『G・DEFEND　１１』

森本秀先生のBL超長編マンガ。

今回は平和を取り戻した国会警備隊、だんだん平和ボケになっていく隊員たちを叱咤激励するために、サプライズで演習を企画する石川教官。そしたら演習中に、本物のテロリストが乗り込んできて…！！ちゅう話なんだけど、はじめからなんかおかしいんだよねぇ、本物のテロリストの襲撃に遭った割には誰も死にゃあせんし（おっと、これはネタバレか笑）。

で、まあそれがどこに帰結するかって言ったら、主人公の石川教官のことをみんながもっと好き好き大好きになるっていうお決まりパターンなので、安心して読める。

後半は、ロスからやってきた研修員のグレイと二人でデートすることになっちゃった石川教官。SPの岩瀬がついてくるっていうのを、どうしても拒否します。なぜなら石川教官、岩瀬といっしょのペアリングをなくしてしまい、岩瀬に知られないうちにこっそり同じモノを、デートのついでに買いに行こうと目論んでいたから。

しかーし、少女マンガに出てくるカップルの、トラブルの原因って、だいたいミスコミュニケーションなんですよね。各々の勝手な思考と行動と早とちり、誤解に誤解を生ませる、これがドラマの基本なのですね！トラブルなんてはじめからないところにトラブルをねつ造するのがポイント、と。『G DEFEND』は本当に、こういう少女マンガ的鉄則の勉強になるな～！（←いつか自給自足する気まんまんだから、笑）