆☆☆(これぞ和食)
値段:☆~☆☆(額面は高いが大人の店と割り切ればお値打ち)
品揃え:☆☆(意外とあれもこれも揃ってる)
店の雰囲気:☆☆
接客:☆☆
遠征:☆☆
デート:☆☆
DQN率:?
備考:以前はこのすぐ近くに 「彩膳ちくら」 という和食の名店があったんだが、新潟に移転してしまったため、和食成分が欠乏している地元住民も多いように思われる。しかし区役所周辺は、梅田のように腕利きの料理人が経営している良心的な和食の名店がいくつも転がっている夢のような土地なのである。
この梅田は夜は大人の隠れ家的な良心的な割烹で、昼は近隣のサラリーマンや区役所職員なんかが群がるランチの聖地という素晴らしいお店。
若い人にはあまり向かないと思うが、気の利いた肴でちょちょいと酒を引っ掛けたい人なんかに力一杯オススメしたい。
ただし、酒のバリエーションがそんなに多くないので、その点だけは我慢どころか。
■梅田(和食)
住所:東京都板橋区板橋2-61-16
TEL:03-5375-5329
営業時間:11:30~1:30(ランチ) 17:00~22:30(LO)
定休日:日祝?(要確認)
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百日紅(喫茶店・板橋一丁目)
オレは常々思っていた。
「夜遅くまでやってて、呑んだ後に寄れる喫茶店があればいいのに!」
と。
ちょっとオマエラに聞きたいんだが、呑んだ後に妙にコーヒーで一服したい時ってない?
ウチはカップル揃ってそんな奇病に感染してて、だけど呑み終わる時間までやってる喫茶店なんかありゃしないのよ。チェーン店ですら21時~22時には閉まっちまいやがって。
そんな世の中の不条理さを味わっている最中に、JR板橋駅と下板橋駅の中間辺りに新しく喫茶店が出来ているのを発見。
何気なく覗いてみると、なんと23時まで営業と書いてあるじゃないか!
深夜営業とは言えないまでも、23時までってのは便利。密かに22時閉店と23時閉店の間には大きな壁があると思う。
例えば、1軒目を19半~21時、2軒目を21時~22時半と考えると、22時閉店の店には間に合わないが、23時閉店ならば駆け込みセーフなのだ!
大きい、これは大きいよ!
「そもそもハシゴすんなよ」 というツッコミはナシだ!
店内は昭和初期……よりもっと古い感じで、どことなく大正ロマンという単語が頭に浮かぶ内装。
しかし単に昔ながらの個人経営の喫茶店といった感じで馴染めるし、新しいお店なので清潔感もある。
それに喫茶店といえば壁に絵を飾ったりなんかしちゃうのがお約束よね。この店みたいに小さめの品のいい絵を何店か飾ってギャラリー風にしてみたりとかね。
うんうん。
画廊系の喫茶店なんだね。
はいはい。
……?
あ、あれ?
喫茶店に置いてあるにしては随分とこう、なんと申しますか、アバンギャルドというか、カルトというか、斬新というか、前衛的というか……。
よくよく見てみると、店内で販売している本から禍々しいオーラが漂って来ている。
こ、これは!!!
オレ様が10代の頃に足を踏み入れかけて、危険を感じて寸前のところで回避した アッチの世界 ではございませんか!?!?
あまりに懐かしすぎる出会いに、恐る恐る本をめくってみると……
「犬妻品評会」
ぎゃああぁぁぁぁ!!!
ひぃぃぃぃぃぃ!!!
やめてくれー!
オレをそっちの世界に引きずり込まないでくれーー!!
オレはもう忘れたんだ!
そっち系の "素人さんが触っちゃいけない文学系アングラ" は捨てたんだあああああ!!!
真顔で 「ナゴムは日本の音楽シーンのひとつの可能性」 とか 「キミも寺山修司を知った方がいいよ」 とか語ってた頃を思い出さすなああああ!!!
やめてくれ!やめてくれよぅ!
ボクは知ってるんだ、この宇宙の果てに黒マントの仮面の男が立っていて、その男の仮面を外すとボクと同じ顔をしているって……ごふ(吐血)
<さだお機能停止>
コーヒーおいちい。
コーヒー自慢のお店って、無駄に濃いだけで飲み辛い場合も多いんだけど、ここのはいい具合に飲みやすい濃さで嬉しい。
そして何よりアイスが昔懐かしい美味さで嬉しかった。
濃すぎず甘すぎずサラっと食べやすく、それでいて物足りなさは全然感じないという理想的なバランスだ。
サービスでスコーンとジャムもらったー!
これもうめー!
お茶とよくあうぜうほほーい!
(申し訳ございません、さだおは少し電波の受信感度の調子が悪く、機能障害を引き起こしております)
■総評
味:☆☆(実は良心的で普通に美味い)
値段:☆☆
品揃え:☆
店の雰囲気:0か100か
接客:☆☆☆(接客は間違いなくイイ)
遠征:☆
デート:ケースバイケース
DQN率:?
備考:いやあ、ビックリした。オレはただ夜遅くまでやってる喫茶店だからって理由で入っただけなのに、まさかこんな "忘れかけてた価値観" と再会するとは。こういう店って中央線沿線とか下北とかにはちょこちょこあったんだけど、まさか板橋に出来るとは思わなかったわー。
喫茶店としても、出て来る物はちゃんと質の良い物を提供してくれているので評価したいんだが、それより先にやっぱ絵とか本のインパクトに引っ張られてしまう。
しかもウェイトレスのお姉さんの服装が割烹着チックな着物で、そんなところに大正ロマンを持ち出すなんて。大正~昭和初期の風景ってのは、実は "和式デカダン" の拠り所なので、この辺のセンスも実に正統派。
この店にアングラ大好きな文学少女とかがたむろしたら、まるで20年くらい前にタイムスリップしたかのような錯覚に陥りそう。
喫茶店として普通にいい店だというのに、「自発的に一筋縄じゃ済ませない」 ところが実に気に入った。個人的に力一杯応援したいお店である。
■百日紅(喫茶店)
住所:板橋区板橋1-8-7
TEL:03-3964-7547
営業時間:14:00~23:00
定休日:火水
オートモッドのジュネ兄さんを力いっぱい応援中
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「夜遅くまでやってて、呑んだ後に寄れる喫茶店があればいいのに!」
と。
ちょっとオマエラに聞きたいんだが、呑んだ後に妙にコーヒーで一服したい時ってない?
ウチはカップル揃ってそんな奇病に感染してて、だけど呑み終わる時間までやってる喫茶店なんかありゃしないのよ。チェーン店ですら21時~22時には閉まっちまいやがって。
そんな世の中の不条理さを味わっている最中に、JR板橋駅と下板橋駅の中間辺りに新しく喫茶店が出来ているのを発見。
何気なく覗いてみると、なんと23時まで営業と書いてあるじゃないか!
深夜営業とは言えないまでも、23時までってのは便利。密かに22時閉店と23時閉店の間には大きな壁があると思う。
例えば、1軒目を19半~21時、2軒目を21時~22時半と考えると、22時閉店の店には間に合わないが、23時閉店ならば駆け込みセーフなのだ!
大きい、これは大きいよ!
「そもそもハシゴすんなよ」 というツッコミはナシだ!
店内は昭和初期……よりもっと古い感じで、どことなく大正ロマンという単語が頭に浮かぶ内装。
しかし単に昔ながらの個人経営の喫茶店といった感じで馴染めるし、新しいお店なので清潔感もある。
それに喫茶店といえば壁に絵を飾ったりなんかしちゃうのがお約束よね。この店みたいに小さめの品のいい絵を何店か飾ってギャラリー風にしてみたりとかね。
うんうん。
画廊系の喫茶店なんだね。
はいはい。
……?
あ、あれ?
喫茶店に置いてあるにしては随分とこう、なんと申しますか、アバンギャルドというか、カルトというか、斬新というか、前衛的というか……。
よくよく見てみると、店内で販売している本から禍々しいオーラが漂って来ている。
こ、これは!!!
オレ様が10代の頃に足を踏み入れかけて、危険を感じて寸前のところで回避した アッチの世界 ではございませんか!?!?
あまりに懐かしすぎる出会いに、恐る恐る本をめくってみると……
「犬妻品評会」
ぎゃああぁぁぁぁ!!!
ひぃぃぃぃぃぃ!!!
やめてくれー!
オレをそっちの世界に引きずり込まないでくれーー!!
オレはもう忘れたんだ!
そっち系の "素人さんが触っちゃいけない文学系アングラ" は捨てたんだあああああ!!!
真顔で 「ナゴムは日本の音楽シーンのひとつの可能性」 とか 「キミも寺山修司を知った方がいいよ」 とか語ってた頃を思い出さすなああああ!!!
やめてくれ!やめてくれよぅ!
ボクは知ってるんだ、この宇宙の果てに黒マントの仮面の男が立っていて、その男の仮面を外すとボクと同じ顔をしているって……ごふ(吐血)
<さだお機能停止>
コーヒーおいちい。
コーヒー自慢のお店って、無駄に濃いだけで飲み辛い場合も多いんだけど、ここのはいい具合に飲みやすい濃さで嬉しい。
そして何よりアイスが昔懐かしい美味さで嬉しかった。
濃すぎず甘すぎずサラっと食べやすく、それでいて物足りなさは全然感じないという理想的なバランスだ。
サービスでスコーンとジャムもらったー!
これもうめー!
お茶とよくあうぜうほほーい!
(申し訳ございません、さだおは少し電波の受信感度の調子が悪く、機能障害を引き起こしております)
■総評
味:☆☆(実は良心的で普通に美味い)
値段:☆☆
品揃え:☆
店の雰囲気:0か100か
接客:☆☆☆(接客は間違いなくイイ)
遠征:☆
デート:ケースバイケース
DQN率:?
備考:いやあ、ビックリした。オレはただ夜遅くまでやってる喫茶店だからって理由で入っただけなのに、まさかこんな "忘れかけてた価値観" と再会するとは。こういう店って中央線沿線とか下北とかにはちょこちょこあったんだけど、まさか板橋に出来るとは思わなかったわー。
喫茶店としても、出て来る物はちゃんと質の良い物を提供してくれているので評価したいんだが、それより先にやっぱ絵とか本のインパクトに引っ張られてしまう。
しかもウェイトレスのお姉さんの服装が割烹着チックな着物で、そんなところに大正ロマンを持ち出すなんて。大正~昭和初期の風景ってのは、実は "和式デカダン" の拠り所なので、この辺のセンスも実に正統派。
この店にアングラ大好きな文学少女とかがたむろしたら、まるで20年くらい前にタイムスリップしたかのような錯覚に陥りそう。
喫茶店として普通にいい店だというのに、「自発的に一筋縄じゃ済ませない」 ところが実に気に入った。個人的に力一杯応援したいお店である。
■百日紅(喫茶店)
住所:板橋区板橋1-8-7
TEL:03-3964-7547
営業時間:14:00~23:00
定休日:火水
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2009年11月 恒例の長野新蕎麦旅行!信州新蕎麦食い倒れ祭り編
主目的だったはずの父親の見舞いを "通り過ぎるだけ" かのように軽やかに済ませ、安曇野・穂高を回った我々は、ついでに、あくまでついでに、何度でも言うが
父親の見舞いのついでに
新蕎麦を食べ歩く事に決定。
やって来たのは半ばお約束と化している山形村の唐沢そば集落。この土地の農家が客に蕎麦を振舞っていたのが評判になり、今では知る人ぞ知る蕎麦の聖地に。
蕎麦畑が広がる農道に沿って転々と蕎麦屋(という名の民家) が並んでいるという不思議な集落だ。
ちなみにこの一帯では蕎麦屋らしい蕎麦屋の方が珍しく、他人の家の居間に上がり込んで蕎麦を食べさせてもらう的な店の方が多い。
記念すべき1軒目は、前回訪れた時に、そのあまりの 「正統派」 っぷりに虜になってしまったからさわ屋さん。この集落の中でも、最も古くから営業していたそうだ。
まるで親の仇のように山菜がぶち込まれている山菜そば。
意外とお出汁の味がしっかりしてて、甘味はほんのり程度。関東風つゆかつ田舎蕎麦路線といった趣きで非常に馴染みやすい。
また、お蕎麦の加水率が比較的高めなので、おつゆと一緒に口の中に独特の食感が広がって心地いいのなんの。
冷たいお蕎麦は固めの方が好きなんだけど、かけで食べる場合はこういう "じゅわっ" と来る蕎麦の方が好きなんだよなー。
柔めのお蕎麦を口一杯にほおばってモグモグするのって気持ちいいよな!(謎の問いかけ)
ここは皿2枚で1人前(1,000円) なんだけど、量がちょっとおかしな事になっており、皿1枚で良心的な町中の蕎麦屋のせいろ1枚分くらいの量がある。それが 「2枚で1人前です」 と言い張られてしまう恐ろしさ。
頼めば1枚(500円) でも出してくれるので、小食の人は恥ずかしがらずに 「1枚だけでいいです!」 と言おう。集落の他の店にも行きたいならなおさらだ。
で、ここの皿蕎麦ってのが量だけじゃなく味も素晴らしい。
つなぎの入った (恐らく) 二八なんだけど、蕎麦につなぎを入れる意味が理解できる、安直な十割信仰に対するアンチテーゼなのである!
ごめん言い過ぎた!
でもね、やっぱマジメに打てばつなぎの入った蕎麦も美味しいのよ。何でもかんでも十割だからイイって話じゃなく、風味重視なのか、喉越し重視なのか、食感重視なのか、つゆとの相性重視なのか、その時その時で好みで選べってだけの話なのよ。
それを凡百のバカマスゴミに騙されて、蕎麦は十割じゃなきゃうんぬん……と語るエセ蕎麦通のいかに多い事か!
と、話が明後日の方向に突っ走りそうなので割愛。
まあそれくらい色々と考えてしまうほど、「そもそもお蕎麦ってこういう食べ物だったよね」 と思わせてくれる、懐かしさを感じるバカ正直なお蕎麦なんです。はい。
からさわ屋を出て気付いたが、どうもタイミングよく新蕎麦祭りをやっていたようだ。(集落にある全店でざるそば1割引きだったらしい)
そういうお祭りの最中ならば 「もう一軒くらい行っておかなきゃ!」 と、今まで入った事がなかった 「はやしや新宅」 さんに突撃。
ここは農道沿いに入り口があるお店なので、集落の中でも特に目立つ。(この集落は農道から入り口が隠れてて初見だと探し辛い店が多い)
ちなみにこの店も唐沢集落のお約束で、外観はお店っぽいけど中に入るとモロ民家。この集落では気後れしたら負けなので、見知らぬ他人の家にズカズカと上がりこむ的な気持ちで攻めましょう。
はやしやさんのお品書きはこんな感じ。
なんというか、かなりアバウトでよくわからん価格表であり、「手書きすげえ!」 と感動する事うけあい。(集落の中ではちょっと高めか?)
そしてここでもお約束の自家製のお漬物が。店ごとに漬物の味付けも種類もバラバラなので、腹一杯でもついバクバク食べてしまうんだよなあ。
ここのお蕎麦は集落の中でも特に素朴な感じ。かけつゆは甘味が強く、嫌な後味は残らないものの、甘い系のつゆが苦手な人にはちょっと危険。
そこに素朴な田舎系のお蕎麦が入り、(今回は茸蕎麦を頼んだので) 都会じゃ絶対に見られないような巨大すぎるなめこ等が乗り、なんていうか全てが 「正しい田舎のお蕎麦」 という印象。
だが田舎蕎麦特有の粉っぽさは抑えてあり、これもこれでつゆと一緒に飲み込みやすいちょっぴり柔めの食感だった。
しかしコレで千円はちょっと引っ掛かるなあ。(この値段だけあって量は間違いなく多いんだが)
もり蕎麦の方はしゃっきり〆てある分お蕎麦に抵抗があり、またほんわりした香りも心地いい。かけと同様、少しもそっとした田舎蕎麦風の素朴さがあるんだが、二八か一九か程度につなぎが入っているので、喉越しのいい蕎麦だった。
ほんとこの集落の蕎麦って店ごとにバラッバラで面白いんだよなあ。つゆが違うだけならまだしも、地の粉を使ってるクセに蕎麦自体の食感も風味も別物なんだもの。
この 「1つの集落で色々な蕎麦が食べられる」 という点が、オレが唐沢そば巡りを止められない理由である。
言ってみれば集落全体がまさにテーマパーク状態で、「蕎麦界のナンジャタウン」 ……なんて有り難くない呼び名を思い付いたけど却下。
ちなみにこれが唐沢集落の風景です。こういう蕎麦畑だの何だのの目の前に、転々と蕎麦屋(外見は民家) があるんです。
ほんと何度来ても楽しいなあココ。
だがそんな唐沢集落の農道を10分も走ると、こんな景色になってしまうという恐ろしさ。これぞ山特有のマジック。何でもオレらが行った前日に初雪が降ったらしい。
で、延々と山道を登り続けると、林の中にお寺さんが見えてくる。(本気で山の中だけど駐車場アリ)
これが密教のお寺そのものといった感じで、仁王様の石像があったり、小さなお地蔵さんが何十体と並んでいたりと、実に趣きがある。
しかも名前が 「清水寺」 っていう。
「せいすいじ」 でも 「しみずでら」 でもなく、本当に 「きよみずでら」 と読むのだ。
「へ~、きよみずって読ませるのは珍しいね~」 とかいうレベルじゃないんです奥さん。
この寺はなんたって謂れが凄い。
なんでも坂上田村麻呂が蝦夷討伐の際に参拝して、無事討伐に成功したから 「霊験がある!」 という事になり、ご本尊を都に持ち帰って、それが
京都の清水寺の元になった
そうなんです!
だから 「きよみずでら」 という名称は、こっちが本家なんです!
よし、お前ら何も言うな!
いいじゃないか、彼らがそう言ってるんだから!
でもね、確かに石造りの仁王像は普通の寺にある木造の物とは明らかに造形が違うし、そもそも 「きよみず」 と読ませる事自体が珍しいし、こんな山の中にポツンと寺だけあるような立地も何か感じさせるものがあるし、「何かある」 のは間違いないんだよね。
京都の清水寺との因果関係はわからんけれども、かなり面白いお寺だと思う。
しかも見てくださいこの景観。この景色だけは本当にその目で見て欲しい。これぞ日本の風景という感じで感動する。(やっぱオレの先祖は山の民なんだなと実感する)
そんなお寺見物を終えて山を降りて来た我々は、早速唐沢集落の新蕎麦巡りを開始。
まずはお気に入りの山法師からスタートだ!
あれ?
すでに何軒か蕎麦屋を巡ってる気がしないでもないが、きっと気のせい。
まずはお茶と漬物を頂きつつ、本日最初の蕎麦を待つと。(自己暗示)
うぇっぷ
おっかしいなあ、待ちに待ったお蕎麦だというのに、なぜか胸が苦しい。もしかしたら、これは恋かもしれない。さだおは蕎麦を愛しすぎた故に恋煩いになってしまったに違いない。
お前ら、最近の恋煩いは胸やけとか胃から何かが逆流してくる感じがするから注意な。
400円程度というナイスな価格設定の野菜天ぷら。店のお父ちゃんが自分の畑で取れた野菜を、適当に見繕って天ぷらにしてくれるというスグレモノ。
今回は柿の天ぷらなんかもあって、バラエティに富んでて面白い構成だった。しかも柿はそれほど甘味が強いわけじゃなくて、普通に美味しい野菜天として食べられたのでビックリした。
ここのお蕎麦も一九くらい(?) でつなぎが入っているんだけど、その割に風味が強くてコシもあり、非常に洗練されている。集落の他のお店は大体が田舎蕎麦系なんだけど、山法師はその点でちょっとスタンスが違っている。
またつゆも関東風っぽい醤油とお出汁が利いた強い味付けで、これがこのお蕎麦にマッチしてて素晴らしい。
店のオヤジさんは昔時計技師だったという経歴の持ち主だからか、自然と細かい所まで気を配ってしまうようだ。蕎麦打ちにしても、その日の気候や粉の状態で太さを変えてみたり、配分を変えてみたり、つゆの味を変えてみたりと、実は見えない所であれこれひと手間かけているんだそうな。
……っていう話をエンドレスで聞かされるのもこの店の特色である。
なんたって山法師も 「洗練された蕎麦!」 とか言いつつ完全に民家だし、縁側で庭を見ながらまったりくつろぐような店だし、「爺さんの家に遊びに来たら話好きモードに突入されてさあ大変」 みたいなユルさが満喫できる、実に呑気な空間なのだ。
いやあ、好きだわこの店。
唐沢集落でまさかの3軒梯子という無茶をヤラかした我々は、近くの地域食材を扱っているスーパーに突入。せっかくなので、地の野菜を買い込んでみようという計画である。
で、こういうスーパーというのは地域色が濃く出るものだが、この辺りには客をお茶と漬物でもてなすという風習があるため、このように漬物専用の棚がドカンと用意されている。
鷹の爪なんかは当たり前として、たくあんに色を付けるためのウコンだの、酸味止めの素だの、都内のスーパーの漬物コーナーではあまり見ないような妙な商品がたくさんあった。
それにこの辺(安曇野~山形村界隈?) では唐辛子も栽培してるそうで、前回の穂高温泉郷の野菜の販売所では大量の唐辛子が投売り価格で売られていた。
単なる漬物とはいえ、見事なまでに地産地消なのである。
やっぱ田舎に来たら土産に野菜ってのは常識ですよ。ゴボウも長芋も人を殴り殺せるような大きさ+頑丈さだし、ギャートルズの石斧のようなトンデモサイズの長芋が3個で500円だか600円だかという謎の価格設定もたまらない。大根も白菜も全てが安いし、キャベツなんか70円台とかなんだぜ?
思わず必要以上にあれもこれもと買い漁り、またここ以外でも信州の獲れたて野菜を買い込んでしまい、気付けば自動車の中が青臭くてたまらない。
そんな状態で、我々は一路塩尻へ向かったのである。
塩尻に何があるかって?
へへへ、それは……
こいつさぁ!(くわっ)
何でもそば切りというのはこの土地から始まって全国に広まったんだそうな。
なんだかさっきの清水寺を思い出さなくもない風呂敷の広げ方だが、まあほら、信じようよ、ね?
いいじゃん、本人がそう言ってるんだから。(謎の博愛主義モード)
で、この 「本山そばの里」 というお店は、本山宿の中にある地元の婦人会かなんかのオバ様達がやっている蕎麦屋で、唐沢集落と同じように中は民家調になっている。
しかし外観はプレハブ小屋というカオスさなので、そこにしり込みしないように。
ここでも漬物とお茶を出されたんだが、手前にあるパセリのおひたしが強烈に美味かった。これは初めて経験する味だ。家で真似してやろうと思った。
そして肝心のお蕎麦はというと……
シャレになってねえ!
なんだこれ?唐沢集落の蕎麦の風味が消し飛ぶほどすげえ!
しゃっきりコシがあって、だけど水分もしっかり含んでて、それより何よりもの凄く香ばしいの!そば殻を食べてるような錯覚に陥るほど、香ばしい蕎麦の香りが……。
うわ、これはヤバイ!すげえ、すげえよ!
別添えで頼んだとろろとかけ蕎麦。
こいつらもそれぞれ美味いんだが、やっぱりもり蕎麦のインパクトが凄すぎるわ。かけ蕎麦なんか具が色々乗ってて、特に海苔とかけつゆと蕎麦の三すくみが素晴らしかったんだけど、もり蕎麦のあまりの風味の良さに残念ながら陰が薄くなってしまう。
本山宿すげえ!そば切り発祥の地の称号を許す!
いつ来てもこの味が楽しめるのかどうかはわからないが、最近回った蕎麦屋の中じゃ間違いなくここがトップ。
そば湯が濃すぎてワラタ
というわけで、最後の最後に驚きの名店を掘り当ててしまい、蕎麦4連続という悪夢のような行程だった割に満足感に満ち溢れている我々。
このまま東京へ帰らねばならなかったのだが、せっかくなので諏訪の方で温泉に入ろうという流れに。
今回立ち寄り湯に選んだのは、毒沢鉱泉の神の湯 さん。
色々とツッコミどころも多い温泉なんだが、お湯の良さは素晴らしい。
ここでぐったりとお湯につかり、蕎麦だけで膨れ上がったお腹を落ち着け、なんとか東京まで舞い戻る気力と体力を取り戻したのでございました。
■おまけ
今回長野で買い漁ってきた野菜の一部。
大きさの比較として500mlペットを中央に置いてみました。
ちなみに左側にある大量すぎる里芋は、両親の家の隣の農家の人がくれた物で、2人暮らしの家庭でどう消費していいかわからない量となっております。
さらに言うと、これだけ大量の野菜を買ったのに、恐らく千円に届いているかどうか程度の金額です。
彼女様の携帯写真なので画質が悪くなっておりますが、これらの野菜を土鍋に突っ込み、芋煮風鍋として美味しく頂きました。
ちなみに翌日は野菜を足して、カレールーを入れ、カレー鍋(withうどん) にクラスチェンジさせてみました。
野菜が美味すぎて何してもうめえ……。
よし、次回信州に行く用事があったら、その時も大量に野菜を買い込んで来よう。どう考えても土産物は野菜で決まりだ。
思えば、今回も日本の土の力を思い知らされる旅だった。
そういえばオレ、オヤジの見舞いとか言ってなかったっけ?(気のせい?)
オートモッドのジュネ兄さんを力いっぱい応援中
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父親の見舞いのついでに
新蕎麦を食べ歩く事に決定。
やって来たのは半ばお約束と化している山形村の唐沢そば集落。この土地の農家が客に蕎麦を振舞っていたのが評判になり、今では知る人ぞ知る蕎麦の聖地に。
蕎麦畑が広がる農道に沿って転々と蕎麦屋(という名の民家) が並んでいるという不思議な集落だ。
ちなみにこの一帯では蕎麦屋らしい蕎麦屋の方が珍しく、他人の家の居間に上がり込んで蕎麦を食べさせてもらう的な店の方が多い。
記念すべき1軒目は、前回訪れた時に、そのあまりの 「正統派」 っぷりに虜になってしまったからさわ屋さん。この集落の中でも、最も古くから営業していたそうだ。
まるで親の仇のように山菜がぶち込まれている山菜そば。
意外とお出汁の味がしっかりしてて、甘味はほんのり程度。関東風つゆかつ田舎蕎麦路線といった趣きで非常に馴染みやすい。
また、お蕎麦の加水率が比較的高めなので、おつゆと一緒に口の中に独特の食感が広がって心地いいのなんの。
冷たいお蕎麦は固めの方が好きなんだけど、かけで食べる場合はこういう "じゅわっ" と来る蕎麦の方が好きなんだよなー。
柔めのお蕎麦を口一杯にほおばってモグモグするのって気持ちいいよな!(謎の問いかけ)
ここは皿2枚で1人前(1,000円) なんだけど、量がちょっとおかしな事になっており、皿1枚で良心的な町中の蕎麦屋のせいろ1枚分くらいの量がある。それが 「2枚で1人前です」 と言い張られてしまう恐ろしさ。
頼めば1枚(500円) でも出してくれるので、小食の人は恥ずかしがらずに 「1枚だけでいいです!」 と言おう。集落の他の店にも行きたいならなおさらだ。
で、ここの皿蕎麦ってのが量だけじゃなく味も素晴らしい。
つなぎの入った (恐らく) 二八なんだけど、蕎麦につなぎを入れる意味が理解できる、安直な十割信仰に対するアンチテーゼなのである!
ごめん言い過ぎた!
でもね、やっぱマジメに打てばつなぎの入った蕎麦も美味しいのよ。何でもかんでも十割だからイイって話じゃなく、風味重視なのか、喉越し重視なのか、食感重視なのか、つゆとの相性重視なのか、その時その時で好みで選べってだけの話なのよ。
それを凡百のバカマスゴミに騙されて、蕎麦は十割じゃなきゃうんぬん……と語るエセ蕎麦通のいかに多い事か!
と、話が明後日の方向に突っ走りそうなので割愛。
まあそれくらい色々と考えてしまうほど、「そもそもお蕎麦ってこういう食べ物だったよね」 と思わせてくれる、懐かしさを感じるバカ正直なお蕎麦なんです。はい。
からさわ屋を出て気付いたが、どうもタイミングよく新蕎麦祭りをやっていたようだ。(集落にある全店でざるそば1割引きだったらしい)
そういうお祭りの最中ならば 「もう一軒くらい行っておかなきゃ!」 と、今まで入った事がなかった 「はやしや新宅」 さんに突撃。
ここは農道沿いに入り口があるお店なので、集落の中でも特に目立つ。(この集落は農道から入り口が隠れてて初見だと探し辛い店が多い)
ちなみにこの店も唐沢集落のお約束で、外観はお店っぽいけど中に入るとモロ民家。この集落では気後れしたら負けなので、見知らぬ他人の家にズカズカと上がりこむ的な気持ちで攻めましょう。
はやしやさんのお品書きはこんな感じ。
なんというか、かなりアバウトでよくわからん価格表であり、「手書きすげえ!」 と感動する事うけあい。(集落の中ではちょっと高めか?)
そしてここでもお約束の自家製のお漬物が。店ごとに漬物の味付けも種類もバラバラなので、腹一杯でもついバクバク食べてしまうんだよなあ。
ここのお蕎麦は集落の中でも特に素朴な感じ。かけつゆは甘味が強く、嫌な後味は残らないものの、甘い系のつゆが苦手な人にはちょっと危険。
そこに素朴な田舎系のお蕎麦が入り、(今回は茸蕎麦を頼んだので) 都会じゃ絶対に見られないような巨大すぎるなめこ等が乗り、なんていうか全てが 「正しい田舎のお蕎麦」 という印象。
だが田舎蕎麦特有の粉っぽさは抑えてあり、これもこれでつゆと一緒に飲み込みやすいちょっぴり柔めの食感だった。
しかしコレで千円はちょっと引っ掛かるなあ。(この値段だけあって量は間違いなく多いんだが)
もり蕎麦の方はしゃっきり〆てある分お蕎麦に抵抗があり、またほんわりした香りも心地いい。かけと同様、少しもそっとした田舎蕎麦風の素朴さがあるんだが、二八か一九か程度につなぎが入っているので、喉越しのいい蕎麦だった。
ほんとこの集落の蕎麦って店ごとにバラッバラで面白いんだよなあ。つゆが違うだけならまだしも、地の粉を使ってるクセに蕎麦自体の食感も風味も別物なんだもの。
この 「1つの集落で色々な蕎麦が食べられる」 という点が、オレが唐沢そば巡りを止められない理由である。
言ってみれば集落全体がまさにテーマパーク状態で、「蕎麦界のナンジャタウン」 ……なんて有り難くない呼び名を思い付いたけど却下。
ちなみにこれが唐沢集落の風景です。こういう蕎麦畑だの何だのの目の前に、転々と蕎麦屋(外見は民家) があるんです。
ほんと何度来ても楽しいなあココ。
だがそんな唐沢集落の農道を10分も走ると、こんな景色になってしまうという恐ろしさ。これぞ山特有のマジック。何でもオレらが行った前日に初雪が降ったらしい。
で、延々と山道を登り続けると、林の中にお寺さんが見えてくる。(本気で山の中だけど駐車場アリ)
これが密教のお寺そのものといった感じで、仁王様の石像があったり、小さなお地蔵さんが何十体と並んでいたりと、実に趣きがある。
しかも名前が 「清水寺」 っていう。
「せいすいじ」 でも 「しみずでら」 でもなく、本当に 「きよみずでら」 と読むのだ。
「へ~、きよみずって読ませるのは珍しいね~」 とかいうレベルじゃないんです奥さん。
この寺はなんたって謂れが凄い。
なんでも坂上田村麻呂が蝦夷討伐の際に参拝して、無事討伐に成功したから 「霊験がある!」 という事になり、ご本尊を都に持ち帰って、それが
京都の清水寺の元になった
そうなんです!
だから 「きよみずでら」 という名称は、こっちが本家なんです!
よし、お前ら何も言うな!
いいじゃないか、彼らがそう言ってるんだから!
でもね、確かに石造りの仁王像は普通の寺にある木造の物とは明らかに造形が違うし、そもそも 「きよみず」 と読ませる事自体が珍しいし、こんな山の中にポツンと寺だけあるような立地も何か感じさせるものがあるし、「何かある」 のは間違いないんだよね。
京都の清水寺との因果関係はわからんけれども、かなり面白いお寺だと思う。
しかも見てくださいこの景観。この景色だけは本当にその目で見て欲しい。これぞ日本の風景という感じで感動する。(やっぱオレの先祖は山の民なんだなと実感する)
そんなお寺見物を終えて山を降りて来た我々は、早速唐沢集落の新蕎麦巡りを開始。
まずはお気に入りの山法師からスタートだ!
あれ?
すでに何軒か蕎麦屋を巡ってる気がしないでもないが、きっと気のせい。
まずはお茶と漬物を頂きつつ、本日最初の蕎麦を待つと。(自己暗示)
うぇっぷ
おっかしいなあ、待ちに待ったお蕎麦だというのに、なぜか胸が苦しい。もしかしたら、これは恋かもしれない。さだおは蕎麦を愛しすぎた故に恋煩いになってしまったに違いない。
お前ら、最近の恋煩いは胸やけとか胃から何かが逆流してくる感じがするから注意な。
400円程度というナイスな価格設定の野菜天ぷら。店のお父ちゃんが自分の畑で取れた野菜を、適当に見繕って天ぷらにしてくれるというスグレモノ。
今回は柿の天ぷらなんかもあって、バラエティに富んでて面白い構成だった。しかも柿はそれほど甘味が強いわけじゃなくて、普通に美味しい野菜天として食べられたのでビックリした。
ここのお蕎麦も一九くらい(?) でつなぎが入っているんだけど、その割に風味が強くてコシもあり、非常に洗練されている。集落の他のお店は大体が田舎蕎麦系なんだけど、山法師はその点でちょっとスタンスが違っている。
またつゆも関東風っぽい醤油とお出汁が利いた強い味付けで、これがこのお蕎麦にマッチしてて素晴らしい。
店のオヤジさんは昔時計技師だったという経歴の持ち主だからか、自然と細かい所まで気を配ってしまうようだ。蕎麦打ちにしても、その日の気候や粉の状態で太さを変えてみたり、配分を変えてみたり、つゆの味を変えてみたりと、実は見えない所であれこれひと手間かけているんだそうな。
……っていう話をエンドレスで聞かされるのもこの店の特色である。
なんたって山法師も 「洗練された蕎麦!」 とか言いつつ完全に民家だし、縁側で庭を見ながらまったりくつろぐような店だし、「爺さんの家に遊びに来たら話好きモードに突入されてさあ大変」 みたいなユルさが満喫できる、実に呑気な空間なのだ。
いやあ、好きだわこの店。
唐沢集落でまさかの3軒梯子という無茶をヤラかした我々は、近くの地域食材を扱っているスーパーに突入。せっかくなので、地の野菜を買い込んでみようという計画である。
で、こういうスーパーというのは地域色が濃く出るものだが、この辺りには客をお茶と漬物でもてなすという風習があるため、このように漬物専用の棚がドカンと用意されている。
鷹の爪なんかは当たり前として、たくあんに色を付けるためのウコンだの、酸味止めの素だの、都内のスーパーの漬物コーナーではあまり見ないような妙な商品がたくさんあった。
それにこの辺(安曇野~山形村界隈?) では唐辛子も栽培してるそうで、前回の穂高温泉郷の野菜の販売所では大量の唐辛子が投売り価格で売られていた。
単なる漬物とはいえ、見事なまでに地産地消なのである。
やっぱ田舎に来たら土産に野菜ってのは常識ですよ。ゴボウも長芋も人を殴り殺せるような大きさ+頑丈さだし、ギャートルズの石斧のようなトンデモサイズの長芋が3個で500円だか600円だかという謎の価格設定もたまらない。大根も白菜も全てが安いし、キャベツなんか70円台とかなんだぜ?
思わず必要以上にあれもこれもと買い漁り、またここ以外でも信州の獲れたて野菜を買い込んでしまい、気付けば自動車の中が青臭くてたまらない。
そんな状態で、我々は一路塩尻へ向かったのである。
塩尻に何があるかって?
へへへ、それは……
こいつさぁ!(くわっ)
何でもそば切りというのはこの土地から始まって全国に広まったんだそうな。
なんだかさっきの清水寺を思い出さなくもない風呂敷の広げ方だが、まあほら、信じようよ、ね?
いいじゃん、本人がそう言ってるんだから。(謎の博愛主義モード)
で、この 「本山そばの里」 というお店は、本山宿の中にある地元の婦人会かなんかのオバ様達がやっている蕎麦屋で、唐沢集落と同じように中は民家調になっている。
しかし外観はプレハブ小屋というカオスさなので、そこにしり込みしないように。
ここでも漬物とお茶を出されたんだが、手前にあるパセリのおひたしが強烈に美味かった。これは初めて経験する味だ。家で真似してやろうと思った。
そして肝心のお蕎麦はというと……
シャレになってねえ!
なんだこれ?唐沢集落の蕎麦の風味が消し飛ぶほどすげえ!
しゃっきりコシがあって、だけど水分もしっかり含んでて、それより何よりもの凄く香ばしいの!そば殻を食べてるような錯覚に陥るほど、香ばしい蕎麦の香りが……。
うわ、これはヤバイ!すげえ、すげえよ!
別添えで頼んだとろろとかけ蕎麦。
こいつらもそれぞれ美味いんだが、やっぱりもり蕎麦のインパクトが凄すぎるわ。かけ蕎麦なんか具が色々乗ってて、特に海苔とかけつゆと蕎麦の三すくみが素晴らしかったんだけど、もり蕎麦のあまりの風味の良さに残念ながら陰が薄くなってしまう。
本山宿すげえ!そば切り発祥の地の称号を許す!
いつ来てもこの味が楽しめるのかどうかはわからないが、最近回った蕎麦屋の中じゃ間違いなくここがトップ。
そば湯が濃すぎてワラタ
というわけで、最後の最後に驚きの名店を掘り当ててしまい、蕎麦4連続という悪夢のような行程だった割に満足感に満ち溢れている我々。
このまま東京へ帰らねばならなかったのだが、せっかくなので諏訪の方で温泉に入ろうという流れに。
今回立ち寄り湯に選んだのは、毒沢鉱泉の神の湯 さん。
色々とツッコミどころも多い温泉なんだが、お湯の良さは素晴らしい。
ここでぐったりとお湯につかり、蕎麦だけで膨れ上がったお腹を落ち着け、なんとか東京まで舞い戻る気力と体力を取り戻したのでございました。
■おまけ
今回長野で買い漁ってきた野菜の一部。
大きさの比較として500mlペットを中央に置いてみました。
ちなみに左側にある大量すぎる里芋は、両親の家の隣の農家の人がくれた物で、2人暮らしの家庭でどう消費していいかわからない量となっております。
さらに言うと、これだけ大量の野菜を買ったのに、恐らく千円に届いているかどうか程度の金額です。
彼女様の携帯写真なので画質が悪くなっておりますが、これらの野菜を土鍋に突っ込み、芋煮風鍋として美味しく頂きました。
ちなみに翌日は野菜を足して、カレールーを入れ、カレー鍋(withうどん) にクラスチェンジさせてみました。
野菜が美味すぎて何してもうめえ……。
よし、次回信州に行く用事があったら、その時も大量に野菜を買い込んで来よう。どう考えても土産物は野菜で決まりだ。
思えば、今回も日本の土の力を思い知らされる旅だった。
そういえばオレ、オヤジの見舞いとか言ってなかったっけ?(気のせい?)
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2009年11月 恒例の長野新蕎麦旅行!松本~穂高編
「ボクもうお仕事したくない!」 という言葉を残し、板橋を離れて穂高に移り住んだ父上様が、手術を受ける事になったと連絡が入った。
その手術する箇所というのがちょっと厄介な場所なため、流石の母上様も心配だったようで、いつもは完全放置状態のさだおに対し、猛烈な 「長野まで来い!」 要請が何度も何度も……。
というわけで、愛する父上様のお見舞いに、一路信州まで旅立ったのでございます。
長野に来たならまずは松本駅前の翁堂でスパゲティ食べとかないと!
これはほら、親父の見舞いとか関係なく儀式みたいなもんだから。
今回頼んだのは、ナポリタンと前々から気になっていた納豆スパゲティの2種類。
ナポリタンの方は絵に描いたような昔ながらのナポリタン。汁気は抑え気味で、しっかり炒めました的な香りとケチャップの酸味と甘味がマッチしている。具にはこれまたお約束の赤いウィンナーが乗っており、なんというか全てがベタ。
だがそれがいい!
これに卓上の粉チーズをバンバン振り掛けてガツガツ貪り食うと、それはそれは幸せ気分に。
まさかタレとカラシが剥き身でパスタの脇に置かれて来るとは思わなかった!あえて必要以上にチープにしてみせる感覚がたまらない!
で、味のベースは塩とガーリック風味のスパゲティという感じで、そこに納豆と海苔と卵の黄身が混じり合う初体験の食べ方だった。ペペロンチーノとは少し違う感じなんだけど、これが嘘に聞こえるかもしれんがガチで美味い。正直これには驚いた。飛び道具かと思ったら正攻法で攻められた的なビックリさがある。
もし松本周辺にお住まいの方がおりましたらぜひ。
翁堂の駅前喫茶で腹ごなしを済ませた我々は、信州大の付属病院を訪れ、弱り果てた……割に相変わらず口だけ達者な父上様を見舞い、義理は果たしたと速攻で穂高へ向かう。
今日は両親の家に泊めてもらう事になっていたので、せっかくだから安曇野周辺の今まで行かなかった場所を色々と回ってみようかなと。
腹も膨れて見舞いというミッションも済ませたので、「次は風呂だ!」 という事で、豊科の比較的新しい温泉を覗いてみた。
豊科温泉 湯多里山の神
派手な設備なんかはなく、内湯と露天が1箇所ずつあるだけのこじんまりした温泉なんだが、意外とお湯が良くて 「ほほぅ」 と思った。
しかし観光客っぽい人間は殆どおらず、農作業帰りのおっちゃん達がちらほら。だが運の悪い事に無駄に子沢山のDQN家族がギャーギャー騒いでいたため激しく萎える。
「新作ガンダムの登場人物です!」 的な恥ずかしいDQNネームで子供を呼ぶ親の姿を見て、これが日本の現実なんだなと軽く凹むオレ。
気を取り直して穂高の駅の方へ向かい、今までなんだかんだでスルーしていた穂高神社を訪れてみた。
神社の周囲はお堀のようになっており、中々風情がある。
当日は旗日で、いわゆる七五三対応の真っ最中。
造形の狂ったドラえもんやピカチューがお出迎え。
このタイミングでまさかのクレしんっていう。
その隣のセーラームーンにも激しい今さら感が漂っていて涙を誘う。
しかし穂高神社は歴史が古く、面白い謂れのある場所なので、このように 「ちゃんとした」 見所もある。特に上の写真の古めかしい舞台にはちょっと感動。
田舎は日が暮れるのが早く、気付いたら妙にバカデカイお月様がぽっかりと。まだ19時くらいだというのにこの暗さ。さすがは山。
この状況であちこち回るのは不可能と判断し、渋々荒井家に転がり込んで寝る。
翌日、朝っぱらから穂高温泉郷の足湯コーナーでまったりくつろぐオレ。
肌寒いけど空気だけは美味いという田舎特有の気候に身を任せながら、しばしぐったり。さっき起きたばかりだというのにぐったり。
だがこの足湯には大きな謎が隠されていたのである!
造りが丁寧でのんびりするには最適な場所だというのに……
ええと……。
どうしてこうなった?
何か見てはいけない物を見てしまった感でいっぱいになったオレ様は、続いて安曇野アートヒルズミュージアム へ。
ここはガラス工芸品などが小奇麗に並べられており、女性連れなんかで来るのに最適な観光スポットである。
「ここは女性連れで~~」 とかなんとか言いつつも、このような細々したキレイな物に弱いさだおは、彼女様をほったらかしにして乙女モードに。
上のガラスのお花は1本辺りの単価は100~200円程度と安いんだけど、1本だけ買ってもしょうがないから花束みたいにしたくなるじゃん?
するとバカに出来ない金額に跳ね上がるのよねえ。上手い商売しやがるよなあ。
で、この辺り一帯は天然の自然公園のようなものなので、基本的にどこものんびりとしたいい風景が広がっているんだけど、このアートヒルズミュージアムの敷地内は特に丁寧に整備されている。軽くお散歩するのに最適。
また駐車場のすぐ脇に物産店があるんだけど、そこで売ってるコーヒーソフトが美味すぎて笑った。甘すぎず、コーヒーの風味は濃く、それでいてマイルドという、オレの中でベストと呼んで差し支えない素晴らしい味だった。
もし安曇野に行く事があったら、騙されたと思ってぜひ。
というわけで、親父の見舞いと称した単なる信州旅行は、次回お約束の 「新蕎麦食い倒れツアー」 を迎えます。
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その手術する箇所というのがちょっと厄介な場所なため、流石の母上様も心配だったようで、いつもは完全放置状態のさだおに対し、猛烈な 「長野まで来い!」 要請が何度も何度も……。
というわけで、愛する父上様のお見舞いに、一路信州まで旅立ったのでございます。
長野に来たならまずは松本駅前の翁堂でスパゲティ食べとかないと!
これはほら、親父の見舞いとか関係なく儀式みたいなもんだから。
今回頼んだのは、ナポリタンと前々から気になっていた納豆スパゲティの2種類。
ナポリタンの方は絵に描いたような昔ながらのナポリタン。汁気は抑え気味で、しっかり炒めました的な香りとケチャップの酸味と甘味がマッチしている。具にはこれまたお約束の赤いウィンナーが乗っており、なんというか全てがベタ。
だがそれがいい!
これに卓上の粉チーズをバンバン振り掛けてガツガツ貪り食うと、それはそれは幸せ気分に。
まさかタレとカラシが剥き身でパスタの脇に置かれて来るとは思わなかった!あえて必要以上にチープにしてみせる感覚がたまらない!
で、味のベースは塩とガーリック風味のスパゲティという感じで、そこに納豆と海苔と卵の黄身が混じり合う初体験の食べ方だった。ペペロンチーノとは少し違う感じなんだけど、これが嘘に聞こえるかもしれんがガチで美味い。正直これには驚いた。飛び道具かと思ったら正攻法で攻められた的なビックリさがある。
もし松本周辺にお住まいの方がおりましたらぜひ。
翁堂の駅前喫茶で腹ごなしを済ませた我々は、信州大の付属病院を訪れ、弱り果てた……割に相変わらず口だけ達者な父上様を見舞い、義理は果たしたと速攻で穂高へ向かう。
今日は両親の家に泊めてもらう事になっていたので、せっかくだから安曇野周辺の今まで行かなかった場所を色々と回ってみようかなと。
腹も膨れて見舞いというミッションも済ませたので、「次は風呂だ!」 という事で、豊科の比較的新しい温泉を覗いてみた。
豊科温泉 湯多里山の神
派手な設備なんかはなく、内湯と露天が1箇所ずつあるだけのこじんまりした温泉なんだが、意外とお湯が良くて 「ほほぅ」 と思った。
しかし観光客っぽい人間は殆どおらず、農作業帰りのおっちゃん達がちらほら。だが運の悪い事に無駄に子沢山のDQN家族がギャーギャー騒いでいたため激しく萎える。
「新作ガンダムの登場人物です!」 的な恥ずかしいDQNネームで子供を呼ぶ親の姿を見て、これが日本の現実なんだなと軽く凹むオレ。
気を取り直して穂高の駅の方へ向かい、今までなんだかんだでスルーしていた穂高神社を訪れてみた。
神社の周囲はお堀のようになっており、中々風情がある。
当日は旗日で、いわゆる七五三対応の真っ最中。
造形の狂ったドラえもんやピカチューがお出迎え。
このタイミングでまさかのクレしんっていう。
その隣のセーラームーンにも激しい今さら感が漂っていて涙を誘う。
しかし穂高神社は歴史が古く、面白い謂れのある場所なので、このように 「ちゃんとした」 見所もある。特に上の写真の古めかしい舞台にはちょっと感動。
田舎は日が暮れるのが早く、気付いたら妙にバカデカイお月様がぽっかりと。まだ19時くらいだというのにこの暗さ。さすがは山。
この状況であちこち回るのは不可能と判断し、渋々荒井家に転がり込んで寝る。
翌日、朝っぱらから穂高温泉郷の足湯コーナーでまったりくつろぐオレ。
肌寒いけど空気だけは美味いという田舎特有の気候に身を任せながら、しばしぐったり。さっき起きたばかりだというのにぐったり。
だがこの足湯には大きな謎が隠されていたのである!
造りが丁寧でのんびりするには最適な場所だというのに……
ええと……。
どうしてこうなった?
何か見てはいけない物を見てしまった感でいっぱいになったオレ様は、続いて安曇野アートヒルズミュージアム へ。
ここはガラス工芸品などが小奇麗に並べられており、女性連れなんかで来るのに最適な観光スポットである。
「ここは女性連れで~~」 とかなんとか言いつつも、このような細々したキレイな物に弱いさだおは、彼女様をほったらかしにして乙女モードに。
上のガラスのお花は1本辺りの単価は100~200円程度と安いんだけど、1本だけ買ってもしょうがないから花束みたいにしたくなるじゃん?
するとバカに出来ない金額に跳ね上がるのよねえ。上手い商売しやがるよなあ。
で、この辺り一帯は天然の自然公園のようなものなので、基本的にどこものんびりとしたいい風景が広がっているんだけど、このアートヒルズミュージアムの敷地内は特に丁寧に整備されている。軽くお散歩するのに最適。
また駐車場のすぐ脇に物産店があるんだけど、そこで売ってるコーヒーソフトが美味すぎて笑った。甘すぎず、コーヒーの風味は濃く、それでいてマイルドという、オレの中でベストと呼んで差し支えない素晴らしい味だった。
もし安曇野に行く事があったら、騙されたと思ってぜひ。
というわけで、親父の見舞いと称した単なる信州旅行は、次回お約束の 「新蕎麦食い倒れツアー」 を迎えます。
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