phaさんの、ちょいちょいいろんなとこで書かれてるエッセイが好きです。
自己啓発方面にぐっと舵をきった過去の著作とくらべると、この本を読んでもとくに人生に役立ったりはしないかもしれないんだけど(あ、でもサウナの章は役に立った)、私はなんか、得するために何かをする人生にあんまり興味がなくて、読んで無駄なものがけっこう好きなんですよね。
『冬のカモメとフィッシュマンズ』、『京都には世界の全てがあった』あたりなんかもう文学だし。そこに人間がいる、という感じで。
そんなわけで、phaさんの著作の中では、この本が一番好きかも。
phaさん、小説とか書かれたらいいのになぁ。