Arduino UNO R4 MINIMAボードの回路図とにらめっこ
今度はArduino UNO R4 MINIMAの回路図を詳しく見ていく。
もちろんこれは次の計画のためである。
↓ここからダウンロードできるので、一度は目を通そう。
https://docs.arduino.cc/resources/schematics/ABX00080-schematics.pdf
何度も言っているが、Arduino UNO R4のMINIMAもWiFiにはどちらも同じMPUを搭載している。 RENESAS製 RA4M1シリーズの64ピンモデル、R7FA4M1AB3CFMである。
しかし、ボード全体としての機能を見ていくと、MINIMAとWiFiではかなり違う。 詳しくは割愛するが、有り体に言うとMINIMAはスカスカ、WiFiはギウギウって感じだ。
てなもんだから、MINIMAボードを眺めてもわかるが、基板上はほんとにスカスカ。 Arduino UNO R3から比べても、周辺の電子部品も小さい物を採用していて、さらにスカスカ感が増している。
先にも言ったとおり、機能満載のWiFiと同じプロセッサのR7FA4M1AB3CFMではMINIMAを制御するには性能が過剰である。 姉妹品の48ピンモデルのR7FA4M1AB3CFLでもいいのじゃないか、とも思えてくる。
余談だが、I/Oポートの鬼みたいなArduino MEGA2560ボードを、もしUNO R4と同等のMPUで再現するのであれば、RA4M1シリーズの100ピンモデル、R7FA4M1AB3CFPを使えばできそうだ。 ライブラリも同じので行けるので、近々発表されてもおかしくない。 5V駆動ではないが、上位のRA6Mシリーズのライブラリも存在するので、今後様々な展開が予想される。
さて、話は戻って、性能過剰のMPUを搭載したスカスカMINIMAボードなのだが、回路図を見ればスカスカ度合いも一目瞭然なのだ。
しかもRA4M1マイコンの使っていない端子には、ご丁寧に赤色で×が書かれている。
×の数は実に16個にものぼる。 その内二つはInput Onlyなので、入力端子としてし利用可能。 ×端子のほとんどが、WiFi版ではLEDマトリックス用に使われいる端子である。 それらがMINIMAでは使われておらず、オープン端子状態になっている。
そうしたらさ、この可哀想な未使用の端子を使いたくなるじゃん。
その後、なにをやったかは続きも見てくれると嬉しい。