『Ｇ・ＤＥＦＥＮＤ　⑬』

森本秀先生の超長編ＢＬマンガ。

ある日、国会警備隊に査察委員長の宮沢っていう人物がやってきて、なぜかこの宮沢が来た日に限ってシャンデリアが落下してくるわ、コンピュータがクラッシュしまくるわ、スプリンクラーが誤作動を起こすわ、んなアホな的な事故が多発。しかもこの伏線は回収されない。だからとくに意味はない、ただのアクシデントっぽい（起こりすぎ！笑）。

で、この宮沢っていう人物が、実は元国会警備隊員で、運悪く爆発事故で片足を失って引退していたという過去が明らかに。しかも、運が強くて仲間たちにも慕われている現隊長の石川に嫉妬していて、国会警備隊を変革しようとしていて、事故が起こるたびに隊長の石川にいちゃもんつけてくる。

で、まあ立て続けの不運のなかでも、委員会を狙った爆破テロだけは唯一犯人がいたんだけど、でもあの～、言っちゃあなんだけど、そもそもすべての元凶はこの宮沢で、行く先々で不運を引き寄せる最凶トラブルメイカー的な人物なので、そもそもこの宮沢が引き寄せなかったらすべての事故や事件は起こらなかったんじゃないの？という疑惑がどうしても（←心の声、笑）。

というふうに、心のツッコミを入れながら読むのが、愛すべき少女マンガ的ご都合主義の楽しみ方なのです。