人参とツナのサラダ スパイスバージョン
以前紹介した人参とツナのサラダ
が好評だった事に気を良くし、調子に乗ってアレンジバージョンをご提案してみたりなんかしちゃったりする。
基本的な作り方や分量は前回を参考にして欲しいんだが、今回のテーマは……
『嫌われ者をメイン食材に使って美味いもんを作る』
である!
大丈夫、スパイスまみれにしちまえばクセのある食材も気にならなくなるから!
今回は 「嫌われ者食材」 の代表格として、人参の他にピーマンにも参戦していただく。
まずは人参とピーマンを千切りにして、小さじ1杯程度の塩を揉み込んで数分放置。
人参ってそれほど水が出る野菜には思えないが、絞ってみるとジャージャー水が出る。後々の事を考え、水っぽくならないように、ある程度はキッチリ絞っておきたいのだが、絞り過ぎると栄養分まで出て行ってしまいそうで怖い。(塩梅は各自の判断に任す!)
※人参の風味が苦手な人は、この手順の時に (栄養分の事を忘れて) 力いっぱい絞っておくといいです
お次はドレッシング作り。ドレッシングといっても、基本は 【オリーブオイル大さじ2・塩少々・醤油大さじ1】 を混ぜ合わせるだけ。
また、今回はスパイスを使うので、それに合わせて通常のニンニクに加え、生姜も摩り下ろしてみた。
これらを満遍なく混ぜ合わせたら次の工程へ。
コリアンダーシード・クミンシードをフライパンで乾煎りし、香ばしい香りが立ち昇って来たら火を止めて熱を取る。それをミルに入れてガリガリとパウダー状に挽く。(熱々のまま挽くとミルが壊れる可能性があるので注意)
水を切った野菜を大きめの耐熱ボールに入れ、それにドレッシングと挽いたスパイスとを混ぜ込んでいく。
よ~く混ざったらラップをかけ、30秒~1分ほど電子レンジで加熱する。
味の仕上げはタマリンドの酸味とツナ缶で。
タマリンドは水かぬるま湯に入れて、果肉と種を分離させるように揉みつつ溶かす。使うのは水に溶けた果肉部分だけなので、種や皮はこすか取り除くかすること。
また、タマリンドが普通に常備してある日本人家庭なんざ滅多にないだろうから、なければレモン汁でもライム汁でも構わない。
ただ、より 「らしい」 味になるのは
【 タマリンド >> ライム汁 >> レモン汁 】
の順である。
レンジでの加熱が終わったら、そこにタマリンド汁(酸味を加える汁) と油を切ったツナを入れ、これまたよ~~く混ぜ合せる。
味を確かめてみて、塩・醤油などで塩分を調整したらひとまず完成。
すぐに食べてもいいが、前回のレシピと同様に、これも何時間か冷蔵庫で冷やして馴染ませた方が美味しいと思う。
「嫌われ者ばかりのスパイシー人参サラダ」 の完成!
さて、ここで 「考え方」 のご指南。
この人参サラダのレシピを思い付いたキッカケはチャトニーである。チャトニーとは、早い話がインド風のつけダレ(ソース) だ。
以前紹介したタンドリー風チキン の記事に作り方を書いたが、例えばグリーンチャトニーであれば、【たっぷりのコリアンダーリーフ + ニンニク + レモン汁 (orライム汁 orタマリンド汁) + 塩少々 + 唐辛子少々】 をミキサーに入れてかき混ぜるだけと超簡単。
一切火を使わないので、コリアンダーリーフやニンニクのインパクトのある香りがそのまま残り、料理にちょっと付けるだけで一気にスパイシー味になるのである。(例えば中国式の水餃子をこれで食べると、ネパール餃子のモモに化ける)
このチャトニーの発想を元に、なるべく火を入れず、インパクトのある香りを残し、さらに野菜のシャキシャキ感も楽しめるようにしたのが、前回紹介した人参とツナのサラダ だ。
そう考えると、今回のスパイスまみれバージョンは先祖返りであるとも言え、スパイス料理(カレー等) に限らず、様々な料理との相性がとても良い。
例えば、ウィンナーとネギ程度のシンプル炒めご飯の脇にこいつを添えておくと、一緒に食べると違和感なくカレーピラフ的な味わいに変化するのである。(基本となる人参とツナのサラダよりも、さらに付け合せ向きのサラダだと言えるかも)
元が超シンプルなので、アイデア次第でまだまだ化ける可能性があるので、人参が安い時は買い込んでおくといいんじゃないかと。(冷蔵庫に入れておけば1週間くらいはもちます)
■初心者用 超基本手順
<油にスパイスの香りを移す=スタータースパイス>
1.何らかの油を底の深いフライパンか鍋に敷き、中火程度で温める(サラダ油が無難)
2.油が温まったら種状のスパイス(ホールスパイス) を必要量入れる
3.充分に熱してスパイスの香りを立たせ、なおかつ焦げ付く前にみじん切りの玉ねぎを入れてスパイスと絡める(クミンやマスタードなどは丁度いい頃合いでパチパチ弾けるので目安になる)
4.玉ねぎが透き通ってしんなりするまで炒め、必要ならばニンニクやショウガも入れる
<香りと刺激を決める>
5.ターメリックを入れて残っている油と絡めていく
6.火を通す必要がある具材を入れて炒める
7.コリアンダー・クミン・カルダモン・シナモンなどの香りを出すパウダースパイスと、唐辛子(粉)やブラックペッパーといった辛味(刺激) を出すスパイスを入れる
<仕上げ>
8.ざく切りにした生トマトかトマト缶を入れて火を通す(粘度が出るまでしっかり火を通す)
9.必要ならば分量分の水を入れて少し煮込む
10.塩で味を調整し、最後にガラムマサラを振りかけて香りを強調したら完成(※スパイスの中には火を入れ続けると香りが飛ぶものがあるので、最後に補強してやる必要がある)
■初心者用記事
スパイス料理を始めてみようという方は、まずはこれらの記事から読んでください。
・その1【スパイス初心者専用】 スパイス活用の基本的な考え方
基本中の基本となる情報をまとめてます。
・その2(失敗のリカバリー方法として流用できる) 大根と白菜と手羽元のスープカレー
もし失敗してしまった時はこの記事を読んでリカバーしてね。
・その3 香取薫氏、スパイス業界に対して吠える!
スパイスの名称について初心者が最初に知っておくべきお話。
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基本的な作り方や分量は前回を参考にして欲しいんだが、今回のテーマは……
『嫌われ者をメイン食材に使って美味いもんを作る』
である!
大丈夫、スパイスまみれにしちまえばクセのある食材も気にならなくなるから!
今回は 「嫌われ者食材」 の代表格として、人参の他にピーマンにも参戦していただく。
まずは人参とピーマンを千切りにして、小さじ1杯程度の塩を揉み込んで数分放置。
人参ってそれほど水が出る野菜には思えないが、絞ってみるとジャージャー水が出る。後々の事を考え、水っぽくならないように、ある程度はキッチリ絞っておきたいのだが、絞り過ぎると栄養分まで出て行ってしまいそうで怖い。(塩梅は各自の判断に任す!)
※人参の風味が苦手な人は、この手順の時に (栄養分の事を忘れて) 力いっぱい絞っておくといいです
お次はドレッシング作り。ドレッシングといっても、基本は 【オリーブオイル大さじ2・塩少々・醤油大さじ1】 を混ぜ合わせるだけ。
また、今回はスパイスを使うので、それに合わせて通常のニンニクに加え、生姜も摩り下ろしてみた。
これらを満遍なく混ぜ合わせたら次の工程へ。
コリアンダーシード・クミンシードをフライパンで乾煎りし、香ばしい香りが立ち昇って来たら火を止めて熱を取る。それをミルに入れてガリガリとパウダー状に挽く。(熱々のまま挽くとミルが壊れる可能性があるので注意)
水を切った野菜を大きめの耐熱ボールに入れ、それにドレッシングと挽いたスパイスとを混ぜ込んでいく。
よ~く混ざったらラップをかけ、30秒~1分ほど電子レンジで加熱する。
味の仕上げはタマリンドの酸味とツナ缶で。
タマリンドは水かぬるま湯に入れて、果肉と種を分離させるように揉みつつ溶かす。使うのは水に溶けた果肉部分だけなので、種や皮はこすか取り除くかすること。
また、タマリンドが普通に常備してある日本人家庭なんざ滅多にないだろうから、なければレモン汁でもライム汁でも構わない。
ただ、より 「らしい」 味になるのは
【 タマリンド >> ライム汁 >> レモン汁 】
の順である。
レンジでの加熱が終わったら、そこにタマリンド汁(酸味を加える汁) と油を切ったツナを入れ、これまたよ~~く混ぜ合せる。
味を確かめてみて、塩・醤油などで塩分を調整したらひとまず完成。
すぐに食べてもいいが、前回のレシピと同様に、これも何時間か冷蔵庫で冷やして馴染ませた方が美味しいと思う。
「嫌われ者ばかりのスパイシー人参サラダ」 の完成!
さて、ここで 「考え方」 のご指南。
この人参サラダのレシピを思い付いたキッカケはチャトニーである。チャトニーとは、早い話がインド風のつけダレ(ソース) だ。
以前紹介したタンドリー風チキン の記事に作り方を書いたが、例えばグリーンチャトニーであれば、【たっぷりのコリアンダーリーフ + ニンニク + レモン汁 (orライム汁 orタマリンド汁) + 塩少々 + 唐辛子少々】 をミキサーに入れてかき混ぜるだけと超簡単。
一切火を使わないので、コリアンダーリーフやニンニクのインパクトのある香りがそのまま残り、料理にちょっと付けるだけで一気にスパイシー味になるのである。(例えば中国式の水餃子をこれで食べると、ネパール餃子のモモに化ける)
このチャトニーの発想を元に、なるべく火を入れず、インパクトのある香りを残し、さらに野菜のシャキシャキ感も楽しめるようにしたのが、前回紹介した人参とツナのサラダ だ。
そう考えると、今回のスパイスまみれバージョンは先祖返りであるとも言え、スパイス料理(カレー等) に限らず、様々な料理との相性がとても良い。
例えば、ウィンナーとネギ程度のシンプル炒めご飯の脇にこいつを添えておくと、一緒に食べると違和感なくカレーピラフ的な味わいに変化するのである。(基本となる人参とツナのサラダよりも、さらに付け合せ向きのサラダだと言えるかも)
元が超シンプルなので、アイデア次第でまだまだ化ける可能性があるので、人参が安い時は買い込んでおくといいんじゃないかと。(冷蔵庫に入れておけば1週間くらいはもちます)
■初心者用 超基本手順
<油にスパイスの香りを移す=スタータースパイス>
1.何らかの油を底の深いフライパンか鍋に敷き、中火程度で温める(サラダ油が無難)
2.油が温まったら種状のスパイス(ホールスパイス) を必要量入れる
3.充分に熱してスパイスの香りを立たせ、なおかつ焦げ付く前にみじん切りの玉ねぎを入れてスパイスと絡める(クミンやマスタードなどは丁度いい頃合いでパチパチ弾けるので目安になる)
4.玉ねぎが透き通ってしんなりするまで炒め、必要ならばニンニクやショウガも入れる
<香りと刺激を決める>
5.ターメリックを入れて残っている油と絡めていく
6.火を通す必要がある具材を入れて炒める
7.コリアンダー・クミン・カルダモン・シナモンなどの香りを出すパウダースパイスと、唐辛子(粉)やブラックペッパーといった辛味(刺激) を出すスパイスを入れる
<仕上げ>
8.ざく切りにした生トマトかトマト缶を入れて火を通す(粘度が出るまでしっかり火を通す)
9.必要ならば分量分の水を入れて少し煮込む
10.塩で味を調整し、最後にガラムマサラを振りかけて香りを強調したら完成(※スパイスの中には火を入れ続けると香りが飛ぶものがあるので、最後に補強してやる必要がある)
■初心者用記事
スパイス料理を始めてみようという方は、まずはこれらの記事から読んでください。
・その1【スパイス初心者専用】 スパイス活用の基本的な考え方
基本中の基本となる情報をまとめてます。
・その2(失敗のリカバリー方法として流用できる) 大根と白菜と手羽元のスープカレー
もし失敗してしまった時はこの記事を読んでリカバーしてね。
・その3 香取薫氏、スパイス業界に対して吠える!
スパイスの名称について初心者が最初に知っておくべきお話。
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