いけだたかしさんの無職マンガ。

いろいろあって一年間は何もしないと決めた無職さん(34歳・女性)。無職生活にも春はやってくる。

しかし無職であるからして、二度寝しただけでワン・エピソード。くしゃみが止まらないだけでワン・エピソード。

そんななにも起こらない生活の中でも、道端でおばさんと言い合いになって自己嫌悪に陥ったり、別れて暮らす娘が遊びに来たいって言うんで部屋を大掃除したのにゴミを出しそびれたり。うまくいかないことも多し。

「みんな正しいよなー。正しくしようとすると、間違えちゃうんだ」って独り言。

無職さーん、私いま、無職さんと同い年だよ。でも結婚もしたこともなけりゃ、子どももいないよ。だから私は人生のバツはないけど、ってことはマルもないんだよね。人生のバツだけじゃなくて、マルの数も数えていこうよー。無職さーん。明日から生きていこうー。