カジキのカレー
金にならないクセに手間ばかりかかるというわけのわからん仕事がわんさか舞い込んできて心が壊れかけていたさだお。
いくらなんでもあまりに病みそうだったので、「こんな時こそスパイスだ!」 とばかりにカレー作りに精を出してみた。
ストレス解消にはスパイスが一番!(……たぶん)
今回のメイン食材は、たまたま近所の安売りスーパーで見かけたお買い得シール付148円のカジキ。1パックに切り身が2枚入っていたんだが、安いので2パック購入。
これを食べやすいサイズに切り、軽く塩を振って揉み込みしばし放置。その後キッチンペーパーなどで水分を取り、プレーンヨーグルト大さじ2~3ほどに漬け込んでおく。
このヨーグルトに漬けるという手法がいいのか悪いのか分からないが、チキンでやるとビックリ美味くなるので、魚でもやってみた。
今回使うスパイスはこちら。
<シードスパイス>
パンチホロン 大さじ1.5
ロザリーに貰ったパンチホロンをスタータースパイスに使う。パンチホロンというのは、5~7種類ほどのシードスパイスを同量ずつ合わせたMIXスパイスで、その内訳はフェンネル・クミンシード・マスタードシード・フェヌグリーク・ニゲラ(ブラッククミンと表記される場合もあるが、ブラッククミンというスパイスは別にあるので正しくないそうだ) といったところが一般的らしい。
量が分からなかったので、とりあえず大さじで1.5杯ほど使ってみる。
<パウダースパイス>
クミン 小さじ2
コリアンダー 小さじ1
カルダモン 小さじ1
ターメリック 小さじ1
チリパウダー 小さじ1
すりおろしたニンニクとショウガそれぞれ1片分ずつと、舞茸とライムも用意。舞茸はたまたま余ってたから使っただけなのでなくてもいい。(ただしライムはあるとステキ)
忘れちゃいけないのが玉ねぎ。今回は中サイズの玉ねぎを1玉分みじん切りにして使う。後々どうせ原型をとどめないくらい炒めるので、形なんか気にしないで細かくしちゃえばOK。なんだったらミキサーに少量の水と一緒に入れてペーストっぽくしちゃってもいい。
ご飯は近頃完全にレシピを掴んだ感のあるターメリックライス。今回は日本米を使ったけど、長米でも当然おいしい。
<ターメリックライス>
ターメリック 小さじ1
ローレル 2枚(今回は葉っぱが小さかったので3枚)
シナモン 半本分
バター 1片
塩 小さじ1
<スタータースパイス>
フライパンにサラダ油大さじ1.5~2くらいを敷いて中火で熱し、程よい熱さになったらパンチホロンを投入。そのままふわっと香りが立つまで熱していく。目安としてはスパイスが弾け始めて香りが強まってきたら頃合い。(焦げないように注意)
ただ、最初からMIXされてるシードスパイスって、タイミングを合わせるのが難しい。マスタードシードが弾けるのを待つと他が焦げそうになるし、どうしたもんか。(今回は仕方ないのでマスタードシードが弾け始めるまで我慢してみた)
スタータースパイスが出来たら、そこに刻んだ玉ねぎを投入し、充分に水分が飛んでしなったらパウダースパイスを投入。これらを混ぜ合せるように炒めていく。
玉ねぎが頃合いになったら、ホールトマト(もしくはカットトマト) を1缶と、水を100ccほど入れ、コトコト熱を入れていく。
最近掴んだコツなんだけど、この 【トマト1缶・水100cc・玉ねぎ中サイズ1個分】 に対して、【スパイスの総量=大さじ3~3.5杯分】 ってのは、とてもバランスがいい気がする。食材によって変わるんだろうけど、今のところこの割合が一番好みの味になるのよねー。
スパイスの総量の目安が決まれば、後はどういう風味にしたいかで内訳を変えていけばいいだけだから、このやり方はとてもいいんじゃないかと。(当然メニューによって変わるけど、これまでに紹介したオーソドックスなカレーの場合はこれでイケるはず)
同時進行で、バター1片を熱したフライパンで、ヨーグルト漬けにしたカジキを焼いていく。
どうしても上の写真のように油分や水分が出て来るので、様子を見て途中でメインのフライパンの方に汁を移してしまうといい。またこの際に、漬け込んでいたヨーグルト自体も全てカレーの中に入れてしまおう。
タイミングを見て他の具材もここで一緒に炒め、胡椒を振り、軽く焼き色が付くくらいになったらメインのフライパンの方に合わせる。
ここで軽く味を見て、塩やガラムマサラなどで調整。ちなみに今回は小さじで1.5杯分くらいの塩を入れたのだが、塩分が強すぎるとスパイスなどが負けて、逆に薄っぺらい味になってしまうので注意。
ここは重要なポイントで、スパイスを効かせる分、塩気は少なめにするくらいで丁度いいはず。油も現地の人が作ると大さじで5杯分くらい平気で入れるので、それも半分くらいに減らしてOK。
今日の隠し味はニョクマム。
今回のレシピなら旨味を足す意味でも面白いだろうと思い、小さじ半分ほど入れてみたが、魚醤が苦手なら入れなくても平気。
最後にガラムマサラを小さじで1杯ほど入れ、ライムを絞り、味を馴染ませたら完成。(火を止めて混ぜ合せる方がいいと思う)
皿に盛り付けて、お好みでパクチーを散らしてみたりすると吉。(※苦手ならこれも入れなくていいが、色味の問題で何か緑を入れたいところ)
こちらは彼女様が作ったドカ盛り漢のサラダ。
ちなみにドレッシングは、板橋が誇るブラッセリーMORI の殺人ドレッシング。
これらをターメリックライスを盛った皿に適当に取って混ぜながら食べる!
なんかオレもいい加減カレー作りに慣れてきたようで、今回のカジキカレーの完成度はビビった。これなら前回のチキンカレー と同様に、誰に食べさせても美味いと言わせる自信がある。
まず安売りの胡散臭いカジキではあったが全く生臭さがなく、念入りに火を通したのにパサパサ感もない。ジューシーとまではいかないが、しっとりした食感でスパイスの風味によくマッチしてた。
そしてパンチホロンのせいなのか、いつもよりもスパイスの風味のバランスが整ってた気がする。
ただ、隠し味で入れたニョクマムが全然隠れてなくて、ついでにニョクマムに頼らなくても旨味が充分出てたので、次回からは入れなくてもいいかもしれん。(あればあったで美味い事は間違いないんだが)
いやあ、これは店で出しても恥ずかしくないわー。自分で作っておいてなんだけどすげー。
セブンイレブンの炭酸水で作った角ハイで幸せ気分。
スパイスとの出会い以来、自炊が充実してて殆ど外食してないよ……。
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↑下のテキストリンクの方をクリックしていただけますと、レジェンド・ジュネのランキングポイントが上がります。(たぶん)
いくらなんでもあまりに病みそうだったので、「こんな時こそスパイスだ!」 とばかりにカレー作りに精を出してみた。
ストレス解消にはスパイスが一番!(……たぶん)
今回のメイン食材は、たまたま近所の安売りスーパーで見かけたお買い得シール付148円のカジキ。1パックに切り身が2枚入っていたんだが、安いので2パック購入。
これを食べやすいサイズに切り、軽く塩を振って揉み込みしばし放置。その後キッチンペーパーなどで水分を取り、プレーンヨーグルト大さじ2~3ほどに漬け込んでおく。
このヨーグルトに漬けるという手法がいいのか悪いのか分からないが、チキンでやるとビックリ美味くなるので、魚でもやってみた。
今回使うスパイスはこちら。
<シードスパイス>
パンチホロン 大さじ1.5
ロザリーに貰ったパンチホロンをスタータースパイスに使う。パンチホロンというのは、5~7種類ほどのシードスパイスを同量ずつ合わせたMIXスパイスで、その内訳はフェンネル・クミンシード・マスタードシード・フェヌグリーク・ニゲラ(ブラッククミンと表記される場合もあるが、ブラッククミンというスパイスは別にあるので正しくないそうだ) といったところが一般的らしい。
量が分からなかったので、とりあえず大さじで1.5杯ほど使ってみる。
<パウダースパイス>
クミン 小さじ2
コリアンダー 小さじ1
カルダモン 小さじ1
ターメリック 小さじ1
チリパウダー 小さじ1
すりおろしたニンニクとショウガそれぞれ1片分ずつと、舞茸とライムも用意。舞茸はたまたま余ってたから使っただけなのでなくてもいい。(ただしライムはあるとステキ)
忘れちゃいけないのが玉ねぎ。今回は中サイズの玉ねぎを1玉分みじん切りにして使う。後々どうせ原型をとどめないくらい炒めるので、形なんか気にしないで細かくしちゃえばOK。なんだったらミキサーに少量の水と一緒に入れてペーストっぽくしちゃってもいい。
ご飯は近頃完全にレシピを掴んだ感のあるターメリックライス。今回は日本米を使ったけど、長米でも当然おいしい。
<ターメリックライス>
ターメリック 小さじ1
ローレル 2枚(今回は葉っぱが小さかったので3枚)
シナモン 半本分
バター 1片
塩 小さじ1
<スタータースパイス>
フライパンにサラダ油大さじ1.5~2くらいを敷いて中火で熱し、程よい熱さになったらパンチホロンを投入。そのままふわっと香りが立つまで熱していく。目安としてはスパイスが弾け始めて香りが強まってきたら頃合い。(焦げないように注意)
ただ、最初からMIXされてるシードスパイスって、タイミングを合わせるのが難しい。マスタードシードが弾けるのを待つと他が焦げそうになるし、どうしたもんか。(今回は仕方ないのでマスタードシードが弾け始めるまで我慢してみた)
スタータースパイスが出来たら、そこに刻んだ玉ねぎを投入し、充分に水分が飛んでしなったらパウダースパイスを投入。これらを混ぜ合せるように炒めていく。
玉ねぎが頃合いになったら、ホールトマト(もしくはカットトマト) を1缶と、水を100ccほど入れ、コトコト熱を入れていく。
最近掴んだコツなんだけど、この 【トマト1缶・水100cc・玉ねぎ中サイズ1個分】 に対して、【スパイスの総量=大さじ3~3.5杯分】 ってのは、とてもバランスがいい気がする。食材によって変わるんだろうけど、今のところこの割合が一番好みの味になるのよねー。
スパイスの総量の目安が決まれば、後はどういう風味にしたいかで内訳を変えていけばいいだけだから、このやり方はとてもいいんじゃないかと。(当然メニューによって変わるけど、これまでに紹介したオーソドックスなカレーの場合はこれでイケるはず)
同時進行で、バター1片を熱したフライパンで、ヨーグルト漬けにしたカジキを焼いていく。
どうしても上の写真のように油分や水分が出て来るので、様子を見て途中でメインのフライパンの方に汁を移してしまうといい。またこの際に、漬け込んでいたヨーグルト自体も全てカレーの中に入れてしまおう。
タイミングを見て他の具材もここで一緒に炒め、胡椒を振り、軽く焼き色が付くくらいになったらメインのフライパンの方に合わせる。
ここで軽く味を見て、塩やガラムマサラなどで調整。ちなみに今回は小さじで1.5杯分くらいの塩を入れたのだが、塩分が強すぎるとスパイスなどが負けて、逆に薄っぺらい味になってしまうので注意。
ここは重要なポイントで、スパイスを効かせる分、塩気は少なめにするくらいで丁度いいはず。油も現地の人が作ると大さじで5杯分くらい平気で入れるので、それも半分くらいに減らしてOK。
今日の隠し味はニョクマム。
今回のレシピなら旨味を足す意味でも面白いだろうと思い、小さじ半分ほど入れてみたが、魚醤が苦手なら入れなくても平気。
最後にガラムマサラを小さじで1杯ほど入れ、ライムを絞り、味を馴染ませたら完成。(火を止めて混ぜ合せる方がいいと思う)
皿に盛り付けて、お好みでパクチーを散らしてみたりすると吉。(※苦手ならこれも入れなくていいが、色味の問題で何か緑を入れたいところ)
こちらは彼女様が作ったドカ盛り漢のサラダ。
ちなみにドレッシングは、板橋が誇るブラッセリーMORI の殺人ドレッシング。
これらをターメリックライスを盛った皿に適当に取って混ぜながら食べる!
なんかオレもいい加減カレー作りに慣れてきたようで、今回のカジキカレーの完成度はビビった。これなら前回のチキンカレー と同様に、誰に食べさせても美味いと言わせる自信がある。
まず安売りの胡散臭いカジキではあったが全く生臭さがなく、念入りに火を通したのにパサパサ感もない。ジューシーとまではいかないが、しっとりした食感でスパイスの風味によくマッチしてた。
そしてパンチホロンのせいなのか、いつもよりもスパイスの風味のバランスが整ってた気がする。
ただ、隠し味で入れたニョクマムが全然隠れてなくて、ついでにニョクマムに頼らなくても旨味が充分出てたので、次回からは入れなくてもいいかもしれん。(あればあったで美味い事は間違いないんだが)
いやあ、これは店で出しても恥ずかしくないわー。自分で作っておいてなんだけどすげー。
セブンイレブンの炭酸水で作った角ハイで幸せ気分。
スパイスとの出会い以来、自炊が充実してて殆ど外食してないよ……。
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過去ログサルベージ オレと赤ん坊
別件でおはら汁の過去ログを漁っていたら、個人的にとても思い入れの強い記事が出て来た。
オレが東村山問題をハジメとして、"キ印" を酷く憎むキッカケになったトラウマ的な話である。
せっかくなのでサルベージシリーズとしてアップしてみる。
-----
2005年05月24日 オレと赤ん坊
実はオレ様には、中学生の頃に赤ん坊を育てた過去がある。
その話を説明するには、従兄弟の家庭の恥を晒さねばならんのだが、もうずっと会ってないしまあいいや。
という訳で、オレ様にはかなり眩暈のする人格をもった叔母がいる。あまりに吐き気がするので詳しいエピソードは省くが、この叔母はガチでシャレにならないバカ女であった。コイツのお陰でウチの親がどれだけ親戚中で肩身の狭い想いを(ry
それはともかく、この叔母は結婚→離婚を何度か繰り返し、その間に2人の男の子と1人の女の子を作った。その中の末っ子の男の子が産まれた時に、事件は起こったのである。
その頃、叔母の一家は離婚したばかりで、妊娠中の叔母と2人の子供の3人で暮らしていた。子供達は小学校に通い、叔母は妊娠中だというのに、せしめた慰謝料で日がなパチ屋通い。
そんなだら~っとした日々を送っていた時、叔母はパチ屋で産気づき、病院に担ぎ込まれた。そして玉のようにかわいい男の子をご出産。
それから何ヶ月かして、従兄弟から電話が入った。
「あの~、お母さんいなくなっちゃったんですけど、どうしましょう?」
どうしましょうと言われてもコチラも激しく困る。
詳しく話を聞いてみたところ、2週間ほど前にいくばくかの金を置いて忽然と姿を消してしまったらしい。生後4~5ヶ月の赤ん坊を置いたまま。
子供達だけでは赤ん坊を育てながら生活する事も出来ないので、上の2人の子には生活費を与えて自分の家から学校に通わせ、末っ子の赤ん坊はウチで引き取る事になった。
だが、ウチも自営業で両親とも夜まで大忙しだったのに加え、祖父さんが入院中だったため、母親はそのお世話もせねばならなかった。
という訳で、必然的にオレ様が赤ん坊お世話係に任命されたのである。
最初は面倒くさがったオレ様だったが、その赤ん坊はオレ様がガンガラないと生きていけない訳であり、毎日ミルクやオシメやお風呂のお世話をしていたオレ様によくなついてくれてた訳であり、気が付くとオレ様母親気分。
学校帰りに本屋で赤ん坊の本を立ち読みし、赤ちゃんマッサージなるものを知り、母親にベビーローションを買ってもらい、朝、晩と1日2回必ず赤ん坊にマッサージをしていたオレ。
レシピを教わり、家に帰るなり毎日自分で離乳食を作っていたオレ。
赤ん坊に離乳食を食べさせる時は、必ず自分の口の中で噛んで柔らかくし、それを口移しで食べさせていたオレ。
ヌンコしたオシメを取り替える際に、マメにヌンコの臭いや色、固さをチェックして、赤ん坊の健康状態をメモしてたオレ。
寝る時に1人大運動会状態の赤ん坊をあやし、何とか寝かしつけ、睡眠不足なんだけど何故か幸せ気分だったオレ。
妹が「アタシにも触らせてー」などと近づいてくる度に、「ふざけるな!子育てってのは遊びじゃねえんだよ!」と毒づき、グーパンチで追い払っていたオレ。
もう、とにかくあらゆる状況において赤ん坊優先の生活を送っていたオレ。
そんなオレ様と赤ん坊に、別れの時がやって来た。
オレ様が赤ん坊を世話し始めて10ヵ月後。いなくなった叔母がふらりと家に戻ってきたのだ。しかも、赤ん坊を引き取ります、ご迷惑かけましたの侘びの言葉でもあればまだいい。
だがしかし、この叔母から出た言葉はそんな生易しいもんじゃなかった。
「ねえ、父さん亡くなったんでしょう?遺産分けしてください。」
そう、このキチガイ叔母は、その少し前に亡くなったオレの祖父さん(ようは叔母の父親)の遺産金目当てで帰ってきたのである。
子供達の事など二の次で、とりあえず遺産金の話を切り出してきやがったのである。
さらに、1人で帰ってくればいいものを、このキチガイは何を思ったのか『事件屋』を連れてきやがったのだ。
せめてちゃんとした弁護士だのなんだのを連れてくるならまだ救いがあった。だが、事件屋というチョイスをしたという事は、とにかくぐちゃぐちゃに揉めて、面倒くさくなった相手から金をせびろうという魂胆だったのだろう。
仮にそうでないとしても、そう思われて仕方のない行動である。ていうか、一言で言えばガチでキチガイなのである。
まずは詫びろよ!テメエで好き勝手やって産んだ子供3人に頭下げろよ!ていうかお前、祖父さんの葬式にも来なかったじゃねえか!アホか!お前と血が繋がってるなんて考えたくもねえよ!とっとと沈め!埋まれ!飛び降りろ!
(…まあ、だからまともな弁護士などつかず、事件屋に依頼するしかなかったんだろうが。)
そしていい加減面倒臭くなったオレ様の父親は、遺産金を払ってやる代わりに兄妹の縁を切れと宣言。
ただ、ウチは土地持ちであり、板橋の中でもかなり地価の高い土地を無駄に広く所有しており、相続税対策などもほとんどしておらず、耳から煙が出るほど多額の相続金を現金で払わされた直後であり、こんなキチガイに遺産金などくれてやる余裕はなかった。
それでも銀行に借金してまで、キチガイ叔母に金を払った親父はカコイイ。そしてそんな親父の情がたっぷり詰まった金を、当然のような顔で受け取った叔母は心の底から憎い。醜い。マジでこの世から消えてなくなれ。
お目当ての金を受け取れた叔母は、ホクホク顔で帰っていこうとしたのだが、思い出したかのようにこう言った。
「あ、ワタシの赤ん坊も連れて帰りますから。」
いやだからキチガイ、まずは詫びろよ!
なにがさも当然の顔で「連れて帰りますから。」だ!
「連れて帰っても満足に育てられるのか?」と親父が聞くと、このキチガイはさらっとした顔でこう言ってのけた。
「ああ、保育施設に入れちゃうから。どこかいい場所しってる?」
さすがにこれにはオレ様の母親がキレた。
滅多に他人様に対して声を荒げる事のないお嬢様育ちの母親が、口からツバを飛ばしながら絶叫。「恥知らず!」「面汚し!」など、ステキなキーワードがボロボロ飛び出す展開になり、叔母は赤ん坊を連れて逃亡。
親父は「あんなでも母親は母親だから。アイツがそう言うなら思う通りにさせればいいよ。」と諦めモード。
それから半年後。
キチガイの末路はどうでもいいとして、保育施設に預けられた赤ん坊がどうしているか心配だったオレと母親は、父親に頼んでこっそり施設の様子を伺いに行く事に。
親父の車に揺られる事1時間、着いた場所はお寺の隣にある寂れた施設。
そこには下は赤ん坊から、上は中学生くらいの子供まで、身寄りのない子や、訳ありの家庭で産まれた子などが集められていた。
行ってみて分かったのだが、そこはいわゆる保育園ではなく、それこそみなしごハウスのノリだったのだ。
母子家庭だから辛いのは分かるが、それでもこの仕打ちはないんじゃないのか叔母よ…。
だったらウチに預けとけばいいじゃねえか!
アタシの子を返してよ!!
ちなみにその施設では、赤ん坊が色々と思い出すと厄介だからという理由で、呼び出してもらって抱っこしてやる事も出来ず、こっそり遠くから様子を伺う事しか許されなかった。
あの時は本当に哀しかった。
完全に赤ん坊に情が移ってしまっていたらしく、自分で産んだ訳でもないのに、哀しくて悔しくて涙が止まらなかった。自分で産んだ子供がさらわれた母親の気分とでもいうのだろうか?
ちなみに、オレ様がその赤ん坊の姿を見たのはそれが最後だった。
その後すぐに叔母一家は姫路の方に引っ越してしまい、赤ん坊も一緒に連れて行かれてしまったのである。なんでも、叔母に新しい男が見つかったそうだ。(で、なんで姫路?)
オレが中1の時に産まれた子だから、生きていれば今はもう17、8になっている訳で…。会って一緒に酒でも飲みたい気持ちもあるが、怖くて消息も確かめられない…。
そんな訳で、オレ様は今もきっと赤ん坊のお世話が出来ると思うんだが、当時の辛すぎる思い出が蘇って号泣してしまう可能性もある訳で。
この記事を読んでいる、オレ様の赤ん坊を産みたいわーと思っているそこの貴女!
赤ん坊が産まれたら、間違いなく母親と父親の役割が逆転すると思われるのでそのつもりで!
(壁に向かって独り言を言っているような孤独感と虚無感に襲われ激しく鬱)
オレが東村山問題をハジメとして、"キ印" を酷く憎むキッカケになったトラウマ的な話である。
せっかくなのでサルベージシリーズとしてアップしてみる。
-----
2005年05月24日 オレと赤ん坊
実はオレ様には、中学生の頃に赤ん坊を育てた過去がある。
その話を説明するには、従兄弟の家庭の恥を晒さねばならんのだが、もうずっと会ってないしまあいいや。
という訳で、オレ様にはかなり眩暈のする人格をもった叔母がいる。あまりに吐き気がするので詳しいエピソードは省くが、この叔母はガチでシャレにならないバカ女であった。コイツのお陰でウチの親がどれだけ親戚中で肩身の狭い想いを(ry
それはともかく、この叔母は結婚→離婚を何度か繰り返し、その間に2人の男の子と1人の女の子を作った。その中の末っ子の男の子が産まれた時に、事件は起こったのである。
その頃、叔母の一家は離婚したばかりで、妊娠中の叔母と2人の子供の3人で暮らしていた。子供達は小学校に通い、叔母は妊娠中だというのに、せしめた慰謝料で日がなパチ屋通い。
そんなだら~っとした日々を送っていた時、叔母はパチ屋で産気づき、病院に担ぎ込まれた。そして玉のようにかわいい男の子をご出産。
それから何ヶ月かして、従兄弟から電話が入った。
「あの~、お母さんいなくなっちゃったんですけど、どうしましょう?」
どうしましょうと言われてもコチラも激しく困る。
詳しく話を聞いてみたところ、2週間ほど前にいくばくかの金を置いて忽然と姿を消してしまったらしい。生後4~5ヶ月の赤ん坊を置いたまま。
子供達だけでは赤ん坊を育てながら生活する事も出来ないので、上の2人の子には生活費を与えて自分の家から学校に通わせ、末っ子の赤ん坊はウチで引き取る事になった。
だが、ウチも自営業で両親とも夜まで大忙しだったのに加え、祖父さんが入院中だったため、母親はそのお世話もせねばならなかった。
という訳で、必然的にオレ様が赤ん坊お世話係に任命されたのである。
最初は面倒くさがったオレ様だったが、その赤ん坊はオレ様がガンガラないと生きていけない訳であり、毎日ミルクやオシメやお風呂のお世話をしていたオレ様によくなついてくれてた訳であり、気が付くとオレ様母親気分。
学校帰りに本屋で赤ん坊の本を立ち読みし、赤ちゃんマッサージなるものを知り、母親にベビーローションを買ってもらい、朝、晩と1日2回必ず赤ん坊にマッサージをしていたオレ。
レシピを教わり、家に帰るなり毎日自分で離乳食を作っていたオレ。
赤ん坊に離乳食を食べさせる時は、必ず自分の口の中で噛んで柔らかくし、それを口移しで食べさせていたオレ。
ヌンコしたオシメを取り替える際に、マメにヌンコの臭いや色、固さをチェックして、赤ん坊の健康状態をメモしてたオレ。
寝る時に1人大運動会状態の赤ん坊をあやし、何とか寝かしつけ、睡眠不足なんだけど何故か幸せ気分だったオレ。
妹が「アタシにも触らせてー」などと近づいてくる度に、「ふざけるな!子育てってのは遊びじゃねえんだよ!」と毒づき、グーパンチで追い払っていたオレ。
もう、とにかくあらゆる状況において赤ん坊優先の生活を送っていたオレ。
そんなオレ様と赤ん坊に、別れの時がやって来た。
オレ様が赤ん坊を世話し始めて10ヵ月後。いなくなった叔母がふらりと家に戻ってきたのだ。しかも、赤ん坊を引き取ります、ご迷惑かけましたの侘びの言葉でもあればまだいい。
だがしかし、この叔母から出た言葉はそんな生易しいもんじゃなかった。
「ねえ、父さん亡くなったんでしょう?遺産分けしてください。」
そう、このキチガイ叔母は、その少し前に亡くなったオレの祖父さん(ようは叔母の父親)の遺産金目当てで帰ってきたのである。
子供達の事など二の次で、とりあえず遺産金の話を切り出してきやがったのである。
さらに、1人で帰ってくればいいものを、このキチガイは何を思ったのか『事件屋』を連れてきやがったのだ。
せめてちゃんとした弁護士だのなんだのを連れてくるならまだ救いがあった。だが、事件屋というチョイスをしたという事は、とにかくぐちゃぐちゃに揉めて、面倒くさくなった相手から金をせびろうという魂胆だったのだろう。
仮にそうでないとしても、そう思われて仕方のない行動である。ていうか、一言で言えばガチでキチガイなのである。
まずは詫びろよ!テメエで好き勝手やって産んだ子供3人に頭下げろよ!ていうかお前、祖父さんの葬式にも来なかったじゃねえか!アホか!お前と血が繋がってるなんて考えたくもねえよ!とっとと沈め!埋まれ!飛び降りろ!
(…まあ、だからまともな弁護士などつかず、事件屋に依頼するしかなかったんだろうが。)
そしていい加減面倒臭くなったオレ様の父親は、遺産金を払ってやる代わりに兄妹の縁を切れと宣言。
ただ、ウチは土地持ちであり、板橋の中でもかなり地価の高い土地を無駄に広く所有しており、相続税対策などもほとんどしておらず、耳から煙が出るほど多額の相続金を現金で払わされた直後であり、こんなキチガイに遺産金などくれてやる余裕はなかった。
それでも銀行に借金してまで、キチガイ叔母に金を払った親父はカコイイ。そしてそんな親父の情がたっぷり詰まった金を、当然のような顔で受け取った叔母は心の底から憎い。醜い。マジでこの世から消えてなくなれ。
お目当ての金を受け取れた叔母は、ホクホク顔で帰っていこうとしたのだが、思い出したかのようにこう言った。
「あ、ワタシの赤ん坊も連れて帰りますから。」
いやだからキチガイ、まずは詫びろよ!
なにがさも当然の顔で「連れて帰りますから。」だ!
「連れて帰っても満足に育てられるのか?」と親父が聞くと、このキチガイはさらっとした顔でこう言ってのけた。
「ああ、保育施設に入れちゃうから。どこかいい場所しってる?」
さすがにこれにはオレ様の母親がキレた。
滅多に他人様に対して声を荒げる事のないお嬢様育ちの母親が、口からツバを飛ばしながら絶叫。「恥知らず!」「面汚し!」など、ステキなキーワードがボロボロ飛び出す展開になり、叔母は赤ん坊を連れて逃亡。
親父は「あんなでも母親は母親だから。アイツがそう言うなら思う通りにさせればいいよ。」と諦めモード。
それから半年後。
キチガイの末路はどうでもいいとして、保育施設に預けられた赤ん坊がどうしているか心配だったオレと母親は、父親に頼んでこっそり施設の様子を伺いに行く事に。
親父の車に揺られる事1時間、着いた場所はお寺の隣にある寂れた施設。
そこには下は赤ん坊から、上は中学生くらいの子供まで、身寄りのない子や、訳ありの家庭で産まれた子などが集められていた。
行ってみて分かったのだが、そこはいわゆる保育園ではなく、それこそみなしごハウスのノリだったのだ。
母子家庭だから辛いのは分かるが、それでもこの仕打ちはないんじゃないのか叔母よ…。
だったらウチに預けとけばいいじゃねえか!
アタシの子を返してよ!!
ちなみにその施設では、赤ん坊が色々と思い出すと厄介だからという理由で、呼び出してもらって抱っこしてやる事も出来ず、こっそり遠くから様子を伺う事しか許されなかった。
あの時は本当に哀しかった。
完全に赤ん坊に情が移ってしまっていたらしく、自分で産んだ訳でもないのに、哀しくて悔しくて涙が止まらなかった。自分で産んだ子供がさらわれた母親の気分とでもいうのだろうか?
ちなみに、オレ様がその赤ん坊の姿を見たのはそれが最後だった。
その後すぐに叔母一家は姫路の方に引っ越してしまい、赤ん坊も一緒に連れて行かれてしまったのである。なんでも、叔母に新しい男が見つかったそうだ。(で、なんで姫路?)
オレが中1の時に産まれた子だから、生きていれば今はもう17、8になっている訳で…。会って一緒に酒でも飲みたい気持ちもあるが、怖くて消息も確かめられない…。
そんな訳で、オレ様は今もきっと赤ん坊のお世話が出来ると思うんだが、当時の辛すぎる思い出が蘇って号泣してしまう可能性もある訳で。
この記事を読んでいる、オレ様の赤ん坊を産みたいわーと思っているそこの貴女!
赤ん坊が産まれたら、間違いなく母親と父親の役割が逆転すると思われるのでそのつもりで!
(壁に向かって独り言を言っているような孤独感と虚無感に襲われ激しく鬱)
吉野家……何がダメなのか気付け……。
あまりに不毛すぎる牛丼屋戦争が巻き起こっている昨今、そういえば板橋メタボ仲間のQTが "青吉野家" が上板橋にあると言ってた事を思い出した。

場所は東武東上線上板橋駅の1階という好立地。以前は普通の黄色(オレンジ?)吉野家だったはずなんだが、気付いたらいつの間にか "十割そば" のノボリが妙に目立つ青吉野家になっていた。

今回訪れたのは少し前だったのだが、今まさに青吉野家でも謎の値引き戦争を行っているらしい。しかし天丼とそばとはいえ、吉野家で値引きされて600円て高いよなあ。

卓上の調味料などは紅しょうがに七味と普通の吉野家と大して変わらず。しかし青吉野家ではこの他に受け取りカウンターで天かす入れ放題というサービスも付いている。オレは天かすスキーなので、これはちょっと嬉しかった。

さて肝心の牛丼だが、パっと見は言われているほどの "しょぼくれ感" は感じない。
しかしご飯の上の肉をペロっとめくってみると、一転して 「ご飯との比率がおかしくね?」 と疑問が浮かぶ。明らかにこの量の米を、これだけの肉で食べるのはキツイ。盛り方で誤魔化してただけかい!
で、味の方も残念な事に 「吉野家ってこんなんだったっけ?」 と悲しくなるようなクオリティ。なんていうか味気ない。ツユの味も 「ん?」 と思うが、それ以上に肉のそっけなさが気になった。これじゃ紅しょうがと七味をガンガンに振りかけて味を変えないと食い切れないぞ……。
オレは牛丼屋の中では吉野家とすき家が同じくらい好きだったんだけど、これは厳しいわ。今でもすき家はたまに入りたくなるけど、吉野家のこの劣化牛丼はヤバすぎるだろ。
オレが前に吉野家に行ったのって数年前なんだが、その頃はまだまだマシだったと思うんだけど、一体何がどうしてこうなった?

青吉野家の看板メニューであるお蕎麦。今回はかけで頼んで、上に天かすをジャンジャン乗せてみたんだが、これは立ち食いそばとしてまあまあだった。少なくとも牛丼の時の 「うはwww」 という "してやられた感" はなかった。
しかし、これって何が十割なんだろうか……。
まさか小麦粉十割じゃないよね……。
アラが目立だけだから、バカみたいに 「十割!」 とか言うなよ。素直に 「そば!」 と言うだけでいいじゃん。十割そばディスってんのか!?

お蕎麦とセットの天丼。これは衣が少しベシャってる点も含めて、超下世話な味で悪くなかった。思い切りジャンク路線なので、美味しい天丼が食べたいなら神保町いもや的な専門店かてんやに行くべきだが、食堂や学食で食べる天ぷら的な "ノスタルジージャンク" を求める人にはちょうどいいかも。
そばと天丼のセットに関して言えば、値段が650円と微妙に高い事を除けばまあまあ我慢どころじゃなかろうか?
しかし 「これだったら気の利いた駅そばに行くよな……」 という結論に至らなくもない。
吉野家の何がダメって、値下げで戦う以前に 「我慢できる味を出せよ」 って事だよなあ。露骨に味を落として、量も減らして、それで 「50円引き!」 とか言われてもさ……。
だったら多少高くていいからマシな物を食わせて欲しい。企業努力うんぬんより前に、「飲食業とはなんぞや?」 って部分を見直すべきだろ。
■特別付録 ゆでたまご先生のtwitterから
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私は大阪なんでなか卯が大好きで 作品中も描いてたんですが アニメ始まるときに吉野家が東映さんにキン肉マンの食べてる牛丼を吉野家にしてくれないかと打診あり当時のプロデューサーがOKしたみたいで、その時は吉野家は倒産していて 是非ともこの話しをまとめたかった
約6時間前 movatwitterから
かくして毎週キン肉マンが美味しそうに食べる牛丼にこれまで 牛丼屋にこなかった子供たちがおしよせるようになり吉野家は倒産から再建に成功、ただし吉野家はキン肉マンの番組でいちどもスポンサードしたことない タダで宣伝再建したようなものです。
約6時間前 movatwitterから
たしか吉野家がしてくれたのはバフルのときに赤坂にあった高級牛丼のタダ券三枚くれたのと 永久でタダで食えるふれこみだった どんぶりに湯飲みセット(まぁ ただで食べられなかったんだけど)
約6時間前 movatwitterから
そしてキン肉マンが29周年むかえたときお祝いの一環として集英社が吉野家に「なにかお祝いしませんか 今こそ恩返しするチャンスです」てふったところ「いや私どもはやる気はありません」と そこで手を挙げたのがすき家さんで「なか卯とうちは業務提携してます。ぜひともお祝いさせてください」
約6時間前 movatwitterから
トリビアの時も店員はゆでたまごが来るのは知っていて あの周りの客もみんな吉野家の社員だったのです。つまりみんなして私がタダで食べられないところを見ていた…悔しかったです、恩を仇で返されたとはこのことです。 だから彼らはすき家との提携の時なにもコメントだせなかったのです。
約5時間前 movatwitterから
アニメが始まった28年前当時の吉野家の人間はタダで会社再建させてもらったキン肉マンに感謝してるんです。しかし今の社員は華原朋美がはやらせたとか訳わららんこと言ってて しょうがないことなのかなと みなさんがキン肉マンでなく華原で食べにいくようになったんなら仕様がありませんが。
約5時間前 movatwitterから
吉野家が狂牛病騒ぎの時もマスコミはゆでたまごの話しを一番に取りたかったしかし集英社に全ての取材をストップさせられました。なにを言い出すかわからないからしかしすき家との提携で金で寝返った、吉野家うらぎったと聞くに絶えない言われ方をしましたので いつか真実を語りたいと思った次第です
約5時間前 movatwitterから
最後に皆さん決して吉野家さん嫌いにならないでください。今や牛丼は国民食です吉野家、すき家、なか卯、松屋、らんぷ亭などなどみんな頑張ってほしいですどこの牛丼だっていいんです。食べるときはガシガシ一心不乱に箸を動かし食べ終わったら あのブタ鼻男の顔を一瞬でも思い出してあげてください
約5時間前 movatwitterから
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吉野家……。
経営が下手でもいいから、せめて筋だけは通そう。
オレも生まれて初めて吉野家に行ったキッカケはキン肉マンだった事を思い出した。

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場所は東武東上線上板橋駅の1階という好立地。以前は普通の黄色(オレンジ?)吉野家だったはずなんだが、気付いたらいつの間にか "十割そば" のノボリが妙に目立つ青吉野家になっていた。

今回訪れたのは少し前だったのだが、今まさに青吉野家でも謎の値引き戦争を行っているらしい。しかし天丼とそばとはいえ、吉野家で値引きされて600円て高いよなあ。

卓上の調味料などは紅しょうがに七味と普通の吉野家と大して変わらず。しかし青吉野家ではこの他に受け取りカウンターで天かす入れ放題というサービスも付いている。オレは天かすスキーなので、これはちょっと嬉しかった。

さて肝心の牛丼だが、パっと見は言われているほどの "しょぼくれ感" は感じない。
しかしご飯の上の肉をペロっとめくってみると、一転して 「ご飯との比率がおかしくね?」 と疑問が浮かぶ。明らかにこの量の米を、これだけの肉で食べるのはキツイ。盛り方で誤魔化してただけかい!
で、味の方も残念な事に 「吉野家ってこんなんだったっけ?」 と悲しくなるようなクオリティ。なんていうか味気ない。ツユの味も 「ん?」 と思うが、それ以上に肉のそっけなさが気になった。これじゃ紅しょうがと七味をガンガンに振りかけて味を変えないと食い切れないぞ……。
オレは牛丼屋の中では吉野家とすき家が同じくらい好きだったんだけど、これは厳しいわ。今でもすき家はたまに入りたくなるけど、吉野家のこの劣化牛丼はヤバすぎるだろ。
オレが前に吉野家に行ったのって数年前なんだが、その頃はまだまだマシだったと思うんだけど、一体何がどうしてこうなった?

青吉野家の看板メニューであるお蕎麦。今回はかけで頼んで、上に天かすをジャンジャン乗せてみたんだが、これは立ち食いそばとしてまあまあだった。少なくとも牛丼の時の 「うはwww」 という "してやられた感" はなかった。
しかし、これって何が十割なんだろうか……。
まさか小麦粉十割じゃないよね……。
アラが目立だけだから、バカみたいに 「十割!」 とか言うなよ。素直に 「そば!」 と言うだけでいいじゃん。十割そばディスってんのか!?

お蕎麦とセットの天丼。これは衣が少しベシャってる点も含めて、超下世話な味で悪くなかった。思い切りジャンク路線なので、美味しい天丼が食べたいなら神保町いもや的な専門店かてんやに行くべきだが、食堂や学食で食べる天ぷら的な "ノスタルジージャンク" を求める人にはちょうどいいかも。
そばと天丼のセットに関して言えば、値段が650円と微妙に高い事を除けばまあまあ我慢どころじゃなかろうか?
しかし 「これだったら気の利いた駅そばに行くよな……」 という結論に至らなくもない。
吉野家の何がダメって、値下げで戦う以前に 「我慢できる味を出せよ」 って事だよなあ。露骨に味を落として、量も減らして、それで 「50円引き!」 とか言われてもさ……。
だったら多少高くていいからマシな物を食わせて欲しい。企業努力うんぬんより前に、「飲食業とはなんぞや?」 って部分を見直すべきだろ。
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私は大阪なんでなか卯が大好きで 作品中も描いてたんですが アニメ始まるときに吉野家が東映さんにキン肉マンの食べてる牛丼を吉野家にしてくれないかと打診あり当時のプロデューサーがOKしたみたいで、その時は吉野家は倒産していて 是非ともこの話しをまとめたかった
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かくして毎週キン肉マンが美味しそうに食べる牛丼にこれまで 牛丼屋にこなかった子供たちがおしよせるようになり吉野家は倒産から再建に成功、ただし吉野家はキン肉マンの番組でいちどもスポンサードしたことない タダで宣伝再建したようなものです。
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たしか吉野家がしてくれたのはバフルのときに赤坂にあった高級牛丼のタダ券三枚くれたのと 永久でタダで食えるふれこみだった どんぶりに湯飲みセット(まぁ ただで食べられなかったんだけど)
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そしてキン肉マンが29周年むかえたときお祝いの一環として集英社が吉野家に「なにかお祝いしませんか 今こそ恩返しするチャンスです」てふったところ「いや私どもはやる気はありません」と そこで手を挙げたのがすき家さんで「なか卯とうちは業務提携してます。ぜひともお祝いさせてください」
約6時間前 movatwitterから
トリビアの時も店員はゆでたまごが来るのは知っていて あの周りの客もみんな吉野家の社員だったのです。つまりみんなして私がタダで食べられないところを見ていた…悔しかったです、恩を仇で返されたとはこのことです。 だから彼らはすき家との提携の時なにもコメントだせなかったのです。
約5時間前 movatwitterから
アニメが始まった28年前当時の吉野家の人間はタダで会社再建させてもらったキン肉マンに感謝してるんです。しかし今の社員は華原朋美がはやらせたとか訳わららんこと言ってて しょうがないことなのかなと みなさんがキン肉マンでなく華原で食べにいくようになったんなら仕様がありませんが。
約5時間前 movatwitterから
吉野家が狂牛病騒ぎの時もマスコミはゆでたまごの話しを一番に取りたかったしかし集英社に全ての取材をストップさせられました。なにを言い出すかわからないからしかしすき家との提携で金で寝返った、吉野家うらぎったと聞くに絶えない言われ方をしましたので いつか真実を語りたいと思った次第です
約5時間前 movatwitterから
最後に皆さん決して吉野家さん嫌いにならないでください。今や牛丼は国民食です吉野家、すき家、なか卯、松屋、らんぷ亭などなどみんな頑張ってほしいですどこの牛丼だっていいんです。食べるときはガシガシ一心不乱に箸を動かし食べ終わったら あのブタ鼻男の顔を一瞬でも思い出してあげてください
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吉野家……。
経営が下手でもいいから、せめて筋だけは通そう。
オレも生まれて初めて吉野家に行ったキッカケはキン肉マンだった事を思い出した。

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【さだおのスパイス物語 第一部完】 本当の戦いはこれからだ!
降って湧いた謎のスパイス連載は、今回でとりあえず 「第一部完」 とさせて頂きます。
なんか段々と "義務感に駆られて作る" 的な精神状態になって来たので、それじゃ 「楽しくあるべき」 という料理の基本中の基本から外れちゃうし、ここらでちょっとお休みを入れようかなと。
その代わり、今回は今まで香取先生 やロザリー や読者の皆様にもらったアドバイスを元に全力で行くぜ!
お前らに本気のサダオを見せてやる!
なんたって今回は 実際にロザリーに食わせて感想をもらう という最大のミッションが最後にあるからな!
……というのも、先日のルチ で 「鶏肉代として日曜日に食わせろ!」 と脅迫されたんですよね。よりによって半額値引きシール付きの鶏肉で。20%OFFとかじゃなく半額の鶏肉ごときで。板橋価格からさらに半額に値下がりしている胡散臭すぎる鶏肉で。
でも "香取先生に食わせる" じゃなくて心底良かったと思っているオレがいる。ロザリーが相手なら、飲兵衛味に仕上げておけば何とかなりそうだ。
で、今回何を作るかというと、第一部最終回に相応しく、カレーの王道 「チキンカレー」 である。
ロザリーにスパイスと一緒に渡された鶏もも肉500g(※半額シール付き) を使って、今のオレが作れる最高のチキンカレーを振舞ってやろうじゃないかと。
<ホールスパイス類>
・クミン 小さじ1
・マスタードシード 小さじ1
・ローレル 2枚
・シナモン 半本
この内、クミンとマスタードシードは最初に油の中に入れて、ローレルとシナモンは煮込みの段階になってから入れます。
鶏もも肉はボールの中に入れ、塩小さじ1を揉み込み、プレーンヨーグルト(目分量) と混ぜ合せて漬け込みます。
<パウダースパイス類>
・コリアンダー 小さじ2
・ターメリック 小さじ1
・クローブ 小さじ0.5
・チリパウダー 小さじ1
・クミン 小さじ1
今回はじめてクローブを使ってみたんだけど、思い付きで独特のホワンとした甘い風味があると面白いかなと思っただけで、無くてもいいかもしれない。
適当にみじん切りした玉ねぎ中2個と、おろしたニンニク3片と生姜(ニンニクと同量くらい) を用意。
フライパンでサラダ油大さじ2を少し弱めくらいの中火で熱し、油がちょっと温まってきた頃にマスタードシードを入れる。(油の熱しすぎに注意)
しばらくしてクミンを2,3粒油の中に落としてみて、すぐに泡がついてジュワジュワと音を立てる程度の温度になったことを確認したら、残りのクミンを全部投入。
すると、このように入れた瞬間にジュワジュワジュワ~っとなるはず。
これが香取先生やロザリーの言う "スタータースパイス" とやらの作り方に違いない。確かに香りが段違いなんだもん。きっとあってる。多分あってる。恐らくあってる。大きくは外れてないはず。(自己暗示)
ちょっと香りの立ち方に注意してみて、「今が最高潮じゃねえか!?」 と思えるタイミングで玉ねぎとおろしたニンニク・生姜を投入する。
この時の注意点としては、「焦げないかな?ダイジョブかな?」 という見た目で判断するのではなく、「香りがどれだけ立ってくるか?」 という嗅覚で見定めてタイミングを計る方がいいと思う。
スパイスに熱を通せば最初から香りは立つんだけど、焦げを恐れず少し待ってみると、さらにワンランク上の香りが立ち上ってくるの。多分具材の投入タイミングはそこだと思う。
でも今回はちょっと火を通し過ぎた気がするの……。(火が強かったかも)
玉ねぎに火が通ってしんなりしてきたらトマト缶を1缶入れる。
次に水200ccを入れ、温度が上がってクツクツしだしたら、ローレルとシナモンスティックとパウダースパイスを入れる。
今回は水をちょっぴり多めに入れているので、このまま少し煮詰めます。
さてさて、同時進行で鶏肉も。
まずフライパンにサラダ油大さじ1を入れ、ヨーグルトに漬け込んだ鶏もも肉を取り出して焼いていく。(ヨーグルトは最後にカレーに入れるので、なるべく鶏肉だけを取り出すようにする)
後になって 「せっかくマスタードオイル買ったから使えば良かった!」 とも思ったが、とりあえず今回はノーマルにやってみるべきだと自己弁護。
マスタードオイルは、後日どんな香り・味になるのか実験してから実戦投入します。
鶏肉にはどうしてもヨーグルトや水分が付いてきてしまうので、それらが蒸発して焼き色が付くまで焼く。ヨーグルトに漬け込んであるので、多少しっかり火を通しても固くはならない……はず。
また、頃合いを見て胡椒をガリガリ削って振りかけておく。
鶏肉がミディアムレア~ミディアム程度に焼けたらカレーと合体!
ここで味を確認し、塩気が足りないようなら塩を足す。(今回は小さじ1.5入れました)
もうちょっと酸味が欲しかったのでレモン汁を小さじ1、マイルドさと甘い風味も加えたいのでココナッツミルクを大さじ2投入。(ココナッツミルクはお好みで大さじ4くらい入れても平気だと思う)
これらを混ぜ合せて煮込む。
このように全体的に馴染んだら完成……なんだが、スパイスの香りが弱いなと思ったら、このタイミングで(※) ガラムマサラを小さじ1~2くらい振りかけてみるといいんじゃないかと。
※個人的な意見なんだけど、ガラムマサラを入れてからわざわざ煮込むのって勿体無い気がする。せっかくこれだけスパイスを使ってるんだし、最後に香りの底上げにだけ使うと割り切らないと、何を作ってもガラムマサラ味になっちゃって面白くないと思うのよね。
そんなこんなで本日のディナー!
彼女様 作のライタと、スパイス仕立てのマッシュポテトも添えてみちゃったりして、スパイス料理を始めてから5回目の調理とは思えぬ謎のクオリティ。
しかも米はバスマティライス!
これだけ材料を揃えても、初期投資が千円札2枚くらいで済んじゃう板橋区万歳!
まさか家でこんな本格的なスパイス料理を簡単に作れるだなんて……。
エスニック・スパイス大好きカップルとしては感無量と言うしかない。
しかもこのチキンカレーってば、過去3回のカレーと比べて圧倒的にカレーとして美味い!スパイスの立ち方といい、全体的な味と風味の混ざり合い方といい、本当にお店で出て来るレベルの味だと自画自賛。むしろ店で食べるカレーとして考えても美味いんじゃないかとすら思える。
思えば初回 に見よう見真似で作ったカレーは味気なかったし、2回目 のもコレに比べちゃうとスパイスの重なり方が乱暴過ぎた。自分勝手というか、「これだけスパイス入れてるんだぜ!」 ってだけのマスターベーションというか。
それに大成功と思った3回目 のハンバーグカレーも、結局はハンバーグとの組み合わせが美味かった、もしくはハンバーグ自体が美味かっただけであって、決してスパイスを使いこなした結果というだけではなかったと思う。(悪く言えばハンバーグで誤魔化せた)
で、4回目 の鯵の干物カレーは、実験作としては上手に味をまとめられたけど、なんせ食べ辛さが酷すぎたので、あれもあれで食べる人の事を考えてないマスターベーション料理止まりだった。
それらを踏まえた上での今回のチキンカレーと。
自分で言うが、こいつは第一部入門編のフィナーレに相応しい。
ひとつ反省点だったのは、チリパウダーを入れすぎたこと。正確に言うと、チリパウダーの辛さを確認しないで入れちゃったこと。
先日買ってきたチリパウダーは、家にあるカイエンペッパーなんかよりも辛さが弱めだと思い込んでたんだけど、後になって確認してみたらカイエンペッパーと同じか、下手したらそれ以上に辛かったの……。小さじ1しか入れてないんだけど、激辛党じゃないと喜べないレベルの辛さになってしまった。
幸い当カップルは辛いの大好きなので美味しく食べれたけど、他の人が食べたらどうか少し不安。何よりこの辛さのお陰でスパイスの風味が少し消されちゃってる感じがしたのが痛かった。
しかしそんなマイナス要素を加味しても絶対にうめえ。これなら堂々とロザリーに食わせられる。聞いてみたらヤツも辛さ耐性あるみたいだし、どんな感想がもらえるか楽しみだ。
さてエブリバデ。
ここからはちょっと蛇足になるけれども、香取先生も言っていたように、カレーの醍醐味は↑↑コレ↑↑だと思うのね?
今回みたいにカレー単品だと激辛と呼んで差し支えない出来栄えでも、ライタやポテトと一緒に食べると中和できる上に、色々と風味を調節できるのよ。
言ってみれば、辛さや酸味や塩気が強すぎた!なんて失敗をしても、他の1品との合体技を駆使すればフォローが効く料理だって事だから、これってカップルや夫婦の共同作業として中々いい娯楽なんじゃないかと思う。
旦那さんがカレーを作って、奥さんが隣で適当な1品料理を作って、食べるときに2人の作った料理をそれぞれ好きなように混ぜ合せて楽しむ。
そういうのよくない?
というわけで、この記事をアップした頃にはきっとロザリーの口に入っていると思うので、まずは彼女の感想コメントを待つ。
勝負だロザリー!
もしこのチキンカレーが美味かったら、オレ様の事を今度から 「荒井さん」 もしくは 「サダオさん」 と呼べ!
二度と 「板橋デブのテンプレ」 とか 「彼女さんが飼ってる変な生き物」 とか言わせねえ!
オレ達の本当の戦いはこれからだ!
-第一部完-
サダオ先生の次回作にご期待下さい。
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なんか段々と "義務感に駆られて作る" 的な精神状態になって来たので、それじゃ 「楽しくあるべき」 という料理の基本中の基本から外れちゃうし、ここらでちょっとお休みを入れようかなと。
その代わり、今回は今まで香取先生 やロザリー や読者の皆様にもらったアドバイスを元に全力で行くぜ!
お前らに本気のサダオを見せてやる!
なんたって今回は 実際にロザリーに食わせて感想をもらう という最大のミッションが最後にあるからな!
……というのも、先日のルチ で 「鶏肉代として日曜日に食わせろ!」 と脅迫されたんですよね。よりによって半額値引きシール付きの鶏肉で。20%OFFとかじゃなく半額の鶏肉ごときで。板橋価格からさらに半額に値下がりしている胡散臭すぎる鶏肉で。
でも "香取先生に食わせる" じゃなくて心底良かったと思っているオレがいる。ロザリーが相手なら、飲兵衛味に仕上げておけば何とかなりそうだ。
で、今回何を作るかというと、第一部最終回に相応しく、カレーの王道 「チキンカレー」 である。
ロザリーにスパイスと一緒に渡された鶏もも肉500g(※半額シール付き) を使って、今のオレが作れる最高のチキンカレーを振舞ってやろうじゃないかと。
<ホールスパイス類>
・クミン 小さじ1
・マスタードシード 小さじ1
・ローレル 2枚
・シナモン 半本
この内、クミンとマスタードシードは最初に油の中に入れて、ローレルとシナモンは煮込みの段階になってから入れます。
鶏もも肉はボールの中に入れ、塩小さじ1を揉み込み、プレーンヨーグルト(目分量) と混ぜ合せて漬け込みます。
<パウダースパイス類>
・コリアンダー 小さじ2
・ターメリック 小さじ1
・クローブ 小さじ0.5
・チリパウダー 小さじ1
・クミン 小さじ1
今回はじめてクローブを使ってみたんだけど、思い付きで独特のホワンとした甘い風味があると面白いかなと思っただけで、無くてもいいかもしれない。
適当にみじん切りした玉ねぎ中2個と、おろしたニンニク3片と生姜(ニンニクと同量くらい) を用意。
フライパンでサラダ油大さじ2を少し弱めくらいの中火で熱し、油がちょっと温まってきた頃にマスタードシードを入れる。(油の熱しすぎに注意)
しばらくしてクミンを2,3粒油の中に落としてみて、すぐに泡がついてジュワジュワと音を立てる程度の温度になったことを確認したら、残りのクミンを全部投入。
すると、このように入れた瞬間にジュワジュワジュワ~っとなるはず。
これが香取先生やロザリーの言う "スタータースパイス" とやらの作り方に違いない。確かに香りが段違いなんだもん。きっとあってる。多分あってる。恐らくあってる。大きくは外れてないはず。(自己暗示)
ちょっと香りの立ち方に注意してみて、「今が最高潮じゃねえか!?」 と思えるタイミングで玉ねぎとおろしたニンニク・生姜を投入する。
この時の注意点としては、「焦げないかな?ダイジョブかな?」 という見た目で判断するのではなく、「香りがどれだけ立ってくるか?」 という嗅覚で見定めてタイミングを計る方がいいと思う。
スパイスに熱を通せば最初から香りは立つんだけど、焦げを恐れず少し待ってみると、さらにワンランク上の香りが立ち上ってくるの。多分具材の投入タイミングはそこだと思う。
でも今回はちょっと火を通し過ぎた気がするの……。(火が強かったかも)
玉ねぎに火が通ってしんなりしてきたらトマト缶を1缶入れる。
次に水200ccを入れ、温度が上がってクツクツしだしたら、ローレルとシナモンスティックとパウダースパイスを入れる。
今回は水をちょっぴり多めに入れているので、このまま少し煮詰めます。
さてさて、同時進行で鶏肉も。
まずフライパンにサラダ油大さじ1を入れ、ヨーグルトに漬け込んだ鶏もも肉を取り出して焼いていく。(ヨーグルトは最後にカレーに入れるので、なるべく鶏肉だけを取り出すようにする)
後になって 「せっかくマスタードオイル買ったから使えば良かった!」 とも思ったが、とりあえず今回はノーマルにやってみるべきだと自己弁護。
マスタードオイルは、後日どんな香り・味になるのか実験してから実戦投入します。
鶏肉にはどうしてもヨーグルトや水分が付いてきてしまうので、それらが蒸発して焼き色が付くまで焼く。ヨーグルトに漬け込んであるので、多少しっかり火を通しても固くはならない……はず。
また、頃合いを見て胡椒をガリガリ削って振りかけておく。
鶏肉がミディアムレア~ミディアム程度に焼けたらカレーと合体!
ここで味を確認し、塩気が足りないようなら塩を足す。(今回は小さじ1.5入れました)
もうちょっと酸味が欲しかったのでレモン汁を小さじ1、マイルドさと甘い風味も加えたいのでココナッツミルクを大さじ2投入。(ココナッツミルクはお好みで大さじ4くらい入れても平気だと思う)
これらを混ぜ合せて煮込む。
このように全体的に馴染んだら完成……なんだが、スパイスの香りが弱いなと思ったら、このタイミングで(※) ガラムマサラを小さじ1~2くらい振りかけてみるといいんじゃないかと。
※個人的な意見なんだけど、ガラムマサラを入れてからわざわざ煮込むのって勿体無い気がする。せっかくこれだけスパイスを使ってるんだし、最後に香りの底上げにだけ使うと割り切らないと、何を作ってもガラムマサラ味になっちゃって面白くないと思うのよね。
そんなこんなで本日のディナー!
彼女様 作のライタと、スパイス仕立てのマッシュポテトも添えてみちゃったりして、スパイス料理を始めてから5回目の調理とは思えぬ謎のクオリティ。
しかも米はバスマティライス!
これだけ材料を揃えても、初期投資が千円札2枚くらいで済んじゃう板橋区万歳!
まさか家でこんな本格的なスパイス料理を簡単に作れるだなんて……。
エスニック・スパイス大好きカップルとしては感無量と言うしかない。
しかもこのチキンカレーってば、過去3回のカレーと比べて圧倒的にカレーとして美味い!スパイスの立ち方といい、全体的な味と風味の混ざり合い方といい、本当にお店で出て来るレベルの味だと自画自賛。むしろ店で食べるカレーとして考えても美味いんじゃないかとすら思える。
思えば初回 に見よう見真似で作ったカレーは味気なかったし、2回目 のもコレに比べちゃうとスパイスの重なり方が乱暴過ぎた。自分勝手というか、「これだけスパイス入れてるんだぜ!」 ってだけのマスターベーションというか。
それに大成功と思った3回目 のハンバーグカレーも、結局はハンバーグとの組み合わせが美味かった、もしくはハンバーグ自体が美味かっただけであって、決してスパイスを使いこなした結果というだけではなかったと思う。(悪く言えばハンバーグで誤魔化せた)
で、4回目 の鯵の干物カレーは、実験作としては上手に味をまとめられたけど、なんせ食べ辛さが酷すぎたので、あれもあれで食べる人の事を考えてないマスターベーション料理止まりだった。
それらを踏まえた上での今回のチキンカレーと。
自分で言うが、こいつは第一部入門編のフィナーレに相応しい。
ひとつ反省点だったのは、チリパウダーを入れすぎたこと。正確に言うと、チリパウダーの辛さを確認しないで入れちゃったこと。
先日買ってきたチリパウダーは、家にあるカイエンペッパーなんかよりも辛さが弱めだと思い込んでたんだけど、後になって確認してみたらカイエンペッパーと同じか、下手したらそれ以上に辛かったの……。小さじ1しか入れてないんだけど、激辛党じゃないと喜べないレベルの辛さになってしまった。
幸い当カップルは辛いの大好きなので美味しく食べれたけど、他の人が食べたらどうか少し不安。何よりこの辛さのお陰でスパイスの風味が少し消されちゃってる感じがしたのが痛かった。
しかしそんなマイナス要素を加味しても絶対にうめえ。これなら堂々とロザリーに食わせられる。聞いてみたらヤツも辛さ耐性あるみたいだし、どんな感想がもらえるか楽しみだ。
さてエブリバデ。
ここからはちょっと蛇足になるけれども、香取先生も言っていたように、カレーの醍醐味は↑↑コレ↑↑だと思うのね?
今回みたいにカレー単品だと激辛と呼んで差し支えない出来栄えでも、ライタやポテトと一緒に食べると中和できる上に、色々と風味を調節できるのよ。
言ってみれば、辛さや酸味や塩気が強すぎた!なんて失敗をしても、他の1品との合体技を駆使すればフォローが効く料理だって事だから、これってカップルや夫婦の共同作業として中々いい娯楽なんじゃないかと思う。
旦那さんがカレーを作って、奥さんが隣で適当な1品料理を作って、食べるときに2人の作った料理をそれぞれ好きなように混ぜ合せて楽しむ。
そういうのよくない?
というわけで、この記事をアップした頃にはきっとロザリーの口に入っていると思うので、まずは彼女の感想コメントを待つ。
勝負だロザリー!
もしこのチキンカレーが美味かったら、オレ様の事を今度から 「荒井さん」 もしくは 「サダオさん」 と呼べ!
二度と 「板橋デブのテンプレ」 とか 「彼女さんが飼ってる変な生き物」 とか言わせねえ!
オレ達の本当の戦いはこれからだ!
-第一部完-
サダオ先生の次回作にご期待下さい。
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サダオのドキドキクッキング 「鯵の干物」 でカレーを作ってみた。
我が家の冷凍庫の中には、それはそれは大量のビンテージ品が隠れている。
特に問題なのが、去年辺りに彼女様が頂いた干物セットで、これが予想を上回る量だったため、連日干物を消費し続けたものの飽きてしまい、そのまま冷凍庫の中で忘れ去られていたのである。
今回はそんな干物を使って、美味しいカレーが作れないかチャレンジしてみようという試みだ。
とりあえず、まずは生存確認から始めなければならないので、解凍して匂いを嗅いでみる&指で押してみる。
その結果 「まだイケる!試合続行!」 というジャッジが下ったため調理開始。
とはいうものの、"干物でカレーを作る方法" なぞ検索したって引っかかるわけもなく、仕方ないので 「正誤はともかく、とりあえず何かやってみる」 といういつも通りの手法に。
まずは魚の臭みを消してくれそうなハーブと白ワインを混ぜ、そこに適当に頭を切り落として、可能な限り骨を抜いた鯵の開きをぶち込む。
悩んだ末に頭も一緒に漬け込んで焼いてしまおうと思ったのだが、これが後に悲劇を招くことになろうとは、恐らくオレ意外の誰しもが予想しているであろう。
<使ったハーブ>
オレガノ 0.5
タイム 1
コショウ 1
(量は小さじ)
+白ワイン
嫌な予感が過ぎりつつも、走り出した列車は止められないとばかりにスパイスを用意。
<使ったスパイス>
ターメリック 2
コリアンダー 2
カルダモン 2
シナモン 0.5
(量は小さじ)
ニンニク 1片
生姜 1片
(両方ともすりおろす)
フライパンに大さじ2杯くらいの油を熱し、そこに小さじ2杯ほどのクミンシードと、1本分の唐辛子をハサミで刻んだ物を投入。パチパチ弾けてくるまで弱めの火でじっくり熱を通す。
漬け込んでおいた鯵の開きを軽くほぐし、目についた骨を取り除き、クミンを炒めているフライパンに入れてじっくりと焼く。
頃合いを見てスパイス類を入れ、混ぜ合せつつとにかく焼く。
適当なタイミングでトマト缶1缶と大根おろしを入れ、ついでになんとなくローレルも入れてみる。
ちなみに大根おろしを入れた理由は 「なんとなく合いそうだから」 である。全くもって深い意味はない。
フライパンに蓋をして、中火でことこと煮焼いてみる。
……が、この時取り出すはずだった鯵の頭を取っていないことにサダオは気付かなかった。
さすがオレ。
あっという間に、何だかよくわからないゲル状の物体に……。
やっぱり半解凍状態の鯵をそのまま火にかけたら溶けるわな……。
で、この時点で 「あれ?そういえばダシを取ったら取り除こうと思ってた頭の部分や背骨の部分はどこに?」 と気付いたのだが、そんなもんスパイスの海の中に沈み込んで見えなくなっているわけでございまして。
仕方ないので見て見ぬふりをしてそのまま調理続行してみた。
さすがオレ。
何も問題はなかったと自分を納得させ、当初の予定通りニョクマムで風味付けしつつ塩気を足す。
続いて酸味もイマイチ足りなかったので、ヨーグルト(大さじ2)とポン酢(大さじ1)も入れてみる。
今回はターメリックライスの中にバター1片と塩ひとつまみ、そしてローレルとシナモンを入れてみた。
ちなみにシナモンは調味料置き場にスティックタイプの物があったので、それを入れようと思ったのだが、1本では明らかに多そうだったため半分くらいに折ろうとしたところ、力を入れすぎたのか粉々に砕けてしまってサダオ涙目。
だが 「口に当たったら出せばいいじゃん!」 とポジティブシンキンでGO!
……なんか雲行き怪しくね?
しかし完成して器に盛ってみるとそれなりに "ありそう" な見栄えなんですよ!
家の近所のバングラ料理屋でこんな見た目のカレーを食べた気がする!
恐る恐る一口舐めてみると、これが予想以上にうめえ!
鯵の干物の風味とスパイスの風味が立ちつつ、ニョクマムの風味も自己主張してて、さらに爽やかな酸味も加わっており、思った以上にしっかりまとまっていらっしゃる。
さらに干物を使ったからか、噛むとギュ~っと魚の旨味と塩気が出て来て、それが塩辛くなりすぎずベストな状態で安定してくれる。
それにしても、今回何気なくポン酢を入れてみてわかったけど、和の柑橘系の香りや酸味ってスパイスによく合うんだねえ。(沼袋たんどーる の梅干カレーは奇をてらっているどころか理に適っているんだと思った)
だがしかし!
このカレーは味だけ考えたら成功に思えるが、それを吹き飛ばすほどの欠点があるのだ!
もうお分かりかもしれませんが、骨が多すぎます……。
なんかもうね、食べてて次から次へと骨が口に刺さってね。カレーってのは勢いよく 「が~!」 っと食べたいじゃん?それがものすごく邪魔されるの。
味は素晴らしいのになんてこったい……。
仕方ないので、ちょっと残ってたハンバーグカレーを温め直して心を落ち着かせてみた。このハンバーグカレーうめーなあ……。
<今日の敗因>
料理は失敗してナンボである。
というわけで、今回は味付けには何ら問題なかった。ダメダメだったのは食べやすく仕上げるためのアイデアがなさすぎた事である。
まず干物にされた魚を使うならば、しっかり焼いてから骨を抜いて、その上でスパイスと混ぜ合せて使うべきだと思った。火を通す前に骨を抜こうと思っても難しいし、面倒でも 「焼き上げてから」 という一手間を惜しむべきじゃなかったなと。(焼けば香ばしさも出るだろうし)
干物をチョイスしたこと自体は間違ってなかったと思うので、次回は処理の方法をよく考えてリベンジしてみる。(干物とニョクマムとスパイスの組み合わせは我ながら大正解だったと思う)
「発想はいいけどツメが甘い」 という、いつものオレクオリティが炸裂してしまいましたな。
そういえば魚カレーといえば、まだマイケルさんが生きてた頃のルチ で食べた "バングラの川魚カレー" が凄く美味しかったんだよなあ。
今になってマイケルさんの我流カレーがいかに凄かったかよくわかる。
ルチは作る人によってクオリティに大きな差が出る厄介な店だったけど、"本気マイケル" に当たった時の破壊力はトンデモなかった。
あの板橋じゃなきゃ許されない安定しなさっぷりも含めて、良くも悪くも普通じゃ有り得ない店だったんだろうねえ。
■オマケ
自宅近所にある、ルチのジャヒドさんの奥さんが経営しているエスニック食材店で、足りていなかったスパイス類を買い込んでみた。
・ココナッツミルク
・マスタードオイル
・マスタードシード
・クミンシード
・チリパウダー
・バスマティライス(インドの細長い米)
さすが板橋というべきなのか、どれもこれも300円~400円程度なので買い易いのなんの。
さらに……
ロザリーに呼び出されてルチに行ったところ、これらの品を渡された。
・コリアンダーのホール
・パンチホロン
・鶏もも500g(お買い得シール付)
パンチホロン(ルチのジャヒドさんはパンチプルンと呼んでいた) は、いくつかのスパイスを調合した五香粉のようなもの。
調べてみたら、内容はフェヌグリーク・クミンシード・フェンネル・ブラッククミン・マスタードシードといった感じで、ジャヒドさんいわく 「魚のカレーを作るならこれを使えばいいデスヨ」 とのこと。(パンチってのが5という意味だそうな)
今までホール状のスパイスが殆どなかったので、自分で買い足した分と合わせてかなり充実したなあ。
ついでにロザリー がタッパーに入ったカレーをくれた。
なんでも彼女がチャチャっと有り合わせで作った物らしく、「これを参考にしてご覧なさい!」 という挑戦状なんだか、超世代軍の前に立ちはだかるジャンボ鶴田なんだかといった存在である。
そしてカレーの入ったタッパーを片手に、白ワインをグビグビ煽りながら、ロザリーが延々と愚痴のような説教を繰り返すわけで。
<以下ロザリーの愚痴>
「アタシでも香取先生にあんなに丁寧に教えてもらった事はない!」
「先生がアンタのとこにわざわざ書き込むなんて!キー!」
「香取先生はあちこちのスパイス料理屋で師匠と崇められているような人なんだからね!」
<以下ロザリーのワンポントアドバイス>
「スパイスは何種類も入れると特徴を消し合ってマイルドになっちゃうのよ。」
「だからスパイスの立ったカレーを作りたいなら、3~4種類に絞って入れた方がいいの。」
「アタシの作ったそのチキンカレーも、スパイスは4種類しか使ってないわ。」
そしてジャヒドさんも合間合間にアドバイスをくれた。
<ジャヒドアドバイス>
「私の鯖カレー(※)もパンチプルンとチリパウダーしか入れてないですよ。」
「私たちもスパイスの種類はそんなに使わない。ターメリックとクミンだけとか、材料に合わせて少ないスパイスで香りをつけます。」
※ジャヒド作の鯖カレーを食べながら話を聞いてたんだけど、これが冗談みたいに美味かった。
オレは思った。
スパイス料理を自分で作りたい奴は、みんな板橋に引越してこい。
これだけバングラ人やネパール人が多くて、みんなお人好しで、彼らの経営する食材店や飲食店が豊富にあるんだから、言ってみれば "辺り一面先生だらけ" じゃねえか……。
分からない事があったら、ちょっとその辺のバングラ人に聞きに行けばいいんだし、ロザリーという最終兵器もいるし、バングラ・南インド・ネパール……と国の違う人のカレーを食べ比べて違いを学ぶことも可能だし、何より板橋だから何をするにも安上がりだし、こりゃ嫌でも上達するわなあ。
板橋に住み続ける限り、カレー作りってのは最高の趣味かもしれない。
問題が、ルチでの食事も含めて6~7食連続でカレーを食べてることか。(なんだか無性にお蕎麦が食べたい……)
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特に問題なのが、去年辺りに彼女様が頂いた干物セットで、これが予想を上回る量だったため、連日干物を消費し続けたものの飽きてしまい、そのまま冷凍庫の中で忘れ去られていたのである。
今回はそんな干物を使って、美味しいカレーが作れないかチャレンジしてみようという試みだ。
とりあえず、まずは生存確認から始めなければならないので、解凍して匂いを嗅いでみる&指で押してみる。
その結果 「まだイケる!試合続行!」 というジャッジが下ったため調理開始。
とはいうものの、"干物でカレーを作る方法" なぞ検索したって引っかかるわけもなく、仕方ないので 「正誤はともかく、とりあえず何かやってみる」 といういつも通りの手法に。
まずは魚の臭みを消してくれそうなハーブと白ワインを混ぜ、そこに適当に頭を切り落として、可能な限り骨を抜いた鯵の開きをぶち込む。
悩んだ末に頭も一緒に漬け込んで焼いてしまおうと思ったのだが、これが後に悲劇を招くことになろうとは、恐らくオレ意外の誰しもが予想しているであろう。
<使ったハーブ>
オレガノ 0.5
タイム 1
コショウ 1
(量は小さじ)
+白ワイン
嫌な予感が過ぎりつつも、走り出した列車は止められないとばかりにスパイスを用意。
<使ったスパイス>
ターメリック 2
コリアンダー 2
カルダモン 2
シナモン 0.5
(量は小さじ)
ニンニク 1片
生姜 1片
(両方ともすりおろす)
フライパンに大さじ2杯くらいの油を熱し、そこに小さじ2杯ほどのクミンシードと、1本分の唐辛子をハサミで刻んだ物を投入。パチパチ弾けてくるまで弱めの火でじっくり熱を通す。
漬け込んでおいた鯵の開きを軽くほぐし、目についた骨を取り除き、クミンを炒めているフライパンに入れてじっくりと焼く。
頃合いを見てスパイス類を入れ、混ぜ合せつつとにかく焼く。
適当なタイミングでトマト缶1缶と大根おろしを入れ、ついでになんとなくローレルも入れてみる。
ちなみに大根おろしを入れた理由は 「なんとなく合いそうだから」 である。全くもって深い意味はない。
フライパンに蓋をして、中火でことこと煮焼いてみる。
……が、この時取り出すはずだった鯵の頭を取っていないことにサダオは気付かなかった。
さすがオレ。
あっという間に、何だかよくわからないゲル状の物体に……。
やっぱり半解凍状態の鯵をそのまま火にかけたら溶けるわな……。
で、この時点で 「あれ?そういえばダシを取ったら取り除こうと思ってた頭の部分や背骨の部分はどこに?」 と気付いたのだが、そんなもんスパイスの海の中に沈み込んで見えなくなっているわけでございまして。
仕方ないので見て見ぬふりをしてそのまま調理続行してみた。
さすがオレ。
何も問題はなかったと自分を納得させ、当初の予定通りニョクマムで風味付けしつつ塩気を足す。
続いて酸味もイマイチ足りなかったので、ヨーグルト(大さじ2)とポン酢(大さじ1)も入れてみる。
今回はターメリックライスの中にバター1片と塩ひとつまみ、そしてローレルとシナモンを入れてみた。
ちなみにシナモンは調味料置き場にスティックタイプの物があったので、それを入れようと思ったのだが、1本では明らかに多そうだったため半分くらいに折ろうとしたところ、力を入れすぎたのか粉々に砕けてしまってサダオ涙目。
だが 「口に当たったら出せばいいじゃん!」 とポジティブシンキンでGO!
……なんか雲行き怪しくね?
しかし完成して器に盛ってみるとそれなりに "ありそう" な見栄えなんですよ!
家の近所のバングラ料理屋でこんな見た目のカレーを食べた気がする!
恐る恐る一口舐めてみると、これが予想以上にうめえ!
鯵の干物の風味とスパイスの風味が立ちつつ、ニョクマムの風味も自己主張してて、さらに爽やかな酸味も加わっており、思った以上にしっかりまとまっていらっしゃる。
さらに干物を使ったからか、噛むとギュ~っと魚の旨味と塩気が出て来て、それが塩辛くなりすぎずベストな状態で安定してくれる。
それにしても、今回何気なくポン酢を入れてみてわかったけど、和の柑橘系の香りや酸味ってスパイスによく合うんだねえ。(沼袋たんどーる の梅干カレーは奇をてらっているどころか理に適っているんだと思った)
だがしかし!
このカレーは味だけ考えたら成功に思えるが、それを吹き飛ばすほどの欠点があるのだ!
もうお分かりかもしれませんが、骨が多すぎます……。
なんかもうね、食べてて次から次へと骨が口に刺さってね。カレーってのは勢いよく 「が~!」 っと食べたいじゃん?それがものすごく邪魔されるの。
味は素晴らしいのになんてこったい……。
仕方ないので、ちょっと残ってたハンバーグカレーを温め直して心を落ち着かせてみた。このハンバーグカレーうめーなあ……。
<今日の敗因>
料理は失敗してナンボである。
というわけで、今回は味付けには何ら問題なかった。ダメダメだったのは食べやすく仕上げるためのアイデアがなさすぎた事である。
まず干物にされた魚を使うならば、しっかり焼いてから骨を抜いて、その上でスパイスと混ぜ合せて使うべきだと思った。火を通す前に骨を抜こうと思っても難しいし、面倒でも 「焼き上げてから」 という一手間を惜しむべきじゃなかったなと。(焼けば香ばしさも出るだろうし)
干物をチョイスしたこと自体は間違ってなかったと思うので、次回は処理の方法をよく考えてリベンジしてみる。(干物とニョクマムとスパイスの組み合わせは我ながら大正解だったと思う)
「発想はいいけどツメが甘い」 という、いつものオレクオリティが炸裂してしまいましたな。
そういえば魚カレーといえば、まだマイケルさんが生きてた頃のルチ で食べた "バングラの川魚カレー" が凄く美味しかったんだよなあ。
今になってマイケルさんの我流カレーがいかに凄かったかよくわかる。
ルチは作る人によってクオリティに大きな差が出る厄介な店だったけど、"本気マイケル" に当たった時の破壊力はトンデモなかった。
あの板橋じゃなきゃ許されない安定しなさっぷりも含めて、良くも悪くも普通じゃ有り得ない店だったんだろうねえ。
■オマケ
自宅近所にある、ルチのジャヒドさんの奥さんが経営しているエスニック食材店で、足りていなかったスパイス類を買い込んでみた。
・ココナッツミルク
・マスタードオイル
・マスタードシード
・クミンシード
・チリパウダー
・バスマティライス(インドの細長い米)
さすが板橋というべきなのか、どれもこれも300円~400円程度なので買い易いのなんの。
さらに……
ロザリーに呼び出されてルチに行ったところ、これらの品を渡された。
・コリアンダーのホール
・パンチホロン
・鶏もも500g(お買い得シール付)
パンチホロン(ルチのジャヒドさんはパンチプルンと呼んでいた) は、いくつかのスパイスを調合した五香粉のようなもの。
調べてみたら、内容はフェヌグリーク・クミンシード・フェンネル・ブラッククミン・マスタードシードといった感じで、ジャヒドさんいわく 「魚のカレーを作るならこれを使えばいいデスヨ」 とのこと。(パンチってのが5という意味だそうな)
今までホール状のスパイスが殆どなかったので、自分で買い足した分と合わせてかなり充実したなあ。
ついでにロザリー がタッパーに入ったカレーをくれた。
なんでも彼女がチャチャっと有り合わせで作った物らしく、「これを参考にしてご覧なさい!」 という挑戦状なんだか、超世代軍の前に立ちはだかるジャンボ鶴田なんだかといった存在である。
そしてカレーの入ったタッパーを片手に、白ワインをグビグビ煽りながら、ロザリーが延々と愚痴のような説教を繰り返すわけで。
<以下ロザリーの愚痴>
「アタシでも香取先生にあんなに丁寧に教えてもらった事はない!」
「先生がアンタのとこにわざわざ書き込むなんて!キー!」
「香取先生はあちこちのスパイス料理屋で師匠と崇められているような人なんだからね!」
<以下ロザリーのワンポントアドバイス>
「スパイスは何種類も入れると特徴を消し合ってマイルドになっちゃうのよ。」
「だからスパイスの立ったカレーを作りたいなら、3~4種類に絞って入れた方がいいの。」
「アタシの作ったそのチキンカレーも、スパイスは4種類しか使ってないわ。」
そしてジャヒドさんも合間合間にアドバイスをくれた。
<ジャヒドアドバイス>
「私の鯖カレー(※)もパンチプルンとチリパウダーしか入れてないですよ。」
「私たちもスパイスの種類はそんなに使わない。ターメリックとクミンだけとか、材料に合わせて少ないスパイスで香りをつけます。」
※ジャヒド作の鯖カレーを食べながら話を聞いてたんだけど、これが冗談みたいに美味かった。
オレは思った。
スパイス料理を自分で作りたい奴は、みんな板橋に引越してこい。
これだけバングラ人やネパール人が多くて、みんなお人好しで、彼らの経営する食材店や飲食店が豊富にあるんだから、言ってみれば "辺り一面先生だらけ" じゃねえか……。
分からない事があったら、ちょっとその辺のバングラ人に聞きに行けばいいんだし、ロザリーという最終兵器もいるし、バングラ・南インド・ネパール……と国の違う人のカレーを食べ比べて違いを学ぶことも可能だし、何より板橋だから何をするにも安上がりだし、こりゃ嫌でも上達するわなあ。
板橋に住み続ける限り、カレー作りってのは最高の趣味かもしれない。
問題が、ルチでの食事も含めて6~7食連続でカレーを食べてることか。(なんだか無性にお蕎麦が食べたい……)
オートモッドのジュネ兄さんを力いっぱい応援中
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