岩井志麻子先生の短編集。
お得意の明治・岡山・貧困モノの8編が収録されているんだが、これがもー人間の業をこれでもかこれでもかと見せつけてくるので読んでてイヤ〜な気持ちになるのに止まらないのが志麻子先生のすごさ。これを読んだらたたじゃおかんぞ、という怨念のようなものを感じます。
フィクションなのに、なんかこう…他人事で済ませられないというか、登場人物たちが抱える心の汚さとか恥部にどうも見覚えがあるような気がして。この短編群のなかには、自分がこの立場に置かれたらやりかねない…という所業が誰でも見つかると思う。
私はどれに共感したかというと、それは恥部なので絶対に教えたくない…。
●岩井志麻子さんの本(隠居の本棚より)
・『邪悪な花鳥風月』
・『合意情死』
・『岡山女』
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