水谷緑さんのコミックエッセイ。


なぜ男に対して自然体でいられなくなってしまったのかを、子供のころから丹念に振り返る水谷さん。もう、読んでて具合の悪くなるような思い出が満載で、これで男と仲良くしろっていうほうが無理だよ。選ばれないこと、評価にさらされること、性的対象にされることを積み重ね、自分の体や心に対する無力感を育ててしまうのつらい。


しかし水谷さんは知りたいと思うのです、男っていうのはいったい何なのか。何を考えているのか。で、その答えを求めて少女マンガを読むっていう、いちばんやっちゃいかんやつを(笑)。わ、わかる~!!この世は、少女マンガで男を知った女と、AVで女を知った男が繰り広げる悲劇、いや喜劇なのか?


で、まあそれは思春期の誰でもあるあるだけど、大人になって、専門家や、男に、聞きに行ったりするわけです。そしたらなんと、男が男のことを知らないじゃないですか!ていうか自分のことなんて、知りたくない?そして、男のほうの生きづらさを知り、結婚・妊娠を経て、和解(の途中)に至る。しかしこれは、旦那さんの歩み寄りがあってこそ。ほんと和解って、片方だけじゃダメなんですよね、双方の協力がないと。世間一般の「男」との和解はまだまだ先なのか……。


それで、うすうす気づいてたんですけど、私も男が苦手だ。男だけど男との付き合い方がわからない人って、どうしてるの?

 

 

●水谷緑さんの本(隠居の本棚より)


精神科ナースになったわけ


離島で研修医やってきました。 


・・・・・・・・・・・・・・・・・


●メルマガはじめました!

 

主に新刊の連載と、購読者さんからのおたよりにお返事するコーナーなどあり〼。

 

ご購読はこちらからできます! 初月は無料なので、登録・解除はお気軽に~。

↓↓↓

大原扁理のやる気のないラジオ メルマガ版 (mag2.com)


メルマガタイトル:大原扁理のやる気のないラジオ メルマガ版
対応機器 :PC・携帯向け
表示形式 :テキスト・HTML形式
発行周期 :毎月 第2金曜日・第4金曜日
創刊日 :2021/4/9
登録料金 :550円/月(税込)