【ブログ】猫の腎臓病(わりとセンシティブな話) | ひとりでできるもん50

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こんにちは!

 

こちらはオーバーフィフティ<花>の、おひとり様活動報告ブログです。自己紹介


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その他日常系のしょうもないつぶやきもありますが、どうぞゆる~くお付き合いください

 

すっかりご無沙汰していたせいで、ブログが近況報告みたいになっちゃってます。

私も年を取りますが、猫も年をとるわけで…

 

今日はずっと子猫ちゃんだと思っていたのに、いつの間にかシニアになってたうちの猫の近況についてです。

 

取り扱いが難しい話と、超個人的な考えを書きますので、若干閲覧注意です。

もし「自分とは考え方が違うなあ」と思ったら「こういう人もいるんだな」くらいで流していただけましたら幸いです。

 

 

 TODAY'S
 
猫の腎臓病

 

うちには今年10歳になるメスの猫と、昨年9月にやって来たオスの猫がいます。

 

 

 

今まで1匹で買われていた10歳の猫は、今でも新入り猫のことが嫌いです。

 

あまりに拒否感が強い時は活動スペースを分けたりしていたこともありましたが、それでも最近はお互いにストレスを感じない距離感でやれるようになってきたなあ。

 

…と、思ってました。

 

でも、5月ごろ、先住猫が頻繁に吐くように。

猫は良く吐くものだし、と、あまり気にかけていなかったのですが、今までは吐いた後、吐いた分だけご飯を食べられていたのですが、どうもその後もご飯を食べていないようなのです。

 

今までは一度でご飯を食べきれなくても後で食べていたのですが、どうも新入りが食べ残しを全部食べていたようで、食が細くなっていたのに気が付くのに遅れたんですね。

 

私も猫がご飯を欲しがらないので、てっきり旦那があげているからお腹が空いていないのか、と思っていたら、私も旦那もご飯をあげていなかったことがわかり「これは食欲が減っているんだ!」と慌てて病院に。

 

この時点でも新入り猫が入ったことでのストレスくらいに思っていたんです。

 

ところが血液検査をしてみたら、だいぶ重症の腎不全だったことが判明。

2以上だと腎不全の診断が出るCREAという数値が、先住猫は14。正直いつ死んでもおかしくないと覚悟しました。

 

今まで人間のご飯をあげたこともなく、シニアというにはもう少し時間があると思って油断していました。

 

緊急入院して24時間静脈点滴をしましたが数値は改善せず、また病院でもご飯を全く食べなくて、看護師さん達や先生への威嚇も凄いので、退院して自宅での皮下点滴をしませんか、と提案されました。

病院で最期を迎えるか、家で最期を迎えるか、ぐらいの判断を迫られ、寿命が縮んだとしても、大好きな家で最期を迎えさせてあげたい!と即断しました。

先生からやり方を聞き、YOUTUBEでも勉強して点滴を開始。最初は勝手がわからず、猫も暴れていましたが徐々に私も猫も上達し、スムーズに点滴できるように。

 

正直もう看取るつもりでしたが、点滴を続けていたら徐々に食欲が戻り、足取りもしっかりするように。

そして1か月後の検診では、14だった数値が何と4まで回復していました!

失った腎臓機能は回復することはないので、今後も定期的な点滴は必要になります。

それでも、末期だと思っていた猫の寿命が月単位や年単位で考えられるようになって、私の気持ちも安定しました。

 

今だから正直に言いますが、「腎臓病」「末期」でググったら、なかなか壮絶な症状が書いてあり

 

「そんなつらい思いをさせるくらいなら、治療などせず、このまま自然に任せるのがいいのかも」

「苦しむ死が避けられないなら、苦しくない今のうちに楽にしてあげたほうがいいのか」

 

などという思いも、一瞬頭をよぎりました。

 

でも、これってものすごく傲慢で危険な考えだと、すぐに頭から追い出しました。

 

だって、全ての生き物は生まれ落ちた瞬間から死に向かっているわけだし、キレイで楽なうちに生涯を終えるなんて、生に対するものすごい冒涜ですよね。

極端な話、誰でも老いて死んでいくんだから、若いうちに死んだ方が無駄がなくていい、とも考えかねないじゃないですか。

 

生きることを、コスパやタイパで考えてしまいそうになった自分にぞっとしました。

 

とは言え自分自身は「不自然な延命治療」を望んでいません。

なので、猫に対してもその範疇で治療は受けさせたいと思っています。

「その範疇」の線引きがなかなか難しいところですが、私の中では

 

「その治療を受ける事で、猫が身体的に楽になれる(安楽死ではない)なら続ける」

 

と決めています。

点滴(腎臓の治療ではありません。脱水症状を和らげて、腎臓の動きを助けるための保水点滴です)をしたら、目に見えて食欲や元気が改善したので続けることにしたわけです。

 

何か月後か、何年後かはわかりませんが、いずれ点滴を打っても体が回復することがなくなる時期がやって来ると言われています。

でも、その時は猫が怖くないように、最後の最後までつきそって見守ってあげたい。

 

今はそう思っています。