グリシャムは久しぶり。春樹訳は、テンポの良い文章、とても良い。原題はCamino Island とそっけない。

スコット・フィッツジェラルドの自筆原稿(鉛筆書き)が大学図書館から強奪される。犯人たち、そして人手を経て、原稿が渡ったとおぼしき稀覯本好事家の書店主へ、さらに書店主を調べる役を仰せつかった若手女流小説家へと、人物たちの登場過程がなんとも興奮もの。

大衆作家たちの皮肉の効いた本音トークも楽しい。

ところで肝心要の、直筆原稿って、そんなに価値があるものなのか。そうだとしたら過去の有名作家たちは恵まれている。ディジタル化された現代文士たちに稀覯本の世界はない。




イカのローストカレー

・鍋に油をしき、ホールスパイス(コリアンダーシード、フェンネルシード、アニスシード、キャラウェイシード)を入れて炒める。玉葱スライスを加えて混ぜて炒める、約15分。ggジュースを加えて炒める。

パウダースパイス(ローストコリアンダーパウダー、ローストクミンパウダー、チャットマサラパウダー、ブラックペッパーパウダー、ガラムマサラパウダー、ターメリックパウダー)を加えて2分炒める。トマトピューレ、バルサミコ酢を加え、水を注いで蓋をして5分煮る。

蓋を開け、イカを加えて炒め合わせて3分煮る。パクチーを刻んで混ぜる。


本書の要の1つは、近年の歴史見解の紹介で、それによれば、日露戦争の新常識は、「203高地は占領する必要がなかった」「日本海海戦で日本が勝ったのは、丁字戦法によるものではない」なのだそうだ。

こういう新常識によって、たとえば司馬遼の乃木無能説を打ち砕いてゆくのが、井沢流である。

そして25巻と本巻での、呉座勇一からの反論があった、持統天皇火葬=首都固定説への再反論は、相変わらず怨霊、言霊信仰の強調である。