『低収入新婚夫婦の月12万円生活』

いしいまきさんのコミックエッセイ。

二人とも低収入のフリーランス。そんな二人が結婚したら、夫は節約のプロだった！

低収入でもめげずにやっていく、細かい生活の工夫が書かれていて、とくに家計簿や財布、お金周りのことなど、どんなことにも「なぜなら…」と、実践と試行錯誤に裏打ちされた根拠があって、説得力がある！私はお金を人格化する癖があって、どんなに小さい金額でもここまで目をかけてもらえたら、いしい家のお金たちはずいぶん居心地がよいのではないか…と思ったりした。

結婚するということは、理解と妥協の連続である。とくに一人暮らしが長いと、これお互いに対する愛情がないと相当むずかしい。しかし「心のうるおいは人それぞれ。わからなくても否定しないことが大事よね」と、明るくサッパリ受け入れるいしいさん。「これが愛情」だと思う事って人によって違うけど、この心構え大事だな～と、いつか誰かと一緒になったときの予習もひそかにした。

ではここで、私が気に入った節約術をメモ。

①小松菜は根っこを水につけておくと再生する

②安いそばでも何度も冷水で洗うことで劇的においしくなる

知らんかった～。こりゃぜひやってみよ。

いつだって、大事なのは生きていくことで、その方法はお金が発生することでも、そうでなくても、どんな形でもいいはず。節約とは、もはや立派な労働といってもいい。しかも工夫次第で楽しくできる！となれば、労働と娯楽が一緒の人生って、最強じゃないですか!?